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   ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
              ≪通巻0260号≫
     提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
     発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
     編集 : 北村俊純
     窓口 : info@kitazono.jp
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  明けましておめでとうございます。
  本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  いちおう、年明けすぐに公開していた年賀画像です。
 ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
 ※12月31日(土)……年末に絶不調
 ※1月1日(日)……伊豆一泊旅行(行き)
 ※1月2日(月)……伊豆一泊旅行(帰り)
 ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
 ◆12月31日(土)/2006年◆
  起きたら朝だった。
  いや、そりゃ朝に起きれば朝なんだけど。
  昨日、夕飯も食べずにゴロリと横になったら、そのまま12時間耐久睡眠に突入してしまった模様。
  途中何度かウトウトしたり、次郎の泣き声を遠くに聞いたりした気もする。
  そんなに疲れていましたか。
  今年は、今日が仕事納め。
  その後に、友人たちと年越しの予定なのだけれど。
  平胃散(へいいさん)を買いに患者さんが来店。
  ここのところ忘年会続きで、年明けには新年会が控えているからと。
  飲みすぎた時には、五苓黄解(ごれいおうげ)もよろしくお願いしますと案内しておく。
  風邪薬を求めて、やや高齢の患者さんがいらした。
  1ヶ月くらい前に風邪をひき、やっと治ったと思ったら、今度は孫にうつされたらしいと。
  しかし、今は具体的な症状は特に無く、口の中が乾いて違和感があるとの事。
  潤いを取り戻すのには麦門冬湯(ばくもんどうとう)を使うのが良いが、体力の低下を防ぐことも考えて、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を勧めた。
  すると、
 「医者で貰っていた薬を飲んだんだけど大丈夫かしら」と尋ねられた。
  うおっと、それは大事な情報。
  なのに、肝心の飲んでいた薬については、「風邪薬だったんだけど」と、覚えていない様子。
  ううん、気にするなら覚えていて欲しいなぁ(^_^;)
  しかし、周囲の病院で出ている風邪薬で、問題のあるようなのは今まで処方された事は無いから大丈夫なはず。
  詳しく話を訊いたら、今までも薬を病院から貰っても、多いからと半分くらいは飲まないようにしていたという。
  選ぶ基準はなんなんでしょうか( ̄▽ ̄||| 
  子供の熱さましを求めて、お客さんが来店。
  まだ3ヶ月の乳幼児だとの事で、下手な熱さましは出せない。
  病院に連れて行って、風邪薬は貰っていたという。
  ただ、咳と鼻に重点を置いて、熱さましは出なかったらしい。
  明日から実家に子供を連れて帰るというけれど、肺炎が心配。
  麻黄湯(まおうとう)を使ってもらうか。
  一応は、能書でも乳幼児の鼻閉塞に使えるとなってるし、うちの次郎にも生後まもなく使っていた。
 「明日から2007年だね~」と言われる。
  いえ、まだです(笑)
 「あっ、1人で跳んでるね」
  そのようで(笑)
  無言で若い男の人が入ってきた。
  うちのような小さな店では珍しい。
  たいていは、挨拶するか欲しい商品をいきなり言うか、自分の症状を喋りだすか。
  今回は、ヘッドホンから外に漏れるほどの大音量の曲が流れてくる。
  そのまま、店の中をウロウロと。
 「何かお探しですか?」と声をかけるも返事ナシ。
  おそらく聞こえないのだろう。
  しばらく放っておきつつも、やはり何か探してるようなので、また探し物ですかと尋ねてみた。
  それでもやっぱり、返事はナシ。
  やっと、こっちを振り向いた時に私の口の動きで分かったのか、ヘッドホンを外して初めて「ああん?」と返事をされた。
  で、何かお探しで?
  しかし、「別に」と言うだけで、また自分で探し始め、やがて出て行った。
  うちみたいな小さな店はスペースの関係で、ドラッグストアならお客さんが自分で手に取れる所に置いてあるような商品でも、奥の方に隠すように(そのつもりは無いんだけど)置いてあったりするから、自分で探すだけ無駄なんだがなぁ(笑)
  そこまでは、切羽詰まってないという事か。
  もしかして、コンドームでも欲しかったのかしらん。
  それなら、取りやすいように入り口に置いてあるけど。
  そういや最近、制服のままコンドームを買いに来てた女子高生が来なくなったな。
  栄養剤を買いに来たお客さんの指名された物は、すでに製造中止になり、別な成分が少し入ったうえで別な名前になっていた。
  それを教えると、
 「なんで?」と訊かれた。
  いや、販売店に聞かれても(^_^;)
  知ってる方がいいんだろうけど。
  麻黄湯と地竜(ぢりゅう)を買いに、お客さんが来店。
  やはり年越しには、備えておかないと心配なようで。
  夜になるにつれて背中がゾクゾク。
  うげっ、風邪の兆候か。
  柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)と地竜を飲んでおく。
  今夜の年越し忘年会は自粛。
  幹事に欠席のメールを送る。
  ところが、そんな時に奥さんは夕飯にピザが食べたいとか言う。
  年越し蕎麦は(笑)?
