眩暈と一口にいっても、回転性の眩暈(天井が回るような)、起立性の眩暈(立ちくらみ)、動揺性の眩暈(雲の上を歩いているような)、なんとなくフラフラする、目の前が暗くなる、頭が重くて眩暈を感じるといったように、様々な症状があります。
原因についても、三半規管の異状や脳の異状といった直接関係のありそうなものばかりでなく、胃下垂症や胃アトニー(胃の働きが鈍くなる状態)ように胃が関係している場合や、高血圧や血の道症、白血病のように血流異状が関係するもの、耳鳴りなどを併発するメニエール病など多岐に渡るため、一度は専門医の診療を受けたうえで、服用する漢方薬を選ぶのが最善です。
漢方においては、眩暈の原因はお血(おけつ)と水毒(水分代謝の異状)によるものと考え、いわゆる「原因が分からない」あるいは「検査でも異状が認められない」といったように、対症療法的な治療方針が立たない場合に特に有効だと思われます。
[:○:]上半身がのぼせて顔色が赤く、イライラする傾向のある場合。
三黄瀉心湯/黄連解毒湯
[:○:]上半身がのぼせて便秘がち、あるいは下腹部痛がして眩暈がある場合。
桃核承気湯/桂枝茯苓丸
[:○:]高血圧で、下腹部痛があり便秘がちな場合。
通導散
[:○:]下腹部痛があり、肩こり、眩暈の他に、上半身がのぼせる一方で手足が冷える場合。
甲字湯
[:○:]口渇があり、尿量が少なく、動悸を伴う眩暈の場合。
五苓散
[:○:]急激な眩暈。
沢瀉湯
[:○:]眩暈、ふらつき、尿量減少、動悸がある場合。耳鳴りを伴うメニエール症。
夜中に果物やコーヒーなど、体を冷やす物を飲食している人。
苓桂朮甘湯
[:○:]不安神経症の眩暈。動悸がしたり、喉に異物感(つまる感じ)がある場合。
半夏厚朴湯
[:○:]貧血、息切れ、動悸がある場合の眩暈。
四物湯+苓桂朮甘湯
[:○:]更年期障害の眩暈。貧血や不安感を伴う場合。
加味逍遙散
[:○:]胃下垂症があり、胃アトニーによる眩暈。
半夏白朮天麻湯
[:○:]冷え症で貧血があり、耳鳴りや動悸を伴う場合。
当帰芍薬散
[:○:]産前産後の障害として起きる眩暈。
当帰湯
[:○:]手足のむくみや冷えやすい傾向のある場合。
防已茯苓湯
[:○:]頭痛を伴う眩暈。
釣藤散
[:○:]低血症の眩暈。まっすぐ歩こうとしても横に逸れてしまう人の眩暈。
真武湯
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下痢
下痢の原因は様々であり、その症状も多くの種類があります。
最も多く起こる原因は腸炎で、これが半数以上を占めるとされています。
また、嘔吐を伴う場合には、赤痢やコレラ、ノロウイルス等の伝染病、あるいは中毒性によるものの疑いがあります。
さらに、精神的な不安感やヒステリー、神経衰弱といった自律神経の興奮や失調によって起こる場合もあります。
これらの下痢に対して、漢方ではまず胃内停水、すなわち水分代謝の異状によって水毒を起こしていると考えます。
そして下痢は、毒物を体外に強制的に排出したり、腸内の活動を整えるために空にしようという身体の防御機能なので、下痢止めを使うよりも、身体の補助をするための治療を第一に考えます。
[:○:]感冒(風邪)からきた下痢で、悪寒・発熱がある場合
葛根湯
[:○:]下痢が長引き、貧血気味で、熱性の下痢の場合
黄連解毒湯
[:○:]暑さによる下痢、暑気あたり
清暑益気湯/かっ香正気散
[:○:]水瀉性(水のような)下痢で、咽喉が渇きやすく、尿量が減少し、嘔吐を伴う場合。ノロウイルスなどの伝染病による下痢。
五苓散
[:○:]胃の停水、食欲不振、腹の膨満を伴う場合
平胃散
[:○:]腹痛、尿量減少と口が渇きやすい場合
胃苓散
[:○:]吐き気があり、食欲不振で咽喉が渇き、水瀉性(水のような)下痢の場合。
柴苓湯
[:○:]軟便または下痢傾向で、嘔吐や腹鳴があり、食欲不振の場合。
半夏瀉心湯
[:○:]食欲が無く疲れやすく、慢性的に下痢を起こす場合。
四君湯
[:○:]裏急後重で、腹痛を伴う場合。
桂枝加芍薬湯
[:○:]手足が冷えて、尿量が多い場合。
人参湯
[:○:]冷え症の人の、急性胃腸炎の初期。
六君子湯
[:○:]冷えによる下痢。
胃風湯
[:○:]冷えによって下痢をし、腹痛や嘔吐を伴う場合。
補中益気湯
[:○:]下痢が続き、衰弱している場合。
五積散
[:○:]下痢気味で、手足の冷えの強い場合。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
[:○:]眩暈(めまい)や動悸、身体がだるい場合。
真武湯
[:○:]寒気、発熱、頭痛、みぞおちの痞えを伴う場合の下痢
黄苓湯
[:病院:]すぐに下痢を止めたい場合の生薬配合薬には、即効丸をお試し下さい。流行性感冒(インフルエンザ)
インフルエンザは、ウィルスによって起こるとされており、呼吸器の粘膜から侵入し、3~4日の潜伏期の後に発症します。
主な症状は、寒気と震えと共に高熱が出て、激しい頭痛や、手足の関節および背中や腰にかけて痛みをともないます。
また、ウィルスが消化器官を侵すと、食欲が落ち、悪心(吐き気)、嘔吐、腹痛、下痢などを併発します。
インフルエンザは急性的に推移しますので、下記の漢方薬の中から、ご自分が経験のある症状に合わせた漢方薬を備えておくのが良いでしょう。
[:○:]寒気がする……ような気がする、頭が痛い……ような気がする、背中が痛む……ように気がする、というような初期
葛根湯
[:○:]鼻づまり、寒気、発熱、頭痛、身体の節々が痛む場合
麻黄湯
[:○:]筋肉質の人で、頭重、身体が重だるい、鼻水が出る
小青龍湯
[:○:]腹痛、しぶり腹で下痢をしている
大柴胡湯
[:○:]うわ言を言い、便秘をしていて、舌の色が黒味を帯びた赤の場合
桃核承気湯
[:○:]発病2~3日後に、舌に白い苔が増え、嘔吐や口渇等を訴える場合
小柴胡湯
[:○:]咽喉の痛み、空咳が出て胸に響いて痛む場合
小柴胡湯加桔梗石膏
[:○:]腹鳴下痢、悪心(おしん)、嘔吐
半夏瀉心湯
[:○:]咳が続き、痰が切れにくい場合
麦門冬湯
