• タグ別アーカイブ: 風邪
  • ≪通巻0293号≫
    バカボンのパパだからパパなのだ/映画評『立喰師列伝』/映画評『名探偵コナン ~探偵たちの鎮魂歌~』/ストレスの頭痛

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                    ≪通巻0293号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※4月25日(火)……バカボンのパパだからパパなのだ
    ※4月26日(水)……映画評『立喰師列伝』
    ※4月27日(木)……映画評『名探偵コナン ~探偵たちの鎮魂歌~』
    ※4月28日(金)……ストレスの頭痛
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆4月25日(火)/2006年◆
     今日は、ちと頼まれて長野まで。
     長野県で、親子を対象に毎年プロの劇団を招いて公演を行なうというのを30年ほど続けている団体があり、今年は学校区ごとに開催して成功したようなので、取材に行って欲しいと。
     まぁ、興味はあるし、交通費だけは出るようなんで応諾。
     JR大宮駅から新幹線あさま号で向かうのだが、実は方向音痴に加えて時刻表や路線図も読めない私。
     乗り換え時間に余裕がどれほどあるのかも分からないため、焦りながら新幹線の窓口で乗車券と特急券を購入。
     ホームに上がったら、ちょうど乗り込む新幹線が入ってきたところだった。
     自由席で空いてる所に座ろうと思ったら、見知らぬ男性に注意された。
     団体で来てて、一つ所に固まりたいんだと。
    「すいません」とは答えたものの釈然としない。
     だったら、指定席を押さえなさいよ。
     続けて何か別な事があったら爆発していたかも。
     JR大宮駅で購入した、“春限定”という駅弁が美味しかったから救われた。
     中身としては、天ぷらに煮物に混ぜ御飯とオーソドックスなんだけど。
     
     長野駅でJR篠ノ井線に乗り換えて、川中島駅を下車。
     寒い(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
     長野の寒さを舐めてたよ。
     タクシーを待っていたら、乗り場の手前で別な人が捕まえて乗ってしまった。
     東京あたりじゃご法度だけど、ここではアリなのか。
     次はそうしようと思ったら、さらにその手前でタクシーを別な人に拾われてしまった。
     ううっ、勝てない(/_;)
     そこへ、前日から長野入りしていた事務局長のK氏と娘さんと合流。
     事務局長が近くのスーパーから、タクシー会社に電話して呼んだ。
     ところが、30分経っても来ない。
     長野って、どこもこんなにノンビリしてるのか。
     それとも観光地で、タクシーが不足?
     その割には、私が最後にタクシーを拾い損ねてからは一台も来ないしなぁ。
     そこへ、呼んだのとは別な会社のタクシーが来た。
     呼び止めたら、すでに別会社のを呼んでるんじゃ後から文句が来るから乗せられないと断られる。
     呼んでから30分も来ないタクシー会社は見捨てても良いと思うがな。
     やむなく、事務局長の娘さんを残して行く事に。
     受付時間に遅れると困るので。
     すると、走り出してから呼んだ会社のタクシーとすれ違った。
     後で娘さんに聞いたら、確かに呼んだタクシーだったという。
     ところが、到着したタクシーは止まったまま、なんのリアクションも無かったそうな。
     ただ止まっただけ。
     で、娘さんが声をかけたら、やっと呼んだタクシーだと分かったという。
     稼ぐ気の無い会社なのか。
     う~ん、テレビや新聞なんかでさんざん報道されてる、タクシー不況はどこ?
     会場で受付を済ませ、予め決められてるテーブルに案内された。
     今日は、活動の報告会と聞いていたのだが、どうやら分散会スタイルのようだ。
     各班に分かれて、成果や問題点、感想などの意見交換をする訳だ。
     今回私は取材という事で依頼されていた。
     しかしその立場が先方に伝わっていなかったらしく、同じテーブルの責任者の人に「メモを取るのをやめてお話に参加して」と言われてしまった。
     しゃあない、ICレコーダーだけ動かしておくか。
     後で分かったのだが、この人が今回の学校区ごとでの公演を牽引した全体の運営委員長でもあった。
     で、先の注意の後に、地元でサークル活動などをしているかと尋ねられ、していませんと答えたら、「寂しいでしょ。可哀想ね」と言われる。
     は?
     何がどう繋がって、「可哀想」という言葉が出てくるんだ?
     それは、話しててすぐに分かった。
     ある地区では食べ物を販売したそうで、赤字になった場合の事を考えて、値段にその分を乗せておくべきだったかと、運営委員長に地域公演に取り組んだ一人が質問したさいに、「ダメ、絶対」と薬物撲滅キャンペーンのように力強く返答したのを聞き、その理由を私が尋ねたのがキッカケだった。
    「お金の事を考えると心が貧しくなる」と言われたから、さらにその理由を訊いてみた。
     心が貧しくならない方法を考えるとかもあるはず。
     ところが、やはりその理由は心が貧しくなるからだという。
     これでは、「バカボンのパパだからパパなのだ」である。
     では、今回は赤字を抱えなかったけれど、もし赤字になったらどうするのかと質問を変えてみた。
     すると、赤字になったら皆で考えるという。
     一部の地区で赤字になった場合も、後で皆で考えれば良いと。
     なるほど確かに、信念を持って借金を負う方は、それで良いだろう。
     しかし、貸し付ける側への迷惑についてはどう考えるのか。
     かつてバブルが崩壊した時期に、主催者から劇団への公演料の未払いが問題になった事もあったはず。
     借金をする側が、自分達は正しいからと貸し付ける側への迷惑を考えないというのは、社会の中で活動していくのに変ではないのか。
     しかし、自分達は正しい活動をしているのだから、活動を通して心は豊かになった、と繰り返すばかりで、“儲ける”という事には否定的だった。
     そして、とうとうこんなセリフをノタマッタ。
    「お金に価値を持ってるような人は、関わってもらわなくていい」
     お金に価値を見出す人はそれでいい。
     自分達の活動が理解されなくても構わない。
     でも関わった人は心が豊かになると。
     その段になって、成功の鍵の一端が理解できた。
     商業的なマーケティングに則った、まさしく正しい戦略を取った事だ。
     埼玉県でこの種の活動が上手くいっていない原因の一つは、多様化する価値観に対して、活動もまた多様化させ、活動の焦点と取り組みの力点を分散させた事のように思う。
     それを踏まえると、ターゲットを明確にし、中心になるメンバーが方針をブレさせず、取り込めない層に対しては線を引き無駄な労力を割り振らないのは、成功の方程式として完璧。
     同時に、力強い組織を構築するための手法でもある。
     その事に気がつくと、途端に薄気味悪くなってきた。
     先の「寂しいでしょ。可哀想ね」という言葉。
     それは、「バカボンのパパだからパパなのだ」と同じ論理で、「独りだから寂しい」、という感覚だったのだろう。
     それでいて、価値観の違う人には関わってもらわなくても構わないという活動のドコが、心を豊かにしているのか。
     “儲ける”事に関してのイメージも偏りすぎ。
     お金なんて、所詮お金でしかないのにね。
     変に意味付けてる気がする。
     ある種の勝者が弱者を蔑む構図、この場合は主に経済だが、その構図がそのまま反対に、つまり心の場合には、鏡のように左右対称になっている事に気づいていない。
     他者を蔑む心根の汚さは同じだろう。
     なんだか、20年以上前の市民団体と同じ空気だ。
    「心が豊かになった」と強調するほどに、心の貧しさが際立つばかり。
    「川中島で亡霊を見た」
     そんな気がした。
     報告会が終わり、長野駅までは長野の団体の会員さんが車で送ってくれた。
     K氏一行は、善光寺参りしていくとの事。
     私は店に行かなければならないので辞去
     駅に入ろうとしたところで、奥さんからメールが入った。
     ドジョウが見つかったと。
     友達に夫婦喧嘩の顛末を話し(苦笑)、ドジョウの売ってる店を教えてもらったそうだ。
     しかし、山菜を取りに行く時間は無いなぁ。
     とか思ったら、駅前の売店で、のびる、タラの芽などの山菜を発見。
     よっしゃ、これで今夜は天ぷらだ。
     薬局に行くと、近所のお客さんが、子供用の歯磨き粉を買いにみえた。
     刺激の少ない物をと頼まれたものの、歯磨き粉の味というのは分からないのが実情。
     これが食べ物なら、一度は自分で試してみてという事も商売上しないでもないのだけれど。
     普通に、子供用のイチゴ味を案内するくらいしかできなかった。
     目薬を買いにいらした患者さん、疲れ目用のという事なのに「どれが一番強い?」と尋ねられる。
     この場合、「強い」というのは、どういう効果がある事を指すのかしらん。
     結局、値段の一番「高い」のを選ばれていった。
     ますます謎。
     目薬でなく健康食品ならば、アスタロンアスタレッドもあったんだけど。
     マンションに帰って天ぷらの用意。
     うっかり、油を切るためのキッチンペーパーを買うのを忘れた。
     まぁ、そんな物はティッシュで代用。
     油の温度を高くしすぎて、ちょっと色が濃く仕上がってしまった。
     でも、ドジョウの天ぷらウマー(´¬`)
     とりあえずこれで、2週間以上続いていた夫婦喧嘩は終結。
     まぁ、どうせまたくだらない事で勃発するだろうが。
     浮気ではケンカにならないのに、食べ物でケンカになる。
     奥さんからは、保育園の次郎の様子を聞かされた。
     なんか、四月生まれの子たちの誕生日会があったらしい。
     誕生日会くらいは昔もあったけれど、保育士さんたちが子供に接する様子が、ものすごく優しくて変な感じと言っていた。
    「私たちが保育園の頃って優しくなかったよね」と奥さん。
     だよねぇ。
     私も、やたら倉庫に閉じ込められた思い出しかないよ(笑)
     つまり、閉じ込められるような事をしてた訳ですが。
    ≪育児日記≫
     今日は、次郎を1日保育園に預けた。
     4月の誕生日会が保育園であったみたいで、誕生日の歌に合わせて手拍子したりパネルシアターの動物のあてっこを集中して見ていたようです。
     手形をとる為、絵の具を手に塗ると、ビックリしていたとのことでした。
     何はともあれ無事に過ごしてくれて良かったと思い、お昼もほぼ完食したみたいで、体調も良くなってきたらしく、元気に迎えのときも笑ってたかな。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆4月26日(水)/2006年◆
     今日は、午前中に『立ち喰い師列伝』を観るために渋谷に出た。
     http://www.tachiguishi.com/top.html

     ネットで得ていた情報では、今週中に上映が終わるかもとの事だったので。(予想外に評判が良かったのか、6月まで延長している劇場も)
     1人で行くつもりが、奥さんの「ズルイ~」の一言で一緒に行くことに。
     あんた、押井守監督の作品は好きじゃないでしょ。
     朝食を食べずに出てきたというのもあり、マクドナルドで持ち帰りを注文して劇場に持ち込み。
     どうせ、立ち喰いがテーマの映画だし、これも良いか。
     立ち喰い蕎麦屋などの店に現われては、出された食べ物に文句をつけたり、逆に褒めちぎるかと思えば自分の半生を語ったりして、食い逃げをするプロのゴト師という“立喰師”なる架空の職業を設定して、これまた架空の戦後史を通して、現実の戦後とは何だったかを問いかける………らしいこの作品、設定からして分かるとおり、押井守監督の冗談から始まった企画がついに日の目を見た変な映画である。
     いや、私はコレを待っていたのよ。
     宣伝ポスターの、黄色いマフラーをなびかせた紅い服を着た女性というのは、なんだか『サイボーグ009』のパロディみたい。
     作品コンセプトが前衛的なら、撮影手法も前衛的。
     “スーパーライブメーション”などと大層な名前を技法に付けているが、その実やっているのは役者をブルースクリーンの前で何万枚も写真撮影し、その写真をCG上で背景と合成してパタパタアニメのように動かすという、スゴイんだか手抜きなんだかという手法。
     最初は笑いがこみ上げてくるが、これが意外と説得力を持って物語を語る道具の一つとなっていて感心した。
     実写でありながら、“画が動かない”という事が、これほど効果的に活かされるとは。
     そして、怒涛のように延々と語られ続けるナレーションに圧倒される。
     山寺宏一さん、お疲れ様(笑)
     後でパンフレットを確認したら、なんと本作中では9役を演じ分けていたそうな。
     ううん、気づかなかった。
     押井監督作品では、とかくこの長い語りが嫌われる要素なのだが、これが無いと押井節の魅力は半減だし、そもそも真剣に聞こうとする方が悪い(暴言)。
     BGMか何かだと思って、端々に聞き取れる言葉だけを飲み込めば良いだろう。
     そうする事で、自分が何に惹かれるかが分かる。
     私は断然、弱者の視点。
     そしてその弱者がまた、無用なプライドを持つ事の滑稽さと大切さを教えてくれてる……気がする。
     ところでこの作品、パンフレットで押井監督自身が語っているのだが、実は映画としては前半で終わってしまっている。
     途中から、“なんにもない”かのようにメッセージ性は空洞化し、後は刺激だけを受けて笑い転げているうちに終わるのだ。
     もちろん、それさえも現実の日本の世相と重ね合わせて、ある種のメッセージを受け取る事はできるだろう。
     と言うか、私は受け取ったつもり。
     それを考えると、嫌な映画でもある。
     そして寂しい気持ちになる。
     それでも、その後半は理屈ぬきに面白い。
     いや、理屈を勝手に絡めて観ると面白いか。
     ロッテリアに、立ち喰い師の1人ハンバーガーの哲が現れてハンバーガーを百個注文する。
     応援のアルバイトが駆けつけるも、ハンバーグを焼く鉄板のスペース自体は広くならないから生産性は一行に上がらず、ついには待っている他の客のイライラが頂点に達し、チェーン店のシステムが崩壊するという描写は、先のパタパタアニメの技法とあいまって単純に笑え、一方でシステムというものの脆弱さも見せつけてくれた。
     しかし、よくロッテリアが名前を貸してくれたよな(笑)
     牛丼の吉野家は、予知野屋になってたのに。
     ちなみに、原作の小説ではロッテリアではなく、マクドナルドだった。
     あと、出演者には、プロの俳優に混じって押井監督の友人たちが多く出演しており、その扱いには爆笑するやら苦笑するやら。
     特に、スタジオジブリの名プロデューサーなんか、うどんの丼を叩きつけられて死ぬ冷やしタヌキの政の役だったけど、本当に恨みがあったんじゃなかろうね(苦笑)
     そうそう、途中ハプニングが発生した。
     映写機が故障したのだ。
     最初は画面とセリフが飛び、同じシーンが繰り返し流れた。
     押井監督の映画では珍しくない手法なので、演出かと思ってしまった。
     その後にも2~3回そんな事が繰り返されて、ついに場内の明かりが点いて、あっ本当の事故なんだと分かった。
     普通は腹の立つところだけれど、押井監督の作品だからと、むしろ得した気分(笑)
     帰りに渋谷の本屋立ち寄り。
     奥さんが、オカルト雑誌の『ムー』を今月は買い忘れたとか言って。
     忘れてりゃ良かったのに。
     駅からの帰り道、常連のお客さんに会い挨拶。
     それからまた歩いてると、別なお客さんに会って、また挨拶。
     うう、何を遊び歩いてるかと思われるな(・_・;)
     奥さんには、セブンイレブンでアイスクリームを買わされる。
     今日は、私の観たい映画を観たからという理由。
     付いてこなくても良かったんだがなー。
     薬局に行くと、注文しておいた漢方薬がいつもの時間になっても届かずヤキモキ。
     お客さんの要望は代金引換だから、郵便局の窓口が空いてるうちに届いて欲しいんだが。
     床掃除をしていたら、問屋さんが来た。
     あと10分というところで到着。
     急いで商品の梱包に取り掛かる。
     奥さんが迎えに行って連れてきた次郎が、退屈なのか泣くので郵便局まで連れて行った。
     腰痛に使いたいとの事で痛み止めを買いに患者さんがいらした。
     痛み止めで感じなくさせるだけよりは、こちらの方が良いですよと麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)を案内した。
     芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が欲しいとお客さんに言われ、何に使うのかを詳しく訊いてみると、成人の娘さんの生理痛のためだとの事。
     確かに、芍薬甘草湯地竜(ぢりゅう)を合わせた痛み止めでコリホンもあるので間違いではないものの、生理のたびに痛むようだと、あまり効果的とは言えない。
     疲れやすく体力が不足気味であれば当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)か、生理の前後にのぼせたり血の量が多いようだと桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が考えられる。
     本人ではないので、いまいち判然としない。
     とりあえず、今日のところは芍薬甘草湯を買うという事で、できれば後からでもご本人をとお話した。
     M叔父が店に来て、ステッキチェアはどこで売ってるかなと訊かれた。
     趣味で油絵を描いており、出かけた先で描きたくなった時に座ってスケッチするのに使えるようなステッキを探してるんだそうな。
     ううん、私も詳しくないからなぁ。
     試しにネットで検索したら、こんなのが出てきた。
     http://www.e-zakkaya.com/Templates/007110454.htm
     どんなもんでしょ。
     風邪の相談でいらした患者さんに、麻黄湯(まおうとう)桔梗湯(ききょうとう)を求められる。
     ところが、会計する段になって「胃薬もちょうだい」と言われた。
     あうっ、それはでは麻黄湯は合わない。
     麻黄が胃を温めるため、気持ち悪くなる事があるのだ。
     しかし麻黄湯を使いたいとは言われるので、胃には何にしようかと迷う。
     胃が張る感じがするというので半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)とも思ったが、冷えると痛みが増すという話から、患者さんが痩せ型な事もあって安中散(あんちゅうさん)に。
     昨日、山菜とドジョウを天ぷらを楽しんだので、残りを使った第二弾は、ドジョウ山菜パスタ。
     用意をしようと思ったら、奥さんに風呂に入れられてあがってきた次郎が、何故かおんぶ紐を持ってきた。
     なんだよ、おんぶしろってのか?
     おんぶしながら調理。
     狭い台所だから動きにくい。
     スパイスを効かせて、ドジョウ山菜パスタが完成。
     ウマー(´¬`)
     夜中にチャットで、「午後の紅茶が、なんか新しいのを出してましたね。
    ペットボトルの形が変わっただけなのかな」と私が発言したら、I氏が速攻で近所のコンビニだかで買ってきた。
     早っ!!Σ( ̄□ ̄;)
     モノは、『午後の紅茶スペシャル カムカムレモンティー』というヤツ。
     (音が出るので音量に注意)
     http://www.beverage.co.jp/gogo/op.html
     味について尋ねてみる。
     でも、甘さについてはI氏の評価はアテにならない。
     甘さに強いから。
     きっと草餅のチョコレートフォンドュも平気で食べられる。
     そして飲んだ感想はというと、「う~ん……(^^;」と唸ってた(苦笑)
     酸味が強いらしい。
     機会があったら、飲んでみよう。
     ところで、『午後の紅茶』は商品名だけど、朝のコーヒーというキャッチフレーズで販売しているメーカーが無かったっけ?
     ちと思い出せない。
     K氏は、『午後の紅茶』の新製品に『深夜の紅茶』はどうかと。
     深夜販売限定か(笑)?
     そしたら、早朝の紅茶とか、午後三時限定紅茶とかはどうか。
    「朝市限定販売の紅茶(o ̄∇ ̄)o」というI氏のコメントでオチ。
    ≪育児日記≫
     今日は、保育園で外にお散歩しに行ったようです。
     走る車を見たり、花を見たり。
     次郎は、とても動く物が好きなようで、車はすごく熱心に見てたんじゃないかと思うけど。
     で、保育園にも慣れてきたようで、よく何か「うーうー」とかお話を先生にしてくれるようになったとのとこを聞いて、少し私はホッとした。
     このまま、そういう生活に無理なく馴染んでくれればいいなと思ったりした。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆4月27日(木)/2006年◆
     次郎が夜明けに大泣き。
     咳をした拍子に吐いた。
     またか?
     しかし、気持ち悪くて吐いたのとは違う吐き方で、少し安心。
     とはいえ、布団を汚したもんだから奥さんがキレる。
     シーツを取り替える頃には、せっかく咳が治まって寝入った次郎に再び怒鳴るもんだから、また起きてしまい大泣き。
     あのさー、もうそろそろ言葉を理解してきてるんだから、そういう怒り方は良くないんじゃないかね。
     子供の頃の病気ってのは甘えるべき時なんだから、そこで怒っちゃ、肝心な時に具合が悪くても何も言わなくなったりするぞ。
     私は、親父がいる時には陰でコソコソと吐いていた。
     家の外に出て、道路でゲロゲロ。
    『名探偵コナン ~探偵たちの鎮魂歌~』を観にアリオ川口へ。
     http://www.conan-movie.jp/index.html
     昨日は、私の好きな映画に付き合ったからと奥さんのリクエスト。
     チッ、そういう魂胆かよ(笑)
     劇場版10年記念作品だという今作は、蘭や少年探偵団たちが人質に取られ、期限内に事件の謎解きをして依頼者に語らなければならないという内容。
     遊園地が出た瞬間に、「またかよ」と呆れてしまったんですが。
     今回は、実は最初は私、てっきり工藤新一の父親が仕掛けたんじゃないかと思っていたんだけど、途中で本物の爆弾が爆発して危うく子供が怪我しそうなシーンが出て、ちゃんと犯罪事件なのねと分かったところで、ますます萎えた。
     いや、これは相当に勝手な話ではあるものの、なにしろ全編を通して緊張感が無いため、冗談としか思えなかったため。
     金持ちのタチの悪い完全な道楽とか、そっちの路線かと。
     そしたら、犯罪グループの仲間割れだってんだもの、物語が進むにつれてスケールがどんどん小さくなっていく。
     少年探偵団の活躍を封じ、黒の組織の出番も無く、それでいてサブタイトルに「探偵たちの鎮魂歌」と付けたなら、せっかく服部平次とコナンが行動を共にするのを、もっと推理を競わせて“熱い”展開にしてもらいたかった。
     制作サイドとしては、10周年を記念して可能な限りのキャラクターを登場させたと胸を張ってるようだけれど、この程度のショボイ事件を柱にするくらいなら、それぞれのキャラクターが絡む小さな事件が最後の方に結びついて収束していくという展開の方が面白かったと思う。
     劇場版というと、無意味に爆発したりする訳だけど、最後の爆発は、アレはないでしょー。
     あの爆発が、そのまま今作の出来を表してる気がしてならない。
     昼食は、アリオ内で『だし茶漬け本舗BUBU』を。
     http://www.ginzalion.jp/shop/index.html
     あまり期待せずに鯛茶漬けを注文したら、これがなかなかのお味で。
     まぁ、化学調味料の味なんですが(笑)
     でも、悪くないと思う。
     ドリンクのお茶も工夫してくれれば、私はハンバーガー系の代わりに通いたい。
     奥さんをアリオに残したまま、事務所に立ち寄り。
     総会資料の原稿を届けに。
     締め切り過ぎたのに、広報誌の原稿は集まっていない模様。
     気が重い………。
     奥さんを回収して(笑)、薬局へ。
     半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を買いに高齢の患者さん。
     これを飲んでいると、やはり落ち着くとの事。
     咽喉が詰まる感じがする人には、特にオススメ。
     他には、結婚式のスピーチなんかでの緊張の緩和に。
     財団法人日本自動車研究所から電話。
     補助金申請用紙を来月の2日までしか預かれないから、早くヤマハ発動機の売買契約書のコピーを送って欲しいと。
     そうは言われても、そのヤマハからまだ書類が届きませんで。
     入れ違うかのように、ヤマハから売買契約書が届いた。
     印字されている日付から換算すると、WEBで注文してから一週間くらいだな届くまで。
     すると、ヤマハからも電話が。
     先に出した注文をキャンセルするためのメールが届いていないと。
     2回も送ったはずなんだがな。
     メールを印刷してFAXで送る。
     次いで、財団法人日本自動車にも届いたばかりの売買契約書をFAXで送信。
     奥さんが次郎を保育園から連れて帰ってきた。
     遊び足りないのか、次郎がグズっている。
     おんぶ紐を見せると機嫌が良くなり、せがまれる。
     重いって。
     背負ったまま、店の中を行ったり来たり。
     奥さんは、いったんマンションに戻り、柳川鍋の材料を取ってきた。
     帳簿付けが溜まってるので、帳簿を遅い時間まで付けて、そのまま薬局で夕食を作る算段らしい。
     頭痛の相談で患者さんが来店。
     旦那さんが黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を使っていたので、自分も飲みたいという。
     あれは、体格が良くて上半身がのぼせるタイプの人向け。
     奥さんは痩せていて、肌も色白く、適応する感じではない。
     冷えが原因であれば、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が考えられるものの、今の段階では飛躍のし過ぎか。
     まずは、釣藤散(ちょうとうさん)を試してもらう事にした。
     店の奥の台所から奥さんの悲鳴。
    「ネズミー!!」
     バカッ(>_<)
     お客さんがいる時に、なんて事を叫ぶんだ。
     飲食店じゃないからまだいいけど、ネズミ捕りだって売ってるんだから、そんな事を大きな声で言われては困るのだ。
     まったく=3
     ホリエモンこと堀江貴文氏が、保釈されたというニュースを各局とも、リアルタイムに中継したりと大騒ぎ。
     話題性はあっても、ニュースとして速報しなけりゃならない理由は無いと思うんだがな。
     まぁ、私もテレビで見てしまいましたが。
     なんと今日は、東京拘置所前には朝から見物人たちでごった返していて、東京地裁が検察側の準抗告を棄却したとのニュースが伝わった19時過ぎからは、さらに人が増えて500人くらいになったそうだ。
     屋台を出せば縁日みたいだ。
     で、カメラの前に姿を現した堀江氏、なんか痩せたらイイ男になってるじゃん。
     食生活を正せは、変われるかもという希望が(笑)
     ネットでの記事には、ゲーム業界団体のコンピュータエンターテインメント協会が、興味深いデータを公表していた。
     漫画やアニメ、ゲームのキャラクターに愛情を抱く「萌え」という言葉を、何らかの形で認識している人が6割を超えているという事がアンケートで分かったそうなのだが、そのうち「萌え」を会話で使う率は男性よりも女性の方が高いという。
    「使う」が最も多かったのは15~19歳女性の12.1%で、次いで20~24歳女性の11.1%となり、男性の最高は、20~24歳の8.9%留まりだったとか。
     アンケートの取り方は、首都圏と関西圏を中心に国内の3~79歳の男女を対象に実施し、1000人以上から回答を得たそうだから、一応は信頼できるか。
     そこからすると、テレビの報道番組なんかで、いかにもオタクといった風貌の男性が「萌え~」とか言ってるのを多く見かけるのとギャップがあるな。
    ≪育児日記≫
     鼻水が今朝、ちょっと出ていた感じでいたけど、元気なんで保育園に送りに行った。
     保育園では、とても機嫌が良かったようで、ブロックやままごとのオモチャをいじるのが大好きとの事で、御飯もよく食べていたみたいです。
     咳は、保育園では出てないようで、よかったと思う。
     それから身体測定もしたようで、身長は82センチ、体重は10.2キロぐらいだった。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆4月28日(金)/2006年◆
     膀胱炎の薬を買いに患者さんが来店。
     抗菌剤をと頼まれるが、昨年の4月からすでに薬局の店頭では販売できない。
     なので、猪苓湯(ちょれいとう)を案内した。
     前に買ったという頭痛の漢方薬を求めて、お客さんがいらした。
     しかし飲んでいるのは息子さんで、名前を覚えていないという。
     神経性の頭痛という事だから、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)かな。
     会社勤めでストレスが溜まってという友人に勧めたら、良く効いたと喜んでもらえた物。
     本人は覚えてるようだから、もし違っていたら交換します。
     昼食を食べてから、奥さんと次郎を新宿駅まで送る。
     メンドウな。
     次郎は、体調がすぐれないのかバスの中でも大人しい。
     まぁ、助かるんですが。
     最近、電車を見ると「でんあー」と叫んで人にソレを見せようとする。
     だもんだから、駅で待ってる間も「でんあー」、電車に乗って窓の外を見ては「でんあー」と言い続けていた。
     お前、もっと具合悪くていいよ(笑)
     高速バスが乗車場にちょうど来ていて、あと3分というところで慌しく奥さんが切符を売り場で買ってきた。
     二人を見送って、ヨドバシカメラへ。
     店で使うプリンターのインクなどを買い込んで、某事務所に向かった。
     広報誌の原稿を届けに来ただけのつもりが、印刷最終日の今日になっても届いてない原稿があるという。
     事務局長から運営委員長に電話してもらったら忘れていた模様。
     FAXで手書きの原稿を急いで送ってもらい、これは事務局長にパソコンで清書してもらう一方で、他に不足している原稿を私が穴埋め。
     今までで、一番手間がかかってる気がする。
     なにせ、そのまま夜までかかってしまった。
     事務所では、夜の会議が始まった。
     ところが、主要メンバーが揃わない。
     各自に事務局が電話してみると、風邪やら仕事やらで来れない人多数。
     せめて連絡寄こせよと皆して怒っていた。
     困ったもんだね。
     来ていた人たちには、広報誌の印刷を手伝ってもらう。
     奥さんも子供もいないので怠惰な生活というのをしてみる。
     酔って酔って酔い潰れるのだ~。
     1人だと危ないか(・_・;)
    ≪育児日記≫
     今日から、静岡の私の実家に帰り、次郎を連れてった。
     旦那に新宿まで送ってもらったので、とても助かった。
     ちなみに私の誕生日でもあり、35歳になった。
     家に着く頃は、妹に足柄まで車で迎えに来てもらったりした。
     次郎は、雰囲気にちょっと慣れないでいたみたいだが、車に姪が乗ってることが分かると、急にニコニコしだした。
     なにか姪のこと覚えていたみたいなんで少々ビックリ。
     ちょっと実家で楽できるかなと思った。
     夜は、ケーキを買って、みんなで食べた。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0285号≫
    自殺は金持ちの道楽に/効かないと思ったら変更も/小青龍湯には抗アレルギー作用/弱者のイメージ戦略を

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                    ≪通巻0285号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※3月28日(火)……自殺は金持ちの道楽に
        