  しょうがねーなーと思いつつ、ピザは大好きなもんだから買って帰り食べてしまった。
  紅白は観ずに、『ビートたけしの恐怖の大予言!! 人類滅亡へのカウントダウンSP』の方を流し観しながら、年明けに変更する予定の店のサイトのスキンやらの修正作業をした。
  しかし、年が明けた頃から寒気が強まり、頭がクラクラしてきて寝る事に。
  なにしろ、明日からは一泊旅行があるので出かけられないと困る。
  やむなく、出先で作業する事も考えて、パソコンを持ち出す準備をしておいた。
  う~、寒々(さむさむ)。
  左の脇腹にホカロンを当てて、首の周りにはタオルを巻き、布団の中で汗をかいているのに寒い。
  そして、ウトウトしていたのだが、気持ち悪くなってトイレに駆け込んだら吐いてしまった。
  しかも、一緒に下痢。
  うう、五苓散(ごれいさん)の証であったか。
  五苓散を飲んで少しは落ち着いたが、疲労感から寝るに寝られず、店のサイトのデザイン変更をして気を紛らわせた。
  ヒーヒーと、虫の息で(笑)
  年賀画像もサイトにアップ。
  戌年なのに酉の写真( ̄▽ ̄)
  明け方頃に、やっと眠気がやってきて追加の五苓散と地竜を飲んで落ち。
 ≪育児日記≫
  今日は、大晦日だった。
  次郎の咳が少し治まってきたから良かった。
  午前中は少し、バッグなど買い物してきた。
  明日の準備もあったからだ。
  とりあえず次郎の様子を見ながらだったが、なんとか食べてるし、熱も無いので、旅行は大丈夫かとは思った。
  だけど、ほとんどぜんぜん大晦日という感じはしなくて、夜はピザを食べてしまった。
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 ◆1月1日(日)/2006年◆
  仕掛けた携帯電話のアラームで目が覚めた。
  うう、寝た気がしない……。
  とりあえず吐き気は少し残ってるものの、お腹の具合は復調した模様。
  あれだけしていた寒気も消えて、これなら出かけられそうだ。
  念のために、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)と地竜(ぢりゅう)だけは飲み続けておく事にした。
  旅行と言っても一泊なので、私はさして用意する物は無し。
  武井くんから「ネタパソコン」と呼ばれるVAIO-Uに、メールなどの出先で必要になりそうなデータのみ移しておく。
  http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGN-U50/
  一方奥さんの方はパニック状態で、だったらなんで昨夜のうちに揃えておかなかったのかと思うくらい。
  あんまり余裕があったので、私が次郎に食事をさせて、自分たちの朝食の用意もした。
  昨夜のうちに御飯を炊くように言っておいて良かった。(←自分では炊かない)
  しかし、かすかな吐き気はあるので、御飯は半膳ほど残してしまった。
  食べ物を残すのは屈辱。
  そうこうしているうちに、M叔父から、これから迎えに来るという電話が入り、さすがに慌てる。
  着替えを済ませて、パソコンをバッグに放り込み、次郎に上着を着せた。
  そして、M叔父が到着。
  玄関で待っていてもらっているのに、この期に及んで奥さんが傘を捜す。
  だからさ、天気予報でも天候が悪いって出ていたのに、どうして用意してないんだ?
  今のところは曇り空で、これが明日までもってくれれば要らないんだけど。
  荷物になるベビーカーは持っていかずに、今回は抱っこ紐を使う事にした。
  まぁ、もう次郎は自分で歩くのが好きだからというのもある。
  M叔父の車で、いったん婆ちゃんの家に寄る。
  ここに、お母んと弟が来て合流するはずなのに、まだ来ていない様子。
  ありゃん。
  お母んの携帯に電話をしたら、ちょうど向かっているところとの事。
  ところが、お母んが来ても弟が来ない。
  何やってるの?
 「いつもなら、アンタが遅れてくるから、朝食に雑煮を食べさせてた」ので、弟は家を出るのが遅れてるそうな。
  なんだそりゃ。
  待ってる間に奥さんが、次郎の咳の事をお母んに話すと、咳止めに麻黄湯(まおうとう)を飲ませるように言われた。
  あれ? 用意してたんじゃなかったか?
  すると奥さん、家に置いてきたという。
  何故だ~。
  弟の携帯に電話を入れると、ちょうど家を出たところという返事。
  家に取りに行くより、うちの薬局の方が近いので、弟が来る前にM叔父の車に乗ったまま薬局に行ってもらう。
  まったく、余計な手間をかけさせる。
  いや、私は乗ってるだけだから手間になってませんが。
  それでまた婆ちゃんの家に戻っても、まだ弟が来ていない。
  なんだよー、珍しく時間通りに行動しているのに。
  私が時間通りに行動したのが悪かったか(笑)?