[:○:]咳や痰が多く安眠できない場合
竹じょ温胆湯
[:○:]虚弱体質や老人
真武湯
[:○:]四肢が冷えて、下痢をともなう場合
四逆散
[:にかっ:]いずれの場合も、熱さましと、体力低下を防ぐために、地竜の併用をお勧めします。オタクの遺言状
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに患者さんがいらした。
少し多めに飲んでも大丈夫かなと訊かれる。
はい、大丈夫です(^-^)d
奥さんが昼時に次郎を連れてきたが、店の前にお母んの車があり乗りたがる。
なので、お母んが次郎を連れて、婆ちゃんの家に。
「正露丸ありますか?」と患者さんが来店。
詳しく症状を尋ねると、下痢が続いてるらしい。
思い当たる事は無いという。
朝起きてから日に3回ほど下痢気味だそうだから、症状は軽くは無いようだ。
しかし、夜にかけては大丈夫だとか。
ふーむ、冷えが原因かもしれない。
大建中湯(だいけんちゅうとう)と真武湯(しんぶとう)を比較検討し、冷えだという確証が無いため大建中湯を試してもらう事にした。
それから、念のために一度は検査を受けた方が良いとお話した。
少し脅すようであるが、難病指定の下痢もあるのだ。
今回だけではなく、結構頻繁に下痢しているようだし。
バファリンを買いに、お客さんがいらした。
成人の息子さんが、転んで膝を打ったらしい。
治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)という物もありますと案内してみたが、とりあえず頼まれ物なのでバファリンを買っていかれた。
夜になって、奥さんから携帯に電話。
家への電話に出ようとして腰を捻ってしまい、歩けないくらい痛いと。
馬鹿だねどうも。
なんでそんなに慌てて電話に出る必要があるのか。
なんのために常時、留守番電話を仕掛けてると思ってるのよ。
寝てる時や、風呂やトイレに入ってる時でも慌てないで済むように、勧誘なんかの電話にいちいち出ないで済むようにでしょうが。
大事な要件のある人はメッセージを吹き込むだろうから、留守録に入ってなきゃ気にしないでいい。
とりあえず、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を持って帰った。
安く済ませようと(笑)
昨日の、と学会で買ってきた同人誌『オタクの遺言状 ~いつかかならず~』(発行:カラオケの艦隊)を読んだ。
第一章のタイトルが、『オタクとは、「恥ずかしい財産を持つ人々」である』というのに、もう爆笑。
そして、頬が引きつる(苦笑)
そんなオタクだからこそ、遺言状を作っておこうというのが本誌の主旨。
よく、「友人に即刻始末してくれと頼んであるから」と冗談めかして言う人もいるけれど、現実にはそれは難しい。
オタクの友達同士が家族ぐるみで付き合ってればともかく、いきなり訪れた見知らぬ人を家に上げたり、ましてや故人の遺品を勝手に持ち出すのが許される訳がないと、ちょっと考えれば分かる。
そんな時に役に立つのが、法的に執行する根拠となる遺言書。
ところが著者は、遺言状を書こうと思って色々と調べてみて困ったそうだ。
というのも、大抵の遺言状の作例では、愛する配偶者や子供達に宛ててといったものしか載っていないから。
本誌の著者は、三十代の独身女性。
両親は離婚して母親と兄がいる。
結婚・出産歴ナシ。
今のところする気も予定も無い。
つまり、当てはまる作例が無いのだ。
だから、無ければ自分で書こうと思い立ったそう。
パチパチパチパチ(⌒人⌒)
そして読み進めていって驚いたのが、法定相続人のくだり。
知ってる人からすれば、「なんだ知らなかったの?」と言われそうだが、知らなかった。
両親が離婚していても、親が生きている限り法定相続人として財産を持っていかれてしまうのだとか。
私には残る財産なんて無いけれど、行方知れずの父親にも財産を渡さなきゃならないとは。
しかも、もしその父親が誰かと結婚をして子供を設けていたりすると、なんと知らないうちに親族が増えてるなんて事にもなるそうな。
つまり、相続人として誰が名乗りを上げてくるか分からない。
これは結構怖いぞ。
幸いにして(?)、著者も同じ境遇で実際に父親の戸籍を調べてみたら再婚相手がいて、相手の連れ子と養子縁組していた事が判明。
それに基づいて作例が載っていたので役に立った(笑)
他に、普通の遺言書ではあまり必要ないものの、オタクには必要だという事で、“遺言執行者”を遺言状で指定しておくようにと勧めていた。
というのも、オタクの持ち物は、どれがガラクタで、どれがプレミアム物か分かりにくい。
相続人同士が疑心暗鬼にかられるのを防ぐためには、ある程度価値の分かるオタク友達を遺言執行者に指名して、遺品の目録を作ってもらう事で円満に分配してもらおうという訳だ。
ただし、事前に本人には知らせておくようにと。
そりゃそうだ、いきなり任されたら本人も面食らってしまう。
そうそう、この遺言執行人のもう一つ大事な役割がありました。
それは、故人の名誉と家族の世間体を守る事。
遺言執行人が指定されていれば、家族や親族といえども勝手には遺品に触れられない。
人目につくと確実に困る、アダルトとかアダルトとかアダルトな物は、真っ先に封印してもらうのだ(笑)
ところで、本誌によると漫画でも遺言状が作れるそうだ。
ただし、人工物の貼り付けは認められないため、スクリーントーンなどは使用できず、おそらくはパソコンで描くのも駄目だろうとの事。
ベタフラッシュや集中線、点描も直筆で描けと(苦笑)
なんか、懐かしの漫画作品になりそうだな。
ページが複数枚に及ぶ場合には、割り印も忘れないように。
いやぁ、この同人誌、萌えキャラでも使って『萌える遺言状』とかいうタイトルを付ければ、商業出版しても売れるんじゃないかな。
秋田県の藤里町で起きた小学1年生の男の子の殺害事件、男の子の2軒隣に住む女性が死体遺棄に関わっていたとして逮捕された。
その女性は、4月に小学4年生の自分の娘が自宅近くで行方不明になり、水死体で見つかり、事故死ではないと訴えていた母親。
やられた!