    ※3月29日(水)……効かないと思ったら変更も
    ※3月30日(木)……小青龍湯には抗アレルギー作用
    ※3月31日(金)……弱者のイメージ戦略を
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆3月28日(火)/2006年◆
     スペクタクル映画のような夢で起床。
     空から何本もの光が降り注ぎ、ビルが縦に裂けて次々と爆発していく。
     体に、ヌルッとした液体がかかり、良く見ると血だった。
     ただ不思議なのは、恐怖は感じなかった事。
     風邪の相談で患者さんが来店。
     寒気がするという話と、やや高齢である事から麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を勧める。
     Iちゃんから携帯にメール。
     何かと思ったら、S氏に熱湯をかけて火傷を負わせたという。
     状況が良くワカラン。
     S氏は火傷の手当てを熟知しているから、直火でなければ心配無いとも思うが。
     郵便局からのお知らせが届いた。
     代金引換の、うちの口座への振替手数料が値上げになるという。
     実は、うちの店の代引き手数料250円には、その振替手数料は入れていない。
     今までは70円だったのが、100円になるようだ。
     むー、入れないままでやっていけるかしらん。
     千円ちょっとで送料無料のが、ちと痛いな。
     奥さんが次郎をK病院に連れて行くのに、私にも付き合ってくれと頼まれる。
     もう、午前の診察受付時間が終わりますけど?
     自転車に乗せて連れて行くというので近道を教えたら、本気で知らなかった模様。
     しょうがいなの。
     道案内がてらついていくと、受付の締切時間を5分過ぎていた。
     タイムアウトである。
     しかし、保育園に入園するのに、健康診断を受けておかなければならない事と、昨日から咳が止まらないと言って、奥さんが無理繰りに頼んで受け付けてもらっていた。
     イカンよ、そんな事しちゃあ。(どの口が言うか)
     小児科に向かうと、具合の悪そうな子はソファに横になり、健康診断などで来ているのか元気な子供は走り回っていた。
     次郎は、洟をすすりながら、咳をしつつ一緒にはしゃいでいた。
     病院では静かにしようよ。
     そしたら、他の男の子に突き飛ばされてバタン。
     でも泣かなかった。
     突き飛ばした方の男の子も、まだ話せる年齢ではないらしく、しかし次郎が起き上がるのを手伝ったり。
     おっ、男の友情か?
     呼び出された次郎の名前は、途中で端折られていた。
     患者名はフルネームで呼ぶんじゃなかったのか~(笑)?
     風邪ひいてるのに、健康診断の記録には「問題ナシ」と書いてもらう。
     あー、これで後でホントに大病を患っていたりしたら問題になるので、良い親は真似しないように。
     店に帰ってから、模様替えの続き。
     大きな模様替えは終わったものの、実際にウエルシアの営業が始まったので、さらにいじる。
     とにかく死に筋商品は、奥に引っ込めた。
     どうせ、ドラッグストアーの方が安いのだ。
     今までレジの背後の棚の一箇所に固めていた漢方薬の錠剤を、むしろ症状別の棚に分散させる。
     そして、症状別の他に関連した漢方薬の一覧表を印刷して、手に取ってもらえる形で置いておく事に。
     市役所から、保育園の保育料の通知が来ていた。
     おおっ、最低ラインの金額だ。
     ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
     ………って、つくづく貧乏なんだな。
     店のプリンターを、無線LAN対応にしたら楽だ~♪
     複数台のパソコンから使うのに以前はUSBケーブルを、いちいち付け替えてたからなぁ。
     印刷速度もキヤノンだから、レーザープリンターに比べたら遅いけど、発色の良さなんかを考えたら問題ナシ。
     http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/ip5200r/index.html
     ただ、前にも書いたように初めてプリンターを購入するような人は、最初のセッティングに戸惑うかもしれないので、その点だけは注意した方が良いかも。
     ちなみに、『キヤノン』の「ヤ」は小文字じゃないのが正式です。
     念のため。
     元々、カバーが観音開きするカメラレンズを開発して、「カンノン」→「キヤノン」というのが有力な説の1つ。
     今ひとつ納得できないのも確かだけれど、会社のホームページもそういう表記になってるので、ひとつよろしく。
     http://canon.jp/
     加味温胆湯(かみうんたんとう)はありますかと、お客さんから尋ねられる。
     それはまた、珍しい処方で。
     胃腸障害のある人の神経症に用いるものの、製品としては扱っているメーカーが少ない。
     100種類以上を揃えているツムラにすら無い。
     親が、誰かに勧められたらしいのだけれど。
     生薬から漢方薬の調合をしてくれるような専門店で作ってもらうしかないのではないか。
     小さいメーカーを探せば、見つからない事もないのだけれど。
     歯科医の処方箋を持って、お客さんが来店。
     娘さんが親不知を抜いたそうだ。
     痛み止めは出ているものの、もし足りなければ漢方薬に抜歯後の疼痛に使う立効散(りっこんうさん)という物があるのでご相談下さいと伝えた。
     排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに患者さんがいらした。
     やはり、歯茎の腫れにはこれが一番と言ってもらえる。
     テレビのニュースで、今朝5時35分頃に千葉県市のマンションで、耐震データ偽造問題の中心人物の1人、姉歯秀次・元1級建築士の妻が飛び降り自殺をした事を流していた。
     マンションの駐車場に留めてあったワゴン車の中に、頭から血を流してる女性が倒れているのを車の持ち主が発見し、管理人を通じて119番通報したらしい。
     うえっ、この人災難だねぇ。
     現場は姉歯氏の自宅から約200メートル離れているというし、迷惑な。
     今のところ遺書は見つかっていないようだが、「今頃かい」という気もする。
     もう少し旬の話題の頃ならば、同情もできたんだがなぁ。
     しかも、死ぬのにも人に迷惑をかけるってのはどーよ。
     潰されたワゴン車の持ち主が可哀想。
     迷惑かけて自殺する時には、ちゃんと慰謝料を用意してから死んで欲しい。
     慰謝料を工面できないなら死ぬな。
     テレビの天気予報で、気象予報士の森田キャスターが今夜は雨になりそうだという事で、
    「早めに帰りましょう」と。
     すると奥さんが、「はい」とか返事した。
     テレビに返事するなよ(笑)
     で、寝ていた次郎を起こして、先に帰っていった。
     いい気持ちで寝ていた次郎は、すこぶる機嫌が悪かった。
     麻黄湯(まおうとう)を買いに、お客さんがいらした。
     高校生の娘さんが昨日から風邪気味で、今日も体がだるいと言ってるそうだ。
     地竜(ぢりゅう)を飲ませていたおかげか、昨日あった寒気は無くなった模様。
     食欲が落ちたらりしたら柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の方が良いのだけれど、そこまでは行ってないようなので麻黄湯で大丈夫だろう。
     マンションに帰ると、Iちゃんから電話が入った。
     S氏の火傷についてで、予想以上にワタワタオロオロしている感じだった。
     ちょっと珍しい。
     S氏に電話を代わってもらうと、淹れたてのコーヒーを被ったとの事。
     一応は、患部が赤くなっているものの、皮膚の萎縮や剥離などは無いようで、大丈夫そうだけれど。
     普段からIちゃんは、S氏に蹴躓いたり、踏んづけたりと、色々としてるそうな。
     悪い事は、みんなIちゃんがやってるのね(^_^;)
     来週から、いよいよ次郎は保育園。
    「次郎を、もう社会に出すの可哀想ね」と奥さん。
     別に行かせなくてもいいんだけど。
     まぁ、奥さんにも働いてもらった方が助かりますが。
    「帰ってきたらどうしたらいい?」と訊かれる。
     そりゃ、あのクドクドクドクドクドクドした叱り方をやめればいいかと(笑)
     普段は興味も無いくせに悪口ばかり書いてる高校野球。
     関連ニュースで「おっ」と思う記事を見つけた。
     沖縄本島から約400キロの離れた石垣島から、八重山商工が選抜出場を決めて、1600キロ離れた甲子園球場に行くため、寄付の他に選手がアルバイトをして遠征資金を調達したのだとか。
     http://www.yaeyama-th.open.ed.jp/
     うーむうむうむ、よーしよし(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
     知らなかったのだが、選抜では往復運賃と滞在費を高野連が補助するんだそうだ。
     ただし、補助の対象日は決まっており、チームは補助対象日の約1週間前に宿舎入りして、自腹で滞在したとの事。
     その方が、試合ごとに往復するより、費用が安上がりで済み、練習もはかどるという判断らしい。
     まぁ、そうだよね、それくらい遠いと。
     で、その費用は年間で選手1人あたり50万~60万円するそうだ。
     んー、コンビニでアルバイトするとしたら時給700円で1回5時間なら約171日分か。
     1年間で貯めるなら、週に3~4日は入らないと稼げないな。
     とはいえ、これなら普通のアルバイトをしている高校生の標準だろう。
     やっぱり、好きな事をするためには、それくらいの努力をしなくちゃ。
     ただ、これは、あれだよ。
     甲子園球場に近い出場高校の選手もちゃんと働いて、そのお金をプールするべきだよ。
     でないと、不公平というもの。
     チャットで、元彼女のRちゃんから今の彼氏の事で相談された。
     過労気味な彼氏に対して、自分はどうしたら良いかと。
     この場合、目的によって随分違うと思うと話す。
     実際的な過労の解消が目的でないのなら、深く考えるまでもない。
     自分が支えになれば良い訳だから、「お疲れさま」と言って労わってあげれば良かろう。
     一応は、仕事が大変だと漏らしたりはするようだし。
     しかしRちゃんとしては、過労死しないかが心配だという。
     それが目的なら、本人じゃなくて雇い主に対応しないと。
     I氏も、「社会人にとって、自己管理は必須なんだけどなぁ」と言っていたように。
     しかも彼氏は、一人でやらなくていい事までしょい込み、常に全力を出すタイプだそうな。
     私から言わせれば、“馬鹿”ですな。
     もっとも、愛すべき馬鹿ではあるけれど。
     だから、「がんばらせすぎないため」にどうしたらいいかというのが主題になるようだ。
     それをRちゃんは本人の問題と言っていたが、私は「違う」と断定的に否定した。
     ホントは違わないんだけど、こういう時には断定した方が分かりが良いだろうって事で。
     周囲の人間が任せ、上司が容認してなきゃ、“勝手に”仕事を背負い込む事なんてできない訳で、そうさせるのは周囲の人間だと論を展開。
     我ながら穴だらけだ。
     ただ、実際やってる事が、共同の机の片付けとか、名簿づくりとか、本来は仕事として含まれてないものらしいから、あながち間違っちゃいないみたいではあった。
     例え自主的にやってても。
     例えば、Aという人が人を殺そうとしたら、それを普通は周囲の人間は止めるでしょ。
     止めないって事は、容認してる訳だ、その行為を。
     でも、分かってて容認したのなら、それ自体は罪にならないとしても、道義的な責任はあるだろう。
     ううむ、メチャクチャな論理だなオイ。
     あくまで具体的かつ実際的に仕事を減らすのが目的ならば、上司や同僚に相談して、彼のしている作業を分担するように申し入れるのが一応の正論ではあるとは思うが。
     でも現実的には難しいから、彼を労わることに限定するのなら、Rちゃんがやりたいように労われば良いと付け足しておく。
     それと、彼の気持ちを優先するか、自分の気持ちを優先するかも考える必要があるだろう。
     彼を大切に思う自分の気持ちを優先するなら、彼の了解を得ないで、Rちゃんが上司に相談するのもアリ。
     いわゆる、「嫌われても愛してる」というヤツだ。
     しかし、関係を大事にするなら、彼の気持ちを優先するべき。
     すると、精神的に癒されるように何か送ってあげたいんだけど、お勧めはと訊かれた。
     それは、性格とか嗜好がワカランとアドバイスしようが無いな。
     一般的には、メールとかだけでも充分だと思うが。
     私は、代わりの女の子をあてがってもらえると喜ぶが(o ̄∇ ̄)o
    「彼はあなたみたいな人じゃないから」と怒られた。
     そんなところで怒られても困る。
     縁もゆかりも無い人の相談を受けてるのに。
     そしたら、「私とはゆかりも縁もあるのに(´・ω・`)」と言われた。
     そりゃ勿論、Rちゃんの相談だから乗ってる。
    「真剣に聞いてくれてないのかと思っちゃうよ」とRちゃん。
     それは誤解というもの。
     私は他人のために時間を使うような優しい人間ではない。
     真剣に聞いて無いなら、そもそも時間を無駄にする気も無いから。
    「そういえば、そうだったね」と納得される。
     自分本位。
     エッヘン(⌒▽⌒)
     って、納得されるのもどうか(苦笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、次郎を保育所入所のための保険診断にK病院に行った。
     風邪気味だったけど、それを医師に言ってやってもらった。
     特に問題も無さそうであるが……。
     しかし、相変わらずものすごい咳なんで心配だったけど。
     でも、旦那も一緒に行ってくれたので助かった。
     よく動き回るので、私だけじゃ大変だったからだ。
     でも、ついでに薬とかももらえて良かったと思う。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆3月29日(水)/2006年◆
     外は猛烈な風。
     奥さんは、次郎を連れて友達の家に出かけた。
     漢方薬を前面に出した配置に模様替えしたものの、錠剤の箱などには効能が大きく書かれていないので、POPを作る。
     近くに出来たウエルシアは、あまり漢方薬には力を入れていない模様。
     差別化を図っていこう。
     漢方相談に時間をかけるためには、現代薬を買いたい患者さんにドラッグストアーに行ってもらった方が良いし。
     漢方相談の看板を出してるのに、漢方薬は嫌と言われても困るのだ。
     このあいだ、花粉症かもしれないと相談にいらした患者さんが来店。
     鼻水が主訴だったので小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を案内したのだが、あまり効果が無かったというので麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)に変更してもらったら今度は効いたそうだ。
     それは良かった。
     ところが、目の痒みが治まらないという。
     むっ、やはり完璧に花粉症のようですねぇ(^_^;)
     アレルギー用の目薬と一緒に、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)を服用するように勧めてみた。
     友達と遊びに行っていた奥さんが帰ってきたが、次郎を薬局に預けて買い物に出かけた。
     置いてくなよ~、けっこう邪魔なんだから。
     皮膚の痒みの相談でいらした患者さん、お話を訊くと、痒いので、お風呂に入った時によく擦って洗っているという。
     あうううう、逆効果です(>_<)
     素手で洗うといったように、皮膚を労わってあげて下さい。
     カサカサ肌のようなので、当帰飲子(とうきいんし)を案内。
     そろそろ次郎に薬をあげる時間なのに、奥さんはいつ帰ってくるんだ?
     病院から貰ってる薬だから、飲ませるならちゃんと継続的に飲ませなきゃ。
     歯茎の腫れの相談で来た患者さんには、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を決め打ち。
     ただし、たまに風邪とか別な疾患の患者さんもいるので、他に症状が無いかは、やはり要確認。
     熱が出そうだという風邪の相談。
     吐き気などは無く、普段は体力もあるようだったため、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)の組み合わせで。
     夕方を過ぎて、やっと奥さんが帰ってきた。
     待っていた次郎は元気そう。
     でも、やっぱり鼻が詰まってて咳をしている。
     なんで薬を持って家を出なかったのかと小言を言っておく。
     夕方までには帰るつもりだったからと。
     出先で災害が起きたらどうするつもりなんだ。
     そういう事は考えたことが無いという。
     あのなぁ、出先で確保が難しいのは、水と食料と薬だぞ。
     だから、私は小さいペットボトルと、地竜は欠かさないようにしている。
     地竜は、食べ物が無い時に栄養補給になるから。
     平時でも、出かけた先で女性を口説く必要に迫られたら役に立つし(o ̄∇ ̄)o
     夕方のニュースで、今月8日に渋谷の路上で駐車していた車から日本刀が見つかり、銃刀法違反の現行犯で逮捕された俳優の木村一八氏が、釈放されていたらしく、インタビューに応じていた。
     逮捕の原因になった日本刀は、知人の剣道家からもらったものの、名義を書き換えないでいたため銃刀法違反になったと説明していた。
     そこまでは、なるほどそういう事もあるかもねと納得。
     ところが、家賃滞納で急にマンションを出なければならなくなり、車に積んだまま忘れていたという話には、なんだかなと。
     でもって、
    「トランクに入れてあって使うと思いますか?」と言っていたけれど、過去に傷害で2回逮捕されてりゃ、使いそうですが(笑)
     患者さんから電話。
     処方された薬が少ないのではないかと。
     調べてみると、お母んが調剤をして日数を勘違いしたらしい。
     も、申し訳ございません( ̄▽ ̄|||
     明日、配達する事に。
     店の模様替えで、随分とゴミが出てしまった。
     ゴミをまとめるのに時間がかかり、なかなか帰れない。
     帰ってから、夕飯の焼き鳥に山椒をかけて食べる。
     すると次郎が山椒の瓶を手にして蓋を開けた。
     それは、これまでにもあった事。
     それが今日は、自分の御飯に山椒を振りかけた。
     そして食べる。
     美味しそうに食べる。
     いいのか(笑)?
     単に刺激のある味が好きなだけじゃ困るな。
     でも漬物も好きだし、将来は大酒飲みかい?
     Iくんから携帯に電話。
     ホームページの打ち合わせをした。
     パソコンで画面を確認しつつ、概ねいいねとOKを出そうとしたら、原因不明のスプリクトエラーが。
     ちょっといじっただけでは解消されず、再度Iくんに調べてもらう事に。
     今日の14時頃に起きたという“立てこもり事件”の続報、かと思って見ていたニュース番組で、警官隊が突入したら誰もいなかったというオチ。
     現場は東京都町田市で、交通取り締まり中に巡査長が職務質問のため停止させた車に乗り込んだところ、そのまま車が急発進して男に連れ去られたのが事件の始まり。
     男は約1キロ離れた横浜市緑区の国道246号に、巡査長を車に残したまま徒歩で逃走し、逃走現場近くに住む36歳の男が、逃げた男と似ているとの情報から、その男の自宅とみられる民家に逃げ込んだとみて警察官で包囲する事になったらしい。
     最終的に、警察官の人数は50人以上だったそうだから、結構な大捕物である。
     そして、出てくるように呼びかけても応じる気配が無かった事から、19時を回って突入。
     もぬけの殻だったと。
     警視庁は、「立ち会うための管理者がいなかったので状況把握に時間がかかった」と釈明しているそうだけど、4時間以上も何やってたのか。
     なんか別の情報でもあったのかね、武装しているとかの。
     実はマヌケなフリをして、裏では別な大きな事件が隠されていた………、ってのはフィクションに毒され過ぎ。
     チャットでは、漫画版の『喰いタン』(by寺沢大介)について熱く語る。
     なんでそんなに信者になってるんだ。>俺
     『金田一少年の事件簿』と同じ、事件のあらましに偶然の要素が多すぎ、推理物としてはダメダメなんだけど、金田一少年と違ってキャラで押し切るところが好感。
     殺人事件の現場で、被害者が食べてた寿司は食うわ、それを止められると出前を取るは。
    「よく殺人現場で食べられますね」と言われて、「僕が殺したんじゃないもーん」と答えるあたりが最高(_ _)ノ彡☆ばんばん!
     友達には最近、食べ物漫画にハマってるのかと言われた。
     『美味しんぼ』(雁屋哲・花咲アキラ)とか、一時買うのを中断していた単行本を集め始めたりしてるので。
     60巻頃までは揃ってるとはいえ、90巻を越えてるから集めるのが大変だ。
     諦めろ。>自分
     S氏も84巻目で挫折したと言っていた。
     食べ物の流れで、I氏が「美味しいひつまぶし食べたひ……」と言ったら、「ひまつぶし」と読んでしまった。
     ひょっとして酔ってるな、私。
     殺人現場で飯を喰うという事では、K氏の友人の電車の運転士は、人身事故の1時間後の事情聴衆行く前に飯を食ったとか。
     別件では、飛び込んだ遺体が貫通扉の窓を突き破って運転台に入ってきたなんて体験をした運転士もいたそうな。
     目を見開いて運転士の方を向いていたとか。
     怖っ( ̄▽ ̄|||
     そういや、列車の運行表は、各列車の時系列の線と線の交わりと交点がダイヤモンドカットに似ている事から、列車の運行予定そのものもダイヤと言うのだけれど、それゆえ一本の電車が数分遅れるだけで、その後の修正が大変だと何かの本で読んだ。
     コンピューターが導入される前には、事故が起きるとそのダイヤを手書きで書き換えられる人がいたとか。
     K氏によると、何本かを「間引く」んだそうな。
     それを瞬時に判断するのが職人芸。
     芸じゃないが。
     失われつつある職能には違いあるまい。
     無形文化財として後世に残すべきだと思う。
     機械化が進んで起きている不都合として、Suicaなんかのカードは、事故時の他社への振り替え輸送ができなくなったと新聞の記事で読んだな。
     自分はもう通勤してないけど、してたら大変だ。
     自動改札を通って入っちゃうと、振り替え輸送で他の交通機関に乗り換える場合や、払い戻しに自動清算機が使えなくて、有人改札に長蛇の列ができてしまう。
     ただ、長距離通勤しているI氏は、単純に振り替え輸送券貰って私鉄で乗り継いだと言っていたし、K氏の話によると関西ではPitapaとIcocaの相互利用できる区間は大丈夫らしい。
     新聞記事に惑わされたか?
     でも、通勤時間帯は同じ方向に行く人が多いので、改札付近が大混雑になるのは間違いないようで。
    ≪育児日記≫
     今日は、次郎を蕨の友達の所へ連れて行った。
     鼻水もすごかったけど、咳もしていた。
     しかし、鉄板焼きのヤキソバやウィンナーなんかをよく食べてたので、とても驚いた。
     そして、何にも増して次郎が今度、他の子の持っているオモチャを力づくで取ろうとするのでビックリした。
     でも言葉が、あまり通じてないので、きっと何を言われてるか、もしかしたら分からないかもしれない様子だ。
     友達に「次郎ちゃんダメよ」と言われても、どこふく風なのは、きっとそうなのかもしれない。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆3月30日(木)/2006年◆
     昨日に続き、今日も猛烈に風が強い。
     明日も冬型の気圧配置になり、今日と同じかそれ以上に風が強くなるらしい。
     しかも北風というから、寒くなりそう。
     事務局のK氏から電話。
     印刷できそうな広報誌の原稿だけでも先に回して欲しいと。
     そうしたいのはヤマヤマなんですが、原稿が揃っていません。
     後で、事務所に届いている原稿を確認するのも兼ねて持って行きますと返事。
     成人の息子さんの花粉症の相談で、お客さんがいらした。
     小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を飲ませていたらしい。
     しかし詳しく症状を尋ねると、鼻づまりだという。
     小青龍湯は温める力が強く、鼻水向け。
     もっとも、小青龍湯には抗アレルギー作用もあるので、花粉症に使う分には、鼻づまりに用いても間違いではない。
     とはいえ、相当に息苦しそうという話しなので、葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)の両方を案内した。
     普通は葛根湯加川きゅう辛夷で充分だけれど、鼻づまりが酷く、胃腸が弱くない人ならば辛夷清肺湯の方が効く。
     今回は辛夷清肺湯を買っていかれた。
     原稿を届けに行くために、事務所へ向けて自転車で出発。
     しばらくして、携帯電話が鳴った。
     処方箋で在庫に無い薬が出て、備蓄センターが事務所に行く途中なので、ついでに取ってきて欲しいと。
     それはいいんだけど、引き換えの書類を持っていかないとならないから、またお店に戻った。
     改めて事務所へ。
     事務所では三役会の最中だった。
     どうやら原稿は揃いそう。
     というか、その場でプリンターで印刷され手渡された。
     まぁ、締め切り過ぎてるんですが。
     あとはページ番号を打つだけだけれど、いっそのことページ番号を打つのは諦めて、このまま印刷してやろうかと思ったり。
     そうすれば、持ち帰って編集して、それを明日また届けてなんて苦労をしないで済むし。
     でも、自分が手がけるのに中途半端も納得できない。
     やむなく持ち帰り、明日も来る事になってしまった。
     痛み止めを買いにお客さんが来店。
     頭痛や発熱を抑える痛み止めをと言われたので、どんな症状に使うのかを尋ねると、頭痛に発熱に、鼻水に関節痛と、どう聞いても風邪の症状。
     風邪薬の方がいいんじゃないですかねぇ(^_^;)
     麻黄湯(まおうとう)麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)が良いと思います。
     それに地竜(ぢりゅう)を合わせれば治りも早いかと。
     ずっと頼まれ物なのかと思ったら、お客さん自身が患者さんだった。
     これは失礼しました。
     何故だか、他の人に頼まれてきたかのように話されるので勘違い。
     腰痛の相談の患者さん、温めると楽になるという話に麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)かなと思う。
     ところが、夜中に何度もトイレに起きるという話を聞き、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)の方を選んだ。
     風呂に入る前に、いつもの腹筋をしていたら次郎が真似をした。
     手を頭の後ろに回してコロンと寝転がり、それから起きようと必死になる。
     手を床に着けば次郎もちゃんと起きられるものの、手を後ろに回したままでは起き上がれず泣きそうな顔になるもんだから、腕立て伏せをする時に背中に乗せてやった。
     これは楽しそうである。
     でも、やっぱり次郎を乗せて腕立て伏せは大変だな。
     鍛えられる訳だから悪くは無いか。
     ところで次郎、腕立て伏せは真似しないのか?
     基準が良くワカラン。
     チャットで、この春大学を卒業したRちゃんから、「性格とか趣味が変わってると生きにくいと思わない?」との質問が。
     自己を確立しやすくて良いんじゃないかな。
     世の中には、“自分探し”とか言ってイラクくんだりまで死にに行く馬鹿もおるしな。
    「生きにくい」だけマシ。
     その辺はRちゃんも理解していて、だから別に嫌ではないという。
     でも生きにくいと。
     K氏は、「周りの人達や、社会に迷惑をかけなければ、いいのでは」と述べる。
     しかしRちゃんは、「趣味はなんですか?」と訊かれても違う物を探して言わなければいけない時もあると答えた。
     嫌われる事が怖いか。
     まぁ、怖かないと断言できる人は少数だと思うが。
     Rちゃんの場合は、女なのに女の子のアイドルが大好きとかだそう。
     それなら、他の言葉を捜さずとも「趣味は人間観察です」と言っておけばどうかね。
     一つも嘘を言っとらん(o ̄∇ ̄)o
     あと、「この人にこの趣味を認めてもらいたいな」と思って駄目だった時に落ち込むとも言っていた。
     ああ、分かる分かる。
     山本正之御大の事を熱く語って引かれるとか(苦笑)
     しかし話の中で、“親に認めてもらいたい”というのが本質的な悩みだと分かった。
     そうなると、それはまた少し違う話になるな。
     親しくとも赤の他人と、血のつながりはともかく“親子”という実存と違う状態でも社会的に同定されてしまう関係では。
     大学を卒業する歳になっても「お泊り」を秘密裏にしか実行できない家だとも言っていたが、それは一人娘の家庭としては特段におかしくもないだろ。
     まぁ、以前に相手の男の事を興信所を雇って調べたって聞いた時には、ちょっと驚いたが。
     つーか、Rちゃんと付き合ってた頃には、それが怖かったな(笑)
     話をして、少しは気が楽になったようで良かった。
    「体重が重いのは変わらなくとも」と、余計なツッコミ。
     すると、「アンタと遊んでた時よりは軽いよ」とか返された。
     私とは遊びだったのね(/_;)
    「うーん。30%くらい後悔してるが」と追い討ちをかけられるし(爆)
     シクシク、後悔されてるのか(T_T)
    「70%は後悔してないから大丈夫よ」というフォローは、何が「大丈夫」なんでしょう(苦笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、ちょっとだけセブンイレブンに買い物に行った。
     次郎も連れてった。
     咳はしてたけど、あんまりにも外に出たがるのでそうした。
     でも行く所には限りがあるので、それだけだった。
     次郎が品物に触ろうとしているので、私は急いでそれを制した。
     でも以前のように、自分の欲しい物をレジに持っていくことも無くなり、少しは落ち着いた感じだった。
     てで、品物をいたずらしそうになるので、それはちっと困りものだ。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆3月31日(金)/2006年◆
     午前中に面倒を片付けておくため、事務所に広報誌の原稿を届ける。
     印刷を手伝っていたら、某劇団のマネージャーが訪ねてきた。
     予約していた公演日程に、別な仕事を入れてしまった劇団員がいて、公演が難しくなったそうで、その謝罪と今後の打ち合わせのためだそうだ。
     とりあえず、日程を後ろにずらす事になった模様。
     帰った後で、公演料の割引交渉をしようかと事務局長。
     帰る前に税務署に立ち寄り。
     趣味でしている同人活動の銀行口座を開設するために、開業届けを提出してきた。
     一応、個人事業主って事じゃないと、後で税金とかの処理が面倒になり、銀行の方も口座の開設に開業届けのコピーを寄こせというので。
     開業届けって、こんな簡単なのね。
     紙一枚出したら、特に審査も無く本人確認もされずに済んでしまった。
     奥さんからメール。
     昼食を買ってきてくれと。
     マクドナルドで持ち帰りで購入すると、相変わらずドリンクを偏って袋に入れられバランス悪い。
     人が入れ替わると、これだものな。
     ちゃんと引き継いでよ。
     薬局に行くと奥さんはマンションに帰ったという。
     なんだよー。
     そう連絡をくれりゃ、マンションの方に届けたのに。
     腹を立てて、次郎の分も含んで3人分を全部喰う<(`^´)>
     ううっ、腹が苦しい。
     パナマテックの営業マンが来訪。
     血流計、まだリース契約が来年まで残ってるんだよね。
     この契約が切れないと簡単に廃業もできませんな。
     麻黄湯(まおうとう)を買いに患者さんが来店。
     風邪をひきそうだというので、地竜(ぢりゅう)を合わせるように勧めた。
     テレビのニュースで、臓器移植改正2案が国会に提出された事をやっていた。
     内容は、脳死を一律に人の死として家族の同意で提供可能にする案と、脳死を一律に人の死とせずに、提供可能年齢を15歳以上から12歳以上に引き下げる案の2案。
     いずれも、臓器提供者の増加を目指しているのは、海外での手術は行われている現状からすると、お金を工面できなければ救われないという不公平さと、発展途上国から臓器を買っているのに近い状況は好ましくないという事情がある。
     そして現行法は、本人が生前に脳死で臓器提供する意思を書面で示していた場合に限り提供を認め、民法の規定に基づき、提供の意思表示が有効なのは15歳以上とされている。
     当然反対意見もある訳で、反対派が記者会見をしていたのだが、これはちょっとマズイのではないか。
     北朝鮮による拉致被害者の会もそうだが、マスコミの記者会見というのは、意見を表明する場ではなく、観る人に支援したいという気持ちにさせる戦略の一つとして利用しなければ。
     特に観ていて困ったのが、『全国交通事故遺族の会』。
     http://www.kik-izoku.com/index.htm
     事故で障害を持った子供の世話をしている親が、「無駄な命と言われてるようだ」とコメントしていた。
     これには、
    「誰もそんなこと言ってないじゃんねぇ」と奥さんも呆れていた。
     イメージを悪くしては支援は得られないのだ。
     サイトを見てみると、良い活動をしてるのだから、なおさらモッタイナイ。
     支援者は、同情を得ようとしてか被害者を前面に立てて訴えるが、それが被害者の立場を悪くしている事もあるのだと知るべきだ。
    ≪育児日記≫
     今日は、お昼頃グリーンセンターで友人と会って、御飯を食べた。
     とても風の強い日だった。
     次郎は手づかみで私の作った弁当を食べて、ものすごい勢いで完食してしまった。
     とてもお腹が空いてたらしい。
     それから、少し遊具とかで遊んでたら、次郎がその場に座り込んでしまったのでまた大変だった。
     しかも、大泣き。
     帰ってから薬局に車で行くと、次郎がそのまま車から降りないので困った。
     そのまま義母が、お客に薬を渡しに行くとかで、次郎を車に乗せたままマンションに帰るようになった。
     私は自転車で最初薬局まで来てたので、それでマンションに先に帰って次郎を待っていた。
     そしたら旦那に場所を移動したのを連絡するのを忘れてしまい、ごめんなさい。
     マクドナルドを買ってきてもらうはずだったんだけど。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0275号≫
    経験してるはずの人が/服用後の経過を教えて/ビデオ評『逆境ナイン』/葛根湯が合わない時も

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0275号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※2月21日(火)……経験してるはずの人が
        
    ※2月22日(水)……服用後の経過を教えて
    ※2月23日(木)……ビデオ評『逆境ナイン』
    ※2月24日(金)……葛根湯が合わない時も
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆2月21日(火)/2006年◆
     化膿止めの塗り薬を求めて患者さんが来店。
     合わせて飲み薬もどうかと排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を案内するも、今回は塗り薬だけで良いと言われる。
     しかし、会計をする段になって、やはり欲しいと買ってもらえた。
     お客さんがいらして、ご主人が亡くなった事を知らされた。
     病院の処方箋を自分で持ってくるくらいだったのに、入院してすぐだったらしい。
     ご冥福をお祈りします。
     病院からの処方箋を持った患者さん。
     薬でアレルギーを起こした事があるかを尋ねたら、痛み止めで「ある」という返事。
     今日出ているのは、正にその痛み止め。
     ところが薬の名前を覚えていない。
     今回の医師にその事を伝えたかというと、言っていないという。
    「頓服でした」と言われるけれど、たいていの痛み止めが普通は頓服として用いる物で、ちっとも特定できない。
     本人の希望で薬は渡して、何かおかしいと思ったらすぐに服用をやめて連絡を下さいと伝えた。
     それにしても、以前にアレルギーを起こしたなら怖くないんかな。
     不思議な事に、一度もそういう事が無かった患者さんの方が、副作用は起こらないかと心配をして、経験してるはずの人が無頓着というケースが多いように思える。
     処方箋を受け取ると、生活保護の人というのが分かる。
     これは大事な個人情報なので、当然の事ながら明かせない。
     しかし、それにしても服装が派手だったり、いい車に乗ってたりと、どういうカラクリなのか本当に知りたい。
     私なんて、車も持ってないのに貧乏よ。
     子供の頃に読んだ新聞記事には、生活保護を受けてるとクーラーの設置すら認められないなんてのも載っていたもんだけど、今は昔か。
     受け取り期限が過ぎている処方箋が、患者さんから持ち込まれた。
     日付を見ると、昨年の11月。
    「発効日から4日以内」って、ちゃんと書いてあるのに。
     薬が無くなって困らなかったのかしらん。
     お引き取り願うしかない。
     患者さんから電話。
     薬を受け取りに行った奥さんが、まだ帰ってこないと。
     確かに1時間ほど前に薬を受け取られましたが。
     ちょっと心配。
     こういう時って、どの程度正確に答えて良いものなのか。
     曖昧な記憶で答えてトラブルになっても困るし、正確に答えてトラブルになっても困る。
     以前に膀胱炎の相談にいらして、猪苓湯(ちょれいとう)を案内した患者さんから、病院で処方された薬を揃えておいて下さいと頼まれた。
     病院から処方されたのは、猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)という漢方薬。
     また、珍しい物を処方されたな。
     膀胱炎の人で、皮膚が乾燥していたり色艶が悪い場合に用いるものの、そう出番の多い漢方薬ではない。
     というのも、後半の四物湯というのが漢方薬の中では基本処方で、その名前の通り地黄(ジオウ)・芍薬(シャクヤク)・川きゅう(センキュウ)・当帰(トウキ)という四つの生薬から成っているこの漢方薬に、何かを足したり、あるいは他の生薬と入れ替える事で、さまざまな処方に姿を変えるため、四物湯を合わせた物より、別な漢方薬を選ぶ機会の方が多いのだ。
     漢方薬に詳しい医師に診てもらったのかもしれない。
     この機会に、ネットでの取扱商品に加えてみるかな。
    「オリンピック、早く終わらないかねぇ」と奥さん。
    「ホントにねぇ」と私。
     テレビ番組が、このせいで時間が繰り上がったり、通常のニュースが短縮されたり。
     楽しみにしてる人のための番組作りは分かるけど、興味の無い人のための番組も作っておくれよ。
     近所のビデオレンタルショップなんか、この期間の稼働率のいいこと。
     やっぱり退屈してる人がいるようで、早く終わってくれないと借りたい物も借りられない。
    ≪育児日記≫
     今日は、カラオケにママ友と行った。
     しかししかし、とても大変だった。
     次郎はおとなしいのだが、他の子はよほど珍しいらしく、キッズルームで暴れまくる。
     じっとしていられないので、身体を押さえながら歌っていた。
     それでも、他の人は久しぶりだったらしく、気持ち良さそうに歌っていた。
     年代が同じくらいなので、歌われる曲はみな知っていたので良かった。
     誰も、ぜんぜん私の知らない曲というのを歌わないようだったので、好みの曲が一緒だということが分かった。
     特にアイドル系(昔の)が好きなようで、ほんと可愛く歌ってくれるのが印象的だった。
     しかし、本当に子供を見ながらというのは大変なことを改めて実感した。
     次郎は、何かカラオケの画面を食い入るように見てたので、あまり気にしないで済んだので良かったけど。
     