  ようやく弟も来て、婆ちゃんが乗り込み、JR南浦和駅までM叔父に送ってもらった。
  旅行代理店に手配してもらった乗車券は、何故か川口駅から。
  その旅行代理店も、うちも最寄り駅は東浦和駅なんだから、東浦和駅からにしてくれりゃいいのに、どうしてこうなったんだか。
  とにかく、南浦和駅から川口駅までの乗車券を買って駅に入った。
  京浜東北線は、初詣に出かける人もいるせいか、結構混んでいた。
  時間に余裕を持って出たので、座っていこうと南浦和駅始発を待って、そっちに乗った。
  次郎は、まだ体調が万全ではないのか、それとも寝ぼけているのか、なにやらボーッとしている。
  静かな分には助かるから良い。
  乗車する踊り子号は12時頃に出るのに、東京駅には11時前に到着してしまった。
  弟は、なんでこんなに早く出たのかと文句を垂れる。
  しょうがないのだ。
  次郎がいると、タイムスケジュールが予想よりかかったりする。
  予期せぬ事に備えて、余裕を持った結果。
  婆ちゃんがトイレに行きたいという事で、お母んと奥さんも一緒に。
  そしたら、女子トイレは大混雑。
  弟は本屋に行き、私は人の少ない階段で次郎に上り下りをさせて遊ばせながら待った。
  それから皆が揃ったところで、東京駅の構内で昼食を摂るか弁当を買って車内で食べるか考えたが、トイレで思いのほか時間がかかり、ゆっくり店内で食べるという感じでもないため駅弁屋さんへ。
  次郎には、皆の弁当のおかずから集めた物を食べさせればと思ったら、奥さんがピカチュー弁当なる物を見つけて、それにしようとか言う。
  弁当箱がピカチューの形をしているのであって、ピカチューの肉を使った弁当ではない(笑)
  しかし、まだ早いんじゃないかね、こういうのは。
  まぁ、空き箱は後で弁当箱に使えそうではある。
  結構な人気のようで、弁当屋さんに並んでいる親子連れは、例外無く買っていっていた。
  ホームに上がってから、指定席の券を確かめたら、車両は一番端だった。
  上ってきた階段が、これまた正反対の端で、テクテクと歩いていくうちに、踊り子号がホームに入ってきた。
  時間的にはちょうど良かったな。
  ホームの上は風が吹いてるから寒くて。
  踊り子号に乗ってから、次郎の靴を脱がせたら、椅子に立って興味深そうに窓の外を見ていた。
  普通に座らせようとすると泣きそうになり、しばらく窓に張り付かせておく事に。
  ところが、その間に弁当を食べようと広げたら、アッサリと窓の外を眺めるのをやめて弁当に手を出してきた。
  なんだよ、誰に似たんだよ(笑)
  しょうがないので、先に奥さんに弁当を食べてもらい、私は次郎に食べさせる。
  あのピカチュー弁当を。
  しまった、写真を撮っておけば良かったな。
  中身は、チャーハンとシュウマイがメインの中華風。
  本当に、弁当箱がピカチューの形をしているだけで、中身はなんの関係も無いのだな。
  ツマラン。
  別に大きいお友達向けには作ってないか。
  先に食べ始めた奥さん、自分が買った弁当の御飯が固くて食べられないとか言い出した。
  固いって、そりゃ、あんたが買った弁当が、おこわだからじゃないのかね。
  私は寿司弁当を買っていて、取り替えてやった。
  それと、次郎が食べ残したチャーハンも渡す。
  こっちは柔らかいよ(笑)
  食べ終えたら、次郎は私と奥さんの膝の上に横になり寝てしまった。
  なんか、今日は気味が悪いくらい大人しくて手がかからんな。
  車中では、年末のコミケで買った立川流落語の同人誌を読んで時間を潰した。
  快楽亭ブラックが心筋梗塞で倒れた時の様子や、2千万円の借金を作り立川流を除名されたため門下の弟子が散り散りになった話が載っていて、ページは薄いながらも読み応えがあった。
  誰か1人くらい弟子が残っても良さそうなのに、示し合わせたわけでもなく、みんな他の師匠のところに行ってしまったというのがなんとも。
  ところで、この日は車中の暖房がメチャクチャ暑かった。
  上着も脱いで、2枚しか着ていないのに汗ばむくらい。
  周囲のお客さんたちも、「暑い暑い」と言っていた。
  確か小田急線だったかな。
  車内温度を、空調機の自動の温度管理に任せずに、駅員が乗り込んで体感で調節しているのは。
  修善寺駅に到着すると、天気予報とは大きく違い晴れていた。
  踊り子号の車体に、少し傾いてきた陽が眩しいくらい。
  なので、本当は明日行く予定だった堂ヶ島に今日のうちに行こうと決まった。
  そして、駅前でタクシーに乗り込もうとすると、奥さんがトイレとか言い出す。
  またかよ(^_^;)
  列車が駅に入る前に、お母んにトイレに行ったらと言われていただろうが。
  どうしてこう、施設を出てから言うかなこの人は。
  案の定、駅前のトイレは混んでいて時間がかかる。
  小型タクシーは何台も来るけれど、中型タクシーはなかなか来ないのに、来たのを見逃さざるをえず、なおさら困った。
  幸い、駅にいたタクシー会社の人が気がついてくれて、無線で呼んでくれた。
  今回の旅行では、堂ヶ島の遊覧船が目的なのだけれど、欠航する事が多くて、今日の運行状況が分かるかタクシーの運転手に尋ねてみた。
  洞窟に入るという遊覧船(と言っても1分足らず)なので、天気が良くても、ちょっと風が出たり波が高くなると欠航してしまうのだ。
  http://www.izudougasima-yuransen.com/
  無線でタクシー会社に問い合わせてくれて、今日は動いているという情報を得た。
  観光地の運転手らしく、道程で色々と教えてもらい、話も上手で楽しめた。
  これは、良い人に当たったな。
  遊覧船の出ている港の近くには、加山雄三が所有するヨットも停泊していて、山道から少しだけ見れた。
  地元でも、加山雄三を売りにしているらしく、『若大将定食』なるものを食べさせてくれる店もあるらしい。
  ただし、遠くから来て食べるようなもんじゃないとも言っていた(笑)
 「メーター止めて待ってますから」と言われ(いつも言ってるのかもしれないが)、船着場に下りていく。
  初めて見る海に、次郎は恐れをなしたのか手を引いても動かない(苦笑)
  船に乗せて大丈夫かな。
  チケットを購入してゲートをくぐろうとしたところで、定員に達してしまい次の船に乗る事に。
  しかし、これが幸いして、次に乗る船は余裕の人数で出発した。