最初の被害者の遺族が犯人とは、推理物としては面白い展開。
自分の娘が事故死した事に納得できず、警察を動かすために犯行におよんだという話になるのか。
この町は、知らない人にでも、子供たちが「おはよう」とか「さようなら」と挨拶しあえるのが自慢だったという。
そういうものが防犯にはなりえない証明がまた一つ。
次郎が夜中に起き出してきて遊び回る。
明日は、私が奥さんの代わりに保育園に連れてく事になってるんだがなー。
早く寝直しておくれよ。
しばらくして、やっと次郎が横になってミニカーで遊び始めた。
これは眠くなってきたしるし。
寝入ったのを見届けて、こちらも就寝。≪通巻0275号≫
経験してるはずの人が/服用後の経過を教えて/ビデオ評『逆境ナイン』/葛根湯が合わない時も━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
≪通巻0275号≫
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
編集 : 北村俊純
窓口 : info@kitazono.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※2月21日(火)……経験してるはずの人が
※2月22日(水)……服用後の経過を教えて
※2月23日(木)……ビデオ評『逆境ナイン』
※2月24日(金)……葛根湯が合わない時も
************************* 今号の平凡な日記 ***************************
◆2月21日(火)/2006年◆
化膿止めの塗り薬を求めて患者さんが来店。
合わせて飲み薬もどうかと排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を案内するも、今回は塗り薬だけで良いと言われる。
しかし、会計をする段になって、やはり欲しいと買ってもらえた。
お客さんがいらして、ご主人が亡くなった事を知らされた。
病院の処方箋を自分で持ってくるくらいだったのに、入院してすぐだったらしい。
ご冥福をお祈りします。
病院からの処方箋を持った患者さん。
薬でアレルギーを起こした事があるかを尋ねたら、痛み止めで「ある」という返事。
今日出ているのは、正にその痛み止め。
ところが薬の名前を覚えていない。
今回の医師にその事を伝えたかというと、言っていないという。
「頓服でした」と言われるけれど、たいていの痛み止めが普通は頓服として用いる物で、ちっとも特定できない。
本人の希望で薬は渡して、何かおかしいと思ったらすぐに服用をやめて連絡を下さいと伝えた。
それにしても、以前にアレルギーを起こしたなら怖くないんかな。
不思議な事に、一度もそういう事が無かった患者さんの方が、副作用は起こらないかと心配をして、経験してるはずの人が無頓着というケースが多いように思える。
処方箋を受け取ると、生活保護の人というのが分かる。
これは大事な個人情報なので、当然の事ながら明かせない。
しかし、それにしても服装が派手だったり、いい車に乗ってたりと、どういうカラクリなのか本当に知りたい。
私なんて、車も持ってないのに貧乏よ。
子供の頃に読んだ新聞記事には、生活保護を受けてるとクーラーの設置すら認められないなんてのも載っていたもんだけど、今は昔か。
受け取り期限が過ぎている処方箋が、患者さんから持ち込まれた。
日付を見ると、昨年の11月。
「発効日から4日以内」って、ちゃんと書いてあるのに。
薬が無くなって困らなかったのかしらん。
お引き取り願うしかない。
患者さんから電話。
薬を受け取りに行った奥さんが、まだ帰ってこないと。
確かに1時間ほど前に薬を受け取られましたが。
ちょっと心配。
こういう時って、どの程度正確に答えて良いものなのか。
曖昧な記憶で答えてトラブルになっても困るし、正確に答えてトラブルになっても困る。
以前に膀胱炎の相談にいらして、猪苓湯(ちょれいとう)を案内した患者さんから、病院で処方された薬を揃えておいて下さいと頼まれた。
病院から処方されたのは、猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)という漢方薬。
また、珍しい物を処方されたな。
膀胱炎の人で、皮膚が乾燥していたり色艶が悪い場合に用いるものの、そう出番の多い漢方薬ではない。
というのも、後半の四物湯というのが漢方薬の中では基本処方で、その名前の通り地黄(ジオウ)・芍薬(シャクヤク)・川きゅう(センキュウ)・当帰(トウキ)という四つの生薬から成っているこの漢方薬に、何かを足したり、あるいは他の生薬と入れ替える事で、さまざまな処方に姿を変えるため、四物湯を合わせた物より、別な漢方薬を選ぶ機会の方が多いのだ。
漢方薬に詳しい医師に診てもらったのかもしれない。
この機会に、ネットでの取扱商品に加えてみるかな。
「オリンピック、早く終わらないかねぇ」と奥さん。
「ホントにねぇ」と私。
テレビ番組が、このせいで時間が繰り上がったり、通常のニュースが短縮されたり。
楽しみにしてる人のための番組作りは分かるけど、興味の無い人のための番組も作っておくれよ。
近所のビデオレンタルショップなんか、この期間の稼働率のいいこと。
やっぱり退屈してる人がいるようで、早く終わってくれないと借りたい物も借りられない。
≪育児日記≫
今日は、カラオケにママ友と行った。
しかししかし、とても大変だった。
次郎はおとなしいのだが、他の子はよほど珍しいらしく、キッズルームで暴れまくる。
じっとしていられないので、身体を押さえながら歌っていた。
それでも、他の人は久しぶりだったらしく、気持ち良さそうに歌っていた。
年代が同じくらいなので、歌われる曲はみな知っていたので良かった。
誰も、ぜんぜん私の知らない曲というのを歌わないようだったので、好みの曲が一緒だということが分かった。
特にアイドル系(昔の)が好きなようで、ほんと可愛く歌ってくれるのが印象的だった。
しかし、本当に子供を見ながらというのは大変なことを改めて実感した。
次郎は、何かカラオケの画面を食い入るように見てたので、あまり気にしないで済んだので良かったけど。