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆2月22日(水)/2006年◆
     ビール酵母の健康食品を買いにお客さんが来店。
     もうブームも去って、売れ残った物を買っていただけるのは有り難い。
     でも、今頃に人に勧められてというのも、どうなんだか。
    「薬飲んでるんだけど、大丈夫?」と尋ねられた。
     そう訊かれるのは良くある事。
     それで何を飲んでるのかを尋ねると、「分からない」という返事なのもいつもの事。
     飲み合わせを気にするのに、何を飲んでるかは知らないというのは、どういう事なのか未だに分からず。
     葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を買いに患者さんがいらした。
     やはり、花粉症が始まっているようだ。
     柴胡桂枝湯は、直接には花粉症には関係が無いが、免疫機能を正常に保つ働きがあるため、過剰に防衛するせいで発症するアレルギー性疾患に有効。
     お母んが商店会の旅行から帰ってきた。
     ちょうどそこに近所のMさんが化粧品を買いにみえた。
     お土産に買ってきていたという湯飲みを渡していた。
     すると、後でお返しにイチゴ大福をいただく。
     これは私が貰ったぞ(⌒▽⌒)
     近所のSさんがいらして、何故だかゆで卵をもらった(・_・)
     今夜の夕食にするか。
     子供の鼻水の相談で、お客さんがいらしたので小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を案内したものの、念のために症状を尋ねておいた。
     すると、寒いと言ってるという。
     それは、本格的な風邪になるのではないか。
     しかし、裸で遊んでいるそうな(苦笑)
     とはいえ、花粉症でないのなら風邪対策として、麻黄湯(まおうとう)を使った方が良いでしょうと勧めた。
     胃が痛くなった後に腸が痛くなるという相談を患者さんからされた。
     寒気ではなく、全身が寒い感じがするという話から、真武湯(しんぶとう)を案内。
     以前はそんなに売る機会のある漢方薬ではなかったのだけれど、ネットで購入していただいた患者さんから服用後のレポートが届いて、それで勧めているうちに意外と適応する人が多い事が分かった。
     病気が治ってしまえば、そのまま店頭に来なくなるというのは当たり前の話ではあるものの、そうやって服用後の経過を教えてもらえると、他の患者さんのためにも役に立つので有難い。
     東京都豊島区で推進していた『放置自転車等対策推進税』について、区長が区議会の答弁で「廃止も選択肢」と述べたという記事をネットで見つけた。
     元々は同区での駅前における放置自転車が多いため、その対策費を捻出するために区内に駅がある鉄道5社に対して、乗客1千人につき年間740円を課税する法定外目的税で、新年度から実施の方針だった。
     しかし、この税金徴収に反発しつつも鉄道5社が最近になって、駐輪場用地の無償提供などを提案し、これが整備目標の自転車の半分以上を鉄道会社の提供用地で整備可能となった事から区も方針転換の可能性を示唆したらしい。
     なんだ、やりゃあ出来るんじゃん。
     でも、駐輪場の運営者とか担当者も、ちゃんと“整備”してくれないとね。
     うちの最寄り駅の駐輪場なんか、千円札を出す程度で怒鳴る、ものすごく感じの悪い人が経営してて、使いたくないんだよね。
     なのに周囲の土地を持ってる地主なもんだから、選択肢が無い。 
     陸上自衛隊第1空挺団所属の2等陸曹が、万引きで警察に検挙され、停職40日の懲戒処分を受けていた事が分かったというニュース。
     この2曹、「家族の反対にあい、イラクに行きたくなくなったからやった」と供述してるらしい。
     まぁ、派遣には本人と家族の同意を求めていて、強制する事はないというのがタテマエだとは分かるけど、職業を選んだのは自分でしょ。
     自分で選んだからこそ、自衛隊員には感謝する。
     それがこんな、中学生が学校に行きたくなかったからみたいな方法では、同情もできません。
     せっかく自衛隊員なんかだから、武装蜂起とか、もう少し大きな問題にすれば評価もできるのに。
     とか思ったら、こんなニュースも。
     今朝の9時20分頃に、兵庫県福崎町大貫の中国自動車道上り線で、大型トラックが陸上自衛隊のトラックに追突し、車外に放り出された陸士長が死亡したという。
     事故の状況は、陸自隊員約20人がトラックなど計4台に分乗し1列で走行中に、大型トラックが車列に割り込もうとして陸自の先頭車両に追突し、追突された陸自トラックがガードロープを突き破り、道路沿いの建物に衝突したのだとか。
     うーむ、自衛隊の車列に割り込みをするとは。
     舐められてますな、自衛隊。
    ≪育児日記≫
     今日は“猫の日”だった。
     テレビでもさかんに猫の映像が映っていた。
     次郎にそれを見せながら、「ネコ、ニャンニャン、可愛いねぇ」と言いながら教えてると、指差しながら次郎も「ニャンニャン」と少しは言葉を話すようになったみたいだった。
     次郎は、たぶんこちらが言ってることで、だいたい半分くらいは、分かるようになったのかなと思うけど、もっといろいろお話ができるようになってもらいたくて、このごろ絵本の読み聞かせなど意識してするようになった。
     特に『2才だもん』という、前に義母が買った本を見せていて、最近では、それを次郎が読んでと持ってくるようになった。
     ………猫の言葉を教えてどーする(笑)
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆2月23日(木)/2006年◆
     いけねぇ、タカラはトミーと合併して昨日で上場廃止だったんだ。
     株を売っておくのを忘れた……。
     一応、合併だから新会社のタカラトミー(ネーミングンスが先行き不安にしてくれる)の株に自動的に交換されるものの、合併発表時の株価は、トミー1,921円に対して、タカラ495円だったから、交換比率が1:0.178なんだよなぁ。
     交換後にすぐに売るか、それとも合併後の新製品発表に期待して持っておくべきか、迷うなぁ。
     関節痛の相談で患者さんが来店。
     痛み止めとして使うのには麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)が適している。
     しかしお話からすると、中長期的に治そうと思っているようだったので、疎経活血湯(そけいかっけつとう)の方を使ってもらう事にした。
     午後に広報部会に出席。
     編集作業を簡略化しているので、以前よりはだいぶ楽になった。
     時間的に、雑談する余裕もできた。
     雑談は、次の企画を立てたりする時に重要な時間である。
     その中で、子育てに関する講演会の話が出たので、私からは昨年の汐見氏の講演会のような、内容はともかく聞く側の態度が好ましくないのは今後の課題ではないかと話した。
     (2006年1月11日の日記参照)
     そりゃ私も、早期教育に躍起になっている親の様子などを知るにつけ、「おかしい」とは思うけれど、自分と違う子育てをしている人を笑う資格は無いだろう。
     早期教育の成果も弊害も、まだ研究途中で、単に「自分が未経験」だとか「自分の理解の外」でしかない訳で、テレビのワイドショーなどで観て無責任に笑うのなら良いとしても、わざわざ講演会にまで足を運ぶという事は少なからず興味があり、自分や世の中の子育てに役立てたいと思って参加しているはずと仮定すれば、他の教育の例は笑うような話ではないと思う。
     事務局長のK氏は、汐見氏は机上の研究にとどまらず実践していると言っていたけれど、実践をしている人ほど、自分の活動に自信があるものだから、他の子育て方法を見下す傾向が強い。
     私は、その人間性の方が信頼できない。
     八味地黄丸(はちみじおうがん)を買いに患者さんがいらした。
     以前に前立腺肥大の治療に病院から処方されていたそうで、念のために現在の状態を尋ねて確かめておく。
     結構、乱発されやすい漢方薬なので。
     一つの目安は口の渇きと、上半身ののぼせ症状。
     この場合の“のぼせ”といのは、本当の熱ではなく虚熱による“のぼせ”である。
     ところがこれを、本当に上半身に熱が篭っているような人にも処方されて困る。
     熱を出す元があって発熱するのと、冷やす作用のある水分が不足して発熱するのとでは当然ながら治療法も異なるのに。
     今回の患者さんは適応するようなので、そのまま渡した。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)を咳の予防にと買っていく患者さんが、このところ多い。
    「咳には麦門冬湯を」と勧めてきた成果もあるだろう。
     特に、風邪をひいた後の肺の乾燥で咳が残ってしまい困っているという人が、一度試してみて効果を感じてくれている模様。
     次郎が、化粧水ではなくローションをドバーと出してしまった。
     ポンプ式だったのだ。
     手を差し出して拭いてくれという仕草。
     それが理解できるなら、イタズラしないというのも理解してくれんかな。
     昼間の暑さが嘘のよう。
     風がだいぶ冷たくなり、天気予報では明日、雪がチラつくとか言っていた。
     シャッターを下ろそうとすると、親子連れのお客さんがいらした。
     中学生の娘さんが風邪気味だという。
     でも熱は36度。
     ううん、平熱ではないのか。
     麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)を勧めた。
     レンタルしてきた『逆境ナイン』を観た。
     http://www.gk9.jp/
      
     ここのところ、ネタバレ警報を発令する必要の無い作品ばかり観ているような気がする。
     別に悪くはないが。
     そして作品自体も悪くない。
     原作漫画の実写映画化としては、キャスティングも構成も文句は無い。
     原作を知らずに観れば、コメディ映画として納得できるのではないか。
     日ごろ私は、映画は映画としての評価のみするべきで、原作とは別物というスタンス。
     それでも今回ばかりは思ってしまう。
    「迫力が足りん!!」と。
     キャラが宙を舞うシーンとか、バットにへばり付く男魂(おとこだま)とか、そういう所はCGやエフェクトで工夫していたが、肝心の主人公である不屈闘士(玉山鉄二)や野球を知らない監督、榊原剛(田中直樹)のセリフのシーンでは漫画的過ぎて、原作の漫画の迫力が出ていないというヘンテコな事になっていた。
     島本和彦氏の漫画といえば、その「読んでるだけなのに殴られてる」ような、ガーンとくる迫力のあるセリフの使い方が特徴なのに、それが再現されていないのが残念。
     その迫力に思わず読んでいる方が、手の甲で「んなアホな」とツッコミを入れるのではなく、裏拳で「アホかーい!!!」と叩き返したくなるくらいの迫力を再現してくれないと、原作付を映画化した意味が無いのではないかと。
     そんな不満も、先に書いたようにコメディ映画として観れば、及第点。
     特に月田明子(掘北真希)がイイ味出している。
     可愛いだけじゃない演技力も垣間見え、爆発後に髪が逆立つなんて馬鹿な姿も晒してくれて、こりゃお得。
     撮影当時は15歳だったそうだけれど、後年のブレイクは当然といった感じ。
     そういや、実は榊原が登場した時、誰だか分からなかった。
    「ココリコの遠藤じゃない方だよ」と奥さん。
     俺も思い出せん(笑)
     エンディングのクレジットを見て、田中だと分かった。
     そして奥さんの感想は、「藤岡さんが主役みたい」との事。
     いや、ホントにそう思う。
     校長先生の役が藤岡弘、氏で、完全に特別扱い。
     そうそう、島本先生が試合の解説者として出演してます。
     アニメ版の『炎の転校生』と同じ役どころ。
     あのテンションを観れたのは嬉しい。
     それだけに、作品にあのテンションが足りなかったのは、やっぱり惜しい。
     島本先生が発行した同人誌では、企画が通るまでの話が面白く描かれていたな。
     それこそ、映画の本編よりも面白いくらいで。
     監督は『海猿』の羽住英一郎氏。
     http://www.umizaru.jp/
      
     当初、『逆境ナイン』なんてマイナーな漫画の映画化など認められないとプロデューサーに蹴られ、「これが逆境だ!!」と逆に燃えたとか。
     ところが芸能界に隠れ(?)ファンがいて、映画化するなら自分も出演したいと名乗り出る人がいたり、協力したいという申し出があり、映画化のゴーサインも出ていないのにプロデューサーに「キャストが決まりました」なんて報告するシーンは、誇張だとしても面白い。
    「な、なんで許可してないのに出演者が決まってるんだよ」
     果ては、正式には決まっていないうちに原作者の島本先生に、映画化が決まったかのように挨拶に行ってしまうというエピソードに、島本先生の漫画みたいだと笑い転げた。
     後で調べたら、増ページ版がDVDのスペシャルエディションに特典として付いていて、本編も未公開シーンが足されているというのが分かった。
     うー、欲しい!!
     でも、なんかメーカーの策略にノセられてるかのようで嫌。
     どうしよう………。
     
     ところで、『クレヨンしんちゃん』が、中学生の公民の教科書3冊に採用される事が決まったそうだ。
     載るのは、帝国書院、東京法令、扶桑社の3社で、帝国書院の『社会科 中学生の公民』では、家族構図の解説ページに『ちびまる子ちゃん』と並んで掲載されるとか。
    「子供に見せたくない番組」のワースト1にも選ばれたのに教科書に載るというのは、ファンでもないのに嬉しいと少し思ってしまう。
     ただ、あくまでアニメ版が載るという事らしく、毒のある原作版は駄目なのねと寂しくもあり(笑)
     チャットでは、久しぶりに女子大生のRちゃんとお話。
     もうすぐ卒業だそうだ。
     ふえー、中学生の頃から知ってるけど、なんか驚くなぁ。
     メールで最近の写真を見せてもらう。
     可愛く育っていて、宜しい(^-^)d
     は、裸は……(´¬`)?
     と言ってみる。
    「好きな人以外に見せたらだめ」との返事。
    「ぎりぎりセーフやよ(・∀・)」と付け足されたが。
     なんだよ~、ギリギリかよ~(/_;)
    「あの頃は、やっかいな人を好きになったなぁ」って思ったそうである。
     もう3年以上前の話。
     でも、「やっかい」とはナンジャラホイ?
     訊くと後悔するか(笑)
     でも訊いてみた。
     すると、「ほかに女がいるからに決まってます(笑)」と言われた。
     今は減ったぞ~。
    ≪育児日記≫
     今日は、いきなりグリーンセンターに午後から行きたくなったので、友人を誘う電話をしたら、何か忙しいらしくって断られてしまった。
     だから、その辺を散歩でもしようと思い次郎を連れてった。
     マルエツにも寄って買い物をしたりした。
     次郎は、ほんとに車とか好きで、駐車場があるとすぐにそちらの方に行ってしまう。
     そのつど私は、肩を落としながら「ハーア」と溜息をついてしまう。
     なかなか目的地には着かないしで困ってしまう。
     けど天気は良かったので、まぁ少しは気分転換にもなった。
     帰ったら掃除しようと思い、少しはハリキってしまう自分に気がついた。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆2月24日(金)/2006年◆
     午前中は、運営会議に出席。
     中高生の活動に参加できない人のフォローをどうするか。
     もう少し小さい単位で活動しても良いのにと思う。
     私が中高生サークルを率いていた頃には、仲間を増やす事が目標だったけれど、中高生のメンバーが増えた今は、少人数の単位に分かれて小回りが効くようにするのも必要だろう。
     でないと、学校の部活や塾などで活動に参加できない子は、どんどん目が届かなくなり、繋がりが薄れてしまう。
     昼食に、奥さんに頼まれ『モスバーガー』を買って帰る事にした。
     私は、ライスバーガーのカツカレーを。
     今まで無かったのが不思議なくらい。
     マンションに帰ってから食べたら、これが大正解。
     定番メニューに残ってくれるといいな。
     海外からの注文を本格的に受けるようになり、ポツポツと入る。
     しかし、発送するたびにドッと疲れる感じ。
     そして、無事に届いてくれと祈るばかり( ̄人 ̄)
     引ったくりに遭ったという患者さんからの相談。
     幸い何も盗られなかったが、鞄を勢い良く引っ張られたせいか、首の筋を違えてしまったらしいとの事でお気の毒。
     五積散(ごしゃくさん)を試してみてもらおう。
     むち打ち症に使う事もあるので。
     次郎が、店の電卓を床に投げつけて壊した。
     ここぞとばかりに叱る。
     さぁ、泣けΨ(`▽´)Ψ
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)を買いに高齢の患者さんが頻々。
     やはり、ここのところ冷え込んで空気が乾燥してるせいだろう。
     葛根湯(かっこんとう)を買いに患者さんが来店。
     風邪の初期という事だったが、寒気も無い熱感も無い頭痛や頭重も無いの無い無い尽くし。
     唯一、咽喉が少し痛い感じと、痰が絡むという症状があるという。
     むっ、それだと葛根湯は熱の発散のために体内を乾燥させるから合わないかも。
     麦門冬湯ではいかがでしょう。
     しかし、前に効いたからと葛根湯を求められる。
     うーんうーん、いいのかなぁ。
    「そんなに悩まなくていいよ」と言われた。
     いやぁ、そうもいきませんし(^_^;)
     結局は葛根湯を買っていかれた。
     心配だ。
     ライブドアの堀江貴文前社長が自民党の武部勤幹事長の次男への3千万円の送金を指示したとするメールの問題で、議員辞職の意向を示していた民主党の永田寿康衆院議員が過労で入院したというニュース。
     雲隠れするのに入院なんて、そんな漫画みたいな事を(笑)
     自民党の常套手段を民主党がするとは。
     お株を奪ったね。
     民主党の執行部は、辞職問題を先送りして批判の沈静化を図りたい考えのよう。
     うーん、命が危ないんじゃないかね永田議員。
     このまま消されちゃうんじゃあるまいか。
     病院に刃物を持った男が乱入してくるとかして。
    ≪育児日記≫
     今日は、旦那が午前中に出かけたようで、モスバーガーを買ってきてもらった。
     モスチーズが食べたかったので、それを頼んだ。
     でもって次郎って、けっこうファーストフード系も大好きみたいで、ほうっておくとポテトなんかいっぱい食べちゃうんだよね。
     油っこいものばっか……。
     誰に似たのだろうと思う。
     それを発するといつも旦那が、「オマエだ」とか言う。
     でも、やっぱりオイシイから仕方ないよねーとも思う。
     そんなこんなで、次郎は私のそばでニコニコとしているので、コイツ何を考えてんだか……と思ったりすることが、このごろ多くなったりしてるのだった。
     ………モスバーガーが美味しい事に異存は無いが、化学調味料の味と天然の調味料の区別はつけよーよ。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • 胃腸の働きを良くする

    基礎データー
     性別:女性
     年齢:45歳
     身長:163cm
     体重:───

    主訴
     胃腸の働きを良くしたかった

    特徴的な体質
     アレルギー体質、腸弱し

    生活環境
     

    症状分析
     

    服用した漢方薬
     真武湯(しんぶとう)

    弁証

    治法  

    服用期間
     1週間

    服用後の経過
     風邪による下痢が改善され、その後も腸が弱かったのが丈夫になった。身体が温まって、代謝が良くなった。

    ※この症例は、あくまで参考資料です。同じような体質、同じような症状でも、同じ結果になるとは限りません。

     

  • ≪通巻0266号≫
    高齢者の便秘には迷う/“和風”ってなんだ/お金の価値

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0266号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月21日(土)……高齢者の便秘には迷う
    ※1月22日(日)……“和風”ってなんだ
    ※1月23日(月)……お金の価値
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月21日(土)/2006年◆
     朝、お母んから電話。
     今日は、少し遠い公民館で、幼児を対象とした積み木遊びがあり、次郎を連れて行くため実家の車を借りる事になっいていたのだが、昼頃からと予報されていた雪がすでに凄く、タクシーで行った方が良いだろうと。
     奥さんの友達からは、二家族キャンセルのメール。
     やむおえまい。
     タクシー会社に予約をしようと電話をしたら、今日は予約は受け付けていないと断られる。
     まぁ、そうだろうな。
     出かける段ではタクシー会社に電話が通じにくく、何度かリダイヤル。
     呼ぶとすぐに来てもらえた。
     しかし、川口市の公共施設には詳しくない運転手さんで、ちょっと困った。
     その運転手さん、たびたび咳き込んでいて、その咳が濡れた感じ。
     これは小青龍湯(しょうせいりゅうとう)の証なのだけれど、ついぞ言い出せず。
     教えてあげた方が良かったかしらん。
     でも、切り出すタイミングが掴めなかった。
     次郎は初めて見る雪に(昨年は家の中から見たけれど)、ちょっとビビッてるようだった。
     タクシーを降りると、さっそくスッテンコロリン。
     奥さんがパニックに。
     次郎を心配してではなく、服の替えが無いからと(笑)
     そりゃ、服が汚れるのは仕方が無いよ。
     自分は洗濯しないので無責任な事を。
     受付を済ませると、ガムテープを名札代わりにという事で次郎の名前を受付の人が書いてくれる。
     しかし、ひらがなで書くと書ききれない。
    「(前半と後半の)どっちで書いておきましょう?」と言われ、とりあえず前半のみ書いてもらう。
     積み木は、和久洋三氏の『童具館』からレンタルしてきたそうである。
     http://www.dougukan.com/
     初めの方では、積み木で大きな三角形の壁を作ったり。
     幼稚園以上の子供達は、円形の塔を作っていた。
     自分たちの身長よりも高く積み上げ、親に抱っこしてもらって、さらに高く積んでいく。
     次郎は積み木を抱えたまま、皆から離れて一人で遊んでいる。
     まぁ、いいか。
     そのうちに、皆の所にやって来て、他の子が作った積み木のビルを壊そうとして、作っていた子から「壊すな!」と怒られ、次郎は大泣き。
     その子はその子で、さらに他の子が作った積み木の家なんかはガシャガシャと壊していく。
     う~ん、私が子供の頃にもいたなぁ、こういうヤツ(笑)
     奥さんが、大きさの違う積み木は積んでも良いのかと訊いてきた。
     好きに遊べよ(^_^;)
     こうやって遊び方を指定されない環境だと、遊び方の分からない、あるいは忘れてしまった親がいると話に聞いた事はあるけれど、灯台下暗しだな。
     知り合いのK嬢が立ったまま子供達によって、周りにグルリと積み木を積み上げられていた。
     身動きできないそのままで、腕を上げて全身がスッポリ。
     それくらい積み上げると、下の部分の積み木を抜いていっても、自重で案外と崩れないもので。
     最後には、絵本の読み聞かせがあったが、次郎はまだ分からない。
     帰りは、雪の中をバス停まで歩く。
     傘を差し、次郎の手を引くのだが、次郎はあっちへこっちへと歩こうとする。
     川口総合高校の近くで、傘を差した女子高生2人が自転車で歩道を走ってきてぶつかりそうになる。
     奥さんが「すいません」と謝ったが、当の女子高生たちの方は「もうっ」とか迷惑そうな声を上げた。
     歩道を自転車で走ってるのが間違い。
     傘を差しながら走るのも違反。
     分かってんのか( ̄^ ̄)?
     雪が降っているわりには気温は高めで寒いとは思わないものの、服に張り付く雪で濡れる。
     とりあえず来たバスに乗ってしまおうと決め、西川口駅行きが来たので乗った。
     バスの中では次郎が大人しくて助かった。
     薬局のお母んに電話したところ、病院からの処方箋を持った患者さんが2人来た程度で、やはり今日は閑散としている模様。
     奥さんが『ロイヤルホスト』で昼食を食べたいと言うので、寄る事にした。
     http://www.royal.co.jp/
     あうっ、ここの店舗は随分前だけど、パスタを作り直させた所だ(^_^;)
     ものすごーーーーーーーく塩辛いパスタを出されたのだ。
     どのくらい塩辛いかというと、咽喉の奥が刺激されて吐き気がするくらい。
     塩を手にめいいっぱい鷲掴みにして口に放り込んでみれば分かるかも。
     あんまりにあんまりなんで、作り直させた。
     責任者らしい人が出てきて、味も確かめずに「作り直します」と皿を下げられたが、心情的には作ったヤツに食べさせてやりたかった。
     でもまぁ、ロイヤルホストで嫌な思いをしたのはその程度で、他のファミレス系、特に『ジョナサン』と比べたら、大丈夫かな。
     そもそも店舗が少なくて、あまり入らないというのも関係あるだろうが。
     禁煙席を頼んだら、えらく隅の方というか物陰のような席に案内された。
     幼児連れだからか?
     すぐ隣が喫煙席で、禁煙席の意味ナシ。
     あと、他の系列のファミレスでもそうなんだけど、喫煙席を通らないとトイレに行けないというのは、なんとかならんかな。
     煙が立ち込める中を通るのは、一応は煙草を吸う私でも苦しいと思うのだから、吸わない人はなおさら困るだろう。
     軽い昼食のつもりでいたら、奥さんがせっかくだからと(何が「せっかく」なのか)、『イタリアン定食』を注文する。
     むー、1,680円からか。
     結構高いなぁ。
     いや、値段に相応した味なら良いのだけれど。
     組み合わせを選べるのは悪くないかと、自分も注文する事に。
     次郎には子供向けのメニューがあったものの、そこからは注文せず。
     子供向けのメニューが、ハンバーグとオムライスだとか、ラーメンと唐揚げだとかって、子供を舐めとりゃせんか?
     アレルゲン食品を使用しないように工夫していると言われても、完全に野菜不足な上に、見た目も貧相。
     それで値段が安くはないのだから、それなら普通のメニューのアレンジで子供を楽しませる工夫もしてくれないと。
     という訳で、私と奥さんのから取り分ける事にした。
     でも、子供向けのオレンジジュースを注文しただけで、オマケの自動車のオモチャは貰えてしまった。
     これには次郎が喜んだ。
     その後に、注文した物が次々とテーブルに運ばれてくる。
     スープーだパスタだステーキだと。
     ちょっと待って~。
     これって一遍に来る物なの?
     前菜を食べ終える前にステーキが出てきちゃ冷めちゃうじゃん。
     高級レストランのように客の食べる早さを見極めながらとまでは言わない。
     せめて、少し間を空けて欲しい。
     これでは、順番に作りましたってだけではないですか。
     コース料理ができないなら無理にやらなくていいのに。
     と思ったら、名前で分かるとおり、定食であってコース料理じゃないんですな、つまり。
     んー、それなら料理を別々に出さないで、本当に定食っぽく大きめの膳にドドンッと乗せて出してきてくれてもいいなぁ。
     もしくは、三段重ねのお重にして洒落っ気を出してみるとか。
     味がどれも、「ビミョー」(奥さん談)で、不味いんでもなく美味しいんでもなく、ちっとも心躍らない。
     ファミレスにナニを求めてるんだキサマはと言われればそうなんだけれど、たかがファミレスでは括れない店も現れてきている昨今、この特徴の無さでは生き残れないんではないかと。 
     携帯でバス会社のサイトにアクセスし、帰りのバスの時間を確認して、お会計を済ます事に。
     レジで店員さんに、「あの、お子様が……」と言われて何かと後ろを振り向いたら、次郎がお菓子を持ってきていた。
     店に入った時にも、手に取ろうとして制止したら泣き出したやつだ。
     キティちゃんのキャンディー。
     あうっ、しょうがねぇな(^_^;)
     そのお菓子をレジに出して一緒に会計してもらおうと、次郎の手からいったんお菓子を取り上げて差し出した。
     こういう時には泣かないんだから、お会計するために取り上げるのは分かるのね。
     ところが、目の前の店員さん、レジの前のガムを手に取ってレジに入力した。
     えっ、なんで(?_?)
     そう思ったら、こともなげに「同じ値段ですので」と言われた。
     あのさ、先にそう言ってくれないと不安になるじゃん。
     勝手にやるなよ=3
     しかもレシートを見たら、ガムが2個と集計されていた。
     それって、“同じ値段”じゃないだろ。
     ケンタッキーフライドチキンで、お母んの昼食を買っていく。
     ロイヤルホストに入る前の電話で頼まれたので。
     隣のカウンターでは、レッドホットチキンを指差して注文しておきながら、店員が復唱すると「普通のチキンだよ!」と怒鳴る客が。
     なんだかね。
     まぁ、自分も怒ってる時は、ああいうふうに見えるんだろうなぁ。
     マンション行きのバスより先に、薬局行きのバスが来たのでそれに乗った。
     奥さんは、店の奥で次郎とコタツで温まり、私は店の前を雪かき。
     しかし、雪はまだ降りやまず、しばらくするともう足跡が残るほど。
     そんな天候でも、夕方近くには患者さんが何人かいらした。
     咽喉の相談でみえた患者さんがおり、風邪ではないかとの事だったが、他に顕著な症状が無い。
     風邪には先んじて葛根湯(かっこんとう)などを飲むのが最善とはいえ、咳だけでは風邪とは限らない。
     雪が降り、家の中の暖房を強くしているであろうと考えると、乾燥が原因かもしれない。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)で様子を見てもらう事にした。
     高齢の患者さんが、便秘の相談で来店。
     大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)サトラックスかで迷う。
     前者は腸を刺激して、後者は便を柔らかくして量を増やすことで便通を良くする。
     高齢者の場合、食べる量が減っていたりすれば便の量も減るのだから、毎日出す必要は無いので、腸を刺激するのは体に負担がかかる。
     しかし同時に、腸の働きが弱くなっているからこそ刺激を与えた方が良い場合もある。
     だから迷うのだ。
     今回は患者さんの要望で、早く飲んで効くのが欲しいと言われ大黄甘草湯を渡した。
     今日は店を閉めるのをお母んに任せて、早めに帰った。
     雪が深くなってくると次郎を連れて帰るのが大変なので。 
     この頃には、新雪の上を歩く感触が楽しくなってきたらしく、次郎は深いところ深いところをと歩いていく。
     奥さんがまた悲鳴をあげる(笑)
     私が持ってるデジカメの発売元であるコニカミノルタが、デジカメ事業から完全撤退というニュース。
     http://konicaminolta.jp/
     コニカミノルタからもメールが来ていて、蓄積した技術はSONYに譲渡するそうだ。
     SONYはSONYで、AIBOなどのロボット事業から撤退するというし、なんだか私が好きになるとフラれるようで切ないわぁ(T-T)
     チャットでは、コンパクト機程度の性能であれば、携帯電話でデジカメに近い物を買えば済むという話も出た。
     でも私は、携帯電話を連絡手段以外に使うのには抵抗があるんだよねぇ。
     災害時に命綱になる携帯のバッテリーを、他の事で消耗したくないのよ。
     写真ならメモ代わりとかで役に立つかなと思うけど、音楽プレーヤーとして使うのは怖くてできない。
    ≪育児日記≫
     今日は朝から、まさかの大雪だった。
     上青木公民館まで行かなければならなかったので、タクシーを呼んで行って大変な思いをした。
     会場には私のママ友もいて待っていてくれてるようだった。
     積み木の会というのだから、どんなにかおもしろいかと思ったら案外そうでもなくて、なんか退屈だった。
     帰りは雪の中、次郎を旦那と連れ歩いてバスまで辿り着くのが大変だった。
     ロイヤルホストで昼食をコースで頼んだのだけど、次郎にてんてこ舞いな感じだった。
     食器を倒したり落としたりしないように気をつけたり、次郎の手がベトベトになってしまうので旦那が大変そうだった。
     そしてバスに乗って薬局まで帰ったら(次郎は途中寝てしまった)、ちょっと疲れたので休憩をした。
     次郎は、起きちゃったけど、また旦那と歩いてマンションまで帰った。