  あんまり空いてるもんだから、前から船尾まで、行ったり来たりと移動しながら楽しめた。
  周囲の小さな島々を写真に納める。
  もう日暮れが近く太陽が低い位置にあるため、逆光気味になってしまったが、竜の首に見えるのなんかは雰囲気が出てて良い感じ。
  心配していた次郎は、特に騒ぐ様子も無く不思議そうに外を見ていた。
  奥さんは、「どうせ次郎には分からないから」と座席の隅に置いておこうとしたが、お母んが抱きかかえてデッキから外を眺めさせたりすると、楽しいようだ。
  船内の放送で、堂ヶ島というのは地名で、そういう島がある訳ではないというのを初めて知った。
  そして、遊覧船のメインである洞窟くぐり。
  ほんの短い時間ではあるが、小さな船体が、手を伸ばせば届きそうな岩場ギリギリに入っていくというのは、やはり面白い。
  その、くぐった洞窟には天井部がポッカリと開いた所があり、そこで向きを変えて、また外へと走り出す。
  これで、もう今回の旅行の目的は達成。
  明日はどうするかね(笑)
  船着場に到着すると、何故か次郎がパチパチと拍手していた。
  この頃になると怖くなくなったのか、船から下りたら船着場を自分の足で歩く歩く。
  タクシーに戻る前に婆ちゃんがトイレに寄ると、奥さんが売店でソフトクリームを食べたいと言い購入。
  この寒いのに物好きな。
  と思ったら、アロエソフトクリームという変わり物だったため、私も注文した。
  これも写真に撮っておけば良かったかな。
  ミドリ~な色で、味もアロエ~だった。(意味不明)
  私が口をつける前に次郎が欲しがったので差し出したら、顔を突っ込むようにして食べやがんの。
  さて、到着早々に目的を果たしてしまい、他に行く所が思いつかない。
  このままホテルへ直行してもいいのだが、それも味気ない。
  どうしたらよかんべぇと思いタクシーの運転手に相談したら、この時間なら黄金崎(こがねさき)でちょうど夕日が見られるかもしれないと教えられる。
  行こう行こうという事になり、再びタクシーに乗り込む。
  しばらく走っていくと、見晴らしのいい岬に到着。
  ここが、黄金崎ですか。
  確かに、白い岩肌に夕日が当たり、金色に輝いている。
  http://www.izu.co.jp/~kamomura/kogane.htm
  おそらくは、もう少し陽が低くなってきた方が、もっと綺麗なのだろう。
  しかし、今日は元々の天気予報が雨だったはずで、遠くには霞がかかっており、海面に太陽が没する前に、霞と雲で見えなくなるはずだ。
  富士山もうっすらと見えたので撮っておいた。
  富士山の裾野で育った奥さんに言わせれば、「見飽きた」だそうだ(笑)
  せっかくの景色の良さに対して、いや良いからなのだろうけど、三脚を備え付けて写真を撮っている連中の邪魔なこと、邪魔なこと。
  柵を越えて崖ギリギリで撮ってるもんだから、普通に夕日を撮ろうとすると、こちらのファインダーに人影が入ってしまう。
  どうせ柵を越えてるんだから、そのまま突き落としてやろうかしらん。
  それでもなんとか、いい感じで夕日を撮れた。
  偶然、釣り船(?)が海面にあって、なおさら良い感じ。
  ここの階段は岩の削り出しで歩きにくいのに、次郎はワッセワッセとよじ登ってしまい結構危ない。
  風も冷たくなってきて、良い画も撮れたのでタクシーをホテルへと回してもらった。
  『土肥グランドホテル明治館』に到着。
  http://www.meijikan.com/
  ホテルとなっているが、どちらかというと近代的な旅館といった内装だった。
  あまり良い物が売ってなさそうな売店と、面白くなさそうなアーケードゲームが置いてあり期待を裏切らない(笑)
  部屋に通されると、仲居さんがお茶を用意してくれたりと、やっぱり旅館風。
  食事も部屋まで運んでくれて、布団も用意してくれるようだ。
  せっかくある温泉にゆっくり入りたいので、食事の時間を一番最後の方にしてもらう。
  そして、ゆっくり寝たいからと明日の朝食も同じく遅くしてもらった。
  ちょっと驚かれたのは、きっと普通の旅行者は早めに出ようと、早い時間を頼むものなのだろう。
  でもね、目的は今日果たしてきちゃったので(苦笑)
  順番に温泉に入ってくるという事で、私は最後。
  その間に、近くの土肥港に、清水港と結ぶフェリーが入ってきたり出航したりする様子を写真に撮った。
  http://www.sts21.com/kokunai/ferry/index.htm
  念のため注文が入っていないかメールチェックして、サイトの状況も確認。
  なにしろ、年末から掲示板に宣伝書き込みが増えてるので。
  4階の『金沙の湯』と、3階の『銀沙の湯』があり、時間によってそれぞれを男湯と女湯にして入れ替えている。
  今夜は『銀沙の湯』が男湯。
  着替えてて気づいた掛札に笑う。
  水を加えていないか、加えている場合にはその理由を、入浴剤を加えていないか、加えていたらその理由を、お湯を循環させていないか、循環させていたらその理由を書いた札が、ぶら下がっているのだ。
  ははぁ、前に温泉で問題になったやつですな。
  ここでは、入浴剤は入れていないとなっている。
  そして、加水の理由は湯温が高いため、循環は自然環境を守るためとなっていた。
  私は別に、入浴剤でも構わないんですけどね。
  景色だけ良けりゃ。
  さすがに見晴らしは大変結構。
  ちょっと湯がぬるめかなと思ったけれど、長湯できるし。
  ドアで仕切られた隣が露天風呂なので、そちらにも。
  覗かれないようにと、転落防止のためなのだろうけれど、柵が高くて、露天風呂の方が景色が楽しめないのが、ちと残念。
  ゆっくり浸かって部屋へ戻ると、食事の用意がされていた。
  うはーっ、なんだこの量は。
  『膳プラン』という事で、通常の食事じゃないのは、そうだろうけれど、見るからに食べきれるか心配。
  なんか、海老だけで3匹もいるし。
  日本酒を注文しようと思ってメニューを見たら、高い。
  いい物なんだろうけど、そこまで舌が肥えてる訳じゃないしなぁ。
  冷蔵庫を見てみたら、日本酒も1本入っていたので、それを飲む事にした。
  いつもは食事の時には、人の食べてる物に手を出してくる次郎が、部屋の広さに興奮したままなのか、自動車のオモチャで遊んでて助かる。
  ん?