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◆2月22日(水)/2006年◆
ビール酵母の健康食品を買いにお客さんが来店。
もうブームも去って、売れ残った物を買っていただけるのは有り難い。
でも、今頃に人に勧められてというのも、どうなんだか。
「薬飲んでるんだけど、大丈夫?」と尋ねられた。
そう訊かれるのは良くある事。
それで何を飲んでるのかを尋ねると、「分からない」という返事なのもいつもの事。
飲み合わせを気にするのに、何を飲んでるかは知らないというのは、どういう事なのか未だに分からず。
葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)と柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を買いに患者さんがいらした。
やはり、花粉症が始まっているようだ。
柴胡桂枝湯は、直接には花粉症には関係が無いが、免疫機能を正常に保つ働きがあるため、過剰に防衛するせいで発症するアレルギー性疾患に有効。
お母んが商店会の旅行から帰ってきた。
ちょうどそこに近所のMさんが化粧品を買いにみえた。
お土産に買ってきていたという湯飲みを渡していた。
すると、後でお返しにイチゴ大福をいただく。
これは私が貰ったぞ(⌒▽⌒)
近所のSさんがいらして、何故だかゆで卵をもらった(・_・)
今夜の夕食にするか。
子供の鼻水の相談で、お客さんがいらしたので小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を案内したものの、念のために症状を尋ねておいた。
すると、寒いと言ってるという。
それは、本格的な風邪になるのではないか。
しかし、裸で遊んでいるそうな(苦笑)
とはいえ、花粉症でないのなら風邪対策として、麻黄湯(まおうとう)を使った方が良いでしょうと勧めた。
胃が痛くなった後に腸が痛くなるという相談を患者さんからされた。
寒気ではなく、全身が寒い感じがするという話から、真武湯(しんぶとう)を案内。
以前はそんなに売る機会のある漢方薬ではなかったのだけれど、ネットで購入していただいた患者さんから服用後のレポートが届いて、それで勧めているうちに意外と適応する人が多い事が分かった。
病気が治ってしまえば、そのまま店頭に来なくなるというのは当たり前の話ではあるものの、そうやって服用後の経過を教えてもらえると、他の患者さんのためにも役に立つので有難い。
東京都豊島区で推進していた『放置自転車等対策推進税』について、区長が区議会の答弁で「廃止も選択肢」と述べたという記事をネットで見つけた。
元々は同区での駅前における放置自転車が多いため、その対策費を捻出するために区内に駅がある鉄道5社に対して、乗客1千人につき年間740円を課税する法定外目的税で、新年度から実施の方針だった。
しかし、この税金徴収に反発しつつも鉄道5社が最近になって、駐輪場用地の無償提供などを提案し、これが整備目標の自転車の半分以上を鉄道会社の提供用地で整備可能となった事から区も方針転換の可能性を示唆したらしい。
なんだ、やりゃあ出来るんじゃん。
でも、駐輪場の運営者とか担当者も、ちゃんと“整備”してくれないとね。
うちの最寄り駅の駐輪場なんか、千円札を出す程度で怒鳴る、ものすごく感じの悪い人が経営してて、使いたくないんだよね。
なのに周囲の土地を持ってる地主なもんだから、選択肢が無い。
陸上自衛隊第1空挺団所属の2等陸曹が、万引きで警察に検挙され、停職40日の懲戒処分を受けていた事が分かったというニュース。
この2曹、「家族の反対にあい、イラクに行きたくなくなったからやった」と供述してるらしい。
まぁ、派遣には本人と家族の同意を求めていて、強制する事はないというのがタテマエだとは分かるけど、職業を選んだのは自分でしょ。
自分で選んだからこそ、自衛隊員には感謝する。
それがこんな、中学生が学校に行きたくなかったからみたいな方法では、同情もできません。
せっかく自衛隊員なんかだから、武装蜂起とか、もう少し大きな問題にすれば評価もできるのに。
とか思ったら、こんなニュースも。
今朝の9時20分頃に、兵庫県福崎町大貫の中国自動車道上り線で、大型トラックが陸上自衛隊のトラックに追突し、車外に放り出された陸士長が死亡したという。
事故の状況は、陸自隊員約20人がトラックなど計4台に分乗し1列で走行中に、大型トラックが車列に割り込もうとして陸自の先頭車両に追突し、追突された陸自トラックがガードロープを突き破り、道路沿いの建物に衝突したのだとか。
うーむ、自衛隊の車列に割り込みをするとは。
舐められてますな、自衛隊。
≪育児日記≫
今日は“猫の日”だった。
テレビでもさかんに猫の映像が映っていた。
次郎にそれを見せながら、「ネコ、ニャンニャン、可愛いねぇ」と言いながら教えてると、指差しながら次郎も「ニャンニャン」と少しは言葉を話すようになったみたいだった。
次郎は、たぶんこちらが言ってることで、だいたい半分くらいは、分かるようになったのかなと思うけど、もっといろいろお話ができるようになってもらいたくて、このごろ絵本の読み聞かせなど意識してするようになった。
特に『2才だもん』という、前に義母が買った本を見せていて、最近では、それを次郎が読んでと持ってくるようになった。
………猫の言葉を教えてどーする(笑)
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◆2月23日(木)/2006年◆
いけねぇ、タカラはトミーと合併して昨日で上場廃止だったんだ。
株を売っておくのを忘れた……。
一応、合併だから新会社のタカラトミー(ネーミングンスが先行き不安にしてくれる)の株に自動的に交換されるものの、合併発表時の株価は、トミー1,921円に対して、タカラ495円だったから、交換比率が1:0.178なんだよなぁ。
交換後にすぐに売るか、それとも合併後の新製品発表に期待して持っておくべきか、迷うなぁ。
関節痛の相談で患者さんが来店。
痛み止めとして使うのには麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)が適している。