    ◆1月22日(日)/2006年◆
     昨日、積み木遊びに参加したら、今日の大人の積み木の催し物で、ビデオの撮影をスタッフに頼まれたため、出かける事に。
     奥さんは、今日は家でゆっくりしてるとか言っていた筈なのだが、急に一緒に出かけると決めて慌しく支度。
     奥さんは参加するつもりは無く、会場近くのアリオで買い物するらしい。
     次郎は?
    「託児あるんでしょ? 預けておいて」と奥さん。
     そっちの方が狙いか(笑)
     タクシーを呼んで、駅まで。
     2日続けて贅沢だ。
     川口駅前で奥さんと別れて、私は次郎を抱えながら会場に急いだ。
     少し遅れて到着し、託児ルームに次郎を預ける。
     玄関に座らせただけで大泣きされ困ったが、奥の部屋にまで連れて行くとオモチャがあり、泣き止んだ。
     オモチャに気を取られてる隙に、スッと消えて別室へ。
     そこでは、大人が積み木遊びをしている。
     大人が積み木遊びをするというのは、昨日の様子でも少し分かるのだが、子供と遊んであげるのであって、自分では遊んでいない。
     だからうちの奥さんのように、大きさの違う積み木を積んでもいいのかなんて、わざわざ私に訊いてきたりする訳で、そんな大人が“遊ぶ”という事を学ぶのが今日の趣旨らしい。
     本当は奥さんこそ参加するべきじゃないのかねと思ったり。
     ビデオで撮影していると、大人の背の高さよりも高く塔を作っていたのが、ガラガラと崩れた。
     そこで、講師の人が解説。
     大人は見栄えを気にして、綺麗に積み上げようとする。
     しかし、見栄えに気を取られているとバランスを崩していたりする。
     子供はというと、とにかく崩れないように注意を払いつつ、細かな撓(たわ)みは気にしない。
     結果として、崩れにくくなるそうだ。
     他にも、子供は勝手に人が作ってる建物に自分の積み木を継ぎ足して繋げてしまったりするのに、大人は自分のテリトリーを決めたら、その中で黙々と作るという話も。
     始めてみると、実際にそうなるところが可笑しい(笑)
     途中で、保育の人が次郎を連れてきた。
     しばらくは大人しかったのだが、泣き止まなくなってしまったと。
     困ったね、どうも。
     次郎を部屋の中で走り回せつつ片づけを手伝って退室。
     帰ろうと思ったら、来る時に次郎に持たせたお菓子が無い。
     昨日、ロイヤルホストで買ったやつで、キティちゃんのキャンディー。
     保育の人に尋ねたら、途中で次郎が手を離したらしく、誰の物か分からないため、子供達に尋ねたら別な女の子が自分のだと言って持っていってしまったらしい。
     しょうがねぇなぁ、それが無くて泣いてたんじゃないのか、もしかして。
     そうしたら会場の玄関の近くにいた何組かの親子連れの中に、キティちゃんのキャンディーケースを持っている女の子がいた。
     あっ、あれだ。
     その女の子、私と目が合うと、サッと母緒の後ろに隠れた。
     幼稚園だとしたら年長かな。
     悪い事をしたという自覚があるのね(苦笑)
     まぁ、子供同士の事だから私が叱っても仕方が無い。
     次郎の手を引いていって、しかし次郎はまだ喋れないので、代わりにお菓子を返してと頼んでみた。
     そこで母親が気づいて、「返さなきゃ駄目でしょ」と女の子に言うと、おずおずと差し出した。
     それを受け取って、次郎の機嫌が良くなった。
     やっぱり、コレか。
     しかし、中のキャンディーはほとんど無くなっていた。
     でもって、母親の方は自分の子供が取った事を理解したはずなのに、私の方には一言も無し。
     子供同士の事でも、それは別なんじゃないか( ̄^ ̄)?
     子供が隠し持ってたんならともかく、キティちゃんのキャンディーケースなんて目立つんだから、不思議に思わなかったのか。
     腹が立ったが、相手の対応如何では主催者の方に迷惑をかけかねない。
     早急に、この場を離れる事にした。
     嫌な事は忘れるに限る。
     神が人間に与えた最高の贈り物は、“忘れること”だという言葉もあるし。
     誰の言葉か忘れたヽ( ´ー`)ノ
     奥さんとアリオで合流するために向かう。
     子供を乗せられる買い物カートが出払っていると思ったら、1台だけあった。
     次郎が喜んで乗る。
     家にある車のオモチャにも乗ってくれよ。
     奥さんと会うと、昼食は『鎌倉パスタ』にしたいとの事。
     http://www.ario-kawaguchi.jp/web/shop/shop_detail.php?serial=003060
     まぁ、異論はありませんが。
     店の内装も和風で、テーブル席とお座敷があり、お座敷に通された。
     障子があり、座布団が敷いてありで、次郎が汚したりしないかとヒヤヒヤする。
     こういう店に入ると思うのだけれど、メニューにお子様メニューがあるという事は、子供連れを想定しているはず。
     それなら、内装についても考えた方がいいのではないか。
     内装でなければ、子供が来た時のための敷物を用意するとか。
     食べ物をボロボロと落としたりするのだから。
     その点からすると、昨日の『ロイヤルホスト』は、ちゃんと食べこぼしが入るポケット付きの前掛けが付いてきたな。
     今年の正月に泊まったホテルでは、念のために掛け軸だの飾り皿などを下げてもらった。
     パスタの方は、毎日店舗で製麺して茹でたての生麺を供しているらしい。
     私が注文したのは、和風パスタの『うにとイクラパスタ』。
     味は美味しいし、確かに和風。
     しかし、メニューで自慢している通りの濃厚なソースでの味付けは、半分も食べないうちに飽きた。
    「美味しいけど、もういらない」と思いつつ、食べ残すのが嫌いだから苦労して食べ終えた。
     箸を使って食べるというスタイルをするのなら、盛り付けというか出し方も和風にしてはどうか。
     日本料理では、同じ物を大きな一皿で食べるというものは無い。
     鍋などは、取り分けて食べるものだし、具も次々と違う物を取る。
     そこから考えるに、数種類のパスタを小鉢に盛り、それを膳で出すというのが、和風パスタに相応しい気がする。
     そういや、漫画の『美味しんぼ』で「日本人好みのパスタ対決」なるネタがあった時に、作中で主人公の山岡士郎が、この店のような食材と味付けが和風のパスタを出したのに対し、山岡の父親である海原雄山はニンニクと唐辛子で簡単に味付けをしただけのパスタを出す事で勝った。
     その心は、具の無いかけ蕎麦や素うどん、つまり麺の味を素直に味わえるのが「日本人好み」だと。
     独りよがりのきらいがあり、時にそれが鼻につく作品ではあるが、味付けや具材だけが和風なのが必ずしも日本人好みではないという指摘には目から鱗が落ちる思いがした。
     食後にキッズルームに行くと、次郎は車のオモチャで遊ぶのだが、寝そべってお行儀が悪い。
     これは眠くなってきている証拠である。
     帰ろうとして、車のオモチャを取り上げたら予想通り大泣き。
     買い物カートに乗せたら、機嫌が良くなるのも予想通り。
     帰りは電車とバスで。
     麻黄湯(まおうとう)麦門冬湯(ばくもんどうとう)を買いに、お客さんがいらした。
     家族で使っているので、備えておくためにと。
     麻黄湯のおかげか風邪気味になっても悪化せず、咽喉が痛くなっても麦門冬湯が効いてるのかすぐに良くなっているそうである。
     メールで、漢方薬の銘柄の問い合わせ。
     扱っているかどうかというと、置いてはいない。
     しかし、ツムラ製品であれば問屋さんに注文すれば、中1日くらいで入荷できる。
     せっかくの問い合わせなので、すぐに通信販売の商品リストに当該商品を登録した。
     今回の問い合わせの人が買ってくれるかは分からないが、需要があるのならこれからも増やすつもり。
     高齢のお客さんが、成人の息子さんのためにと風邪薬を買いにみえた。
     咳が出ているそうなのだが、その他の風邪の兆候を示す症状について尋ねると、本人に訊いても言わないのだとか。
     熱ぐらい計ってはどうかと言っても、「大丈夫」と答えて計らないらしい。
    「まったく馬鹿なヤツでして」と仰る。
    「ホントに」と答えそうになって引っ込める(笑)
     まぁ、馬鹿かどうかは措いといて、治す気があるのかは疑いたくもなる。
     咳止めとして麦門冬湯麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を。
     胃薬下さいと患者さんが来店。
     どんな症状なのかを尋ねると、
     症状については答えてもらえず、「キツイのがいい」とか「強いのがいい」と言われる。
     胃薬に、「キツイ」とか「強い」とかいう概念は無いと思うのだけれど。
     とにかく、症状が分からないのでは適応する物を選びようが無い。
     辛抱強く話をつないでいって、やっとお酒の飲みすぎだという事と、痛い訳じゃないというのが分かった。
     最初に一言、そう言ってくれるだけで希望に沿う事ができるのに。
     それはそれで、売る側の勝手な注文ではあるのだけれど。
     まず今回は、五苓黄解(ごれいおうげ)で大丈夫だろう。
     明日出席する広報部会の資料の用意と、今日撮影した積み木のビデオや写真のファイルの整理。
     そうそう、来月の店頭での化粧品販売用のチラシも作るんだった。
     体力使わない仕事でも忙しいのだ。
     ライブドアを「虚業」だの「実体が無い」などというが、何もしなければ何も動かない。
     金も動かない。
     世の中には、汗水など垂らさなくても、働いている人間もいる。
     それを外から見て理解できるかは別な話。
     働いた分がお金になるかも別な話。
     ……チラシ作りは売り上げに繋がるから金になるが、他のは金にならんなぁ(苦笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、川口駅まで旦那と次郎と私とで行った。
     なんか昨日の続きで、大人が積み木を楽しむ会らしかった。
     旦那は呼ばれていったので、次郎を預けることができる環境にあったので、私はその間アリオ川口店をブラブラと1人でできた。
     とっても、やっぱり気は楽だった。
     次郎の話を後から旦那に聞くと、なんかお菓子を他の子に取られちゃったみたいな感じらしかった。
     人が良さそうで、本当に困る次郎だった。
     でもやっぱり泣いてしまったらしい。
     次郎って案外は、臆病なところもあるから将来ちょっと大丈夫なのかしら?

    ◆1月23日(月)/2006年◆
     夜明け近くに、またも次郎の夜泣き。
     起きたら食べようと朝食用に昨日スーパーで天丼を半額で買っておいたのだが、起きる気力が湧かず二度寝。
     ただし、二度寝するのにも携帯のアラームは仕掛けておいた。
     その二度目のアラームでガバッと起きて、歯だけ磨いて飛び出した。
     今日は、午前中が広報部会。
     自転車で向かうと、大通りの雪は溶けて無くなったとはいえ、小道に入ると凍った雪が行く手を阻む。
     残った雪にはヒヤヒヤしたが、追い抜いていく車が慎重な運転なので差し引きゼロか。
     10分ほど遅れて事務所に到着。
     今日は同じ事務所で別な打ち合わせをしており、事務局長は両方の打ち合わせに噛んでるもんだから、首を右に左にと忙しい。
     今日の締め切りまでに届いた原稿は、3件のみ。
     後は締め切り後に順次届く……はず。
     困ったもんだ。
     でも、届かない原稿は気にしない事にしたんだもんネ。
     打ち合わせを終えて帰ろうとすると、事務局長さんが昨日のお礼に昼食を奢ってくれるという事に。
     ところが奥さんからは、昼食にモスバーガーを買ってきてくれとメールが入った。
     他の人たちは弁当を注文するようなので、私の分は弁当にする事にした。
     昨日も行ったアリオの中にモスバーガーがあったなと思い行ってみた。
     すると、入っていたのは緑モス。
     14:00から個数限定で販売している、匠シリーズを扱っているのである。
     まだ14時じゃないから、駄目だ。
     ちょっと残念。
     ただ、ここの緑モス、テナントの一部という小規模なためなのか、匠バーガーを始めとして、幾つかの商品は取り扱っていないという表示があった。
     それでは、緑モスの意味が無い気もする。
     帰る途中が寒くて参った。
     気温そのものも低いし、路上に残る凍った雪に沿って走ってくる風の冷たいこと。
     そのうえ、強い風に煽られて凍った雪の粒が(雪は凍ってる訳ですが)、砂嵐のように舞って吹き付けてくる。
     帰る頃には、弁当もモスバーガーも冷えていて、電子レンジで温め直し。
     テレビのワイドショーでは、ライブドア問題に絡めて堀江氏の子供時代の特集などを流していた。
     小学生の頃の文集の趣味の欄に「お金集め」と書いてあった事や、母親の教育方針が「お金で買えない物は無い」というものだったとかを、最近の堀江氏のお金に関する持論と絡めて紹介。
     奥さんがそれを観てて怒っていたのは、子供時代の事をやたら引きずるような発言をコメンテーターが繰り返していた事だった。
     当たり前の話だが、子供時代の“全て”を番組で紹介している訳ではない。
     “お金”に関係した部分を主に抜き出し、それを全面展開するという手法を使っている。
     しかも番組中では、「何かがあってお金に執着するようになったのだろう」と憶測を付け加えていた。
     文集を引っ張り出してきて、当時の教師にまで取材をしておきながら、肝心なところを調べていないというのは、あまりに恣意的に過ぎる。
     ここまで特集するのなら、その“何か”まで調べれば良いではないか。
     それをしないで、子供時代をそのまま引きずってるかの印象で構成している番組に、奥さんが「子供の頃の事なんて、そんなに関係してる訳ないじゃんねぇ」と怒るのは至極もっとも。
     昨年少し話題になったように、堀江氏は宇宙開発事業に興味を持ち、その実現を夢として語っていたではないか。
     先の文集の、趣味の欄に「お金集め」と書いてあった事を基にして考えるのならば、お金儲けをしていく中で、その使い道に夢を持つようになったという解釈だって成り立つはずである。
     でもって、奥さんがもっとも腹を立てたのは、湯川れい子が、お金には代えられない物として“愛情”を持ち出した事。
    「その愛情を注ぐのだってお金がいるんだから!」と。
     そりゃそうだ。
     湯川氏の音楽事務所のサイトのプロフィールには、“躓(つまづ)き”に関する事が何も書かれていないのだけれど、お金に困った事は無いのか?
     http://www.rainbow-network.com/
     そんなはずも無いと思うのだが。
     誰かしら、困った時には助けてくれただろう。
     もしその助けが、直接的なお金を使った援助じゃなかったとしても、助けた人はそれだけの余力があったはずで、目に見えないところでお金は動いてるんである。
     他に湯川氏は、動物を愛すること云々とも言っていたけれど、その愛する動物に与える餌は?
     愛する動物が病気になったら、保険が利かないから何万円もの治療費が必要なんですよ?
     その治療費を惜しんだばかりに、癌の発見が遅れて飼っていたペットの死期を早めてしまったかもしれないと悔やんだ人の手記もあるんですけど、読んでない?
     お金がそもそもなんであるかを忘れてるんじゃあるまいな。
     お金は“対価”の1つ。
     それが時に物理的実態のある物々交換であったり、形の無い優しい気持ちであったりという事があっても、それらも等しく対価に違いは無いのだ。
     堀江氏が兼ねてから、「お金だけが公平」と言うのは、物々交換や気持ちでは、対価を受け取る側が必要としているモノとの齟齬が起きやすいのに対して、お金であれば物を買う事もできるし、その気持ちがあるのなら心を込める事もできる点において、自由度が広いからだろう。
     奥さんと違う面で私が呆れたのは、堀江氏に対してビル=ゲイツを持ち上げていた事。
     ゲイツ氏が夫婦そろって何兆円も慈善活動に寄付している事を素晴らしいというのだが、そのゲイツ氏が興したマイクロソフト社は世界各地で独占禁止法などで訴えられ、罰金を命じられたり和解したりと、これまた問題のある事業展開をしてきた会社なのに。
     湯川氏ご本人は、おそらく自分の事はアナログな人間だと思っているかもしれない。
     でも、発言を聞いていると、えらくデジタルな人だなあと思う。
     白か黒か、1か0かでの話しかしないんだもの。
     あのヒットラーでさえ、動物愛護の人だった。
     善人が行う悪行も、悪人が行う善行もある。
     さて、お店に行くと忙しい。
     いや、寒くて風が強くてで来店者は少ないのだけれど、今は棚卸の時期なので。
     某件で、某町医者の某氏からメール。
     用件とは関係無いのだけれど、患者さんに排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を処方したら効果がありましたと添えられていた。
     それで気を良くする。
     でも、売り上げには結びつかない(笑)←拝金主義的な発言
     最近見かけないなと思っていた女子高生が、久しぶりに制服のままコンドームを買いに来た。
     元気そうでなにより。
     そうか、よく考えたら受験期だったんだな。
     それで彼氏とのデートも控えていたのか。
     などと想像する私。
     私も今夜はデート………のはず。
     お客さんから、新三共胃腸薬で女性向けの新商品が出てるはずと尋ねられた。
     んー、問屋さんからは聞いてないなぁ。
     テレビでCMをしているという。
     テレビのCMは見ないしなぁ。
     不勉強ですいません。
     ネットで検索して調べてみたら、確かにピンクのパッケージの新商品があった。
     http://www.sankyo.co.jp/
     ただ、内容を確認してみると、どうやらパッケージを女性向けにピンクにしただけのようだ。
     つまりは効果は変わらない。
     そりゃ、そうだよなぁ。
     成分を変えて出すとなると、開発費が億を越える。
     メーカーによっては、製品名だけ変えて同じ中身の物を出すというのも珍しくない。
     商品の名前が行き渡りると、売り上げが安定したり下降したりするので、パッケージを変えたりターゲットを変える事でアピールして、売り上げ増強を図るのだ。
     この場合、「謀る」が適切か?
     膀胱炎の薬を求めて患者さんが来訪。
     希望は抗生物質だったが、それは処方箋無しでは薬局では売れない。
     猪苓湯(ちょれいとう)を案内する。
    「早く効くのがいいんだけど」と言われた。
     猪苓湯は早く効きますよん。
     というか、早く効かないと膀胱炎に使う意味がありませんし。
     近所のAさんが化粧品を買いにみえた。
     ところが、片腕を吊るしている。
     どうしたのかと思ったら、昨日私が留守中にも店にいらして、その来る途中で転んで変な手のつき方をしたのだそうだ。
     それで腕が腫れていたので、お母んが病院に行くように勧めたものの行かず、今日になって痛みに耐えられなくなり病院に行ったら、骨折と診断されたとの事。
    「なんでもっと早く来なかったの」と医師に叱られたとか。
     さもありなん。
     明後日から沖縄旅行の予定だったのは、キャンセルしたという。
     それは残念ですねぇ。
     どうぞお大事にm(_ _)m
     旦那さんの喘息の相談で、お客さんがいらした。
     以前に買ったのが良く効いたと言っていただけたのだけれど、なんだったのか、こちらもお客さんも思い出せず。
     肺が乾燥した喘息なら麦門冬湯(ばくもんどうとう)、咳が止まらなくて寝られないくらいなら麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、激しい咳にはならないもののヒューヒューと喘鳴がして息が苦しい時には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)というのが候補。
     とりあえず、三つとも揃えておきたいという事でお買い上げいただいた。
     それと、喘息の予防になる漢方薬は無いかと訊かれた。
     半夏厚朴湯小柴胡湯(しょうさいことう)を合わせると、柴朴湯(さいぼくとう)という喘息の予防としてとても効果がある漢方薬になるのだけれど、うちでは扱っていない。
     だって、1週間分で6,020円もするんだもの。
     今うちで1週間分で1番高い漢方薬は、3,920円の小柴胡湯である。
     だから、普段は半夏厚朴湯を予防で飲んでもらい、疲れたりして危ないなという時だけ小柴胡湯を合わせて飲むという方法を勧めている。
     ううむ、そういう売り方をしてるから儲からないんだな。
     歯茎の腫れに使った排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)が効いたとの事で、追加を買いに患者さんがいらした。
    「病院には行きましたか?」と尋ねると、効いたから行っていないという。
     効いたのはなによりですが、歯科医には行きましょうよ(^_^;) 
     便秘の治療にサトラックスを買いに患者さんがいらした。
     やはり、分包の方が使いやすいのか、そちらばかり売れる。
     Iちゃんに、何時に待ち合わせるかのメールを送ったのに返事が無い。
     頼まれてる薬を用意して、いったんマンションに帰ったところで連絡がつき、夕飯を先に済ませていると言われたので、私も朝食べ損ねた天丼を夕食にしてから出かけた。
     駅で待ち合わせするも、Iちゃんは来ていない。
     すると電話があり、今S氏の部屋で具合が悪くてぶっ倒れてるという。
     あちゃー、そこまで疲労困憊してましたか。
     肉体的疲労と共に、精神的疲労が蓄積されてるとは聞いていたけれど。
     S氏が電話に代わり、「回収しに来て下さい」と。
     うっ、ちゃんと着けるかしらん(^_^;)
     記憶を頼りに、近道をしてみると無事にS氏の部屋に。
     つーか、道に迷いそうだと思ったら、近道より確実な道を行った方が良かろう。
    「回収に来ましたー」
     入ってみたら、S氏は電話中でIちゃんはホントに倒れ込んでいた。
     補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を飲ませてみる。
     体の中を補って気力を益すという名前の通りの効能。
     なんとか立ち上がり、外に連れ出すもフラフラと足取りが危うい。
     ホテルに連れ込んで介抱する。
     途中から、介抱なんだかナンなんだか分からなくなったが。
    ≪育児日記≫
     今日は、1歩も外に出なかった。
     風が見るからに冷たそうで、ものすごく吹いていたし、ちょっとこのところ外に出すぎたのでずっとマンションにいた。
     次郎は、いろいろ暴れたりしてたけど休ませた。
     何か、冷えとかいろいろあったせいか、次郎は少し便秘気味のようだった。
     いろいろ神経なんかもこのところ使ってたからかな彼なりに……。
     夕方、疲れが出たみたいでグーグー。
     私も次郎と一緒に寝てしまった。
     夜は旦那は浮気デートに出かけた。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0264号≫
    水の中を行く/こんなカキフライ/覚悟のススメ

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0264号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月14日(土)……水の中を行く
    ※1月15日(日)……こんなカキフライ
    ※1月16日(月)……覚悟のススメ
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月14日(土)/2006年◆
     なにやら夢の中で寝る夢を見た(笑)
     つまり、夢の中で寝たら目を覚ました。
     そのため、ハッと目が覚めた時には、ここがどこだか認識できず、自分が誰かも分からないほどに混乱。
     もちろん、すぐに状況は分かったのだけれど、ちょっと不思議な体験をした感じで得した気分になる。
     今日は部屋の中は暖かく、暖房を入れなくても過ごせそうなほど。
     ところが、外を見たら雨だった。
     寒ければ、雪が見れたのに残念。
     雪国の苦労を知らないと、雪は目の保養くらいの認識で。
     奥さんに次郎を薬局に連れて行っておいてくれと頼まれ、コートの上に雨合羽を着せてマンションを出た。
     奥さんは、後から帳簿類を持って薬局に行き、溜まった会計処理をするつもりのようだ。
     次郎が自分の足で雨の中を歩くのは初めてのはず。
     このあいだの旅行の時には、小雨だったけれど、今日のは本格的な雨。
     マンションの玄関まで来たところで、ちょっと足がすくんだのか前に出ようとしない。
     それで手を引いて外へ出すと、今度は一変。
     歩道の水溜りを見つけて、バシャンと飛び込む。
     ああ、長靴じゃなくて普通の靴なのに(+_+)
     しかし、もちろんそんな事は気にせずに、水溜りの所だけを選んでバシャバシャと進む。
     いつもは、あっちへ行ったりこっちへ行ったりでなかなか前進しない事から考えると、まっすぐ歩いてくれるのは楽ではある。
     でも、水溜りの中を進んでいく(苦笑)
     薬局に辿り着いた頃には、次郎の下半身はビショビショ。
     奥さんが後から来たが、替えの靴も何も持ってこなかったという。
     なんでやねん(^_^;)
     すると取りには戻らずに、リサイクルショップに買いに行った。
     なんでやねん(^_^;)
     自動ドアが開き、店の外から「すいませーん」と呼ばれる。
     どうしたのかと思ったら、雨合羽がビショ濡れで、店を汚してはいけないからと。
     いやいや、大丈夫ですよ。
     まぁ、私もコンビニに行ったりした時に同じようにしましたが。
     その時には店員に変な顔をされてしまった。
     そりゃあ、あちらはマニュアルでレジでの応対しか指示されてないだろうけどさ。
     今回は、私がドアの所と商品棚とレジを往復してお買い上げいただいた。
     頻尿の相談で、やや高齢の女性の患者さんが来店。
     前立腺肥大なとが多い男性と違い、寒さのせいだろうと読んで、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)を案内した。
     風邪の相談でいらした患者さん、今日から症状を感じたのと事で、鼻水と咳が主訴。
     葛根湯(かっこんとう)でも良さそうだが、明日は仕事は休みだという。
     ゆっくり休めるのであれば、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)で熱をガッと出して、風邪を倒した方が早そうだと思い勧めた。
     子供の風邪の相談でお客さんがみえた。
     寒気があるという話から、本人が暑いと訴えるまでは温めましょう。
     地竜麻黄湯で。
     まだ体調が戻らないが、明日は『SNAKE-EYES』のコンベンション。
     人手不足のおり休む訳にもいかないので、今日は早めに休んで少しでも回復
    しておく事に決める。
     地竜柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を多めに飲み就寝。
    ≪育児日記≫
     今日は、久々に大雨が降った。
     ドシャ降りの中、薬局まで次郎を旦那が歩かせて行った。
     私は後から、事務用品を持って薬局に行った。
     しかし、次郎の替えの靴を忘れてしまって、この雨のさなか、リサイクル屋まで買いに行った。
     リサイクル屋で、とても安い靴を見つけた。
     赤い柄の靴だったけど、300円くらいでサイズもピッタリですぐに購入した。
     ついでに長靴まで次郎の物を買ってしまった。
     まぁ、風邪などひかないようにするために。
     次郎は薬局で、元気にその間遊んでいたみたいだった。
     で、お腹がとても空いたらしくて、義母が何か御飯などを食べさせてくれたらしかった。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆1月15日(日)/2006年◆
     なんか変な夢を見てから目が覚めたもんだから、疲れた。
     SFの世界で、主役は『MIB(メンインブラック)』のウィル=スミス。
     でもって私は、その相棒で宇宙船のパイロット。
     二人の仕事は、情けないとうか馬鹿というかワケワカランというか、“宇宙の孕ませ屋”。
     少子化に悩む種族の依頼で子作りに励むという。
     依頼を受けると、嬉しそうなウィルに私は呆れていた。
     やりたいけどなぁ(笑)
     いや、人間型の宇宙人限定でね。
     でもって、ある特定の種族を滅ぼそうとしている連中に命を狙われる。
     話は、どんどん大きくなって、ついには星が生殖行為を始めて……。
     責任者出てこーいヽ( ´ー`)ノ
     今日は、『SNAKE-EYES』のコンベンションで、参加者をJR八王子駅に迎えに行ったが、誰も来ていない模様。
     ううん、参加者が少ないと寂しいなぁ。
     と思ったら、ご新規さんが次々と。
     ホッと安堵する。
     エントリーしたゲームは、『芝居遊戯・水戸黄門』、『ゲイシャガールウィズカタナ』、『無限のファンタジア』、『ソードワールド』。
     http://www.rakuten.co.jp/a-game/648796/658693/
     http://www.game-writer.com/konogoro/game/ggwk/menu.html
     http://t-walker.jp/mugefan/html/main.htm
     http://www.groupsne.co.jp/products/sw/
     なんか、イロモノが2つもエントリーしとりますが。(無限もイロモノか?)
     『ゲイシャガール ウイズ カタナ』の、「間違った日本観のキャラを演じる」のではなく、「間違った日本観で間違ったキャラを演じるプレイヤーを演じる」というメタ構造には惹かれた。
     しかし残念ながら今回は、イロモノの卓は立たなかった。
     今日は客層がマトモだったようで(苦笑)
     私は、K氏がGMを務める『無限のファンタジア』に参加。
     エンジェルだけど、邪竜導士。
     なんか汚れキャラになりそうな予感がしたため、通り名を“汚れきったエンジェル”として、名前を“アズラエル(死の天使)”と付けた。
     全体的にキャラメイクに時間がかかり過ぎてしまった感じ。
     これは協力しきれなかった私も悪いんですが。
     K氏としては、初めての人にも自由にキャラクターを作ってもらうと思ったのだろうけれど、そうなるとこちらも先にキャラを選ぶという事ができず、こちらが迷っているから初めての人たちも迷うという悪循環に。
     こういう時は、オススメ商品をパッケージングして案内するのが良いと思う。
     
     キャラメイクをしたところで昼食。
     『スカイラーク』と『モスバーガー』のどちらにするか迷い、皆で『モスバーガー』へ。
     しかし、13時近くでは、まだ店が混んでいる。
     座席も空いておらず、何人かは他の店を選ぶ事にした模様。
     私は先に注文してしまったため、そのまま待つ。
     待っていたら、食べ終える人が結構出て、注文したビーフシチューが出来上がる頃には、さっきまでいたメンバー全員が座れるくらいの空席ができた。
     予想できないもんですな。
     ところで、仮にもバーガーショップに入って、ビーフシチューとサラダだけを食べるってのはどーよ(笑)
     開始時間を決めてはいなかったものの、おおよそ一時間くらいと踏んで余裕を持って会場に戻ったつもりが、戻ったらすぐにプレイ開始。
     まぁ、押し気味だからいいんですが。
     酒場で私たちのパーティーがくつろいでいると、そこへ村娘が現れて、モンスターに襲われた村を助けてくれと頼まれた。
     今回のパーティーは、報酬に金を求めない正義(?)の冒険者であるので、すぐに助けにいく事に決まる。
     この辺、早くてよろしい。
     その村は船で3日ほどかかる島にあるそうなのだが、船での出来事はスパーンと端折られた。
     私や武井くんが悪ノリして脱線するのを防ぐためかね(苦笑)
     ただ、そのせいで依頼主である村娘と、誰も接点を持てなかったのが、後で物語の進行を難しくしてしまったのではないかと思う。
     というのも、敵のモンスターが「ゲームをしよう」と言って挑んでくるから。
     そして、島に到着した時にはすでに村は全滅していた。
     つまり、村を助けてくれという依頼が、その時点で成立しなくなってしまったのだ。
     なので、そのモンスターに拒否する事を伝えたら、村娘を人質にとってゲームをしようと迫ってきた。
     でもー、本人にも自分を守ってくれとは頼まれてないし~。(←ヒデェ)
     助ける動機のあるキャラクターが1人もいない。
     せめて、村娘に一目惚れしたとか、何か過去の因縁がある事が分かったとか、そういうのがないと困る。
     さすがに意地が悪すぎると思い直して、敵のゲームに乗る事にしましたが。
     モンスターのアイデアは面白かった。
     敵の本体が武器の方だった、というのとかね。
     後に続くモンスターの描写も、ホラー系のノリで、私は好き。
     物語の展開上、戦いが続いたのは仕方がない。
     でも、強すぎるよー。
     必殺技をバンバン繰り出しちゃいました。
     私のキャラは、かなり戦いに特化してあったから良かったけど、他の人はキツかったんじゃないかな。
     勝っても荒野しか残らないとは、荒んだシナリオだ(笑)
     撤収後に反省会と打ち上げを兼ねて、『春庭花』に。
     http://www.fca-group.com/
     誰のリクエストだったか、中華という事で。
     私は、いつでもイタリアンを選んでしまうため選定権ナシ(笑)
     体調はまだ思わしくなく、胃の具合はビミョーなのにもかかわらず、定食の定番であるカキフライ定食を注文してしまった。
     その出てきたカキフライが、普段知っているカキフライとは仕上がりが違う。
     普通のカキフライは、表面がトゲトゲザラザラしているのが、この店のはフンワリした感じ。
     あのカリカリとした歯ごたえがなきゃ嫌だという人には向かないかもしれないが、私は牡蠣の味が鮮明に味わえて気に入った。
     反省会では、先に書いたような感想をK氏に伝えた。
     確か前にも、村娘が人質に取られるというシーンがあり、その時にも村娘を助ける動機が見当たらなくて見捨てたのだ。
     こう書くと、なんか自分が悪いヤツみたいだな(爆)
     調子が悪いおかげで(?)深酒せずに済み、無事に家路に着く事ができた。
     早く体調を戻さんとイカンなと思い、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を飲んで寝た。
     薬飲み飲み、酒を飲み。
     ダメ患者の見本ナリ。
    ≪育児日記≫
     次郎を連れて薬局に行った。
     次郎の指をドアに挟んでしまったからだ。
     一応、抱っこ紐を持っていったけど、なんだかんだいって歩かせた。
     次郎の親指がちょっと腫れていた。
     でも義母に言わせると、たいしたことないようだったので、とても良かった。
     次郎は、本当にだんだん重くなって、抱っこするのも大変だった。
     次郎は、いつもと変わらない様子だった。
     確かにドアで指を挟んだ時は大泣きしたけれど、薬局では普段通りでビックリするぐらい落ち着いていた。
     私だけ、ちょっとパニクッてたかしら?
     ………オマエはいつも、パニクり過ぎ(^_^;)
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆1月16日(月)/2006年◆
    「胃薬下さい」と患者さん。
     胸焼けがして、お腹が張った感じがするという。
     水を飲んで楽になるか、お湯を飲んで楽になるかを尋ねると、水の方が楽になるとの事。
     という事は、胃熱か。
     お酒の飲み過ぎだと分かり、五苓黄解(ごれいおうげ)を勧めた。
     しばらく店頭に置いていた山梔子(さんしし)を片付けた。
     今年は、栗きんとんを作る人があまりいなかったようで余ってしまったのだ。
     まぁ、家でも作らなかったのだけれど。
     奥さんから携帯に電話が入った。
     接客している時もあるから電話するなと言ってあるのに。
     それを無視していたら、今度は店の電話が鳴る。
     出るとやっぱり奥さんで、「もしもし……」と声が聞こえたところで切った。
     電話に出れる状況かどうか、先にメールをしろっての。
     後から送ってきたメールでは、弁当をどこで買うかだった。
     好きにせー(苦笑)
     病院からの処方箋を持ってきた患者さん。
     風邪気味で、いつもの薬に加えて風邪薬も出しましょうと医師に言われたのに、それを断ったという。
     ありゃ、どうしてですか。
     すると、うちで漢方薬を買おうと思ったからだとか。
     嬉しいけれど、それもどうかな(苦笑)
     やや高齢で、抵抗力も落ちているようなので小柴胡湯(しょうさいことう)を出した。
     結局、奥さんがお弁当を買ってきた。
     次郎の散歩を兼ねてとかで、わざわざ隣の駅の弁当屋で。
     次郎の分を取り分けて食べていたら、しばらくして流し台の方でガタンッという音がした。
     何かと思ったら、先に食べ終えた次郎が食器を流し台に放り込んでる音だった。
     手がやっと届く高さなもんだから、ホントに放り込むという感じ。
     そのうち、薄手の食器なんか割りそうだな。
     ワイドショーのニュースのコーナーで、昨年12月に長野県の諏訪湖で行方不明になった小学校5年生の男の子が今日、遺体で発見されたと伝えていた。
     遺体に外傷などは無く、死因は水死で、転落事故だろうとの事だった。 
     そのニュースを読み上げる日本テレビの真山勇一キャスターが、「ちょっと残念な結果になりましたね」と言うのを聞いて、思わず膝を打って感心してしまった。
     なるほど、「ちょっと」か。
     しかも、最初に竹馬をしている写真を写して、誰だと思うかとクイズ形式にしていた。
     まったくもって、見世物である。
     昨年は「最近は子供が犠牲になる事件が多くなった」とマスコミが大々的に取り上げ、会う人ごとに同じように言われ、各自治体からは“子供を守るため”の取り組みが広がっているとのニュースが伝わってくる。
     そんなご時世からすれば、この程度は“たいした事ない”のかもしれない。
     まったく、子供にとっては生きにくい世の中になったものだ。
     しかし、「最近は」というのであれば、やはり過去との比較が必要だとも思う。
    「昔は」と、しばしば語られる“子供にとって良かった時代”は、「いつ」だったのか。
     便利な事に、それこそ今では昔の事件を調べるのはインターネットを使えば簡単に探せて、なかなかに興味深い。
     1972年生まれの私の親が成人する頃の1964年には、俳優の高島忠夫の長男が、お手伝いさんに殺されるというショッキングな事件を始めとして、高校生が同級生を包丁で殺害とか、なんかあまり状況が違うとは思えない事件が起きていたり。
     戦時中は言わずもがなで、子供にとっても大人にとっても悲惨な時代だった。
     さらに戻っていくとどうか。
     子供が犠牲になる事件は少なくないし、逆に子供が加害者の事件もかなりある。
     18歳の少年が、交際していた訳でもないのに、好きだった少女を太い竹で刺し殺したなんて事件は、昨年のクラスメイトの女子を男子が包丁で刺し殺したという事件よりも、なんだかスゴそうだ。
     少女の遺体は、股間から胸にかけて竹に貫かれていたという。
     心理学者が、包丁でメッタ刺しにするのは深い恨みがあるのだろうと語っていたけれど、竹で串刺しにする心理状態というものも、ぜひ聞いてみたい。
     そもそも昔へ辿っていくと、今よりも人権意識は薄く、新聞が出る明治期よりも前ともなれば、奉公に出されたり、障害児は見世物にされたり、今の感覚では尚のこと許せないような事例が資料では目に付く。
     そして、医学の頼りなさは今以上である。
     うちの子は医師からは一度「諦めて下さい」と言われて生まれた、いわば“生まれるはずのない子供”だ。
     生まれるはずがないのに生まれてきたのは、まさに現代だからこそで、事故や事件に遭うのは、その引き換えとしてのバランスとも考えられないでもない。
     だとしたら、ちょっと目を離すその時で二度と会えなくなるのも仕方のない事だと割り切って、「♪行ってきますと 気をつけてねと 真剣に手を振る」(山本正之/作詞・作曲『テレビない星』より)毎日を送るしかない。
     http://songworld.magoo.jp/masayuki/album02.html
     そんな気がする。
    「覚 悟 完 了」(山口 貴由/漫画『覚悟のススメ』より)
     http://blogpal.seesaa.net/article/11784103.html麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)がありますと案内。
     これが、元気なお婆さんで、いや病気だから薬局に来ている訳なのだけれど、まぁ喋る喋る。
     よく舌を噛まないもんだと感心するくらいの早口で、しかも声が大きい。
     そのうえ、こっちが口を挟む隙をなかなか与えてくれず、薬の説明をしようにも自分の方が喋るもんだから、結局飲み方とかを繰り返し尋ねられる。
     もう少し音量を下げてくれないと、横で他の患者さんに説明しているお母んの声も通らないだろう。
     そして、タクシーを呼んで欲しいと頼まれて電話をするのだけれど、電話してる間にも話しかけてきて往生した。
     タクシーが来るまでしばらくお待ち下さいと伝えて、次のお客さんに取り掛かろうとしたら、やっぱり話しかけてくる。
     困ったねどうも(^_^;)
     早めにタクシーが来てくれて助かった。
     お見送りして、店の中に戻るとシーーーーーーーーーーーーーーーーンと静かで逆にビビる。
     他にもお客さんや患者さんがいるのに、この静まり返り方は、なんだか落ち着かないなと不思議な感じに。
     そういや、知り合いの女子高生にもいたなぁ。
     周りの人に、「彼女がいないと、3人くらいいないみたいだね」と言われていた(笑)
     風邪が治ったものの、クシャミが止まらないという相談。
     この間には、お母んに勧められて麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)を一緒に飲んだそうだ。
     クシャミといえば小青龍湯(しょうせいりゅうとう)が一番に考えられるが、風邪の後にクシャミだけ残ったというのは、咳だけが残ったのと同じで、体内の乾燥が原因だろう。
     乾燥のせいで、空気中の埃などが鼻腔を刺激しているのだ。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)で潤いを作るのが良いはず。
     患者さんの友達は、医師からずっと葛根湯(かっこんとう)をもらってるとか言っていた。
     悪いもんじゃないけど、そんなに飲み続ける物でも無いと思うんだけどな。
     特に、咳には大敵。
     原沢製薬工業の営業マンが、年賀の挨拶で来訪。
     魚の目やタコの貼り薬の案内をされた。
     ドイツ製だそうである。
     日本での市販品よりも、主要薬効成分のサルチル酸が濃いとの事。
     つまり、表皮を早く腐らせて、新しい皮膚を回復させるのを促進すると。
     でもなぁ、パッケージまでドイツ語表記では、いくら日本語のシールを貼っても売れるかどうか。
     それから、スーパーエクジーの消費期限が迫ってるのではないかと訊かれる。
     調べてみたら、確かに売れ残った分の消費期限が迫っていた。
     よく把握していらっしゃる(笑)←笑い事ではない
     来月の頭に、新しい物と交換してもらう事に。
     飲んでくれた人は、健康食品だけれど効果を感じられたと言ってもらえている。
     でも、新規のお客さんが開拓できてないんだな。
     常連さんから、近くの工場の跡地にドラッグストアーができるらしいという話を聞いた。
     そういや、なんか囲いをして資材が搬入されていたな。
     何の工事が始まるのかと思っていたのだが、ドラッグストアーなんて本気か?
     うちと、その駐車場の位置関係からすると、他にセイムスやビッグドラックも近い密集地帯だよ。
     以前には、近くにイイヅカ薬局があって撤退し、今はリサイクルショップになっている。
     脅威には違いないが、大手で潰しあってくれれば良いとも云える。
     でも、なにがしかの手は打たないと駄目だろうな。
     膀胱炎の薬をと、猪苓湯(ちょれいとう)を買いに患者さんがいらした。
     以前は、「漢方薬は効くの遅いでしょう」とか言われていたけれど、猪苓湯もだいぶ浸透したようで。
     ドラッグストアーが新しくできるらしいと奥さんに話したら、そのチラシを見たとか言う。
     なんですと?
     で、そのチラシは?
     捨てちゃったとか。
     アホー(^_^;)
     どの系列かとかでスタイルが分かれば、対策も考えられるのに、なんで捨てるのよ。
     仕事中に電話してきたり、アンタどこに嫁いできたのか分かってるのかね。
     この冬の大雪による死者が16日21時現在、100人にのぼったというニュース。
    「あっ、やっと越えたか」と思ってしまった。
    「今回の大雪による死者が9×名」となった頃から、なんとなく「どうせなら100を越えた方が座りがいいな」と“期待”してしまってたところ。
     同じく期待していた人が、何人かはいるんじゃあるまいか。
     ただ、保育園児が1人新たに入ったのが残念ではあった。
     福島県下郷町豊成の町立保育所で、園庭で遊んでいた6歳と5歳の男児が屋根(高さ約7メートル)から落ちた雪に埋まり、6歳の男児が同日夜に死亡、5歳の男児は一時意識不明だったものの回復したという。
     2人が埋もれた雪は氷のように固く、助け出すためにスコップを突き刺すのも大変だったとか。
     13日に保育園の職員で一度雪下ろしをして、18日に改めて町で雪下ろしをする予定だったそうだから、危険が予見できていただけに、なおさら残念。
     ニュースでもあれほど落雪に注意するように言っていて、現地の人ならなおさら分かっていたろうに。
     まったく=3
     夕方頃にニュース速報がテレビで入り、何事かと思っていたライブドアへの東京地検特捜部の強制捜査の続報で、報道番組が大盛り上がり。
     自社やグループ会社の株価をつり上げる目的で虚偽事実を公表した疑いがあるというのが、強制捜査の主な理由だとか。
     これだけ派手に入るという事は、よほど地固めしたうえでの事なのだろう。
     今の段階で公表されているのは、ライブドアの関連会社である『ライブドアマーケティング』(LDM、当時バリュークリックジャパン)が、出版社の『マネーライフ社』を株式交換で子会社化すると発表するよりも早い時期に、実はライブドアが出資して実質支配する投資ファンド『VLMA2号投資事業組合』が既に買収を済ませており、これが虚偽の事実を公表した“偽計”、つまり“風説の流布”にあたるようだ。
     なんか、1号2号という呼称に反応してしまいます(笑)
     しかしまぁ、報道するニュースキャスターの嬉しそうな事。
     西武の不正な株式売買の時よりも騒いでいる印象。
     “風説の流布”だけなら、マスコミが毎日してるのに、そっちは罪にはならないんだよなぁ、不思議な事に。
     寝る前に、充電しておいた携帯電話でスケジュールをチェックしようとしたら電源が入らず焦る。
     どのスイッチを押しても反応しない。
     充電器に戻してみると、充電中を知らせるランプも点灯しない。
     『週刊アスキー』の『トホホ会』のコーナーで、最近の携帯電話は制御ソフトがパソコン並みで、再起動しないとならない事があるという記事を読んだのを思い出し、再起動とは違うけれどバッテリーを抜いて入れ直したら、電源が入った。
     ホッ=3
    ≪育児日記≫
     今日は次郎を連れて、東川口の弁当屋まで行ってきた。
     ダイエーにも寄った。
     次郎は、一つところにいると嫌がって暴れるので大変だった。
     とにかく動きたいらしかった。
     道を歩かせていても、本当に自分の行きたい方向でないと、尻もちついて動かなくなるので、とてもかったるい。
     しかし、こうやって疲れさせないと、ぜんぜん寝てくれないので、頑張って遠出とかこれからもしてみようと思う。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0263号≫
    健康食品の方が良いのかどうか/可哀想な世代?/薬をもらわないで/ガスター10に注意