  自動車のオモチャ?
  どうしたのかと思ったら、婆ちゃんとお母んが売店に連れて行った時に、次郎が自動車のオモチャを手放さなくて買ってやったのだという。
  旅先で荷物を増やしてどうするね。
  つか、ここのところ次郎のオモチャが、特に自動車がどんどん増えてる気が。
  困った曾お婆ちゃんとお婆ちゃんだね。
  自分の食べる分だけでも充分苦しいのに、奥さんときたら「めんどくさい」という理由だけで蟹を丸々残してやがる。
  仕方ないので、私が少しだけ奥さんの食べる分を取り出して、残りを頂く。
  量が多くても美味しいので助かった。
  でも、食べ物を残すというのが大嫌いな私としては、完食しないと気が済まない。
  昨日の夜は、トイレでゲロゲロやってたのになー。
  無理は良くないぞ。
  しまいにはヒーヒー言いながら、なんとか食べきった。
  フロントに電話して膳を下げに来てもらう。
  そしたら、最後のトドメにデザートとしてメロンが来た。
  うひー( ̄▽ ̄|||
  あんまり苦しいんで、メロンは寒い窓際に置いて1時間ほどしてから食べた。
  1日興奮してたというのもあるのか、次郎が珍しく大人しく寝た。
  これ幸いと奥さんも早々に布団に入り、婆ちゃんとお母んも寝る体制に。
  私と弟は、窓際の障子を閉めて雑誌や本を読んだり。
  弟は、なにやらラジオを聴いているようだ。
  しかし、この部屋やたらと暑いな。
  暖房の温度をかなり低く設定し直しても、ちっとも緩んだ感じがしない。
  奥さんなんかも、寝苦しいのか何度か起きてきた。
  そんな中でも、次郎はグッスリ。
  汗をかいてきて、このまま寝るのも不快なので、もう一度温泉に入る事にした。
  でも、温泉なのに0時でいったん閉めちゃうんだよね。
  もう少し遅い時間まで開けてて欲しいぞ。
 ≪育児日記≫
  今日は、朝早くから伊豆に向かった。
  ちょっとバタバタと大変だったけど。
  天気は、そこそこだった。
  雨が降るとか言われていたけど、伊豆に行くにしたがって晴れていった。
  踊り子号に乗ったら暑かった。
  伊豆に着いて、タクシーで堂ヶ島へ向かった。
  洞窟まで船に乗った。
  洞窟を見てから港に戻ったら、次郎がなんかパチパチと手を叩いて笑っていた。
  何か分かったのかな?
  そこから、黄金崎で夕日の沈むのを見た。
  次郎は、その頃になって急に元気になった。
  崖から落ちないように、次郎の手をつかんでいた。
  夕日は綺麗だったけど。
  その後、ホテルというか旅館へ。
  次郎は、夜ぐっすりだった。
  私たち大人は、暑苦しかったので眠れなかった。
  しかし、お風呂は良かった。
  次郎も一緒に入った。
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 ◆1月2日(月)/2006年◆
  次郎は1回だけ起きだしたが、手を握ったら、また寝てしまった。
  こんな事は珍しく、久しぶりにゆっくり寝られるはずだったのに、暖房のせいで結局寝不足といった感じ。
  遅くにと頼んだ朝食までは余裕があるので、朝風呂に行ってくるか。
  と思ったら、奥さんに次郎を押し付けられた。
  昨日は任せてたので、しょーがないか。
  今日は、4階の『金沙の湯』が男湯。
  しかし、ここには階段でしか行けず、エレベーターの使える4階の廊下からは通じていない。
  あまり身障者にもお年寄りにも優しくない構造。
  温泉地だからといって、お年寄りの利用が少ないのか?