しかしお話からすると、中長期的に治そうと思っているようだったので、疎経活血湯(そけいかっけつとう)の方を使ってもらう事にした。
午後に広報部会に出席。
編集作業を簡略化しているので、以前よりはだいぶ楽になった。
時間的に、雑談する余裕もできた。
雑談は、次の企画を立てたりする時に重要な時間である。
その中で、子育てに関する講演会の話が出たので、私からは昨年の汐見氏の講演会のような、内容はともかく聞く側の態度が好ましくないのは今後の課題ではないかと話した。
(2006年1月11日の日記参照)
そりゃ私も、早期教育に躍起になっている親の様子などを知るにつけ、「おかしい」とは思うけれど、自分と違う子育てをしている人を笑う資格は無いだろう。
早期教育の成果も弊害も、まだ研究途中で、単に「自分が未経験」だとか「自分の理解の外」でしかない訳で、テレビのワイドショーなどで観て無責任に笑うのなら良いとしても、わざわざ講演会にまで足を運ぶという事は少なからず興味があり、自分や世の中の子育てに役立てたいと思って参加しているはずと仮定すれば、他の教育の例は笑うような話ではないと思う。
事務局長のK氏は、汐見氏は机上の研究にとどまらず実践していると言っていたけれど、実践をしている人ほど、自分の活動に自信があるものだから、他の子育て方法を見下す傾向が強い。
私は、その人間性の方が信頼できない。
八味地黄丸(はちみじおうがん)を買いに患者さんがいらした。
以前に前立腺肥大の治療に病院から処方されていたそうで、念のために現在の状態を尋ねて確かめておく。
結構、乱発されやすい漢方薬なので。
一つの目安は口の渇きと、上半身ののぼせ症状。
この場合の“のぼせ”といのは、本当の熱ではなく虚熱による“のぼせ”である。
ところがこれを、本当に上半身に熱が篭っているような人にも処方されて困る。
熱を出す元があって発熱するのと、冷やす作用のある水分が不足して発熱するのとでは当然ながら治療法も異なるのに。
今回の患者さんは適応するようなので、そのまま渡した。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)を咳の予防にと買っていく患者さんが、このところ多い。
「咳には麦門冬湯を」と勧めてきた成果もあるだろう。
特に、風邪をひいた後の肺の乾燥で咳が残ってしまい困っているという人が、一度試してみて効果を感じてくれている模様。
次郎が、化粧水ではなくローションをドバーと出してしまった。
ポンプ式だったのだ。
手を差し出して拭いてくれという仕草。
それが理解できるなら、イタズラしないというのも理解してくれんかな。
昼間の暑さが嘘のよう。
風がだいぶ冷たくなり、天気予報では明日、雪がチラつくとか言っていた。
シャッターを下ろそうとすると、親子連れのお客さんがいらした。
中学生の娘さんが風邪気味だという。
でも熱は36度。
ううん、平熱ではないのか。
麻黄湯(まおうとう)と地竜(ぢりゅう)を勧めた。
レンタルしてきた『逆境ナイン』を観た。
http://www.gk9.jp/
ここのところ、ネタバレ警報を発令する必要の無い作品ばかり観ているような気がする。
別に悪くはないが。
そして作品自体も悪くない。
原作漫画の実写映画化としては、キャスティングも構成も文句は無い。
原作を知らずに観れば、コメディ映画として納得できるのではないか。
日ごろ私は、映画は映画としての評価のみするべきで、原作とは別物というスタンス。
それでも今回ばかりは思ってしまう。
「迫力が足りん!!」と。
キャラが宙を舞うシーンとか、バットにへばり付く男魂(おとこだま)とか、そういう所はCGやエフェクトで工夫していたが、肝心の主人公である不屈闘士(玉山鉄二)や野球を知らない監督、榊原剛(田中直樹)のセリフのシーンでは漫画的過ぎて、原作の漫画の迫力が出ていないというヘンテコな事になっていた。
島本和彦氏の漫画といえば、その「読んでるだけなのに殴られてる」ような、ガーンとくる迫力のあるセリフの使い方が特徴なのに、それが再現されていないのが残念。
その迫力に思わず読んでいる方が、手の甲で「んなアホな」とツッコミを入れるのではなく、裏拳で「アホかーい!!!」と叩き返したくなるくらいの迫力を再現してくれないと、原作付を映画化した意味が無いのではないかと。
そんな不満も、先に書いたようにコメディ映画として観れば、及第点。
特に月田明子(掘北真希)がイイ味出している。
可愛いだけじゃない演技力も垣間見え、爆発後に髪が逆立つなんて馬鹿な姿も晒してくれて、こりゃお得。
撮影当時は15歳だったそうだけれど、後年のブレイクは当然といった感じ。
そういや、実は榊原が登場した時、誰だか分からなかった。
「ココリコの遠藤じゃない方だよ」と奥さん。
俺も思い出せん(笑)
エンディングのクレジットを見て、田中だと分かった。
そして奥さんの感想は、「藤岡さんが主役みたい」との事。
いや、ホントにそう思う。
校長先生の役が藤岡弘、氏で、完全に特別扱い。
そうそう、島本先生が試合の解説者として出演してます。
アニメ版の『炎の転校生』と同じ役どころ。
あのテンションを観れたのは嬉しい。
それだけに、作品にあのテンションが足りなかったのは、やっぱり惜しい。
島本先生が発行した同人誌では、企画が通るまでの話が面白く描かれていたな。
それこそ、映画の本編よりも面白いくらいで。
監督は『海猿』の羽住英一郎氏。
http://www.umizaru.jp/
当初、『逆境ナイン』なんてマイナーな漫画の映画化など認められないとプロデューサーに蹴られ、「これが逆境だ!!」と逆に燃えたとか。
ところが芸能界に隠れ(?)ファンがいて、映画化するなら自分も出演したいと名乗り出る人がいたり、協力したいという申し出があり、映画化のゴーサインも出ていないのにプロデューサーに「キャストが決まりました」なんて報告するシーンは、誇張だとしても面白い。
「な、なんで許可してないのに出演者が決まってるんだよ」
果ては、正式には決まっていないうちに原作者の島本先生に、映画化が決まったかのように挨拶に行ってしまうというエピソードに、島本先生の漫画みたいだと笑い転げた。
後で調べたら、増ページ版がDVDのスペシャルエディションに特典として付いていて、本編も未公開シーンが足されているというのが分かった。
うー、欲しい!!