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0263号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月10日(火)……健康食品の方が良いのかどうか
        
    ※1月11日(水)……可哀想な世代?
    ※1月12日(木)……薬をもらわないで
    ※1月13日(金)……ガスター10に注意
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月10日(火)/2006年◆
     地面が濡れていて、周囲の家の屋根がうっすらと白くなっているところを見ると、天気予報で言っていたように雪が降ったらしい。
     風が吹いていないので、そんなに寒くは感じない。
     午前中は、連休明けのせいなのか目の回る忙しさ。
     次々と患者さんやお客さんがみえて、お母んなどは問屋さんへの薬の発注を忘れたくらい。
     幸い、すぐに必要な物は無くて良かったけれど。
     いったん家へ、昼食を食べに帰った。
     何を呼ばれたのかと思ったら、三輪車を組み立ててくれという。
     なんだよー(^_^;)
     婆ちゃんがお金を出してくれて、お母んと一緒に奥さんが買ってきたらしい。
     まだ早いんじゃないかね、次郎には。
     中途半端に組み立てようとしていたのをバラすのに手間がかかった。
     そして三輪車のデザインはアンパンマン。
     アンパンマンは嫌いなんだがなー、私は(笑)
    「愛と勇気だけが友達」の寂しいヤツだぞ。
     三輪車が組みあがると、次郎は訳も分からずに「キャー」と言って抱きつこうとする。
     三輪車に抱きついても痛いのでは(・_・)?
     部屋の中で組み立てたもんだから、狭い廊下から玄関に出すのに苦労してしまった。
     私も良く考えろよ。
     その三輪車に次郎を乗せて薬局へ。
     ハンドル固定のピンを差し込んでおき、後ろに取り付けた取っ手で押す。
     これが、なかなかコントロールが難しい。
     ハンドルを固定してあるといっても、左右には少し動くので、次郎がハンドルに触ると曲げた方に三輪車が進んでしまう。
     関節痛の相談で患者さんが来店。
     膝が痛むという話だが、歩いてる時の方が楽で、温まるとやはり楽になるという。
     となると、麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)が合いそう。
     しかし、漢方薬は嫌いらしい。
     漢方薬局に来て漢方薬が嫌いと言われてもねぇ(^_^;)
     てな訳で、健康食品のサトウグルコサミンの方を買っていかれた。
     漢方薬よりも健康食品の方が良いというのも良く分からない。
     頭痛の薬を求めて患者さんがみえた。
     どうやら風邪での頭痛らしい。
     川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)の出番である。
     始めは、咳やクシャミがあり、出なくなったので治ったと思っていたそうだ。
     それは、風邪が体の奥に入ってしまったんですねぇ。
     症状が治まったと思って油断していると、ぶりかえすので要注意。
     やはり風邪の相談が多く、そして油断している人も多し。
     今度の患者さんは、風邪をひいてから三日ぐらい経っているという。
     食欲も落ちてきているそうだから、もう少し早く手を打って欲しかったところ。
     地竜(ぢりゅう)柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)で治してもらおう。
     買い物をして次郎を迎えに来た奥さん、帰ってから支度をするのが面倒だと思ったのか、薬局で夕食を作るとか。
     まぁ、いいですけど。
     作ったのは長崎ちゃんぽん。
     野菜を切って炒めてというのは手間かもしれんが、薬局の台所じゃ調理しにくいんじゃないかね、むしろ。
     そして、お風呂を沸かしておくからと奥さんは先に帰り、私が次郎を連れて行く事に。
     しまった、狙いはソレか(笑)?
     次郎を三輪車に乗せて帰ろうとしたら、途中で降りて歩き出す。
     どうやら、もう飽きたようである。
     困ったヤツだね、どうも。
     しかも、家と反対方向に歩いていくから、どんどん家が遠くなる。
     やむなく次郎を三輪車に無理やり乗せて、後ろの取っ手を押し下げる事で三輪車の前輪を浮かせたウィリー走行に。
     こうすれば次郎は転げ落ちないようにハンドルにしがみつき、足は地面に付かないから降りる事もできない。
     これで一気にマンションまで辿り着いた。
     三輪車を怖がるようにならなければ良いが( ̄▽ ̄)
     ネットで、毎日新聞の論説を読んだ。
     ゲンジボタルの名前の由来で前フリ。
     ゲンジボタルは体長15ミリ前後で、尾が淡く黄緑色に光る様子を見て、『源氏物語』の光源氏をイメージし、ゲンジボタルと呼んだと解説し、当然続くようにヘイケボタルの名前の由来を語るのだが、そこで唐突に「もう一種類の蛍を権力闘争が好きな(例えば小泉さんのような)日本人?はヘイケボタルと命名した」とか言う。
     名前を付けた誰とも知れない人を、勝手に「権力闘争が好きな日本人」ってのは、疑問符付きでも変な推測ではないか。
     しょっぱなから、随分と無茶な論説だなオイ。
     そこからどこに話が繋がるかと思えば、耐震データ偽造事件。
     実は、ゲンジボタル北限の地である宮城県金成(かんなり)町(昨年4月の町村合併で栗原市)に、『姉歯の松』という松があるのだそうな。
    「小野小町の姉または松浦佐用姫の姉の墓の上の松」だとの事。
     ははぁ、そういうのを見つけてくるというのは面白い。
     “姉歯”があって、町の名前が“金成”という事で姉歯元建築士のイメージが重なって、迷惑な話だというお話。
     駄洒落が、いかに日本人の文化に根付いているかを如実に物語っている……という話にでも行くのか。
     そういうユーモアの話には行かず、これまた唐突に事件の元凶は、「『稼ぐが勝ち』の小泉流市場原理主義を実践するファンドが、賃貸マンションを高利回りの物件として買いあさる。少しでも早くもうけようとする業界が突貫工事でマンションを建て」云々と語りだすのだ。
     えっと……、言ってる事は間違っちゃいないかもと思うけど、“小泉流市場原理主義”とやらの解説をしてくれないと意味が分かりませんが。
     新聞のコラムや論説を書く記者の中には、なんだか造語を作るのが好きな人が多い気がする。
     英語などからのカタカナ語が分かりにくいと世間で言われるように、そういう造語も分かりにくい。
    「ああ、なんか皮肉を込めてるんだろうなぁ」とは予想がつくものの、書いてる本人の中だけで完結されてても困るんですけど。
    「民間でやれる事は民間に」、「市場の競争原理にのっとって」というのが、「稼ぐが勝ち」とイコールになる事を証明してくれなきゃ。
     例えば、株式市場も以前より様変わりしている。
     『ソフマップ』が業績の下方修正を発表した時、その株価は上昇した。
     昔ならば、下方修正の発表は株価の下落につながったはずである。
     しかし、正直に業績を発表する事で信用が高まった訳である。
    「稼ぐ会社に、より期待が高まる」のは変わらないとしても、「稼げない会社は駄目」という事でもなくなってきたのだ。
     そしてそれは、皮肉にも個人投資家が増えたからというのもあるかもしれない。
     会社の業績を睨みながら投資するのとは別な、日銭を稼ぐだけのデイトレーダー参入で、日々のニュースや噂で株価が乱高下するようになったのは、単なる投機で嘆かわしいとみる向きもあるだろうが、同時に短期の業績の悪化や、悪材料が会社にあっても、再建させるのが可能だという事である。
     企業の情報開示が進めば、“市場原理”の原理原則である、「買い手と売り手が互いに信用を基盤にして取引をする」のが当たり前になるかもしれないのだ。
     おっと、脱線。
     論説の最後の方では、『姉歯の松』の解説になっていた。
     『伊勢物語』に出てくる逸話だそうで、陸奥国を訪れた在原業平が地元の女性と親しくなったのだが、業平は彼女を都へ連れて行くつもりはなく「栗原の 姉歯の松の人ならば 都のつとに いざといはましを」(姉歯の松が人間なら、土産として都へ行こうと誘うのだが)と詠んだという。
     そして、女性の方は裏切られたと思いながらも、「美しい自然の歌」に感激したのだとか。
     なんか、女性が言いくるめられてるようにしか思えないんですが(苦笑)
     で、その話が悲しい物語としながら、筆者が導き出した結論は……。
    「権力闘争も金もうけも、自然の優しさ、厳しさの前では米粒のようなものではありませんか。僕は、バブル猛反対!」
     ズルッ(・_゜)
     自然は、人間に優しくも厳しくも無い。
     自然からすれば、人間による恩恵など無いに等しい。
     ってか、権力闘争が嫌なら出世を望まず、金儲けが嫌なら給与も貰わないように。
     Y氏からメールが入る。
     頼まれていた講演のテープ起こし原稿を、明日までにO氏にメールで送っておいて下さいと。
     ガッ!!Σ( ̄□ ̄;)
     そりゃ確かに、元々は昨年の11月末頃に仕上げて送る事になってはいましたけど、そのO氏からメールの返事が来てないんで後回しにしてたから、終わっておりませぬ。
     テープ起こしって、最終的にどんな形態で使うのかが分からないと、本当に全ての発言を起こしておいて校正までしておかなきゃならないから、手間と時間がかかるんだよね。
     だから、どの程度仕上げておけば良いのかをO氏に尋ねようとメールしてあるのだ。
     暇な訳では無いので、詳細が分かるまで放っておいた次第で。
     しょうがない。
     腹括って、全文起こしの完全な校正をしてみせましょ( ̄^ ̄)
     とはいえ、あまりに孤独な作業なので、チャットに入ったらI氏が胃の調子が悪いという話。
     本人の弁によれば、「風邪っぽい」との事。
     それでいて熱は微熱なのに寒い感じがするそうで、これはやっぱりノロウイルスによる胃腸炎ではなかろうかと予想。
     I氏はスーパーに勤務してるので、感染しやすい事を考えると、仕事を休んだ方が良いかと悩まれた。
     病気自体は、老人や幼児、もしくは極度に体力低下した人でなければ、たいした事はないのだけれど。
     I氏には、地竜柴胡桂枝湯で様子を見るように伝えた。
     それと、カイロで左脇腹を温めるようにとも。
     I氏の彼女のS子さんからうつされたか、それともうつしてしまったかという話も出たけれど、もし移されたとしたら、慣用句を忘れるとか、諺を間違えるという症状が出るのではないかと、本人がいないのをいい事にヒドイ事を(笑)
     話の中で、鉄道会社で車掌勤務のK氏も、このノロウイルスにやられて、走行中の電車で吐きまくったという事を聞かされた。
     それはご愁傷様で(^_^;)
    ≪育児日記≫
     今日は、義母とハッピーで次郎の三輪車を買った。
     アンパンマンのだった。
     最初、ハローマックに行ったけど高かったので、そちらよりハッピーの方にした。
     次郎も連れて行った。
     車に乗せると、騒がないで機嫌が良いので助かった。
     風が冷たかったけど、次郎は元気だった。
     旦那は具合がそれほどよろしくないみたいだった。
     だからホカ弁を買っていった。
     次郎は、ずっとハシャいでるようだった。

    ◆1月11日(水)/2006年◆
     ほぼ徹夜明けで、講演会のテープ起こし(ICレコーダー起こし?)をあげてメールで送信。
     直接に頼まれたのはY氏からなのだが、この原稿を必要としているのは面識の無いO氏で、昨年に一度メールをしているのに返事が来ない。
     一回くらいだとメールの消失などが考えられるものの、Y氏を通してもO氏からは連絡が無かった。
     なんで連絡をくれないんかな。
     仮眠を取って薬局へ。
     Y氏から、原稿の事でO氏に直接連絡を取って欲しいとメールが来たけれど、なんで私の方からしなきゃならないのか分からず放置を決め込む。
     締め切りを遅らせたのは申し訳ないとは思うものの、一度も打ち合わせに応じてもらえず、こっちはこっちでいらぬ苦労をしたのだ。
     なんで、こんなに腹が立ってるんかなと思うと、講演の内容にイライラしたから。
     それは後述。
     八味地黄丸(はちみじおうがん)を買いに、お客さんが来店。
     奥さんが夜中に何度もトイレに起きてしまのうで、ハルンケアを飲ませてみたのだが効かず、友達から勧められたのだという。
     えっと……、中身は同じです(^_^;)
     メーカーも罪作りな。
     なんにしても、八味地黄丸は男性の前立腺肥大による頻尿などには効果があるが、女性の場合には別な選択も考えられる。
     特に、寒くなってきてから症状が現れたという話からすると、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)が適応しそうだ。
     成人の息子さんが風邪をひいたようだとの事で、母親が薬を買いにいらした。
     微熱があり、頭が痛いと言っているらしい。
     うちでは定番の、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)を案内した。
     すると、
    「薬を飲みたがらなくてねぇ」と言われる。
     嫌だからと我慢できる程度ならば、いちいち苦しがるなよと、患者さんに優しくない事を思ったり。
     一応は買っていかれたけれど、どんなもんか。
     で、腹の立った講演の内容。
     講師は汐見稔幸氏による子育て支援に関する講演で、そのための町作りの取り組みなどを国内外の事例から紹介していた。
     http://www.ikuji-hoiku.com/other/kyouji.html
     それはいい。
     しかし、ところどころでムカつく事このうえない。
     一番腹立たしかったのが、同一世代をひとくくりにし、そのうえ問題を本人の手の届かない所に、勝手に持っていってしまうところ。
     例えば、私のような三十代の親が子供の頃には、管理教育が徹底されていて、さらにイジメや校内暴力が問題となっていた時代で、同窓会などでも学校の楽しい思い出を語る事が少ないという。
     まぁ、それは事実の指摘と、主な事項を抽出しただけだから構わない。
     ところが、子供時代の楽しい思い出が少ないから、「自分の子供に対してもどうして良いか分からないのです」と論ずる辺りからおかしくなる。
     そして、それは彼らのせいではないと“擁護”するのだ。
     曰く、「そういう育ち方を強いられたんだから仕方が無い。彼らは悪くないんです」と。
     なんだか、「貴方が不幸なのは、先祖の因縁があるからです」と本人の預かり知らない所に原因を持っていって、口車に乗せようとするインチキ霊能者の言のようである。
     とにかく、そんなふうにやたらと若い世代を“哀れんで”くれるのだ。
     どうにも腹立たしくて仕方が無い。
     環境がどうだろうと、どう育てられようと、無意識と意識的にとに関わらず、最終的な取捨選択は自分でしてきたつもりだ。
     今の自分のアイデンティティーは、自ら獲得して構築したものである。
     人の言いなりになるのも一つの選択。
     人に逆らうのも一つの選択。
     あらゆる影響を受けつつ、まぎれもなく自分で選んで生きてきた。
     それを、勝手に哀れんで「本人のせいじゃない」とか言って否定される謂れは無い。
     で、これが70年代生まれの人に関する講師の見解。
     それがさらに、80年代生まれの人にも及ぶ。
    「17歳の凶行」が取り沙汰された事件を並べ立て、それは80年代の遊びの環境の変化が原因だという。
     1つは東京ディズニーランドの開園による遊びのテーマパーク化、もう1つはファミコンの普及による遊びの屋内化。
     自分で工夫して遊ぶ事で、考える力が身に付くのに、それができなくなったと。
     私は、事件を起こした子供達に“更生の機会が必要”だとはちっとも思ってなくて、理由の如何を問わず厳罰でという考えなのだけれど、それにしたってこの論法では可哀想に思う。
     だって、本人たちの想いや考えはまったく無視されて、本人たちにはどうしようもない所に原因がある事にされちゃって。
     私もこの講演会には誘われてたんだけど、行かなくて良かった。
     目の前で聞いてたら、机蹴り倒していたよ。
     講演者の論だと、私たちの世代は我慢が足りなくて、キレやすいそうですから。
     講演者の面子のためにも、キレてやらなければなるまいてヽ( ´ー`)ノ
     まぁ、私が個人的に短気なのは認めるけどさ(笑)
     不思議なのは、この手の子供の教育を論じる人って、自分たちが子供の頃の教育に関しては、優れた点しか語らない。
     大人はちゃんと叱ったとか、川原や原っぱなど外で遊ぶ場所がたくさんあったとか、ガキ大将的な存在がいたとか。
     いっそのこと、この手の講演会では1人の分を録音しておいて、その部分になったら同じ物を流せばいいんじゃないかね。
     そして、昔は良かったという話の後には、当然の事ながら対比として今の教育の問題点を挙げていく。
     これが以前ならば詰め込み教育批判とテレビゲーム批判がセットで、今だとその世代が大人になって子供の育て方が分からないという憐憫とテレビゲーム批判がセットだったりする。
     今回の講師の場合は後者な訳で、その話の中では子供を見る場合には“別な見方が必要”だと説く。
     例えば、何をするにも遅い子供は将来は仕事を丁寧にするようになるかもしれないとか、カンの強い子供は気持ちを外に出すのだから芸術家に向いてるかもしれないとか、そういうふうに考えましょうと。
     それは同感。
     ただし、百歩ほど譲って。
     納得いかないのは、そういう見方を、どうして昔と今の教育の対比にも持ち込まないのか。
     昔は、人権意識が低かったとか安全面への配慮が足りなかっという問題点があるはずではないか。
     今は、親が子供と一緒に育つ事による友達的な関係を持つようになったというような良い点もあるはずではないか。
     講演を聞きに来た人たちのニーズに応えているというのもあるのだろうが、そのダブルスタンダードぶりはちょっとズルイ気がする。
     その講演を聞きに来ている方も来ている方で、早期教育のくだりで講師がその滑稽さを指摘すると、ワッワッと笑っていた。
     確かに、まだ立ち上がりもしない赤ん坊に英語を教えたり、簡単な足し算引き算を教えたりという光景は、馬鹿馬鹿しく見える。
     しかし、忘れてはいけない点がある。
     それは、早期教育の有効性が立証されていないのと同じように、早期教育が無益だという事もまた立証されていない点。
     テレビのワイドショーなどで見て笑うのならともかく、アナタたちは子供の教育についての興味を持って、この講演会に出席しているはずではないのか。
     それが、自分とは違う教育手法を選んだ人たちを笑うというのは、どういうつもりか。
     ものの見事に、講師の話術にはまってしまっている。
     その講師がまた、変なことにイチャモンつけて、それでまた参加者が笑っているし。
     何かというと、『エッセ』という雑誌で、公園デビューの日のための服装特集があり、その記事に「派手からず地味からず」とか、「髪もこの程度の手入れしていきましょう」というような事が書いてあり、そんな事に気を使わなきゃ子育てできないんだったら、そんなの誰もやらないという。
     それって、パソコン専門誌を読んで、ファショッン情報が載ってない事を笑うのと同じくらい無意味だと思うんですが。
     http://www.fujisan.co.jp/Product/228
     後半では、子供には優れたオモチャが必要だという話。
     優れたオモチャとは何か。
     はい、もう分かりますね。
     聞くまでもありません( ̄▽ ̄)
     積み木です、粘土です、ブロックです、あるいは伝統工芸の玩具です。
     これらを挙げる人は、想像力が育まれるとか言うけれど、子供の想像力を侮っていないか?
     スポンサー主導のテレビ番組のオモチャを手にしたって、子供は想像力を働かせるもんだよ。
     おそらくは、設計者は想定していなかったような遊び方をする。
     合体変形する物なら、劇中に無い変な組み合わせもする。
     私が子供の時には、宇宙に関するイラストや写真入りの図鑑を広げて、そのうえにヒーロー物のオモチャを乗せ、頭の中では壮大な宇宙空間を想像して遊んでいた。
     それとも、その程度の想像力じゃ駄目なのか。
     伝統工芸品の玩具は、世代を越えて受け継がれて一緒に遊べるというのが利点の一つなら、『ウルトラマン』だって『ガンダム』だって、世代を越えて親子が一緒に楽しめるという点において、“伝統”を纏い始めてるけど、その研究評価はされないので?
     研究だけの机上の空論でしか論じられない学者ではなく、ちゃんと自分の子供も育てて、実践的に子育て支援の活動をしている人からして、他の教育関係の研究者と同じ事しか喋らない。
     これは、研究者の視点が偏っているのか、講演会を望む参加者の方が偏っているのか。
    ≪育児日記≫
     今日は、夜ピザだった。
     旦那は、体調がまだあまりいいわけでなかったせいか、お昼も食べずにピザを食べるために空けといてくれた感じだった。
     次郎は、最近また夜遅くまで起きるようになり、午前中、芝北公民館に赤ちゃん相談に行った時もそのことを指摘された。
    「夜、早めに寝かせるようにして下さい」みたいに。
     しかし、このところ咳とかしてたせいか、本人もあまり夜寝られずにいるみたいで、相談をしたりした。
     4月から保育園に内定しているので、それがとても心配とも保育士さんに話したりした。
     次郎は、また気に入ったオモチャを離さずにいて、帰りは大泣きしていた。
     保育士さんに借りたオモチャだったんだけど、まだ他人と自分のオモチャの区別はできないみたいだった。

    ◆1月12日(木)/2006年◆
     朝、咳き込んで眼が覚めた。
     風邪の症状が治まった後に、咳だけが残る基本中の基本。
     鼻が詰まる事からしても、体内に熱がこもってしまったようだ。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を飲んでおく。
     電話で、痛風の相談を受けた。
     これまでに何度か他の患者さんからも問い合わせがあったので、調べてあったところでは越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)が選択の一つ。
     腎臓の機能を安定させて、痛み止めの効果もあるというのが、その根拠である。
     ただし、冷え症の人には向かないので注意。
     実のところ、本当に痛風という事だと病院での治療を受ける人が多いから、店頭での治療実績は心もとない限り。
     誰か試してレポートしてくれないかしらん。
     とか思っていたら、電話で痛風の相談をされたお客さんが来店した。
     患者は、お兄さんだそう。
     以前に病院の診察で、痛風と診断された事があるのだが、その後病院には行っていないとの事。
     ところが、お兄さんの友達にも痛風の人がいて、その人の飲んでいる薬を分けてもらって服用したら効いたから、それを買ってきて欲しいとか頼まれたという。
     なんで、そんな怖いことをしますか(^_^;)
     でもって、肝心のその薬がなんだったのかが分からないというので、今日のところは何も買わずに帰られた。
     無事に男児が戻ってきた、光ケ丘スペルマン病院からの新生児連れ去り事件の続報をテレビのニュースで観てコケる。
     男児とは直接関係無い病院に身代金を要求するという手口から、もう少し計画的なのかと思ったら、各病院を下見してみて「侵入しやすそうだった」という理由で選んだのだとか。
     馬鹿だ(^_^;)
     あそこはキリスト教系の病院だぞ。
     宗派にもよるけれど、キリスト教系は貧乏が多い。
     病院のサイトに書いてある解説によれば、米軍とその家族から寄附を集め、さらに来日中のスペルマン枢機卿の援助を受けて開設されたそうだ。
     http://www.spellman.or.jp/
     そのうえ、スペルマン病院は「奉仕の精神」で“経営”してたらしいから、貧乏このうえない。
    ≪育児日記≫
     今日は、次郎の1歳6ヶ月過ぎてから行なう歯科検診にB歯科に行ってきた。
     夕方から行ったのだけど、すぐにやってもらった。
     そしたら虫歯も何も無いようなんでよかった。
     フッ素を頼んだけれど、もう少ししたら来てとのことだった。
     通常、2歳ぐらいになってからでいいそうだった。
     だけど、やっぱり心配なので訊くと、そんなに特別何も手入れしてないとか、ずっと哺乳瓶を舐めさせてるとかしなければ大丈夫なんだってさ。
     まぁ、そんな訳で少し安心した私は、今まで通りの手入れでいいんだと実感した。

    ◆1月13日(金)/2006年◆
     明け方近くに、次郎の夜泣きが始まり、これがなかなか納まらない。
     ちょっと静かになったと思っても、また「ギャーン!」と泣き出す。
     何がそんなに怖いのか、寂しいのか。
     奥さんの方が先にグロッキーになり、やむなく私が次郎と一緒に起きてリビングに連れ出した。
     バナナを差し出すと、バクバクとスゴイ勢いで食べていく。
     お腹が空いてたのか?
     オッパイは飲まなかったようだけど。
     私も朝食をと思ったが、なんにも無いのでカップ麺を食べた。
     イタリアンだそうな。
     トマト風味は、みんなイタリアンなのね。
     分かりやすくていいけど。 
     奥さんが起きてきて交代。
     出勤時間まで寝る事にした。
     咳止めを買いに患者さんが来店。
     痰が絡むという事で、前に買ったのが効いたから同じ物をと頼まれた。
     おそらく麦門冬湯(ばくもんどうとう)のはずと思って顆粒を出したら違うとの事。
     あっ、液剤でしたか。
     液剤は割高だから、あんまり売った記憶が無いんだよね(苦笑)
     でも、液剤を買ってもらえると助かる。
     倉庫の場所食いなので。
     午後から頭痛がしてきたので、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)を飲んでおく事にした。
     年末の風邪をまだ引きずってるのか、それとも次から次へと感染しているのか。
     寒気がする、咽喉が痛い、手足が冷たいと患者さんから相談される。
     地竜(ぢりゅう)が家にあるので、それを飲んでいたという。
     それは良いですね(^-^)d
     やや高齢の患者さんでもあるため、一緒に飲む物として麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を案内した。
     地竜排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに、お客さんが来店。
     今すぐに使うわけではないが、備えとしてだそうである。
     私も家に備えておこう(・_・)
     関節痛の相談で患者さんがいらした。
     痛いのは膝で、風呂に入ると楽になるようなので、温めるために麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)を勧める。
     ガスター10を買いに患者さんがみえたのだが、念のために症状を尋ねると、胃が痛い訳でもなければ、病院で胃酸過多と診察された事も無いという。
     そして、使うのは初めてだとの事。
     さらに詳しく話を聞くと、胃が弱いという自覚はあるらしく、今回は胃が痞えた感じがするというのが主訴。
     それですと、がスター10は向かないかもしれません。
     あれは胃の働きを抑える薬なので、胃の弱い人が飲むと、胃が正常に働かなくなってしまう可能性が。
     そこで、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を勧めた。
     それから、お酒の飲み方も注意するようにお話した。
     宴会なんかだと、どうしてもビールで乾杯してから始まるから仕方ないっちゃ仕方ないのだけれど、食べる前に冷たい物を飲むと、胃の周りの血管が収縮して働きが悪くなる。
     働きを悪くしてから味の濃い物を食べ過ぎたりするから、ますます胃は悪くなる。
     できれば、食べたり飲み進む前に、早めに日本酒の熱燗や蒸留酒のお湯割りに切り替えて、胃が充分に温まってからビールなどを楽しみましょう。
     さて、今日は店を閉めてから運営会議。
     この間の、腹を立てた講演会の主催でもある(笑)
     本当はすでに始まっているのだけれど、どうしても間に合わないのは伝えてある。
     しかし、駆けつけてみると、あまり話が進んでいない様子。
     困ったねどうも。
     運営する側に理念や理想が無きゃ人を動かせないのは確かだけれど、もう少し情報の整理や取り組みの具体化などの実務的な話も積み重ねていかないと駄目なのでは。
     遅く帰って遅い夕食。
     奥さんは、次郎を寝かしつけるのに成功した模様。
     ネットニュースを眺めていたら、大相撲初場所で「化粧廻しに“物言い”がついた」という話題があった。
     新十両の猛虎浪の化粧廻しが、プロ野球の阪神が商標登録する虎のロゴマークとデザインが似ているとかなんとか。
     昨年の九州場所後の昇進を機に3本の化粧まわしが後援者から贈られて、そのうちの1本が四股名にちなんだトラの絵柄だったそうだ。
     で、阪神の球団営業部が「個人的に使うのと客商売では違う。電鉄が認めたと世間に誤認を与えかねない」として抗議したらしい。
     ん~、阪神が、くだらないイチャモンをつけてると世間は誤解するんじゃないかね(笑)
     よっぽどデフォルメするんじゃなければ、そりゃ似るわな。
     トラなんて、犬や猫なんかと違って、パッと見の個体差が少ないんだから。
     他方、大分県杵築市八坂の大分空港道路では不思議な現象が起きているという記事。
     ほぼ同じ場所で、スリップが原因と見られる車の事故が近い日に計6件あったとか。
     不思議なのは、現場は昨年12月に水はけの良くなる舗装をしたばかりで、にもかかわらず雨でもないのに路面が無色無臭の液体で濡れているとの事。
     ははぁ、不思議な事もあるもんで。
     昨年話題になったガードレールに金属片が挟まっていたのが、擦った車体から剥がれた物と特定されたように、分かれば単純な事なのかもしれないけれど。
    ≪育児日記≫
     今日は、少し風が強かった。
     次郎を連れて蕨まで行って100円均一で水道の蛇口用のと濾過キャップとウェッティと飴3本を買った。
     次郎が店員の人に自分の欲しいものをレジのとこまで運ぶようになってビックリした。
     とりあえず、雨も降りだしそうな感じだったけど、ちょっとパラパラしただけで、本当は傘を買おうとしたんだけど、必要も無くて良かった。
     次郎の成長には、たまにはビックリするけれど、いつも突然なんで驚くことばかりだった。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0262号≫
    「いつもの事」と平常心を持とう/頭痛に使う漢方薬も多し/子供の事を考えれるのであれば