  さて、服を脱ごうと思ったところで、バスタオルを忘れてきた事に気がついた。
  なんたるマヌケ。
  次郎を置いてもいけないし、抱えて取りに戻る。
  だから、階段しか使えないと不便だってばさ。
  バスタオルを持ってきて次郎の服を脱がせようとすると、何故か大泣き。
  なんなんだよ、おまいは。
  しかし、風呂場に連れて行くと、機嫌が良くなった。
  なんなんだよ、おまいは。
  最近では体を洗おうとすると、自分で液体石鹸を手にとって、体に塗りたくるようになった。
  シャワーも自分で浴びてくれれば楽なんだけどな。
  露天風呂の方に連れて行くと、少し不安そう。
  それでも、お湯に入るとお湯の中を歩いて楽しそうではあった。
  部屋に戻ってみると、朝食が昨日の夕食に劣らない量がドドンと。
  うはっ、朝からこれかい!!Σ( ̄□ ̄;)
  なにげに、チェックアウトの時間が迫ってるんですけど。
  朝食なんて20~30分で食べられると思っていたのが甘かった。
  結構頑張って急いで食べたのだけれど、それでも完食するのに1時間かかってしまった。
  そうそう、鍋を後の方に食べようと思ったら、それは鍋物ではなく味噌雑煮だったらしい。
  やけにドロリとしていたのは、溶けたお餅だったようだ。
  途中、次郎が日本酒のメニューを持ってきてくれた。
  ん~、飲みたいけど朝から飲むと後が大変だから(笑)
  食べ終わったら、もうチェックアウトの時間。
  のんびり出るはずが慌しくなってしまった。
  チェックアウトの手続きだけ先に済ませば良かろうと、お母んが先にロビーに行き、後から荷物をまとめて部屋を出た。
  そして、売店で親戚などへのお土産を購入し、大きい荷物と共に宅配便で送る手続きをする。
  そんな事をしていたら、次郎が床に寝転がって自動車のオモチャで遊んでいた。
  って、また違うオモチャを手にしているぞい。
  やっぱり手放さなくて、買ってあげたとか。
  困った困った曾お婆ちゃんとお婆ちゃんだね。
  もう次郎にオモチャ買ってやるの禁止( ̄▽ ̄)
  タクシーを呼んでもらったものの、今日は天気予報が当たり雨で、見たかった堂ヶ島の洞窟は昨日のうちに行ってしまい、黄金崎の夕日も予定外に見てしまったから、なんの予定も立てておらず、行く先がない。
  修善寺駅へ直行しても良いけれど、乗る予定の踊り子号は夕方だし、駅前には何も無いのが昨日の時点で分かっている。
  そこで運転手さんに相談すると、象牙美術館を勧められた。
  話では、30分くらいで見れてしまう小さな所らしいが、見て損は無いでしょうと。
  私なんかは旅先で天気が悪いと美術館巡りをするのが好きなので、喜んで案内してもらう。
  で、着いた所が『美術宝庫』という象牙美術館。
  http://www.toi-izushi.or.jp/kanko/zouge.html
  個人所蔵の象牙美術品のコレクションを、皆にも見てもらおうと、おそらくは半分くらいは自慢で公開しているようだ。
  玄関前に、あまり美的感覚は無いのではないかという陳列品があり、期待が高まる(笑)
  しかし、中に入ってみると、なるほど確かに自慢(決めつけ)するだけの事はある作品群。
  西遊記や楊貴妃物語の象牙で作られた屏風絵風の作品なんて、見てて飽きない。
  また、何分かおきにスタッフが象牙作品の解説をしてくれる。
  その解説によれば、五重の塔の屋根に付いている鐘や、船に付いている錨の鎖などは、後から取り付けたのではなく掘り出したもので、ちゃんと動くとか。
  実際にガラスケースを揺すってくれたりと、普通の美術館じゃやらないだろうというサービスまで見せてくれる。
  他にも、船に乗っている全長15cmほどの人の像は、良く見ると目は二重瞼で、手には手相も彫られていたりと芸の細かいこと細かいこと。
  今のフィギュアでも、ここまで細かくないだろう。
  籠の中に蟹が入ってるのなんか、籠に蟹の彫り物を入れたのではなく、まず象牙から籠を掘り出して、その籠の中に残った象牙の塊を、今度は籠の外から掘り出したというのだから呆れる。
  実は、私はこの解説を正味3回ほど繰り返し聞いた。
  というのも、次郎が途中でぐずったため。
  抱っこして泣き止んだかと思うと、また暴れたりしたため、解説している場から離れなければならず、聞けなかった分を後でまた聞いたりしたのだ。
  奥さんが抱っこ紐を出して私が抱こうとしたら、お母んが割って入り、自分が抱くからと、やや口論に。
  お母んが抱いてくれるのは良いのだけれど、それで疲れられても困るのだ。
  結局は奥さんが抱いてしばらくしたら寝てくれた。
  それからまたゆっくり他の作品を鑑賞。
  象牙以外にも、水晶だの瑪瑙(めのう)だの、これまた節操無く集めてるんだわ(苦笑)
  笑ったのが鍾乳石の解説文。
 「鍾乳石の生い立ちは、お客様の方がご存じと思います。」
  解説じゃねーよ(笑)
  ゆっくり見てたら、先に進んでいった弟に呼ばれた。
  迎えのタクシーが来ているという。
  は?
  どうやら、ホテルから送ってくれたタクシーの運転手さんが気を利かせて来てくれたらしい。
  もっとも、お客を確保するための営業でもあるんだろうけれど。
  ううん、私としてはもっとゆっくり見たかったなぁ。
  さて、タクシーに乗り込んだはいいが行き先は決まってないまま。
  昨日は機嫌が良く、いつもは車に乗ると大人しい次郎が、車内で暴れる暴れる。
  すると奥さんが、昨日通り過ぎた『地獄極楽巡り』に行きたいと言う。
  なんですそれは?