でも、なんかメーカーの策略にノセられてるかのようで嫌。
どうしよう………。
ところで、『クレヨンしんちゃん』が、中学生の公民の教科書3冊に採用される事が決まったそうだ。
載るのは、帝国書院、東京法令、扶桑社の3社で、帝国書院の『社会科 中学生の公民』では、家族構図の解説ページに『ちびまる子ちゃん』と並んで掲載されるとか。
「子供に見せたくない番組」のワースト1にも選ばれたのに教科書に載るというのは、ファンでもないのに嬉しいと少し思ってしまう。
ただ、あくまでアニメ版が載るという事らしく、毒のある原作版は駄目なのねと寂しくもあり(笑)
チャットでは、久しぶりに女子大生のRちゃんとお話。
もうすぐ卒業だそうだ。
ふえー、中学生の頃から知ってるけど、なんか驚くなぁ。
メールで最近の写真を見せてもらう。
可愛く育っていて、宜しい(^-^)d
は、裸は……(´¬`)?
と言ってみる。
「好きな人以外に見せたらだめ」との返事。
「ぎりぎりセーフやよ(・∀・)」と付け足されたが。
なんだよ~、ギリギリかよ~(/_;)
「あの頃は、やっかいな人を好きになったなぁ」って思ったそうである。
もう3年以上前の話。
でも、「やっかい」とはナンジャラホイ?
訊くと後悔するか(笑)
でも訊いてみた。
すると、「ほかに女がいるからに決まってます(笑)」と言われた。
今は減ったぞ~。
≪育児日記≫
今日は、いきなりグリーンセンターに午後から行きたくなったので、友人を誘う電話をしたら、何か忙しいらしくって断られてしまった。
だから、その辺を散歩でもしようと思い次郎を連れてった。
マルエツにも寄って買い物をしたりした。
次郎は、ほんとに車とか好きで、駐車場があるとすぐにそちらの方に行ってしまう。
そのつど私は、肩を落としながら「ハーア」と溜息をついてしまう。
なかなか目的地には着かないしで困ってしまう。
けど天気は良かったので、まぁ少しは気分転換にもなった。
帰ったら掃除しようと思い、少しはハリキってしまう自分に気がついた。
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◆2月24日(金)/2006年◆
午前中は、運営会議に出席。
中高生の活動に参加できない人のフォローをどうするか。
もう少し小さい単位で活動しても良いのにと思う。
私が中高生サークルを率いていた頃には、仲間を増やす事が目標だったけれど、中高生のメンバーが増えた今は、少人数の単位に分かれて小回りが効くようにするのも必要だろう。
でないと、学校の部活や塾などで活動に参加できない子は、どんどん目が届かなくなり、繋がりが薄れてしまう。
昼食に、奥さんに頼まれ『モスバーガー』を買って帰る事にした。
私は、ライスバーガーのカツカレーを。
今まで無かったのが不思議なくらい。
マンションに帰ってから食べたら、これが大正解。
定番メニューに残ってくれるといいな。
海外からの注文を本格的に受けるようになり、ポツポツと入る。
しかし、発送するたびにドッと疲れる感じ。
そして、無事に届いてくれと祈るばかり( ̄人 ̄)
引ったくりに遭ったという患者さんからの相談。
幸い何も盗られなかったが、鞄を勢い良く引っ張られたせいか、首の筋を違えてしまったらしいとの事でお気の毒。
五積散(ごしゃくさん)を試してみてもらおう。
むち打ち症に使う事もあるので。
次郎が、店の電卓を床に投げつけて壊した。
ここぞとばかりに叱る。
さぁ、泣けΨ(`▽´)Ψ
麦門冬湯(ばくもんどうとう)を買いに高齢の患者さんが頻々。
やはり、ここのところ冷え込んで空気が乾燥してるせいだろう。
葛根湯(かっこんとう)を買いに患者さんが来店。
風邪の初期という事だったが、寒気も無い熱感も無い頭痛や頭重も無いの無い無い尽くし。
唯一、咽喉が少し痛い感じと、痰が絡むという症状があるという。
むっ、それだと葛根湯は熱の発散のために体内を乾燥させるから合わないかも。
麦門冬湯ではいかがでしょう。
しかし、前に効いたからと葛根湯を求められる。
うーんうーん、いいのかなぁ。
「そんなに悩まなくていいよ」と言われた。
いやぁ、そうもいきませんし(^_^;)
結局は葛根湯を買っていかれた。
心配だ。
ライブドアの堀江貴文前社長が自民党の武部勤幹事長の次男への3千万円の送金を指示したとするメールの問題で、議員辞職の意向を示していた民主党の永田寿康衆院議員が過労で入院したというニュース。
雲隠れするのに入院なんて、そんな漫画みたいな事を(笑)
自民党の常套手段を民主党がするとは。
お株を奪ったね。
民主党の執行部は、辞職問題を先送りして批判の沈静化を図りたい考えのよう。
うーん、命が危ないんじゃないかね永田議員。
このまま消されちゃうんじゃあるまいか。
病院に刃物を持った男が乱入してくるとかして。
≪育児日記≫
今日は、旦那が午前中に出かけたようで、モスバーガーを買ってきてもらった。
モスチーズが食べたかったので、それを頼んだ。
でもって次郎って、けっこうファーストフード系も大好きみたいで、ほうっておくとポテトなんかいっぱい食べちゃうんだよね。
油っこいものばっか……。
誰に似たのだろうと思う。
それを発するといつも旦那が、「オマエだ」とか言う。
でも、やっぱりオイシイから仕方ないよねーとも思う。
そんなこんなで、次郎は私のそばでニコニコとしているので、コイツ何を考えてんだか……と思ったりすることが、このごろ多くなったりしてるのだった。
………モスバーガーが美味しい事に異存は無いが、化学調味料の味と天然の調味料の区別はつけよーよ。
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------------------------------------------------------------------------胃腸の働きを良くする
基礎データー
性別:女性
年齢:45歳
身長:163cm
体重:───主訴
胃腸の働きを良くしたかった特徴的な体質
アレルギー体質、腸弱し生活環境
症状分析
服用した漢方薬
真武湯(しんぶとう)弁証
治法
服用期間
1週間服用後の経過