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                    ≪通巻0262号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月7日(土)……「いつもの事」と平常心を持とう
    ※1月8日(日)……頭痛に使う漢方薬も多し
    ※1月9日(月)……子供の事を考えれるのであれば
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月7日(土)/2006年◆
     朝起きたら、見事に咽喉が痛い。
     奥さんは、私のイビキがうるさかったという。
     ありゃ、それほど扁桃腺が腫れてるのか。
     今日は、Webラジオの収録があるのに~。
     桔梗湯(ききょうとう)響声破笛丸(きょうせいはてきがん)を飲み、ついでに現代薬の消炎鎮痛剤も飲んだ。
     どれか効くだろうというヒドイ飲み方。
     いつもは昼食を兼ねて打ち合せをするので、急いで出たつもりなのだが、遅れそうなためスタッフにメールを入れた。
     すると、スタッフのM嬢から、時間が変更になったはずと知らされた。
     あう、それは知らなかった(;´д`)
     スタジオのレンタル時間に集合という事なので、JR新宿駅南口の『ファーストキッチン』でブランチを摂る。
     昨夜書き上げた構成台本に目を通して、ネタの優先順位をチェックしたりしていたら、結構時間を潰してしまった。
     用意した構成台本のネタも、スタジオ入りする前に何か面白い事があれば差し替えてしまうのだが。
     それでもまだ少し時間に余裕があったから、『ヨドバシカメラ』のホビー館に立ち寄った。
     ここでも何かネタが拾えるかもしれんと自分に言い訳。
     そしたら、面白そうな物を見つけて購入した。
     『おふろDEレール』というオモチャ。
     
     お風呂にレールを浮かべ、そこにゼンマイ仕掛けの車両を1輌だけ走らせて、なんの意味があるのか。
     その無意味さに惹かれたのだ。
     おそらく、これを開発した人は、普通のプラレールを風呂に浮かべてみたりしたのではないだろうか。
     オモチャを買うのに、次郎へのお土産という言い訳も成り立つのだが、対象年齢がまだ達していない。
     私が楽しみたいだけ(笑)
     この後の収録でも使わなかったから、本当に自分の楽しみのためだけになってしまったヽ( ´ー`)ノ
     そんな訳でスタジオ入り。
    「本年もよろしくお願いします」と挨拶。
     構成台本に目を通してもらい、予定していた話をバッサリ切ったり、その場で出たネタを拾ったり。
     それでも、喋り始めたら、また変わる。
     それから、収録の合い間には今後の打ち合わせの事も少し。
     スタッフの中で仕事が代わる人がおり、収録のスケジュールを調整しなきゃならない件や、スタジオも新宿メインで使っていたが、違う場所も探しましょうというような事を。
     今日は、月初めで病院も営業しているため、私は収録後に急いで薬局へ。
     慌しく別れる事になり、話を持ち越しにせざるをえなかったのが残念。
     高齢の母親の相談で、お客さんがいらした。
     疲れやすいという事で、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を案内した。
     しかし、詳しくお話を訊くと、手足が相当に冷えている様子。
     そうであれば、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)も良いかもしれないと勧めたところ、とりあえず両方試してみるという事でお買い上げいただいた。
     S子さんからメール。
     閉店時に、店に押しかけようと皆で画策しているという。
     まぁ、いいですけど(笑)
     排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに、患者さんが来店。
     歯茎の腫れに良く効いたと気に入ってもらえた模様。
     でも、歯科医には足を運んで下さいね。
     そして、本当に友人たちが押しかけて来る。
     閉店時間なのでシャッターを下ろし、血流計で測定したり、ワイワイと。
     昨年入院もしたK氏が極めて正常な結果が出て、Iちゃんが「納得いかな~い!」と。
     しかし、Iちゃんの“元・彼氏”と“元・彼氏だったかな”と“現・友達以上”と“現・不倫相手”が一堂に介するというのは、なんのドラマの脚本だよ(笑)
    「男が途切れないねぇ」とは皆の見解。
     皆で夕飯をと、『ビッグボーイ』へ移動。
     車組と電車組がおり、電車組は歩きで、私は自転車で。
     『ビッグボーイ』に到着すると、先に着いていた車組が予約を入れていたようで、中に入ろうとしたら携帯電話が鳴った。
     表示を見ると、自衛隊員のS氏から。
     私は基本的には携帯への電話は出ないで、留守録にメッセージが入っているかどうかで重要度を確認してから折り返しなのだけれど、S氏からの電話は入った時に出ないと、今度いつ繋がるか分からない。
     案の定、電話に出たら豪雪地帯への救援のために待機命令が出て、数日後に出動だとの事。
     S氏の弁によれば、「待機命令が禁固刑で、出動命令が懲役刑です」と。
     幸い日本の自衛隊には銃殺刑が無いから、しようと思えば脱走もできるんですが、自衛隊法が改正されたらどうなるかなんて馬鹿話もしつつ、お互いの近況報告などを。
     そんな電話をしている間に電車組も到着したのだが、そのまま話し続けた。
     部隊が移動したりすると、電波が届かなくて携帯電話もメールも使えなくなるので、ホント話せる時に話をしないと。
     電話を切って店内に入ったところで、ちょうど席へと案内される事に。
     8人の大所帯で席が確保できて良かった。
     ワインを飲みたいなと思ったものの、実は体調がまだ万全ではなく、I氏に一緒に飲みませんかと持ちかける。(体調が悪けりゃ飲むな)
     ところが、注文したワインが来なかった。
     食べ物は揃ったところで店員が伝票を持ってきて、「ご注文の品は以上でお揃いでしょうか」ともなんにも訊かずに、無言で置いていった。
     この段階でカチン。
     まぁ、いいんである。
     注文を忘れられるのは1回や2回じゃない。
     注文したデザートが来ないまま閉店時間になって、危うく追い出されるところだった事もある。
     いちいち腹を立ててたら、気分が悪い。
     売り忘れられた商品は、買わなければいいだけの事。
     そう思っていたら、周囲も来ていない事に気づいてしまった。
     で、気を利かせてくれて店員さんに声をかけてくれたのだけれど、もう食べ終えちゃったし今から飲んでもなんだから断った。
     そもそも、注文した品が揃ったかどうかを確認もせずに伝票を置いていったのが手抜き。
     それで、わざわざ忘れられた物を買って儲けさせてやる謂れは無い。
     そしたら、さきほどの伝票を置いていった店員さんが謝りに来た。
     コレ自体は当然の良い対応。
     しかし、ここでマトモに応じると説教モードに入ってしまい、ますます泥沼なんて事に。
     私1人の時には構わないけれど、他に人がいる時に面倒は避けたい。
     ついて出た言葉が、
    「いいです、“いつも”の事ですから」と一言。
     いかん、かえってイヤミになってしまったσ(^◇^;)。
    「あ~」と周囲からの声。
     なんか変なスイッチが入ってしまい、皆には申し訳ない。
     皆と別れて、夜になってからチャットに入ると、一部の人はそろそろ帰り着いたくらいの時間。
     I氏が入ってきたので、先ほどはすいませんと言っておく。
    「何をそんなに気にするので」とI氏に訊かれる。
     いや、ホントに回数が多くて(^_^;)
     黒焦げのハンバーグがなんの疑いも無く出されたり、奥さんが熱いコーヒーをかけられたり、相性悪いんじゃないかと思えるくらいで。
     S子さんからは、「じゃあ次回は違う店に行きます~?」と言われたけれど、これはもう自分が呼び込んでるんじゃあるまいか。
     今日行った店の隣にある『おたる』という回転寿司じゃ、ネタがことごとくシャリの横に落ちてるのが続けて出たり、斜め向かいの『サイゼリヤ』でも注文忘れは当たり前だし、近くの『ジョナサン』じゃ8回行って注文を忘れられなかったのが2回だけだったり。
    「あのエリア自体、何かあるのかも( ̄□ ̄;)!!」とI氏には驚かれる。
     天然全開ネタの宝庫のS子さんにすら、「埼玉県民特有とか?」などと言われる始末(苦笑)
     おそらくは、単純にバイトの回転が早いだけだど思うんだけど。
     メチャクチャ良い店員が入る時もあるので。
     どこの高級レストランだよってくらいの人が(笑)
     まぁ、アルバイトは臨時雇いみたいなものではあるけれど、そういう良い人材を確保して残しておけないとしたら、会社にとってはモッタイナイ話だと思う。
    ≪育児日記≫
     今日は、旦那がどこか出かけたらしく、いなかった。
     体調は良くなさそうなのに、付き合いは欠かさない人なんで、具合悪くても行くのよね。
     それで、たぶん疲れてるんだろうと思う。
     私は次郎とマンションにいた。
     少し掃除したりしていた。
     次郎も風邪がまだ治らないようなんで、部屋も綺麗にした方がいいと思った。
     布団もベランダに干したりした。
     そんな時は、1人で遊んでくれるので、前に比べてずっと楽にはなった。
     午後から少し薬局にも顔を出した。
     次郎を散歩させて休憩するために薬局に行き、私はコーヒーを飲んだりした。
     次郎にも、麦茶なんか飲ませて落ち着かせた。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    ◆1月8日(日)/2006年◆
     う~、咽喉が痛い。
     外から触ってみても腫れてるのが分かる。
     咽喉がせばまって息をするのも苦しい。
     そして、そこはかとなく吐き気も。
     昨日、ワイン飲まなくて良かったね(笑)
     柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)桔梗石膏(ききょうせっこう)を飲んでおく。
     桔梗湯(ききょうとう)に冷やす作用の強い石膏が入っていて、効き目は確か。
     ただし、私のように胃腸が弱いと下痢しやすいので経過観察を慎重に。
     旦那さんの相談で、お客さんがいらした。
     脳梗塞で倒れて、言語障害と左半身が麻痺しており、病院での治療の他に漢方薬を試したいとの事だった。
     しかし、脳梗塞という明確な効能を提示している漢方薬など無い。
     それに、おそらくは血液関係の薬を使っているはずだ。
     服用している薬について尋ねてみたが、ちょっと分からないという。
     ううむ、困ったな。
     食欲はちゃんとあり、リハビリにも積極的に取り組んでいるらしい。
     体は丈夫なんですね。
     それでしたら、漢方薬ではありませんが、健康食品の錦上四川富貴廣(きんじょうしせんふうきこう)を試されてはいかがでしょう。
     成分の1つ田七人参は、血栓による脳梗塞にも効果が期待できるとされています。
     お昼に奥さんが来て、『ジョナサン』に行きたいと言い出す。
     私としては、昨日があんなだったし、食欲も無いから嫌なんだけどな。
     でも、昨日ビッグボーイに行ったのを「ズルイ」と言われては、連れてかない訳にもいかず。
     先に次郎を連れて行かせ、やむなく後から出かけて、私は紅茶だけを注文。
     店員の女の子の話し方が、語尾上がりで、やけに強く聞こえる。
    「~ですかぁ?」と。
     なんだよ、注文しちゃ悪いかよ、という気分になる。
     だから、その喋り方は損だよと思ったけれど、ああ“ツンデレ喫茶”だったら、こういう喋りの子がメインになるのかと思ったり。
     顔は可愛く、これは案外ハマる男がいるかもしれん(笑)
     そうそう、以前に“ツンデレ喫茶”のネタとして、お客の来店頻度を情報カードで管理して、最初の頃はツンツンした態度で接客し、来店頻度が増えると甘えた態度で接客するというのを考えたのだけれど、本当(?)のツンデレ好きには、それでは駄目なんだそうな。
     なんの書籍で読んだのか失念したが、例えば形を崩したハンバーグを持ってきて、「これさっきアタシが間違えて床に落としたのを踏んづけちゃったんだけど、食べてくれますゥ?」くらいでないと、ツンデレ好きは喜ばないと。
     うーむ、深い。
     私は次郎を連れて店に戻り、奥さんは洗濯物を取り込みにマンションに帰った。
     頭痛の相談を患者さんからされ呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が思い浮かぶが、詳しく尋ねると慢性的な偏頭痛とも違い、どうやら風邪のようだ。
     それなら葛根湯(かっこんとう)の方が合いそう。
     しかし、肩こりなどは無いらしく、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)の方が、なお良いかと思い案内した。
     川きゅう茶調散は他に、ストレス性の頭痛にも効果がある。
     発送する商品の集荷に、日通ペリカン便のドライバーが来た。
     荷物の箱には、いつも発送伝票をセロテープで添付するだけで直接は貼っていない。
     そしたら今日は、「こうやって伝票を貼っておいてね」と、普通に箱の上部に貼ってみせてドライバーさんに言われた。
     いや、前はそうしてたんですけどね、他のドライバーさんに貼り方をゴチャゴチャ言われてから、お任せする事にしたんですよ。
    「そういうことを言うドライバーがいるの?」
     いるんですよ。
     おそらく、トラックの荷台から自分が取り出すいやすいようにしたかったんでしょうけど。
     姉の旦那さんの頭痛の相談という事で、お客さんが来店。
     交通事故に遭ってから慢性の頭痛持ちなのだが、バファリンなどの鎮痛剤が合わないので漢方薬をと頼まれる。
     しかし、交通事故そのものは20年以上前だとの事。
     詳しくお話を訊いてみたら、最近に肺の手術をしたらしい。
     むしろ、そっちの方が影響しているのではないか。
     五積散(ごしゃくさん)をと考えたが、しかしやっぱり主訴の方が大事と思い直し、まずは呉茱萸湯から試してもらう事にした。
     お母んが商店会の新年会に出かけた。
     19時を過ぎた頃から、だ~れも来ない。
     店の前の通りもシーーーーーーーーーーーーーンと静まり返っている。
     気が抜けたのか、具合が急速に悪くなって奥の座敷でゴロリ。
     そのまま、結構深く眠ってしまった。
     一応は、お客さんが入ってきたら音で知らせてくれる報知機をセットしておいたのだけれど、本当に誰も来なかったようだ。
     起きたら、とっくに閉店時間を過ぎていて慌ててシャッターを下ろした。
     しかし、後はゴミをまとめて帰るだけなのだが、なんだかその力が湧かず、また横になってしまった。
     そしたら、シャッターを叩く音が。
     店を閉めた後に患者さんが来ることも珍しくなく、「はーい」と開けたら、商店会の人たちが。
     お母んが新年会で酒を飲んだら酔いが回り過ぎたらしく、送ってきてくれた様子。
     お手数をおかけしてすいません。
     自転車まで、引いて持ってきてもらってしまった。
     お母んの肩を抱いて、奥の座敷へ連れて行くと、そのまま寝てしまった。
     あうっ、これじゃ帰れないじゃないですか(^_^;)
     やむなく、パソコンでの事務作業を進める。
     2時間ほどして目を覚ましたお母んが、五苓散(ごれいさん)を欲しいというので渡す。
     吐き気がするのか。
     それから、実家に電話して弟に、お母んが酔い潰れてるから夕飯は冷凍食品を温めて食べるように伝えた。
     それも、お母んに頼まれたので。
     私の弟は、大変素直で良い子に育ったため、二十代後半になっても、指示をしてあげないと何も食べないという事があるのだ。
     カップラーメンくらい作れよと思うのだが。
     6日に仙台市の『光ケ丘スペルマン病院』から連れ去られた生後11日の男児が、仙台市内の病院で発見され無事に保護されたというニュース。
     報道によると、7日には院長宛に男児の解放と引き換えに現金6150万円を要求する脅迫文が朝日新聞系列の販売店で見つかり、身代金目的の営利誘拐となったらしい。
     それで、途中から報道される事柄が同じような内容の繰り返しになったのか。
     報道協定というヤツで。
     犯人も逮捕され、50代の自称貿易商の男と30代の女の妻、そして手伝いとみられる男の3人組。
     だからさ、営利誘拐は成功率が低いんだってばさ。
     直接関係の無い相手を脅迫するというのはアイデアの1つとしては面白いけれど、連絡や受け渡しで警察と接触する機会が増えるから、その点をなんとかしなきゃ。
     それに、なんだその中途半端な金額は(笑)
     しかも、「6000万とその上に20万入りの封筒が5枚、10万入りの封筒が5枚」と細かく指示してあったらしい。
     過去の新生児連れ去り事件が、新生児そのものが目的だった事からすると、今回は危ないと思っていたのだが、まずは良かった。
     なにしろ、乳幼児は手間がかかる。
     これほど連れ去るのに不都合な人質は無い。
     身代金の受け取りを諦めて、ちゃんと返したのは評価してやるけど。
     一方で、なんだ身代金目的かよ、とガッカリもした。
     どーでもいいのだけれど、新生児を狙った身代金目的誘拐・略取事件は実に30年ぶりだそうな。
    ≪育児日記≫
     今日は天気も良かったし、何か外食したい気分だったので、お昼頃ジョナサンに行った。
     旦那は体調が最悪らしく、後から来てドリンクしか頼まなかった。
     私と次郎は先に注文してて、次郎にはお子様セットのパンケーキを頼んで食べさせた。
     しかし食べる時、ベタベタにそこら中してしまうので、とても大変だった。
     手は、もう手づかみで食べようとするので、ものすごいことになる。
     私は、近くの皿とか次郎が下に落としたりしないように気を配るので、何か食べた気がしなかった。
     旦那は、物も話せないほどに咽喉が腫れてるらしく、いつもより無口なんで、次郎は何かいつもと違う雰囲気を感じ取っていたらしくって、すぐに泣いたりした。
     ちょっと情緒不安定になっていたみたいだった。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    ◆1月9日(月)/2006年◆
     いったん寝たはずなのに、次郎が例によって大泣きして一緒に目を覚ました。
     奥さんがオッパイをあげようとするが、それでも泣き止まず。
     何時なのかと思ったら、まだ夜明け前の4時。
     そしたら、奥さんが「お腹が空いた」とか言い出した。
     なんだかなぁ。
     即席のヤキソバなんかはあるが、オニギリが食べたいとか。
     まぁ、私も起きてしまったから何か食べるかな。
     仕方なく、近くのセブンイレブンでオニギリとヤキソバを購入。
     それと、キリンビールが焼き物のタンブラーとセットで売っていたので、それもついでに。
     帰って食べ始めると、次郎が手を伸ばしてくる。
     なんだよ、オマエもお腹が空いてるのかよ。
     オニギリを少し分けたら、バクバクと食べ始めた。
     う~ん、夜中じゃないけど食べさせていいのかしらん。
     私も、こんな時間にビールを飲んでて良いのか。
     まだ、咽喉が腫れてるんですけど。
     食べ終えたら、次郎はアッサリと寝入ってしまった。
     携帯が鳴って起こされる。
     もう、だいぶ日が高くなっているようで、カーテンの隙間からは太陽光がサンサンと。
     電話は薬局からで、処方箋を持った患者さんが来たのだが、パソコンへの入力ができないらしい。
     5分で着替えて駆けつける。
     朝食を食べていなかったため、お昼を兼ねて八宝菜を食べる。
     今日は、ワイドショーはやってないのか。
     慌てて来たわりには、その後は1人しかお客さんが来ないまま。
     夕方近くになって、やっと患者さんが続いて来たり。
     続いては来なくていいんだがなぁ(笑)
     腰痛の患者さんが、痛いというより痺れる感じがするというので、疎経活血湯(そけいかっけつとう)を案内した。
     補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を買いに、お客さんが来店。
     先日、高齢の母親が疲れやすいという事で案内したのだが、良い感じなので、しばらく続けてみると。
     それから、冷え症という事で勧めた当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を飲ませてみたら、本人は温かくなったと言っているそうだ。
     服用時の様子のメモをつけているそうだから、経過が分かりやすいかも。
     他の患者さんにも真似してもらいたいところ。
     宅配便で米が届いた。
     お母んや親類が、新潟の農家に注文してある物で、うちはそのお裾分けを貰っている。
     本当は明日到着のはずだったのだけれど、大雪で到着が遅れるのを心配して早めに送ってくれたらしい。
     電話で軟膏の相談をされ、けっこう強い薬を求められる。
     処方箋が無いと売れない薬である。
     とりあえず、詳しいお話を聞くために店に来てもらうよう勧めた。
     そして、店にいらしたので詳しく聞くと赤ん坊が痒がっているという。
     で、前に自分が皮膚疾患で病院にかかった時に処方された痒み止めを使っていたのだが無くなったので、同じ物が欲しいという。
     しかし、その現物を見せられてギャッ!!Σ( ̄□ ̄;)
     ステロイド軟膏である。
     それも、一番強い物から数えて次に強いとされる物。
     そんな物を赤ん坊に使ってはイケマセン。
     もちろん使う例もあるのだけど、それは医師の診察を受けて、他に選択肢が無い場合に、仕方なく使う物で。
    「子供が可哀想だからさぁ」
     その気持ちは分かりますが、子供の事を考えれるのであれば、こんな強い物を使う方が、後で可哀想な事になってしまう。
     薬物性の皮膚炎にでもなったら、後は有効な塗り薬は無くて、むしろ痒みに対する興奮を抑えるための精神安定剤を飲ませるくらい。
     とにかく、弱くて肌に優しい物を勧めて、無理やり納得(?)してもらう。
     それに、患部の状態を聞いた限りでは、うちの次郎の湿疹よりも軽いみたいだし。
     双参(そうじん)を買いに患者さんが来店。
     まだ家にあるにはあるものの、用心のためにと。
     年初から疲れて倒れると大変ですからね。
     患者さんが、「風邪薬を下さい」と入ってくるなり言って総合風薬を手にされた。
    「初期ですか?」と尋ねるが、「そう」としか答えてもらえず。
     念のため、もう少し情報をと思い症状を訊くと、すでに熱が出ているようだ。
     熱が出てきているのでは、もう初期じゃないです。
     うーん、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)の組み合わせが良いんだけどな。
     しかし、希望された物を売らない訳にもいかないので、総合風邪薬を渡した。
     朝日新聞の読者投稿欄『声』を読む。
     野菜を包むセロハンなどは、資源の無駄なうえ、余計な手間をかけさせて価格を高くしてるという批判。
     曲がった野菜や泥がついていると売れないというのは、私も嘆かわしいと思う。
     しかし、無駄の価値も無視できない。
     セロハンを作り、それで生計を立ててる人もいるのだ。
     文中ではビニール製品がリサイクルされている事は認識しているようで、それならば、そういうところまで考えて欲しいとも思う。
     無駄を省いて“仕事”を減らしていく事をつきつめたら、それこそ経済格差が広がるというもの。
     他には、憲法9条の改正について。
     私も、この条文は誇り高いと思う。
     一切の“国家間”の戦争の放棄。
    「カッコイイ」ではないか。
     しかし、戦争が国家間のものでなくなってしまった事は考えなければならないのが現実。
     それに、護憲派の「9条があるから日本は戦争に巻き込まれなくて済んだ」という考えには賛同できない。
     あまりに能天気に過ぎるように思えて。
     例えば湾岸戦争の時、日本は人を出さない代わりに1兆円以上を拠出した。
     それだけの予算を、医療費など福祉に使っていれば、どれほどの人が救われたか。
     目に付くところで人が死ぬのは嫌だけど、知らないところで死ぬ分には構わないと言ってるようなものにしか思えないのだ、私には。
     ネットニュースでは、「お腹に来る風邪」と呼ばれる感染性胃腸炎が急増中だと取り上げていた。
     私も年末から年始にかけてなったのは、コレかもしれないアレである。
     感染性胃腸炎は、腹痛、下痢、嘔吐、発熱が主な症状で、原因はウイルスや細菌、原虫など多岐に渡る。
     しかし、今の時期はノロウイルスが大半を占めるとされており、昨年暮れから今年の年始にかけて広島県の特養施設で入所者7人が死亡したのは、このノロウイルスによる集団感染だったとされる。
     このノロウイルス、やっかいなのは寒いほど長生きすると考えられている点。
     通常は、適切に水分補給をすれば1日程度でも回復するほどで強くないものの、そんな訳で感染する可能性は高いため油断できない。
     そして気をつけなければならないのは、下痢をした時に下痢止めを飲んではいけないという事。
     そもそも嘔吐や下痢は、体内から不要な物や毒となる物を緊急的に体外に出そうとする自己防衛機能の一つ。
     それを強制的に止めるという事は、原因となる物を体内に留めて症状を悪化させる事になってしまうのだ。
     漢方薬では、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)が予防と治療になり、嘔吐と下痢が激しい時には、五苓散(ごれいさんが)脱水症状を防ぐのに役に立つので、覚えておいてもらいたい。
     ………って、忘れてたんですけどね、私(^_^;)
     (2005年12月31日の日記参照)
     他に、目の不自由な人は、健常者が聞き取れる速度より2~3倍速くした音声でも理解できる事が分かったという記事を見つけた。
     漫画なんかじゃ、目の見えない剣客が気配で敵を察するなんて描写があったりするけれど、聞き取り速度が速いとは。
     その実験をしたのは、東京大先端科学技術研究センターで、パソコン上の文字を読み上げる音声合成ソフトを使い、速度を速めていったそうだ。
     内容が良く分かる最適速度でも1分当たり約700~900字、最高速度でも1分当たり約1000字以上は聞き取っておおまかに理解できたという。
     通常のソフトの初期設定は1分当たり約500字だそうだから、倍の速さな訳だが、その実験に参加した人は「このくらい聞けて当たり前と思っていた」
    とか。
     速度を変更できるプレイヤーソフトで歌を早くしてみれば分かるけど、倍速ってかなり早いぞ。
     単純に二倍で済むような速さではない。
     無意識の訓練の結果か。
    ≪育児日記≫
     今日は、世間は成人の日だった。
     また、どこかの新成人が暴れたというようなニュースが流れた。
     サスケが仲裁に入ったところもあったらしい。
     サミットに次郎を連れて行くと、着物を着た成人の女の子が何人か歩いたり、車に乗ったりしてるのを見かけた。
     天気も良くて、少し暖かかったので、次郎もベビーカーで気持ち良さそうにしていた。
     次郎はやっぱり歩きたいみたいで、薬局に行って降ろすと喜んで歩き回る。
     おなかも空いてるらしく、買ってきた御飯をすぐに食べてしまった。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0261号≫
    前途多難な新年会/コレステロールの誤解/風邪の頭痛に/子供のためにどうするか

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0261号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月3日(火)……前途多難な新年会
        
    ※1月4日(水)……コレステロールの誤解
    ※1月5日(木)……風邪の頭痛に
    ※1月6日(金)……子供のためにどうするか
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月3日(火)/2006年◆
     旅行の疲れもあり、昼近くまでグッスリ。
     まぁ、途中で何度か次郎が泣き喚きながら起きて大変だったんですが。
     旅行で興奮したせいなのかね。
     届いている年賀状の整理をしてから、昨年に頼まれていた講演会のテープ起こしをしたり。
     やたら早口の講師で、聞き取るのに苦労する。
     そんなこんなで、あっという間に夕方近く。
     今日は、スネークアイズの新年会があるのだ。
     そろそろ出かけようかなという時に、A氏から新年の挨拶の電話が家に。
     今年もよろしくお願いいたします。
     さて、今度こそと思ったらS氏が訪ねてきた。
     正月のおせちに作ったという黒豆をお裾分けに頂いた。
     ありがとうございます。
     ひー、待ち合わせに遅れる~。
     と焦っているところへ、スネークアイズのメンバーであるO氏から携帯にメール。
     遅れそうなのだが、武井くんの今の携帯のメールアドレスが分からず教えて欲しいと。
     携帯へのメールはパソコンにも送られるように設定してあって、ちょうどパソコンを起動していたので、携帯のキーで打つよりパソコンの方が早かろうとパソコンで返信。
     ところが、何故か回線が不調になり送信されない。
     なら携帯で返信すればよかりそうなものなのだけれど、なんか気持ち悪くてパソコンでの返信に拘りなんとか成功。
     この時点で遅刻確実。
     私もメールせねば。
     とりあえず先に出た方が良いだろとドアを開けると、何故かお母んが。
     実家に届いていた私宛の年賀状と、カズノコを持ってきてくれたそうな。
     よりによって、この急いでる時に(笑)
     後は奥さんに任せて、とにかくマンションを出た。
     自転車で駅の近くの親戚の家まで行き、そこの車庫に置かせてもらって、駅へと息せき切って急ぐ。
     そして、電車に乗ってから武井くんにメールを打つと、他にもキャンセルがあったとの事。
     あうっ(^_^;)
     どうしましょうと言われたけれど、打ち合わせしなきゃならない事もあるし、とにかく新宿で会いましょうと返信。
     新宿の『漁亭』にいるという事で、エレベーターを上がる。
     http://www.ryotei.tokyo.walkerplus.com/
     なんか、もっと混んでるかと思ったら空いてるな。
     時間が19時の前と、飲むには少し早いからか。
     お店のペンギンは今までに見たことも無いくらいに元気だった。
     いつもは、静かに寝そべっていたりするのに、今日は水の中でバシャバシャと。
     外の寒さが分かるのか?
     H嬢に声をかけられ、奥のお座敷へ。
     H氏は後から来るようだ。
     それでも今日は4人。
     新年早々の顔合わせができないのは残念。
     とりあえず、明けましておめでとうと乾杯をして、鍋物を注文した。
     カセットコンロのガスの火力が弱く、なかなか煮立たない。
     案の定、途中でガスが切れてカセットを交換してもらうと、今度は火力が強すぎる(笑)
     H氏も駆けつけてきて、改めて乾杯。
     寒いので、次に飲む物として日本酒の熱燗を注文しようとしたら、熱燗ができるのは一種類だけだという店員さんのつれない答え。
     味を大事にしてという事のようだけれど、熱燗にして香りを楽しむのも日本酒の醍醐味だと思うぞ。
     というか今の季節寒いんだし。
     暖房は入っているようなのだが、かなり弱い感じ。
     ああ、だからペンギンは元気なのか。
     薬局のメルマガの発行ペースが遅れている件について、武井くんからは、日記なんだから校正しなくても良いのではないかとアドバイスされる。
     私も当初はしないつもりだったんだけどねぇ。
     そういうところを突いてくる人がいるんだよね。
     内容じゃなくて。
     それが鬱陶しいんで排除したいのよ。
     内容の感想や反論なら、嬉しいんだけど。
     何故かアンケートやオープンな掲示板じゃなくて、メールでだけ反論してくる人もいるし。
     多人数から袋叩きにされるのは嫌だけど、一対一で応対させられるのも困る。
     業務を止めてまで応じる義務も無いとは思うんだが、“かまって君”だと、なんだか可哀想にも思えてねぇ。
     禁煙席ではないため、隣の席の女性陣が吸うタバコの煙で武井くんが具合が悪くなったり。
     私も、食事中の煙は御免こうむりたいところ。
     暖房が弱ければ換気も不十分で、窓を少し開けたが、効果は微弱。
     気分が悪くなってきたところで(具合じゃなくて“気分”が)、壁に寄りかかっていた武井くんの服の背中がほつれていた。
     壁に、釘の頭を切り取ったような所があって、それに引っかかったらしい。
     そこだけかと思ったら、私が寄りかかっていた所にも同じような物が。
     私は寒くて皮ジャンを着たままだったから大丈夫だったけれど。
     施工業者に手抜きでもされたのか、それともそういうデザインなのか。
     店員を呼んで、ガムテープを持ってこさせる。
     もうこの段階で長居する気が失せてはいたが、被害の拡大を防ぐために、当該部分に貼っておく。
     武井くんがグルナビのクーポン券を印刷してきていたのもあるけれど、その割引から端数を切り捨てて、4人で1万円ポッキリに。
     どのくらい安くなったのかは、元の値段が分からなかったので確かめなかった。
     確かめておけば良かったな。
     そんな事もあって、あまり打ち合わせらしい事はできずじまいだった。
     まぁ、出席者が少なかったし、しゃーないか。
     家に帰ったら、ことのほか酔いが回っていて早くに寝た。
     どうも、まだ風邪が残っていたようで気持ち悪い。
     酒に酔っただけという感じではない。
     柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)地竜(ぢりゅう)を飲んでおく。 
    ≪育児日記≫
     今日は、旅行疲れをしていたので、あまり外には出なかった。
     次郎も少し咳が酷くなっていたので、ゆっくりと休ませた。
     その間、まだオッパイばかりいつもより欲しがるので、体調はすぐれないんだと思った。
     私自身も疲労していたので、あんまり動かなかった。
     本当は、家事などたまっているのをしなければいけないんだけど、それもやらなかった。
     寒さもあって、年賀状を出しに行けなかったから、義母が夜マンションに訪ねて来た時に、ポストに入れてもらえるように頼んだりした。