  運転手さんに言わせると、「パーキングエリアみたいな所ですから面白くないですよ」との事。
  そう言われると、俄然行きたくなる(笑)
  お母んや弟は乗り気じゃなかったけど、どうせ行き先は決まってないんだし。
  で、行ってみました。
  確かに外観はみすぼらしい。
  それでいて、入場料が大人900円と高め。
  入ってみると、なんと畳敷きなんだわこれが。
  ううっ、安っぽい、安っぽすぎるぞ。
  大好きだ、こういうの。
  http://www.izu.co.jp/~viserge/gigoku.htm
  いや、それでも地獄の様子の模型なんか、良くできてると思う。
  安っぽさと精巧さと、なんかゴチャ混ぜ感が素晴らしい。
  模型ばかりではなく、絵も下手さ加減と迫力が絶妙で。
  なのに、せっかく安くない入場料を払ったのに、弟やお母んは先へ先へと行ってしまい、ゆっくり見られない。
  もったいないなぁ、バチが当たるぞ。
  ところでここには、裏のプレハブに秘宝館も併設されている。
  あの、カップルで楽しむ(?)、ちょっと卑猥な展示物のあるアレである。
  同じチケットで入れるとの事で行ってみた。
  入り口には「十八歳未満立ち入り禁止」とある。
  でも一緒に「乳幼児は入れます」とも。
  なので抱えて入る。
  ここは小さくて狭くて、そんな見所がある施設ではないのだけれど、見て損は無かった。
  仲睦まじい夫婦の人形の下に鏡があって、鏡に映っているところではハメてる像が写っていたり、服を着たモデルを見て画家が絵を描いている様子もまた、鏡に映っているのはヌードを描いてるところだっりと、単純なカラクリが楽しい。
  先に部屋の奥に行った奥さんの笑い転げる声が聞こえて、何かと思ったら、等身大の鎧武者の股間から大きな男性器がそそり立っていた(笑)
  それらと一緒に、インドの“性典”とも云われる『カーマスートラ』の写本もあり、意外と資料性のある物も展示してあった。
  http://raani.org/faq/kamasutra.htm
  http://www.aii.co.jp/contents/eiga/movie_f/023_he-kama.html
  私は楽しんだのだけれど、やっぱり弟なんかには評判悪し。
  チェッ。
  少し早いものの、ゆっくり他を見て回るまでの時間は無いし、さりとて雨では景色を楽しむのも望めず、タクシーには修善寺駅に向かってもらった。
  そして、駅近くの蕎麦屋『おゝき』で昼食。
  http://www.shuzenji.com/ooki/index.htm
  とっくにお昼は過ぎているのに、朝食の量でちっともお腹が空かなかったから。
  それなら無理に食べる事も無い。
  でも、駅前には時間を潰す場所もまた無いので。
  盛り蕎麦を食べた限りは、まぁ普通。
  取り立てて美味しくはなかったけれど、特に不満も無し。
  お腹が空いてなかったせいかもしれないから、チャンスがあればちゃんと食事をしには来たいかも。
  さて、と時計を見るとあと1時間ちょっとで乗車する時間。
  それまでどうしたものか。
  次郎は、またも機嫌が悪くなりグズり出す。
  これでは、他の店に行っても手を焼きそうだ。
  確か駅の反対側に、ダイエーのマークを見たなと思い、私と奥さんは次郎を連れてダイエーに行ってみた。
  お母んからは、「なにもこんな所まで来て」と言われたが。
  駅の反対側にはどう行けば良いのか、駅前のバス停でバス会社の人に尋ねて、近くの踏切から。
  踏切を渡ったところで、『世界真光文明教団』の施設を見つけた。
  http://www.mahikari.or.jp/
  あの、駅前で手かざししている宗教団体である。
  まぁ、どんな宗教でも迷惑さえかけてこなけりゃいいけど、急いでる時にも声をかけるのは迷惑だからやめてね。
  以前に、「あなたの血を清めさせて下さい」と言われたときには、私は「汚れてて結構、これが私の血だ」と訳の分からない事を言って追い払った。
  友人は、「俺の血が汚れてるというのか!」と怒ってみせて(本人はイタズラのつもりで)、相手を困られた事がある。
  真面目な人をからかっちゃいけません。
  さっき蕎麦屋のあった側はマクドナルドもあったのだけれど、駅の反対側は、このダイエー1軒のみ。
  でも、人出はこちらの方が多い。
  正月にやってる店がここだけというより、本当にこの辺では買い物をしに来るような店が、ここだけだからなのだろう。
  100円ショップの品揃えも良く、アーケードゲームも少しあり、一見クレープ屋さんではヤキソバやチャーハンなどを食べる事もできるという、ダイエー系列の中では使い勝手が良さそう。
  奥さんが、次郎のオムツを宅配便で送ってしまった荷物に入れてたようだとかで、オムツを買った。
  こんな荷物になる物を今買わんでも(^_^;)。
  お母んから電話が入り、婆ちゃんや弟と喫茶店に入っているとか。
  こっちも、クレープを食べてから戻ると伝える。
  奥さんが、クレープを食べたいとか言うもんで。
  私の方も、さっき蕎麦を食べたのが良い刺激になったのか、アイスクリームくらいは食べたくなった。
  そして、奥さんはクレープを、私はアイスクリームを食べて、それぞれを次郎に分けて食べさせてから修善寺駅に戻った。
  その途中では、またお母んから電話があり、踊り子号がホームに入ってきたから先に乗っているとの連絡。
  先に乗車券を受け取っていて良かった。
  お母んに言わせれば、「アンタは時間通りに行動しないから」であるが。
  踊り子号に乗って荷物を網棚に乗せようと、奥さんがバッグを開けてみたらオムツが入っていたそうな。
  さっき買ったオムツが余計な荷物に。
  昨日に比べて、やたらと機嫌の変わりやすい次郎であったが、踊り子号に乗ったらストンと落ちるように寝てしまった。
  昨日は色々と珍しい事があって興奮し、今日はその疲れがあったのか。
  なんにしても寝てくれたのは助かる。
  途中で目を覚ましやしないかと心配したものの、二時間近くそのまま寝てくれた。
  う~む、帰ってから寝てくれなかったら困るな今度は。
  東京駅で京浜東北線に乗り換え。
  乗る前に、お母んが弟(私からは叔父)に電話して、東京駅にまで着いた事を連絡した。
  行きと同じように迎えに来てもらおうと。
  ところが、電車に乗ってから到着予定の時間を知らせた方がいいかしらと言い出す。
  そりゃ、その方がいいけれど今は車中だから携帯電話で通話をするのはやめとこうよ。
  私も弟もそう言ってるのに、電話をしてしまった。
  うーむ、さっきは踊り子号を降りる時にも、清掃の人がやるからと車中にゴミを置いてきていた。
  お母んが、こんなにモラルが無いとはな。
  それとも、年を取るとモラルが低下する?