風邪による下痢が改善され、その後も腸が弱かったのが丈夫になった。身体が温まって、代謝が良くなった。※この症例は、あくまで参考資料です。同じような体質、同じような症状でも、同じ結果になるとは限りません。
こじれた風邪
基礎データー
性別:女性
年齢:30代
身長:───
体重:───主訴
風邪がこじれてから、熱は下がったが、とにかくしんどい。
フラフラして、下痢をする。尿量が減少。手足が冷える。特徴的な体質
やや痩せ型で、虚弱。食事の量は少ないと思う。生活環境
自営業者で、年末の非常に忙しい中で風邪をひいた。
そのまま年を越してしまった。症状分析
風邪をひいている途中で体力を失い、完全に回復するための抵抗力が弱いと考えられる。
体を温めつつ、胃腸を養って抵抗力を取り戻す必要がある。弁証
治法
服用後の経過
両方を合わせて服用したところ、3日間で完治。※この症例は、あくまで参考資料です。同じような体質、同じような症状でも、同じ結果になるとは限りません。
≪第1回≫麻黄附子細辛湯
漢方薬症例クイズ≪第1回≫
実際の症例を元に、患者さんの症例データーを提示します。
“書いてある内容”から推理して、適応すると考えられる漢方薬の名前を当てて下さい。
基本的に当店で扱っている漢方薬としますが、解答としては必ずしも限定しません。「なるほど、その方法もあるか」と思われる解答であれば、正解とする事があります。(生薬のみや民間療法などは除外します。)
正解者の中から、抽選で2名様に『サトちゃんチョークバック』を進呈いたします。
絶対の正解というものはありませんのであくまで、“あそび”として楽しんでいただければと思います。
皆様の参加をお待ちしています。(終了しました)サトちゃんチョークバック
ベルトなどに取り付けるチョークバックです。
写真では、350mlのペットボトルを入れてみました。
結構便利に使えます(⌒▽⌒)募集期間:2月14日(土)~29日(日)
正解発表:3月3日(水)問題
65歳、女性。身長150cm、体重50kg。
主訴は、クシャミ、鼻水、鼻づまり、悪寒。
顔色は蒼白く、舌はやや白い程度。悪寒が背中から全体にかけてするという。
咽喉(のど)の痛みは無く、食欲は少ないが、熱はあまり高くないとの事。
季節は冬。関東地方の平野部に住んでいるが、雪が降った日の翌日から症状が始まった。正解
正解は麻黄附子細辛湯です。
正解者の中から抽選でという事でしたが、単品で正解した方が2名のみでしたので、そのまま当選者といたします。
当選したのは、以下の2名の方です。おめでとうございます。
※PzGr様…選んだ理由:悪寒、鼻水、顔色悪いかな?
※アヤ様…選んだ理由:悪寒がひどく風邪に似た症状もあるので。解説
通常、上半身が冷えるとクシャミや鼻水となり、上半身に熱が篭ると鼻づまりとなります。
この時点で主に候補となる物としては、クシャミや鼻水には葛根湯や小青龍湯、鼻づまりには葛根湯加川きゅう辛夷か辛夷清肺湯などがあるでしょう。実際、解答の中では葛根湯が一番多く、次いで小青龍湯となっていました。
ここで迷うのは、患者さんは鼻水と鼻づまりの両方の症状がある事です。対処療法としては、それぞれの症状ごとに小青龍湯と葛根湯加川きゅう辛夷を交互に飲むという方法もあります。
しかし、問題の中ではさらに悪寒があり、雪が降った翌日からという注目するべき点があります。つまり、“冷え”が強いという事です。
もう1つ気になる事としては、熱はあまり高くないという点です。葛根湯を推す人の中には「風邪の初期のようだ」と予想した人もいましたが、すでに鼻に症状が出ており、食欲が少ない事、年齢が年寄りという程ではないものの中年以降である事から体力的な衰えを考慮すると、これから熱が出る初期というよりは、体力的に“熱を出す事ができない”と考えられます。
以上の事から、この患者さんには麻黄附子細辛湯を用いました。補足
温めるという目的で麻黄附子細辛湯と小青龍湯を併用するという解答もありましたが、今度は温まり過ぎて気分が悪くなるかもしれません。まずは、どちらか一方で様子を見るというのが良いでしょう。
また、風邪の中期から後期ととらえて柴胡桂枝湯と小青龍湯を併用するという解答もありました。胃腸や肝臓を養いつつ温めて体力をつけさせるという着眼点は良いと思います。
今回のクイズでは生薬の成分には触れませんでしたが、麻黄附子細辛湯と小青龍湯の組み合わせでは麻黄(まおう)という生薬が、柴胡桂枝湯と小青龍湯の組み合わせでは柴胡(さいこ)が重複してしまい、あまり好ましくありません。漢方薬を複数用いる場合には、この生薬の“重複”に気をつける必要があります。逆に生薬を重複させて特定の効果が高まる事を期待するという使い方もあるので、その辺りはお店で相談するようにしましょう。
真武湯と柴胡桂枝乾姜湯という解答もありましたが、今回の場合は問題の中でそこまでの衰弱や胃腸虚弱である事を示すものはありませんので、残念ながら除外となります。
それと、解答で多かった葛根湯は「風邪の初期には葛根湯」というイメージが定着しており、それ自体は確かなものの、この“風邪の初期”というのがなかなか曲者です。ウチのお店にも「風邪のひき初めで」と言う患者さんが来るのですが、大抵は鼻に症状が現れていたり咳が出ていたりして、すでに初期を過ぎているという事が多くあります。
定まった説がある訳ではありませんが、葛根湯の効力から考えると「頭が痛い……ような気がする」とか「寒気がする……かな?」という状態を初期と考えて、その段階で服用する方が効果的です。風邪の治療として使う場合は、症状が出てからでは葛根湯は遅いと思っておいて、風邪をひいた気がする段階で服用ようできるように普段から持ち歩いておくのが良いでしょう。解説:北村俊純
参加者コメントより
犬山しんのすけ:どうしても小青龍湯に目が行ってしまいまし。また、紫胡桂枝湯には、悪寒を抑える働きがあるとの事ゆえ、併用で。うぅん、やっぱりお薬の道は深い(^^;
一度目につくと、ついつい捕らわれてしまうんですよね。私も「コレにはコレ」という癖がつかないように気をつけたいと思っています。(北村)morikawa:漢方薬の名前を漢字で入力しようとしたが挫折しました。ひらがなで入れるのもひと苦労。このHPを作った人はすごい! どう入力すればみたことない漢字をあんなに並べられるのだろう。