    ◆1月4日(水)/2006年◆
     明け方に、次郎が起きて泣き喚く。
     旅行で一泊した夜だけは静かに朝まで寝ていたのに。
     奥さんまで一緒に喚くもんだから、こちらも寝不足。
     巻き込まないでくれ。
     お店は今日から、開局。
     周辺の学校は休みだけれど、にわかに町中は活気づいてきた感じ。
     病院も今日から始まり、これは忙しくなるかもと思ったら予感が当たった。
     例によって、朝食を摂るのを後にしたら正午まで食べる暇が無かった。
     目の前に郵便局があって、ついでに立ち寄るというお客さんも多い。
     それにしても、今日は寒い。
     外気温ばかりでなく、店の中が暖房を入れても、ちっとも温度が上がらない。
     やっぱり、自宅と同じく留守にしている間に燈を灯していないと、室内の隅々まで冷えてしまうせいだろうか。
     電話で下痢の相談を受けた。
     患者は高校生の子供らしいのだが、どうにも要領を得ず声も聞き取りにくく、お店に来ていただく事に。
     ご足労願うのは申し訳ないのだけれど。
     そして、近所という事ですぐにいらして症状を詳しく尋ねると、水のような下痢だという。
    「とにかく栄養つけなきゃいけないから食べさせてるんだけど」
     駄目です駄目です(^_^;)
     どうして、そういう発想になるのか分からない。
     知識が無くても、下痢してたら食べるのは無理だと思わないもんなのかな。
     吐き気もするようなので、五苓散(ごれいさん)を勧めて、念のために下痢止めの即効丸(そっこうがん)を案内した。
     そうだ、訊いてなかったなと気が付いて、水分をどうしているかを尋ねたら、ポカリスエットなどのスポーツ飲料を飲んでいるという。
     あうっ、それも駄目です( ̄▽ ̄|||
    「牛乳も駄目かしら」
     ええと……、単にうちが薬局で、患者さんが来る所だから、こういう悪い選択悪い選択をする人が多いのか、それとも意外と一般的なのか。
     腹痛で、痛み止めを飲もうとする人も少なくないから油断できない。
     水分は湯冷ましか麦茶や紅茶で摂ってもらい、お腹の左側を携帯カイロなどで温めるようにお話した。
     奥さんから電話が入った。
     次郎が、咳が出て痰が絡んでおり苦しそうだと。
     そんな事は分かってるって。
     だから、咳止めの麦門冬湯(ばくもんどうとう)を渡してあるだろう。
     このあいだ泊まったホテルや、電車の中が随分と乾燥していたから、その影響を考慮して。
     メニエルの相談で患者さんが来店。
     前に病院で診断されていたそうで間違いないらしいのだが、今日から仕事始めで、職場に行ったら眩暈がしたため、職場で倒れたら大変と訪れたとの事。
     苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を使ってもらう事にする。
     ところで今回の原因ですが、もしかして夜中に体を冷やす物を食べたり飲んだりしてるんじゃありませんか?
    「ミカンを食べてるくらいです」
     それだ(^-^;;;
     もしかしてもしかして、アレも飲んでたりするのでは……。
    「温かいコーヒーを飲んでるんだけどねぇ」
     それだ( ̄▽ ̄|||
     コーヒーは温かくしても体を冷やします。
     今日は、悪い選択を重ねる人の当たり日?
     それからコレステロールの相談をされた。
     そもそも、コレステロールってなんなのかと。
    「やっぱり、摂らない方がいいんでしょ?」と言われた。
     いえいえ、違います~。
     コレステロールというのは、動物の細胞を作っている成分の1つで、性ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの主成分でもある。
     悪いイメージが広まっている一方で、皮脂腺から分泌されて髪や皮膚を守ったり、若々しさを保つ働きがある事は意外に知られてない。
     強引なダイエットをすると、肌がカサカサしたり毛が抜けたりするというのは、このせいなのだ。
     単に知らないだけなら構わないとも云えるけれど、コレステロールの摂り過ぎを心配するのなら、その有用性も調べりゃいいのにと思う事は何度もある。
     中には、善玉コレステロールと悪玉コレステロールがある事くらいは知っているという人もいるだろう。
     しかし、それも誤解されている事が多い。
     そもそも両者は“コレステロールではない”。
     また、善玉・悪玉という区分は役割の違いに基づくもので、いわゆる善人・悪人というのとは違う。
     『コレステロール』を体の隅々に運ぶ、つまり送り出す方が『悪玉コレステロール』と呼ばれていて、体に不要になった『コレステロール』を回収して肝臓に戻し、『コレステロール』が再利用できるようにする方が『善玉コレステロール』と呼ばれているのだ。
     なんで送り出す方が“悪玉”と呼ばれるのかは知らないが、そんな訳で『悪玉コレステロール』自体は別に悪くない。
     もちろん、余分はコレステロールは血管の壁に溜まりやすく、回収してくれる善玉コレステロールの方が役には立つ感じはするが、やっぱり名前のイメージの方が優先されているだろう。
     イメージの刷り込みというのは怖いですな。
     宅配便の依頼で荷物を持ち込まれた。
     うちは日通の取扱店でもあるので。
     伝票に記入してもらうと、送り主の電話番号の欄が空白。
     電話番号は無いので?
     電話は引いていないという。
     携帯電話の普及で、そういう人もいるかなと思ったものの、住所地を見て納得いった。
     ああ、“居座り屋”さんかぁ。
     夜逃げした人の家に住み、不動産の債権を得ようという債権者の代わりに住み込んで、他の債権者を追い返すお仕事である。
     以前に、知り合いの不動産屋から、1ヶ月ただ住むだけで20万円でどうかと誘われた事がある。
     冗談ではない。
     家主が夜逃げするくらいである。
     ヤクザまがいの、時にはヤクザそのものと渡り合わなければならないのだ。
     そんな怖い仕事できませぬ。
     今のように、メルマガでも発行していたら、ネタに引き受けたかも(・_・)
     M叔父が来訪。
     お店を株式会社化する話。
     店主である婆ちゃんが高齢なので、生きてるうちに株式会社にしておかないと店舗の賃貸などの更新手続きが面倒になるから。
     しかし、株式会社にするとなると、理論上は資本金1円でも作れるとしても、司法書士に依頼する諸経費などで50万円近くかかるらしい。
     自分でやれば、最低限の費用だけで済むからやってみたらと、M叔父はこともなげに言う。
     確かに、自分でやった方が面白そうではあるけれど。
     配達のついでに、マンションに立ち寄り。
     次郎の症状を確かめてみたのだが、そんな心配する状態ではない。
     奥さんが騒ぎすぎ。
     でも、外に連れ出して肺炎にでもなられると困る。
     今日は1日、部屋にいなさい。
     薬局に戻って昼食。
     山形県尾花沢市の郵便局で配達アルバイトをしていた男子高校生が、年賀状437通を含む郵便物627通を配達せず隠していたのが発覚したというニュース。
     男子生徒は郵便法違反(郵便物の隠匿)容疑で書類送検されるようだ。
     そりゃ、そうだよな。
     法律の勉強しろよー。
     面倒くさくなったのが動機のようだけれど、宿題サボるのとは違うんだからさ。
     昨年起きたJR羽越線『いなほ14号』の脱線転覆事故に、新潟県長岡市の男性医師が乗っていた事が今日になって分かったそうな。
     なにしろ飛行機なんかと違って、正確な乗客数は把握しにくく、犠牲になったのではないかと捜索された親子もいたし。
     この男性、事故当時4号車に乗っており、怪我は無かったものの、いや怪我が無かったからこそか、救急車で庄内余目病院に行って負傷者の治療の手伝いをしていたという。
     そのため、警察やJR東日本が確認した乗客の中に含まれなかったようだ。
     ううむ、ほのぼのとカッコイイなぁ。
     お母んから、このあいだ行ってきた伊豆のお土産の、びわゼリーを貰った。
     ん?
     これは、私が友達にと買った物では?
     そしたら、消費期限が昨年の12月30日だったという。
     ズゲッ!!Σ( ̄□ ̄;)
     で、旅館の売店に電話したところ、新しい物を送るので、現物は処分して下さいと言われたそうな。
     まぁ、すぐに悪くなる訳ではないから、自分で食べる分には構わないか。
    「気を使わせると悪いから、『日付確認しないで申し訳ありません』、って言っといた」と、お母んが一言。
     それじゃ単なる嫌味です(笑)
     子供の風邪の処方箋を持って母親が来店。
     ところが、出ている薬の在庫が無い。
     ううん、町の薬局でコレを揃えてる所は他にも無いんじゃないかという抗生物質。
    「他の抗生物質じゃダメ?」とか言われるが、それはやっぱり駄目です(^_^;)
    「明日また病院行くから、今夜飲まなくてもいいか」とも言われたけれど、なおさら駄目です。
     というか、意味がありません。
     薬剤師会が経営している中央薬局に問い合わせると、さすがに揃えてあるとの事で、取りに行こうと思ったが、車で来ているから自分で取りに行きますと。
     申し訳ありません。
     なにしろ中央薬局は、その、今さっき行ってきた病院の隣に建っているのだ。
     後で調べてみたら、薬価がベラボーに高い。
     癌の薬よかマシだけど。
     ちょっと備蓄に置いておくには苦しい値段。
     しかし、無駄になるかもしれないけど、緊急で必要になるかもしれないからと、お母んの判断で仕入れておく事に。
     帰りにスーパーに寄ったら、大きめの海老が半額になっていた。
     正月の残りか。
     喜んで、三3匹ほど買い込む。
     奥さんと次郎は先に寝ており、海老を焼きつつチャット。
     そして、焼き上がるまでに日本酒をクイクイと。
     なんか不健康な事をやってますな、自分。
     するとチャットに入ってきたS子さんから、「新幹線乗ると貧血っぽい症状になる」と言われた。
     血行不良か。
     不健康な。
     一応は真面目に回答しつつ、「それはきっと、新幹線のスピードに、S子さんの血液がついてこれないんだ(笑)」と返した。
     酔ってる酔ってる。
     でも、かなり本気で、S子さんの事だから、「地球の自転においてかれる」というのもありそうだ(笑)
     自転においてかれるとどうなるかというと、摩擦係数が0として、他の人から見ると時速1,674kmで移動する事になる。
     テレビで『ナルニア国物語』のCMをやっていたのだが、「壮大なるシンフォニー」という宣伝文句を「壮大なるオナニー」とか読んでしまった。

     かなり酔ってます(爆)
     I氏には、「一体、どれだけ呑んでんだ」と呆れられる。
     中学生の頃には、酔って無くても『ネバーエンディングストーリー』を、『ネバーエンディング猿のオナニー』とか言っとりましたが。

     すると、ますます「猿はどっちだか」と呆れられた。
     猿は、高等な駄洒落は吐けない( ̄^ ̄)
     それから、『古畑任三郎』の正月スペシャルの一遍、イチローが出演した回の話など。

     私は未見で、観たS氏やI氏はイチローが結構良い演技をしていたと褒めていた。
    「お前の本職はナンだと言うくらい良い演技だった」とは、S氏の弁。
     それは楽しみ。
     個人的には今回のスペシャル版でシリーズ最後なのだから、三谷幸喜にこそ出てもらいたかったな。
     さすがに、合成使って田村正和との対決は、あざと過ぎるかもしれんが(笑)
     でも、見てみたい気も。
     フジテレビなんだから(決め付け)、あざとい企画を通していただきたい。
     あ~、酔った酔った。
     (_ _)(-.-)(~O~)ファ…(~O~)(-.-)
     ……( ^.^)( -.-)( _ _)ガクッ
    ≪育児日記≫
     今日は、普通は仕事初めだったが、私にはあんまり関係なかった。
     育児は24時間なんで、休み無く続くんだ。
     次郎は待ってくれないから、いろいろと忙しい。
     夜、まだ咳が出てて、なかなか寝てくれなくてとても困った。
     そのせいか、また生活のリズムが狂って、寝てくれるのが夜中になってしまった。
     旅行の時は、なぜか1人でよく寝てくれたのに、家ではぜんぜんなので、どうしたことだろうと思った。

    ◆1月5日(木)/2006年◆
    「なにか栄養ドリンクないか」と、店に入ってきた患者さん。
     訊けば、昨日吐いてしまったという。
     うえっ、それじゃあ栄養ドリンクなんか飲んでは駄目でしょう。
     しかし、吐いてしまったから栄養をつけなければという発想のようで。
     そもそもの原因は、どうやら風邪などではなく年末年始での食べ過ぎのようだ。
     胃が痞える感じがするという事から、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を案内した。
     いったん出かけて、某団体の広報部会に出席。
     来月号の記事の内容を詰める。
     今度から、締め切りに間に合わなかった記事は、次号に回すかホームページへの掲載という事にしたので、だいぶ気が楽。
     原稿を集めるのに必死にならないで済む。
     出てきたついでに、市役所に行き店の税金の申告について、書式の確認。
     でも私が分かっても、事務をやる奥さんが分からないと無駄なんだよな(笑)
     帰りにコジマ電機で、名刺を作るための特殊紙を探したが、あまり種類が無かった。
     http://www.kojima.net/netshop/index.htm
     何故か、やたらとコジマ電機の近くに建つ(逆なのかもしれないが)ヤマダ電機に行くと、希望通りの物が見つかった。
     http://www.yamada-denki.jp/
     これで、店員の質も良くなれば、コジマに行かなくても済むんだがな。
     鼻づまりの漢方薬をと、患者さんから求められる。
     葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)がすぐに思い浮かぶが、念のために他にも症状が無いか確かめてみた。
     すると、寒気がするような気もするという。
     風邪のひき始めかもしれない。
     感じたのが今日ならば、すぐにでも飲んでもらうのが良いだろう。
     それと、合わせて地竜(ぢりゅう)も勧めた。
     風邪の相談で、患者さんが来店。
     年明けから風邪をひいており、今日は頭が痛くて寒気もするので仕事を早退してきたという。
     すると、自宅には川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)があるそうな。
     風邪での頭痛であれば、それを飲んでいただければ良かったのに、もったいない。
     なんでもいいやと、まったく関係の無い漢方薬を飲まれてしまう人もいますが。
     しかし、長引いてるのに寒気がするとなると、これから熱が出てくる可能性がある。
     食欲が落ちてきているそうなので柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を飲んでいただくとして、熱に対しては地竜を使ってもらう事にしよう。
     そうお話したら、食事はしっかり摂ってるという話に驚く。
     風邪と戦うのにエネルギーが要る時に、食事をしてしまうと消化にエネルギーを持っていかれてしまい、治す力が半減してしまうのだ。
    「風邪の時には、なんとか食べて栄養つけなきゃと思ってた」
     そういう誤解が根強いんですよねぇ(u_u;)
     高齢の母親の咳の相談で、お客さんがいらした。
     前に案内した麦門冬湯(ばくもんどうとう)は効いたそうで、それは良かったのだが、今したがた吐いてしまったという。
     吐き気がするようであれば二陳湯(にちんとう)が良いけれど、咳の勢いで吐いてしまったという感じらしい。
     となると、風邪が胃腸に行った訳ではないのか。
     そうであれば、麦門冬湯は胃薬を兼ねているので、続けて飲んでもらうのでも良いだろう。
     食欲が落ちるようなら、柴胡桂枝湯補中益気湯(ほちゅうえっきとう)に替えてもらう事にして。
    「リポビタンDを買っていこうかな」と帰り際に言われる。
     思わず、お母んと声を揃えて「駄目です!!」と叫んでしまった。
     驚かしてしまってすいません(^_^;)
     風邪と戦うのに集中させてやって下さい。
     栄養ドリンクなんか飲んだら、それをまた体内で分解するのにエネルギーを使って、体力が落ちるだけです。
     チャットに入ると、R氏がいらした。
     少し前からキーボードが不調だと聞いていたのだが、まだ直らないそうでお気の毒。
     オンラインゲームでは正常に使えたりするそうだから、機械的な故障ではないようで、OSを入れ替えなければ駄目かも。
     驚いたのは、そのマシン。
     単なる自作機ではなく、知り合いにアーケードゲームを改造して作ってもらったのだとか。
     それはまた、すごい自作機で(笑)
     確かに、中身の基礎設計は同じかもしれんが。
     起動の時に、画面にゲームメーカーのマークが出るそうで、ちょっと羨ましく思ったり。
     R氏自身は、中を見た時のゴチャゴチャ感と訳わかんなさは一緒だとの事。
     そうなんだよ、どうしてブロック形式で増設できないのかなーとは常々思う。
     技術の進歩が早過ぎて標準規格化するのが難しいのと、コストが上がってしまうからというのがあるのだろうけれど。
     ああ、そろそろ新しい機体を作りたいなー。
     でも、今のところ台数は足りてるんだよな(笑)
     そう言ったら、逆にR氏に驚かれた。
     普通は1台あれば充分なのにと。
     いやいや、それが、2台同時に逝ってしまった事がありまして。
     今では3台無いと安心できない……。
     仕事で使ってると、1日たりとも空白期間を作れないし。
     そんな話から古い機体の話へと。
     I氏は、K6-2のIBM機が邪魔になってるとか。
     うはぁ、懐かしいですな。
     うちにも、無印ペンティアムのノートパソコンが、まだあります(笑)
     もちろんMMXなんて実装されていない。
     クロックは166MHZだったかな。
     GHZではなく(笑)
     HDDが500MB。
     GBではなく(笑)
     まぁ、私らは記憶装置がテープだったのを覚えてる最後くらいの世代かな。
     データをセーブしたりロードするのに1時間くらいかかったりしていた。
     新年早々、後ろ向きな話題だ(苦笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、少し次郎の体調が良くなったので、少しだけ外に出た。
     気分転換だった。
     歯医者にも行った。
     その間、次郎を少し薬局に預けられた。
     天気も良かったので、よかった。
     咳止めに麦門冬湯を次郎に飲ませてから行った。
     そして、少しは咳が落ち着いてきた。
     薬局では、何かいろいろと暴れまわっている次郎みたいだった。
     元気は元気だけど、早く咳が治ってほしかった。
     なので、次郎の歯科検診は来週になった。

    ◆1月6日(金)/2006年◆
     成人の娘さんの風邪の相談。
     寒気がしているそうなので、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)を案内した。
     以前にも使っているそうだから、大丈夫かな地竜も。
     一応、地竜がミミズだとは言ってないようですが(笑)
     他の人で確か、やはり成人の娘さんに飲ませていたら、ある日インターネットで調べて知ってしまったという話を聞いたな。
     自分の飲んでる物を、ちゃんと調べるのは良い事です。
     でも、それで飲まなくなるのはモッタイナイ。
     やや高齢の患者さん。
     吐き気の相談で、他に症状は無いようなので二陳湯(にちんとう)を使ってもらう。
     眠くならない酔い止めとしても使えるので、旅行の時などにどうぞ。
     広報誌の原稿を届けに事務所まで。
     メールで送れれば簡単なんだけど、写真込みのファイルサイズが30MBで、事務所の回線が64kbps以下という環境なため、そうもいかない。
     昔、メールで送信した先の事務所のパソコンの使える人が出張中って事で、送信した後に自分も片道1時間半ほどかけて行って、自分でファイルを開いたなんて事もあったなぁ。
     10年経っても状況が変わらないとは、IT化は進んでるんだか進んでないんだか。
     事務局のK氏に、五十肩を相談された。
     二朮湯(にじゅつとう)がありますよんと紹介しておく。(後でネットから注文を頂いた)
     Mちゃんと打ち合わせする予定だったのに、ドタキャンされてしまった。
     むー、3ヶ月くらい、ずっと打ち合わせができないまま。
     困ったぞ。
     某製薬メーカーの営業マンが来訪。
     本人の名誉のために、特に社名を秘す(笑)
     新製品が出るという事で案内されたのだけれど、他の似た成分の漢方薬との使い分けが分からないと言われて、ツムラの漢方薬の使い分けが書かれた本から該当部分をコピーして渡してあげたのだ。
     よく勉強しておくように( ̄▽ ̄)
     って、実は私も使い分けが良く分かってない種類なんだよねー。
     少なくとも、今までうちでは特別必要なかったからツムラ製品でも仕入れてなくて、必要な時には2種類以上の漢方薬を合わせて患者さんに使ってもらっていた。
     とりあえず、今回の新製品はいらないなー。
     下痢でいらした患者さんに、即効丸(そっこうがん)を求められる。
     しかし詳しく話を聞くと、どうも風邪のようだ。
     私が年越しになった症状に似ている。
     五苓散(ごれいさん)平胃散(へいいさん)を案内した。
     これを一緒に飲めば、胃苓湯(いれいとう)という胃腸の風邪に効く漢方薬になる。
     特別必要ないかなと思って仕入れていない一例。
     んー、でも需要があるのなら仕入れてみようかなぁ。
     なんだか咽喉が痛くなってきた。
     むむっ、また風邪の兆候か?
     葛根湯(かっこんとう)桔梗湯(ききょうとう)で先手を打つ事にした。
     六君子湯(りっくんしとう)を買いに患者さんが来店。
     やはり、年末年始に食べ過ぎてしまったようで。
     これで食欲がまた出ると思いますが、気をつけて下さいね~。
     今日の昼間に原稿を届けておいて、夜には運営会議。
     会場が事務所じゃなくて、鳩ヶ谷市の公団住宅にある集会室に変更になり、着けるか不安。
     出る時に、あまりに寒くて手がかじかむもんだから、手袋にミニホカロンを入れた。
     なにしろ、手がかじかんで自転車のブレーキを引けないと命が危ない。
     そして、予定通り道に迷った。
     予め印刷した地図を持ち、事務局のK氏にも確認していた。
     にも拘らず、正しい道をわざわざ戻って、間違った道へ。
     だってー、目印のコンビニを過ぎたところで何故か「あっ、間違った」と思い込んでしまったんだもの。
     なんでそう思い込んだのか、後で落ち着いて考えてみると、十字路じゃなくて、微妙な角度のX字路だったから不安になってしまったらしい。
     やや遅れて集会所に到着。
     なんだか、あんまり議題は進んでいないようでしたが。
     新年最初の会議という事で、皆して帰省などのお土産のお菓子を持ち寄っていて、一つ一つ食べていたらお腹いっぱい。
     議題の中では、子供達が育つ環境を、どのように作っていくかという話も。
     その中には、子供の人権を考えて、自由に伸び伸びと育てたいという意見があり、私もそういう事を“子供の頃に”思ってはいたけれど、今は違う考えを持っているという意見を述べておく。
     私が子供の頃にそう思ったのは、つまりは子供の人権意識というものが教師の間でも薄く、束縛があったからこそ、自分で望んで自分で手に入れなければと足掻いたから。
     とすると、大人に反発し戦い自己を確立していく機会を無くしてしまう事は、かえって良くないのではないかと思うのだ。
     体罰を加えるなら加えれば良い。
     束縛するなら束縛すれば良い。
     ただ、その引き際、つまり“手加減”をできるかどうかが大事なのではないかと。
     予想通り反発を受ける。
     まぁ、こうして違う意見をぶつけ合っていければ理想的ではあるが。
     帰る時に、トイレに入った。
     バリアフリーという事なのだろうけれど、廊下とトイレに段差が無いのは失敗してると思う。
     同じ高さなもんだから、トイレのスリッパをドアから離さないと、ドアに押されて向こう側に行ってしまう。
     ゆえに、足を伸ばさないと入れないし、出る時にも苦労する。
     マヌケ。
     家に帰ってテレビでニュースを観たら、今日の17時頃に仙台市宮城野区にある『光ケ丘スペルマン病院』で生後11日の男児が連れ去られたという事件をやっていた。
     連れ去ったのは男で、看護師に病院への苦情や「院長の家の前にガソリンをまいた」とする内容が書かれた紙を見せ、「ガソリンで火をつけるぞ」などと脅したうえで、病室に入り込んだらしい。
     そのさいに「火事だ」とも叫んでいて、連れ去られた男児の母親は、男がマスクをしていた事から病院職員だと勘違いして、男児が抱きかかえられるのを不審に思わなかったとの事。
     マヌケと思わなくも無い。
     それだけに、今は放心しているのではないか。
     で、その心配を増幅するかのように、東北公済病院の産婦人科の上原茂樹科長は「母乳を2~3時間おきに飲ませなければいけないし、脱水症状にも気をつけないといけない。赤ちゃんは体温のコントロールが未熟なので、この冬の寒さの中で低体温症になるのが心配だ」と話していた。
     テレビの取材に、すごくニコニコと話しているのが印象的(苦笑)
     人柄が良いのか、取材を受けるのが嬉しくて、つい顔に出たのか。
     過去の乳幼児連れ去り事件では、今のところ死んだという事例は無いそうだから、無責任に楽しんでおこう。
     ニュースを聞きつけて、「よし行くぞ」と行動を起こした人以外は、同類。
     自民党の山崎拓前副総裁が、党総裁選で党員以外の国民も参加できる模擬投票などが検討されている事について、「総裁を党員でないものが選ぶのはおかしい」と批判したというニュースも。
     加藤紘一元幹事長も「一般国民投票、世論調査で決めるのなら、国会議員や党員はいらない」と同調したそうな。
     だから、そういう事を言ってるんじゃないの?
     派閥も無くしたところで(森派は生きてますが)、党の壁も無くすなら私は賛成。
     政策や法案ごとに賛成や反対をしたいもの。
     そして、イランのアフマディネジャド大統領が、イスラエルのシャロン首相が危篤状態との報を受けて、「願うならば、犯罪者が祖先の列に加わりますように」と同首相の死を望むような発言をした事が国際社会で波紋を呼んでいるというのもあった。
     同大統領は、革命原理への回帰を掲げているそうだから、国際社会の批判は承知の上なのだろう。
     国内での支持強化の方を取ったという訳だ。
     自国の足固めのために他国を批判するのは、政治家の常套手段。
     それをする必要が今のところ日本には無い。
     しなければならない国の不安定さよ。
    ≪育児日記≫
     今日は、実家の御殿場で雪らしかった。
     妹に電話した。
     その時、次郎はちょっとグズッていた。
     オッパイを飲ませたりしながら機嫌をとっていた。
     その泣き声が妹に聞こえたらしく。
    「次郎大丈夫?」みたいに言っていた。
     午後から薬局にも行き、次郎をベビーカーに乗せようとしたら、やっぱり大泣きされてしまった。
     歩きたがるようになったのは成長した証拠だけど、何か疲れる。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------

     

  • ≪通巻0260号≫
    年末に絶不調/伊豆一泊旅行(行き)/伊豆一泊旅行(帰り)