  いやいや、つまりは“モラル”などというものは、人によって随分と違うという事。
  高校生の頃に、友人と映画を観に行き、やはり清掃人が掃除するんだからと座席にゴミを置いてきた時にケンカになった。
  私としては、仕事を増やす事は無いだろうと思ったのだけれど、代金にそういうサービスも含まれるのだと思えば、あながち悪い事とも言えない。
 「モラルがなってない」と言う時、“どのモラル”と比較しての事なのかを提示しなければ、単に「他の人もやってない」という程度のモラルは、「他の人もやってるじゃないか」という言い訳と同じ程度。
  電話をしたのは功を奏して(と言うのか?)、駅を出たところで、ちょうどM叔父の迎えの車が到着した。
  その車に乗ると、次郎は大人しい。
  乗り慣れたか?
  さっきまで京浜東北線の中では座席に座らずに、チョロチョロと歩き回り、座らせようとすると大泣きして大変だったのに。
  いったん、M叔父の家で降りて年始の挨拶。
  爺ちゃんもいて、次郎に挨拶させようとしたら何故か大泣き。
  愛想良くしろよ~。
  お年玉が貰えるかもしれないんだぞ(笑)
  とか思ったら、本当に貰ってしまった。
  ただし、そのお金は奥さんに。
  私だと使ってしまうだろうからと。
  良く分かっていらっしゃる。
  M叔父の娘姉妹は、『スターウォーズ』の新作3作を続けて観ているところだったらしい。
  姉のMちゃんは、今年の6月頃に結婚が決まったとか。
  それは、おめでとうという事で、ワインを開けて乾杯(^^)/▼☆▼\(^^)
  M叔父からは、お店のサイトの事で少し言われる。
  漫画を載せたりして、私が趣味に走りすぎているのを、もう少し普通の店のサイトにした方が良いのではないかと。
  うーん、そう言われてもなぁ。
  ただ商品の情報を載せて販売していた頃は、1日のアクセス数は20件以下で、月の売り上げも2~3万円という、とても商売と呼べる状態ではなかった。
  それが、漫画を載せ、クイズをやり、投稿を募り、写真も展示するようになってから、トップページこそアクセス数は少ないものの、中のページへは1日平均で延べ200~300アクセスに、売り上げは月に30~40万円と、単純に10倍になっている訳で、それをさらに伸ばすための方策は考えなければならないとして、今のスタイルをすぐに変えるというのは怖くてできない。
  値段では関西系の薬局に敵わない、漢方薬の情報では先行するサイトに敵わない(なにしろ商売じゃない個人サイトの方が詳しかったりする)、何か別な方策をと取り組んできたのが自分の趣味を活かす方法だった訳で。
  ただ、半年ほど数字が安定してしまっているのも事実。
  今年は、何か仕掛けなければなるまい。
  帰る時に、もう一度次郎に爺ちゃんに挨拶に行かせると、今度はニコニコとしていた。
  なんだかね。
  M叔父に家まで送ってもらい、マンションの部屋に入ると、私と奥さんはグテ~と力が抜ける感じに。
  次郎は、ドタバタと部屋の中を駆けずり回り、風呂に入れた後もなかなか寝なくて予想通りに手を焼いた。
 ≪育児日記≫
  今日は、伊豆から帰路に着いた。
  やはり天気は悪く雨だった。
  象牙美術館に行った。
  次郎が大泣きし始めて大変だった。
  だっこをしたら、眠くなったらしくてグーグーだった。
  それから、地獄極楽巡りに行った。
  次郎はまた大泣きで、しばらく大変だった。
  そして、修善寺駅へ。
  ダイエーに寄ったら、一応少しは機嫌が直ったから良かった。
  帰りの踊り子号では、よく寝てくれたので助かった。
  埼玉に帰ってきたら寒かった。
  やはり、伊豆は暖かかったみたいだ。
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