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0260号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     明けましておめでとうございます。
     本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
     いちおう、年明けすぐに公開していた年賀画像です。
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※12月31日(土)……年末に絶不調
    ※1月1日(日)……伊豆一泊旅行(行き)
    ※1月2日(月)……伊豆一泊旅行(帰り)
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆12月31日(土)/2006年◆
     起きたら朝だった。
     いや、そりゃ朝に起きれば朝なんだけど。
     昨日、夕飯も食べずにゴロリと横になったら、そのまま12時間耐久睡眠に突入してしまった模様。
     途中何度かウトウトしたり、次郎の泣き声を遠くに聞いたりした気もする。
     そんなに疲れていましたか。
     今年は、今日が仕事納め。
     その後に、友人たちと年越しの予定なのだけれど。
     平胃散(へいいさん)を買いに患者さんが来店。
     ここのところ忘年会続きで、年明けには新年会が控えているからと。
     飲みすぎた時には、五苓黄解(ごれいおうげ)もよろしくお願いしますと案内しておく。
     風邪薬を求めて、やや高齢の患者さんがいらした。
     1ヶ月くらい前に風邪をひき、やっと治ったと思ったら、今度は孫にうつされたらしいと。
     しかし、今は具体的な症状は特に無く、口の中が乾いて違和感があるとの事。
     潤いを取り戻すのには麦門冬湯(ばくもんどうとう)を使うのが良いが、体力の低下を防ぐことも考えて、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を勧めた。
     すると、
    「医者で貰っていた薬を飲んだんだけど大丈夫かしら」と尋ねられた。
     うおっと、それは大事な情報。
     なのに、肝心の飲んでいた薬については、「風邪薬だったんだけど」と、覚えていない様子。
     ううん、気にするなら覚えていて欲しいなぁ(^_^;)
     しかし、周囲の病院で出ている風邪薬で、問題のあるようなのは今まで処方された事は無いから大丈夫なはず。
     詳しく話を訊いたら、今までも薬を病院から貰っても、多いからと半分くらいは飲まないようにしていたという。
     選ぶ基準はなんなんでしょうか( ̄▽ ̄||| 
     子供の熱さましを求めて、お客さんが来店。
     まだ3ヶ月の乳幼児だとの事で、下手な熱さましは出せない。
     病院に連れて行って、風邪薬は貰っていたという。
     ただ、咳と鼻に重点を置いて、熱さましは出なかったらしい。
     明日から実家に子供を連れて帰るというけれど、肺炎が心配。
     麻黄湯(まおうとう)を使ってもらうか。
     一応は、能書でも乳幼児の鼻閉塞に使えるとなってるし、うちの次郎にも生後まもなく使っていた。
    「明日から2007年だね~」と言われる。
     いえ、まだです(笑)
    「あっ、1人で跳んでるね」
     そのようで(笑)
     無言で若い男の人が入ってきた。
     うちのような小さな店では珍しい。
     たいていは、挨拶するか欲しい商品をいきなり言うか、自分の症状を喋りだすか。
     今回は、ヘッドホンから外に漏れるほどの大音量の曲が流れてくる。
     そのまま、店の中をウロウロと。
    「何かお探しですか?」と声をかけるも返事ナシ。
     おそらく聞こえないのだろう。
     しばらく放っておきつつも、やはり何か探してるようなので、また探し物ですかと尋ねてみた。
     それでもやっぱり、返事はナシ。
     やっと、こっちを振り向いた時に私の口の動きで分かったのか、ヘッドホンを外して初めて「ああん?」と返事をされた。
     で、何かお探しで?
     しかし、「別に」と言うだけで、また自分で探し始め、やがて出て行った。
     うちみたいな小さな店はスペースの関係で、ドラッグストアならお客さんが自分で手に取れる所に置いてあるような商品でも、奥の方に隠すように(そのつもりは無いんだけど)置いてあったりするから、自分で探すだけ無駄なんだがなぁ(笑)
     そこまでは、切羽詰まってないという事か。
     もしかして、コンドームでも欲しかったのかしらん。
     それなら、取りやすいように入り口に置いてあるけど。
     そういや最近、制服のままコンドームを買いに来てた女子高生が来なくなったな。
     栄養剤を買いに来たお客さんの指名された物は、すでに製造中止になり、別な成分が少し入ったうえで別な名前になっていた。
     それを教えると、
    「なんで?」と訊かれた。
     いや、販売店に聞かれても(^_^;)
     知ってる方がいいんだろうけど。
     麻黄湯地竜(ぢりゅう)を買いに、お客さんが来店。
     やはり年越しには、備えておかないと心配なようで。
     夜になるにつれて背中がゾクゾク。
     うげっ、風邪の兆候か。
     柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)と地竜を飲んでおく。
     今夜の年越し忘年会は自粛。
     幹事に欠席のメールを送る。
     ところが、そんな時に奥さんは夕飯にピザが食べたいとか言う。
     年越し蕎麦は(笑)?
     しょうがねーなーと思いつつ、ピザは大好きなもんだから買って帰り食べてしまった。
     紅白は観ずに、『ビートたけしの恐怖の大予言!! 人類滅亡へのカウントダウンSP』の方を流し観しながら、年明けに変更する予定の店のサイトのスキンやらの修正作業をした。
     しかし、年が明けた頃から寒気が強まり、頭がクラクラしてきて寝る事に。
     なにしろ、明日からは一泊旅行があるので出かけられないと困る。
     やむなく、出先で作業する事も考えて、パソコンを持ち出す準備をしておいた。
     う~、寒々(さむさむ)。
     左の脇腹にホカロンを当てて、首の周りにはタオルを巻き、布団の中で汗をかいているのに寒い。
     そして、ウトウトしていたのだが、気持ち悪くなってトイレに駆け込んだら吐いてしまった。
     しかも、一緒に下痢。
     うう、五苓散(ごれいさん)の証であったか。
     五苓散を飲んで少しは落ち着いたが、疲労感から寝るに寝られず、店のサイトのデザイン変更をして気を紛らわせた。
     ヒーヒーと、虫の息で(笑)
     年賀画像もサイトにアップ。
     戌年なのに酉の写真( ̄▽ ̄)
     明け方頃に、やっと眠気がやってきて追加の五苓散地竜を飲んで落ち。
    ≪育児日記≫
     今日は、大晦日だった。
     次郎の咳が少し治まってきたから良かった。
     午前中は少し、バッグなど買い物してきた。
     明日の準備もあったからだ。
     とりあえず次郎の様子を見ながらだったが、なんとか食べてるし、熱も無いので、旅行は大丈夫かとは思った。
     だけど、ほとんどぜんぜん大晦日という感じはしなくて、夜はピザを食べてしまった。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆1月1日(日)/2006年◆
     仕掛けた携帯電話のアラームで目が覚めた。
     うう、寝た気がしない……。
     とりあえず吐き気は少し残ってるものの、お腹の具合は復調した模様。
     あれだけしていた寒気も消えて、これなら出かけられそうだ。
     念のために、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)地竜(ぢりゅう)だけは飲み続けておく事にした。
     旅行と言っても一泊なので、私はさして用意する物は無し。
     武井くんから「ネタパソコン」と呼ばれるVAIO-Uに、メールなどの出先で必要になりそうなデータのみ移しておく。
     http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGN-U50/
     一方奥さんの方はパニック状態で、だったらなんで昨夜のうちに揃えておかなかったのかと思うくらい。
     あんまり余裕があったので、私が次郎に食事をさせて、自分たちの朝食の用意もした。
     昨夜のうちに御飯を炊くように言っておいて良かった。(←自分では炊かない)
     しかし、かすかな吐き気はあるので、御飯は半膳ほど残してしまった。
     食べ物を残すのは屈辱。
     そうこうしているうちに、M叔父から、これから迎えに来るという電話が入り、さすがに慌てる。
     着替えを済ませて、パソコンをバッグに放り込み、次郎に上着を着せた。
     そして、M叔父が到着。
     玄関で待っていてもらっているのに、この期に及んで奥さんが傘を捜す。
     だからさ、天気予報でも天候が悪いって出ていたのに、どうして用意してないんだ?
     今のところは曇り空で、これが明日までもってくれれば要らないんだけど。
     荷物になるベビーカーは持っていかずに、今回は抱っこ紐を使う事にした。
     まぁ、もう次郎は自分で歩くのが好きだからというのもある。
     M叔父の車で、いったん婆ちゃんの家に寄る。
     ここに、お母んと弟が来て合流するはずなのに、まだ来ていない様子。
     ありゃん。
     お母んの携帯に電話をしたら、ちょうど向かっているところとの事。
     ところが、お母んが来ても弟が来ない。
     何やってるの?
    「いつもなら、アンタが遅れてくるから、朝食に雑煮を食べさせてた」ので、弟は家を出るのが遅れてるそうな。
     なんだそりゃ。
     待ってる間に奥さんが、次郎の咳の事をお母んに話すと、咳止めに麻黄湯(まおうとう)を飲ませるように言われた。
     あれ? 用意してたんじゃなかったか?
     すると奥さん、家に置いてきたという。
     何故だ~。
     弟の携帯に電話を入れると、ちょうど家を出たところという返事。
     家に取りに行くより、うちの薬局の方が近いので、弟が来る前にM叔父の車に乗ったまま薬局に行ってもらう。
     まったく、余計な手間をかけさせる。
     いや、私は乗ってるだけだから手間になってませんが。
     それでまた婆ちゃんの家に戻っても、まだ弟が来ていない。
     なんだよー、珍しく時間通りに行動しているのに。
     私が時間通りに行動したのが悪かったか(笑)?
     ようやく弟も来て、婆ちゃんが乗り込み、JR南浦和駅までM叔父に送ってもらった。
     旅行代理店に手配してもらった乗車券は、何故か川口駅から。
     その旅行代理店も、うちも最寄り駅は東浦和駅なんだから、東浦和駅からにしてくれりゃいいのに、どうしてこうなったんだか。
     とにかく、南浦和駅から川口駅までの乗車券を買って駅に入った。
     京浜東北線は、初詣に出かける人もいるせいか、結構混んでいた。
     時間に余裕を持って出たので、座っていこうと南浦和駅始発を待って、そっちに乗った。
     次郎は、まだ体調が万全ではないのか、それとも寝ぼけているのか、なにやらボーッとしている。
     静かな分には助かるから良い。
     乗車する踊り子号は12時頃に出るのに、東京駅には11時前に到着してしまった。
     弟は、なんでこんなに早く出たのかと文句を垂れる。
     しょうがないのだ。
     次郎がいると、タイムスケジュールが予想よりかかったりする。
     予期せぬ事に備えて、余裕を持った結果。
     婆ちゃんがトイレに行きたいという事で、お母んと奥さんも一緒に。
     そしたら、女子トイレは大混雑。
     弟は本屋に行き、私は人の少ない階段で次郎に上り下りをさせて遊ばせながら待った。
     それから皆が揃ったところで、東京駅の構内で昼食を摂るか弁当を買って車内で食べるか考えたが、トイレで思いのほか時間がかかり、ゆっくり店内で食べるという感じでもないため駅弁屋さんへ。
     次郎には、皆の弁当のおかずから集めた物を食べさせればと思ったら、奥さんがピカチュー弁当なる物を見つけて、それにしようとか言う。
     弁当箱がピカチューの形をしているのであって、ピカチューの肉を使った弁当ではない(笑)
     しかし、まだ早いんじゃないかね、こういうのは。
     まぁ、空き箱は後で弁当箱に使えそうではある。
     結構な人気のようで、弁当屋さんに並んでいる親子連れは、例外無く買っていっていた。
     ホームに上がってから、指定席の券を確かめたら、車両は一番端だった。
     上ってきた階段が、これまた正反対の端で、テクテクと歩いていくうちに、踊り子号がホームに入ってきた。
     時間的にはちょうど良かったな。
     ホームの上は風が吹いてるから寒くて。
     踊り子号に乗ってから、次郎の靴を脱がせたら、椅子に立って興味深そうに窓の外を見ていた。
     普通に座らせようとすると泣きそうになり、しばらく窓に張り付かせておく事に。
     ところが、その間に弁当を食べようと広げたら、アッサリと窓の外を眺めるのをやめて弁当に手を出してきた。
     なんだよ、誰に似たんだよ(笑)
     しょうがないので、先に奥さんに弁当を食べてもらい、私は次郎に食べさせる。
     あのピカチュー弁当を。
     しまった、写真を撮っておけば良かったな。
     中身は、チャーハンとシュウマイがメインの中華風。
     本当に、弁当箱がピカチューの形をしているだけで、中身はなんの関係も無いのだな。
     ツマラン。
     別に大きいお友達向けには作ってないか。
     先に食べ始めた奥さん、自分が買った弁当の御飯が固くて食べられないとか言い出した。
     固いって、そりゃ、あんたが買った弁当が、おこわだからじゃないのかね。
     私は寿司弁当を買っていて、取り替えてやった。
     それと、次郎が食べ残したチャーハンも渡す。
     こっちは柔らかいよ(笑)
     食べ終えたら、次郎は私と奥さんの膝の上に横になり寝てしまった。
     なんか、今日は気味が悪いくらい大人しくて手がかからんな。
     車中では、年末のコミケで買った立川流落語の同人誌を読んで時間を潰した。
     快楽亭ブラックが心筋梗塞で倒れた時の様子や、2千万円の借金を作り立川流を除名されたため門下の弟子が散り散りになった話が載っていて、ページは薄いながらも読み応えがあった。
     誰か1人くらい弟子が残っても良さそうなのに、示し合わせたわけでもなく、みんな他の師匠のところに行ってしまったというのがなんとも。
     ところで、この日は車中の暖房がメチャクチャ暑かった。
     上着も脱いで、2枚しか着ていないのに汗ばむくらい。
     周囲のお客さんたちも、「暑い暑い」と言っていた。
     確か小田急線だったかな。
     車内温度を、空調機の自動の温度管理に任せずに、駅員が乗り込んで体感で調節しているのは。
     修善寺駅に到着すると、天気予報とは大きく違い晴れていた。
     踊り子号の車体に、少し傾いてきた陽が眩しいくらい。
     なので、本当は明日行く予定だった堂ヶ島に今日のうちに行こうと決まった。
     そして、駅前でタクシーに乗り込もうとすると、奥さんがトイレとか言い出す。
     またかよ(^_^;)
     列車が駅に入る前に、お母んにトイレに行ったらと言われていただろうが。
     どうしてこう、施設を出てから言うかなこの人は。
     案の定、駅前のトイレは混んでいて時間がかかる。
     小型タクシーは何台も来るけれど、中型タクシーはなかなか来ないのに、来たのを見逃さざるをえず、なおさら困った。
     幸い、駅にいたタクシー会社の人が気がついてくれて、無線で呼んでくれた。
     今回の旅行では、堂ヶ島の遊覧船が目的なのだけれど、欠航する事が多くて、今日の運行状況が分かるかタクシーの運転手に尋ねてみた。
     洞窟に入るという遊覧船(と言っても1分足らず)なので、天気が良くても、ちょっと風が出たり波が高くなると欠航してしまうのだ。
     http://www.izudougasima-yuransen.com/
     無線でタクシー会社に問い合わせてくれて、今日は動いているという情報を得た。
     観光地の運転手らしく、道程で色々と教えてもらい、話も上手で楽しめた。
     これは、良い人に当たったな。
     遊覧船の出ている港の近くには、加山雄三が所有するヨットも停泊していて、山道から少しだけ見れた。
     地元でも、加山雄三を売りにしているらしく、『若大将定食』なるものを食べさせてくれる店もあるらしい。
     ただし、遠くから来て食べるようなもんじゃないとも言っていた(笑)
    「メーター止めて待ってますから」と言われ(いつも言ってるのかもしれないが)、船着場に下りていく。
     初めて見る海に、次郎は恐れをなしたのか手を引いても動かない(苦笑)
     船に乗せて大丈夫かな。
     チケットを購入してゲートをくぐろうとしたところで、定員に達してしまい次の船に乗る事に。
     しかし、これが幸いして、次に乗る船は余裕の人数で出発した。
     あんまり空いてるもんだから、前から船尾まで、行ったり来たりと移動しながら楽しめた。
     周囲の小さな島々を写真に納める。
     もう日暮れが近く太陽が低い位置にあるため、逆光気味になってしまったが、竜の首に見えるのなんかは雰囲気が出てて良い感じ。
     心配していた次郎は、特に騒ぐ様子も無く不思議そうに外を見ていた。
     奥さんは、「どうせ次郎には分からないから」と座席の隅に置いておこうとしたが、お母んが抱きかかえてデッキから外を眺めさせたりすると、楽しいようだ。
     船内の放送で、堂ヶ島というのは地名で、そういう島がある訳ではないというのを初めて知った。
     そして、遊覧船のメインである洞窟くぐり。
     ほんの短い時間ではあるが、小さな船体が、手を伸ばせば届きそうな岩場ギリギリに入っていくというのは、やはり面白い。
     その、くぐった洞窟には天井部がポッカリと開いた所があり、そこで向きを変えて、また外へと走り出す。
     これで、もう今回の旅行の目的は達成。
     明日はどうするかね(笑)
     船着場に到着すると、何故か次郎がパチパチと拍手していた。
     この頃になると怖くなくなったのか、船から下りたら船着場を自分の足で歩く歩く。
     タクシーに戻る前に婆ちゃんがトイレに寄ると、奥さんが売店でソフトクリームを食べたいと言い購入。
     この寒いのに物好きな。
     と思ったら、アロエソフトクリームという変わり物だったため、私も注文した。
     これも写真に撮っておけば良かったかな。
     ミドリ~な色で、味もアロエ~だった。(意味不明)
     私が口をつける前に次郎が欲しがったので差し出したら、顔を突っ込むようにして食べやがんの。
     さて、到着早々に目的を果たしてしまい、他に行く所が思いつかない。
     このままホテルへ直行してもいいのだが、それも味気ない。
     どうしたらよかんべぇと思いタクシーの運転手に相談したら、この時間なら黄金崎(こがねさき)でちょうど夕日が見られるかもしれないと教えられる。
     行こう行こうという事になり、再びタクシーに乗り込む。
     しばらく走っていくと、見晴らしのいい岬に到着。
     ここが、黄金崎ですか。
     確かに、白い岩肌に夕日が当たり、金色に輝いている。
     http://www.izu.co.jp/~kamomura/kogane.htm
     おそらくは、もう少し陽が低くなってきた方が、もっと綺麗なのだろう。
     しかし、今日は元々の天気予報が雨だったはずで、遠くには霞がかかっており、海面に太陽が没する前に、霞と雲で見えなくなるはずだ。
     富士山もうっすらと見えたので撮っておいた。
     富士山の裾野で育った奥さんに言わせれば、「見飽きた」だそうだ(笑)
     せっかくの景色の良さに対して、いや良いからなのだろうけど、三脚を備え付けて写真を撮っている連中の邪魔なこと、邪魔なこと。
     柵を越えて崖ギリギリで撮ってるもんだから、普通に夕日を撮ろうとすると、こちらのファインダーに人影が入ってしまう。
     どうせ柵を越えてるんだから、そのまま突き落としてやろうかしらん。
     それでもなんとか、いい感じで夕日を撮れた。
     偶然、釣り船(?)が海面にあって、なおさら良い感じ。
     ここの階段は岩の削り出しで歩きにくいのに、次郎はワッセワッセとよじ登ってしまい結構危ない。
     風も冷たくなってきて、良い画も撮れたのでタクシーをホテルへと回してもらった。
     『土肥グランドホテル明治館』に到着。
     http://www.meijikan.com/
     ホテルとなっているが、どちらかというと近代的な旅館といった内装だった。
     あまり良い物が売ってなさそうな売店と、面白くなさそうなアーケードゲームが置いてあり期待を裏切らない(笑)
     部屋に通されると、仲居さんがお茶を用意してくれたりと、やっぱり旅館風。
     食事も部屋まで運んでくれて、布団も用意してくれるようだ。
     せっかくある温泉にゆっくり入りたいので、食事の時間を一番最後の方にしてもらう。
     そして、ゆっくり寝たいからと明日の朝食も同じく遅くしてもらった。
     ちょっと驚かれたのは、きっと普通の旅行者は早めに出ようと、早い時間を頼むものなのだろう。
     でもね、目的は今日果たしてきちゃったので(苦笑)
     順番に温泉に入ってくるという事で、私は最後。
     その間に、近くの土肥港に、清水港と結ぶフェリーが入ってきたり出航したりする様子を写真に撮った。
     http://www.sts21.com/kokunai/ferry/index.htm
     念のため注文が入っていないかメールチェックして、サイトの状況も確認。
     なにしろ、年末から掲示板に宣伝書き込みが増えてるので。
     4階の『金沙の湯』と、3階の『銀沙の湯』があり、時間によってそれぞれを男湯と女湯にして入れ替えている。
     今夜は『銀沙の湯』が男湯。
     着替えてて気づいた掛札に笑う。
     水を加えていないか、加えている場合にはその理由を、入浴剤を加えていないか、加えていたらその理由を、お湯を循環させていないか、循環させていたらその理由を書いた札が、ぶら下がっているのだ。
     ははぁ、前に温泉で問題になったやつですな。
     ここでは、入浴剤は入れていないとなっている。
     そして、加水の理由は湯温が高いため、循環は自然環境を守るためとなっていた。
     私は別に、入浴剤でも構わないんですけどね。
     景色だけ良けりゃ。
     さすがに見晴らしは大変結構。
     ちょっと湯がぬるめかなと思ったけれど、長湯できるし。
     ドアで仕切られた隣が露天風呂なので、そちらにも。
     覗かれないようにと、転落防止のためなのだろうけれど、柵が高くて、露天風呂の方が景色が楽しめないのが、ちと残念。
     ゆっくり浸かって部屋へ戻ると、食事の用意がされていた。
     うはーっ、なんだこの量は。
     『膳プラン』という事で、通常の食事じゃないのは、そうだろうけれど、見るからに食べきれるか心配。
     なんか、海老だけで3匹もいるし。
     日本酒を注文しようと思ってメニューを見たら、高い。
     いい物なんだろうけど、そこまで舌が肥えてる訳じゃないしなぁ。
     冷蔵庫を見てみたら、日本酒も1本入っていたので、それを飲む事にした。
     いつもは食事の時には、人の食べてる物に手を出してくる次郎が、部屋の広さに興奮したままなのか、自動車のオモチャで遊んでて助かる。
     ん?
     自動車のオモチャ?
     どうしたのかと思ったら、婆ちゃんとお母んが売店に連れて行った時に、次郎が自動車のオモチャを手放さなくて買ってやったのだという。
     旅先で荷物を増やしてどうするね。
     つか、ここのところ次郎のオモチャが、特に自動車がどんどん増えてる気が。
     困った曾お婆ちゃんとお婆ちゃんだね。
     自分の食べる分だけでも充分苦しいのに、奥さんときたら「めんどくさい」という理由だけで蟹を丸々残してやがる。
     仕方ないので、私が少しだけ奥さんの食べる分を取り出して、残りを頂く。
     量が多くても美味しいので助かった。
     でも、食べ物を残すというのが大嫌いな私としては、完食しないと気が済まない。
     昨日の夜は、トイレでゲロゲロやってたのになー。
     無理は良くないぞ。
     しまいにはヒーヒー言いながら、なんとか食べきった。
     フロントに電話して膳を下げに来てもらう。
     そしたら、最後のトドメにデザートとしてメロンが来た。
     うひー( ̄▽ ̄|||
     あんまり苦しいんで、メロンは寒い窓際に置いて1時間ほどしてから食べた。
     1日興奮してたというのもあるのか、次郎が珍しく大人しく寝た。
     これ幸いと奥さんも早々に布団に入り、婆ちゃんとお母んも寝る体制に。
     私と弟は、窓際の障子を閉めて雑誌や本を読んだり。
     弟は、なにやらラジオを聴いているようだ。
     しかし、この部屋やたらと暑いな。
     暖房の温度をかなり低く設定し直しても、ちっとも緩んだ感じがしない。
     奥さんなんかも、寝苦しいのか何度か起きてきた。
     そんな中でも、次郎はグッスリ。
     汗をかいてきて、このまま寝るのも不快なので、もう一度温泉に入る事にした。
     でも、温泉なのに0時でいったん閉めちゃうんだよね。
     もう少し遅い時間まで開けてて欲しいぞ。
    ≪育児日記≫
     今日は、朝早くから伊豆に向かった。
     ちょっとバタバタと大変だったけど。
     天気は、そこそこだった。
     雨が降るとか言われていたけど、伊豆に行くにしたがって晴れていった。
     踊り子号に乗ったら暑かった。
     伊豆に着いて、タクシーで堂ヶ島へ向かった。
     洞窟まで船に乗った。
     洞窟を見てから港に戻ったら、次郎がなんかパチパチと手を叩いて笑っていた。
     何か分かったのかな?
     そこから、黄金崎で夕日の沈むのを見た。
     次郎は、その頃になって急に元気になった。
     崖から落ちないように、次郎の手をつかんでいた。
     夕日は綺麗だったけど。
     その後、ホテルというか旅館へ。
     次郎は、夜ぐっすりだった。
     私たち大人は、暑苦しかったので眠れなかった。
     しかし、お風呂は良かった。
     次郎も一緒に入った。
    //////////////////////////////////////////////////////////////////////

    //////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ◆1月2日(月)/2006年◆
     次郎は1回だけ起きだしたが、手を握ったら、また寝てしまった。
     こんな事は珍しく、久しぶりにゆっくり寝られるはずだったのに、暖房のせいで結局寝不足といった感じ。
     遅くにと頼んだ朝食までは余裕があるので、朝風呂に行ってくるか。
     と思ったら、奥さんに次郎を押し付けられた。
     昨日は任せてたので、しょーがないか。
     今日は、4階の『金沙の湯』が男湯。
     しかし、ここには階段でしか行けず、エレベーターの使える4階の廊下からは通じていない。
     あまり身障者にもお年寄りにも優しくない構造。
     温泉地だからといって、お年寄りの利用が少ないのか?
     さて、服を脱ごうと思ったところで、バスタオルを忘れてきた事に気がついた。
     なんたるマヌケ。
     次郎を置いてもいけないし、抱えて取りに戻る。
     だから、階段しか使えないと不便だってばさ。
     バスタオルを持ってきて次郎の服を脱がせようとすると、何故か大泣き。
     なんなんだよ、おまいは。
     しかし、風呂場に連れて行くと、機嫌が良くなった。
     なんなんだよ、おまいは。
     最近では体を洗おうとすると、自分で液体石鹸を手にとって、体に塗りたくるようになった。
     シャワーも自分で浴びてくれれば楽なんだけどな。
     露天風呂の方に連れて行くと、少し不安そう。
     それでも、お湯に入るとお湯の中を歩いて楽しそうではあった。
     部屋に戻ってみると、朝食が昨日の夕食に劣らない量がドドンと。
     うはっ、朝からこれかい!!Σ( ̄□ ̄;)
     なにげに、チェックアウトの時間が迫ってるんですけど。
     朝食なんて20~30分で食べられると思っていたのが甘かった。
     結構頑張って急いで食べたのだけれど、それでも完食するのに1時間かかってしまった。
     そうそう、鍋を後の方に食べようと思ったら、それは鍋物ではなく味噌雑煮だったらしい。
     やけにドロリとしていたのは、溶けたお餅だったようだ。
     途中、次郎が日本酒のメニューを持ってきてくれた。
     ん~、飲みたいけど朝から飲むと後が大変だから(笑)
     食べ終わったら、もうチェックアウトの時間。
     のんびり出るはずが慌しくなってしまった。
     チェックアウトの手続きだけ先に済ませば良かろうと、お母んが先にロビーに行き、後から荷物をまとめて部屋を出た。
     そして、売店で親戚などへのお土産を購入し、大きい荷物と共に宅配便で送る手続きをする。
     そんな事をしていたら、次郎が床に寝転がって自動車のオモチャで遊んでいた。
     って、また違うオモチャを手にしているぞい。
     やっぱり手放さなくて、買ってあげたとか。
     困った困った曾お婆ちゃんとお婆ちゃんだね。
     もう次郎にオモチャ買ってやるの禁止( ̄▽ ̄)
     タクシーを呼んでもらったものの、今日は天気予報が当たり雨で、見たかった堂ヶ島の洞窟は昨日のうちに行ってしまい、黄金崎の夕日も予定外に見てしまったから、なんの予定も立てておらず、行く先がない。
     修善寺駅へ直行しても良いけれど、乗る予定の踊り子号は夕方だし、駅前には何も無いのが昨日の時点で分かっている。
     そこで運転手さんに相談すると、象牙美術館を勧められた。
     話では、30分くらいで見れてしまう小さな所らしいが、見て損は無いでしょうと。
     私なんかは旅先で天気が悪いと美術館巡りをするのが好きなので、喜んで案内してもらう。
     で、着いた所が『美術宝庫』という象牙美術館。
     http://www.toi-izushi.or.jp/kanko/zouge.html
     個人所蔵の象牙美術品のコレクションを、皆にも見てもらおうと、おそらくは半分くらいは自慢で公開しているようだ。
     玄関前に、あまり美的感覚は無いのではないかという陳列品があり、期待が高まる(笑)
     しかし、中に入ってみると、なるほど確かに自慢(決めつけ)するだけの事はある作品群。
     西遊記や楊貴妃物語の象牙で作られた屏風絵風の作品なんて、見てて飽きない。
     また、何分かおきにスタッフが象牙作品の解説をしてくれる。
     その解説によれば、五重の塔の屋根に付いている鐘や、船に付いている錨の鎖などは、後から取り付けたのではなく掘り出したもので、ちゃんと動くとか。
     実際にガラスケースを揺すってくれたりと、普通の美術館じゃやらないだろうというサービスまで見せてくれる。
     他にも、船に乗っている全長15cmほどの人の像は、良く見ると目は二重瞼で、手には手相も彫られていたりと芸の細かいこと細かいこと。
     今のフィギュアでも、ここまで細かくないだろう。
     籠の中に蟹が入ってるのなんか、籠に蟹の彫り物を入れたのではなく、まず象牙から籠を掘り出して、その籠の中に残った象牙の塊を、今度は籠の外から掘り出したというのだから呆れる。
     実は、私はこの解説を正味3回ほど繰り返し聞いた。
     というのも、次郎が途中でぐずったため。
     抱っこして泣き止んだかと思うと、また暴れたりしたため、解説している場から離れなければならず、聞けなかった分を後でまた聞いたりしたのだ。
     奥さんが抱っこ紐を出して私が抱こうとしたら、お母んが割って入り、自分が抱くからと、やや口論に。
     お母んが抱いてくれるのは良いのだけれど、それで疲れられても困るのだ。
     結局は奥さんが抱いてしばらくしたら寝てくれた。
     それからまたゆっくり他の作品を鑑賞。
     象牙以外にも、水晶だの瑪瑙(めのう)だの、これまた節操無く集めてるんだわ(苦笑)
     笑ったのが鍾乳石の解説文。
    「鍾乳石の生い立ちは、お客様の方がご存じと思います。」
     解説じゃねーよ(笑)
     ゆっくり見てたら、先に進んでいった弟に呼ばれた。
     迎えのタクシーが来ているという。
     は?
     どうやら、ホテルから送ってくれたタクシーの運転手さんが気を利かせて来てくれたらしい。
     もっとも、お客を確保するための営業でもあるんだろうけれど。
     ううん、私としてはもっとゆっくり見たかったなぁ。
     さて、タクシーに乗り込んだはいいが行き先は決まってないまま。
     昨日は機嫌が良く、いつもは車に乗ると大人しい次郎が、車内で暴れる暴れる。
     すると奥さんが、昨日通り過ぎた『地獄極楽巡り』に行きたいと言う。
     なんですそれは?
     運転手さんに言わせると、「パーキングエリアみたいな所ですから面白くないですよ」との事。
     そう言われると、俄然行きたくなる(笑)
     お母んや弟は乗り気じゃなかったけど、どうせ行き先は決まってないんだし。
     で、行ってみました。
     確かに外観はみすぼらしい。
     それでいて、入場料が大人900円と高め。
     入ってみると、なんと畳敷きなんだわこれが。
     ううっ、安っぽい、安っぽすぎるぞ。
     大好きだ、こういうの。
     http://www.izu.co.jp/~viserge/gigoku.htm
     いや、それでも地獄の様子の模型なんか、良くできてると思う。
     安っぽさと精巧さと、なんかゴチャ混ぜ感が素晴らしい。
     模型ばかりではなく、絵も下手さ加減と迫力が絶妙で。
     なのに、せっかく安くない入場料を払ったのに、弟やお母んは先へ先へと行ってしまい、ゆっくり見られない。
     もったいないなぁ、バチが当たるぞ。
     ところでここには、裏のプレハブに秘宝館も併設されている。
     あの、カップルで楽しむ(?)、ちょっと卑猥な展示物のあるアレである。
     同じチケットで入れるとの事で行ってみた。
     入り口には「十八歳未満立ち入り禁止」とある。
     でも一緒に「乳幼児は入れます」とも。
     なので抱えて入る。
     ここは小さくて狭くて、そんな見所がある施設ではないのだけれど、見て損は無かった。
     仲睦まじい夫婦の人形の下に鏡があって、鏡に映っているところではハメてる像が写っていたり、服を着たモデルを見て画家が絵を描いている様子もまた、鏡に映っているのはヌードを描いてるところだっりと、単純なカラクリが楽しい。
     先に部屋の奥に行った奥さんの笑い転げる声が聞こえて、何かと思ったら、等身大の鎧武者の股間から大きな男性器がそそり立っていた(笑)
     それらと一緒に、インドの“性典”とも云われる『カーマスートラ』の写本もあり、意外と資料性のある物も展示してあった。
     http://raani.org/faq/kamasutra.htm
     http://www.aii.co.jp/contents/eiga/movie_f/023_he-kama.html
     私は楽しんだのだけれど、やっぱり弟なんかには評判悪し。
     チェッ。
     少し早いものの、ゆっくり他を見て回るまでの時間は無いし、さりとて雨では景色を楽しむのも望めず、タクシーには修善寺駅に向かってもらった。
     そして、駅近くの蕎麦屋『おゝき』で昼食。
     http://www.shuzenji.com/ooki/index.htm
     とっくにお昼は過ぎているのに、朝食の量でちっともお腹が空かなかったから。
     それなら無理に食べる事も無い。
     でも、駅前には時間を潰す場所もまた無いので。
     盛り蕎麦を食べた限りは、まぁ普通。
     取り立てて美味しくはなかったけれど、特に不満も無し。
     お腹が空いてなかったせいかもしれないから、チャンスがあればちゃんと食事をしには来たいかも。
     さて、と時計を見るとあと1時間ちょっとで乗車する時間。
     それまでどうしたものか。
     次郎は、またも機嫌が悪くなりグズり出す。
     これでは、他の店に行っても手を焼きそうだ。
     確か駅の反対側に、ダイエーのマークを見たなと思い、私と奥さんは次郎を連れてダイエーに行ってみた。
     お母んからは、「なにもこんな所まで来て」と言われたが。
     駅の反対側にはどう行けば良いのか、駅前のバス停でバス会社の人に尋ねて、近くの踏切から。
     踏切を渡ったところで、『世界真光文明教団』の施設を見つけた。
     http://www.mahikari.or.jp/
     あの、駅前で手かざししている宗教団体である。
     まぁ、どんな宗教でも迷惑さえかけてこなけりゃいいけど、急いでる時にも声をかけるのは迷惑だからやめてね。
     以前に、「あなたの血を清めさせて下さい」と言われたときには、私は「汚れてて結構、これが私の血だ」と訳の分からない事を言って追い払った。
     友人は、「俺の血が汚れてるというのか!」と怒ってみせて(本人はイタズラのつもりで)、相手を困られた事がある。
     真面目な人をからかっちゃいけません。
     さっき蕎麦屋のあった側はマクドナルドもあったのだけれど、駅の反対側は、このダイエー1軒のみ。
     でも、人出はこちらの方が多い。
     正月にやってる店がここだけというより、本当にこの辺では買い物をしに来るような店が、ここだけだからなのだろう。
     100円ショップの品揃えも良く、アーケードゲームも少しあり、一見クレープ屋さんではヤキソバやチャーハンなどを食べる事もできるという、ダイエー系列の中では使い勝手が良さそう。
     奥さんが、次郎のオムツを宅配便で送ってしまった荷物に入れてたようだとかで、オムツを買った。
     こんな荷物になる物を今買わんでも(^_^;)。
     お母んから電話が入り、婆ちゃんや弟と喫茶店に入っているとか。
     こっちも、クレープを食べてから戻ると伝える。
     奥さんが、クレープを食べたいとか言うもんで。
     私の方も、さっき蕎麦を食べたのが良い刺激になったのか、アイスクリームくらいは食べたくなった。
     そして、奥さんはクレープを、私はアイスクリームを食べて、それぞれを次郎に分けて食べさせてから修善寺駅に戻った。
     その途中では、またお母んから電話があり、踊り子号がホームに入ってきたから先に乗っているとの連絡。
     先に乗車券を受け取っていて良かった。
     お母んに言わせれば、「アンタは時間通りに行動しないから」であるが。
     踊り子号に乗って荷物を網棚に乗せようと、奥さんがバッグを開けてみたらオムツが入っていたそうな。
     さっき買ったオムツが余計な荷物に。
     昨日に比べて、やたらと機嫌の変わりやすい次郎であったが、踊り子号に乗ったらストンと落ちるように寝てしまった。
     昨日は色々と珍しい事があって興奮し、今日はその疲れがあったのか。
     なんにしても寝てくれたのは助かる。
     途中で目を覚ましやしないかと心配したものの、二時間近くそのまま寝てくれた。
     う~む、帰ってから寝てくれなかったら困るな今度は。
     東京駅で京浜東北線に乗り換え。
     乗る前に、お母んが弟(私からは叔父)に電話して、東京駅にまで着いた事を連絡した。
     行きと同じように迎えに来てもらおうと。
     ところが、電車に乗ってから到着予定の時間を知らせた方がいいかしらと言い出す。
     そりゃ、その方がいいけれど今は車中だから携帯電話で通話をするのはやめとこうよ。
     私も弟もそう言ってるのに、電話をしてしまった。
     うーむ、さっきは踊り子号を降りる時にも、清掃の人がやるからと車中にゴミを置いてきていた。
     お母んが、こんなにモラルが無いとはな。
     それとも、年を取るとモラルが低下する?
     いやいや、つまりは“モラル”などというものは、人によって随分と違うという事。
     高校生の頃に、友人と映画を観に行き、やはり清掃人が掃除するんだからと座席にゴミを置いてきた時にケンカになった。
     私としては、仕事を増やす事は無いだろうと思ったのだけれど、代金にそういうサービスも含まれるのだと思えば、あながち悪い事とも言えない。
    「モラルがなってない」と言う時、“どのモラル”と比較しての事なのかを提示しなければ、単に「他の人もやってない」という程度のモラルは、「他の人もやってるじゃないか」という言い訳と同じ程度。
     電話をしたのは功を奏して(と言うのか?)、駅を出たところで、ちょうどM叔父の迎えの車が到着した。
     その車に乗ると、次郎は大人しい。
     乗り慣れたか?
     さっきまで京浜東北線の中では座席に座らずに、チョロチョロと歩き回り、座らせようとすると大泣きして大変だったのに。
     いったん、M叔父の家で降りて年始の挨拶。
     爺ちゃんもいて、次郎に挨拶させようとしたら何故か大泣き。
     愛想良くしろよ~。
     お年玉が貰えるかもしれないんだぞ(笑)
     とか思ったら、本当に貰ってしまった。
     ただし、そのお金は奥さんに。
     私だと使ってしまうだろうからと。
     良く分かっていらっしゃる。
     M叔父の娘姉妹は、『スターウォーズ』の新作3作を続けて観ているところだったらしい。
     姉のMちゃんは、今年の6月頃に結婚が決まったとか。
     それは、おめでとうという事で、ワインを開けて乾杯(^^)/▼☆▼\(^^)
     M叔父からは、お店のサイトの事で少し言われる。
     漫画を載せたりして、私が趣味に走りすぎているのを、もう少し普通の店のサイトにした方が良いのではないかと。
     うーん、そう言われてもなぁ。
     ただ商品の情報を載せて販売していた頃は、1日のアクセス数は20件以下で、月の売り上げも2~3万円という、とても商売と呼べる状態ではなかった。
     それが、漫画を載せ、クイズをやり、投稿を募り、写真も展示するようになってから、トップページこそアクセス数は少ないものの、中のページへは1日平均で延べ200~300アクセスに、売り上げは月に30~40万円と、単純に10倍になっている訳で、それをさらに伸ばすための方策は考えなければならないとして、今のスタイルをすぐに変えるというのは怖くてできない。
     値段では関西系の薬局に敵わない、漢方薬の情報では先行するサイトに敵わない(なにしろ商売じゃない個人サイトの方が詳しかったりする)、何か別な方策をと取り組んできたのが自分の趣味を活かす方法だった訳で。
     ただ、半年ほど数字が安定してしまっているのも事実。
     今年は、何か仕掛けなければなるまい。
     帰る時に、もう一度次郎に爺ちゃんに挨拶に行かせると、今度はニコニコとしていた。
     なんだかね。
     M叔父に家まで送ってもらい、マンションの部屋に入ると、私と奥さんはグテ~と力が抜ける感じに。
     次郎は、ドタバタと部屋の中を駆けずり回り、風呂に入れた後もなかなか寝なくて予想通りに手を焼いた。
    ≪育児日記≫
     今日は、伊豆から帰路に着いた。
     やはり天気は悪く雨だった。
     象牙美術館に行った。
     次郎が大泣きし始めて大変だった。
     だっこをしたら、眠くなったらしくてグーグーだった。
     それから、地獄極楽巡りに行った。
     次郎はまた大泣きで、しばらく大変だった。
     そして、修善寺駅へ。
     ダイエーに寄ったら、一応少しは機嫌が直ったから良かった。
     帰りの踊り子号では、よく寝てくれたので助かった。
     埼玉に帰ってきたら寒かった。
     やはり、伊豆は暖かかったみたいだ。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    今回の日記の内容は、いかがでしたか?
    【感想アンケートのURLはコチラです】
    http://www.kitazono.jp/votecom_kitazono.htm
    ★このメールマガジンを推薦していただける方は、下記のページよりお願いしますm(_ _)m
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
    ■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
     記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
     また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
     URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
     URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
    &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
     私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/
    ------------------------------------------------------------------------
     このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
     解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。
    ------------------------------------------------------------------------