日本語入力のユーザー辞書に地道に登録していきました(^_^;)(北村)第13回 「食事が原因になる病気PartⅡ」
食事の不節制がおこす病気と、それを調節する漢方薬
食事の不節制は、脾や胃腸を障害します
飲食物は、脾や胃腸によって消化・吸収され、気・血・津液をつくります。
したがって食事の不節制は、脾や胃腸を障害したり気・血・津液の生産や代謝を失調させ、ひいては全身に影響を与えます。
しかし食事の不節制のしかたによって、どのように脾や胃腸が障害されるかが違ってきます。
漢方では食事の不節制を、摂取量の不節制(過食や食べなさすぎ)、偏食(なまものや冷たいもの・辛くて熱いもの・油ものや甘いもの)、不潔なものの飲食などに区別しています。過食によっておこる病気
過食は「食積」を起こします 一般に過食(食べすぎ)とは、自分の脾胃の消化・吸収能力を超えた量の飲食物を摂取することをいいます。
たまに一度や二度暴飲暴食をしても、脾胃の機能はすぐに回復しますが、過食がたびかさなると、消化・吸収もされず、排泄もしきれなかった飲食物が蓄積してしまいます。
そして、この蓄積したものを「食積(しょくせき)」または「食滞(しょくたい)」といいます。
子どもは食欲を自制して食事をコントロールすることが困難なため、比較的食積をおこしやすく、これをとくに「疳積(かんせき)」といいます。
また、生活習慣が夜型になって、深夜寝る前に食物を口にする人が増えていますが、これも消化が悪く、食積の原因になります。
食積があると、お腹や胃の膨満感・腹痛・胸やけ・ゲップ・悪心・嘔吐・油ものなどの臭いをかぐと気分が悪くなる・酸っぱい水が口に上がる・大便がスムーズにできらない・舌の上に厚い苔がつくなどの症状がおきます。
食積を治す漢方薬
食積には「消食剤」を使用します
食積には、消化を促進して滞っている食積を排除する「消食導滞(しょうしょくどうたい)」という方法で治療しますが、漢方薬では「消食剤」という分類の処方を使用します。
代表的な漢方薬には、次のものがあります。
1.保和丸(ほわがん)…過食による消化不良に用いる、もっとも代表的な処方です。食積の説明で紹介した症状のどれにも有効です。
2.木香檀榔丸(もっこうびろうがん)…保和丸よりも腹に熱がたまって、お腹の脹りや痛み・下痢または便秘などの症状が強まり、舌の上の苔が黄色くない人に使用します。
3.枳述丸(きじゅつがん)…食積が慢性化したために脾胃の機能が低下して、食欲が減退しはじめた人に使用します。食べなさすぎによっておこる病気
飲食物の摂取量が少ないと、気血が不足します
現代の日本は豊かですから、一般的には食事が取れないということはほとんどありませんが、女性がウェイトコントロールのために食事を制限することはよくあることです。
飲食物を取る量が少なすぎると、栄養分の絶対量が不足して気・血が充分につくれなくなり、疲れやすい・倦春感が強い・頭がボーツとする・めまい・立ちくらみ・息切れなどの症状が現れます。
そしてこの状態がさらに悪化すると、脾胃の気も不足して消化機能が低下し、今度は本当に食べられない「拒食」状態になってしまいます。拒食を治す漢方薬
拒食には脾胃の気を補う「補気剤」を使用します
まだ気・血の消耗は少なく、ただウエィトコントロールのために食事を制限している人の場合は、無理をしないようにアドバイスするだけで、あえて漢方薬で治療する必要はありません。
しかし「拒食」状態になると、脾胃の気を補って消化・吸収機能を活発にする「補気健脾」という治療をして気・血の生産を促してあげないと、自力では回復することができません。
補気健脾に使用する処方は、「補気剤」に分類されています。
代表的なものには、次のものがあります。
1.四君子湯(しくんしとう)…補気剤の代表的な処方です。
顔色が白い・立ちくらみ・倦怠感が強い・食欲不振・軟便で下痢しやすい・息切れしやすい・脈に力がない・舌の色が淡いなどの症状に使用します。
2.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)…四君子湯を使う症状に加えて、気・血が頭に昇らずめまい・脱肛がおきたり、気が消耗して微熱がでているようなタイプに使用します。私は、これが手放せません(^_^;)
3.帰脾湯(きひとう)…四君子揚を使う症状よりさらに血の消耗が激しく、動悸やめまい・月経過多・無月経・不眠などの症状をともなうタイプに使用します。なまものや冷たいものの偏食によっておこる病気
なまものや冷たいものは、お腹に「寒湿」をためます
冷たいものばかりを好んで食べていてお腹を冷やしてしまった経験は、誰もが一度や二度はあることと思いますが、漢方では生物(なまもの)も同じように冷えの原因になると考えます。
したがって、日頃から生野菜・さしみ・清涼飲料水などを好んで飲食していると、しだいに「脾陽(ひよう)」(脾胃を温めて運化機能を活発にする陽性の気)が障害されて、胃腸内に「寒湿(かんしつ)」といわれる冷たい水分が停滞してしまいます。
寒湿が胃腸に停滞し脾陽を障害すると、胃やお腹が冷えて痛んだりつかえる・食欲の減退・軟便・口から清水があふれでる・頭や体が重だるい・手足の冷え・むくみ・舌に白くねっとりした苔(白朕苔)がつくなどの症状がおきます。
胃腸の寒湿を取り除く漢方薬
胃腸の寒湿には「社湿剤」を使用します
胃腸に停滞した寒湿を取り除くには、脾胃を温めながら湿を乾燥させたり除去したりする「燥混和胃」や「温化水湿」という方法で治療を行います。
使用される漢方薬は「去湿剤」に分類されるもので、代表的な処方には次のものがあります。
1.平胃散(へいいさん)…寒湿が脾胃に滞って、胃痛・胃腸の膨満感・食欲減退・悪心・嘔吐・軟便・身体が重い・舌に自蹴苔がつくなどの症状に使用する処方です。
2.苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)…胃腸に停滞した寒湿がみぞおちから胸脇(きょうきょう)に影響して、動悸・みぞおちや胸脇のつまり・息切れなどの症状が現れる人に使用します。
3.真武湯(しんぶとう)…平胃散のタイプより脾陽や腎陽の衰退が著しく、上肢や下肢の冷えやむくみ・下痢などの症状が顧著に現れている人に使用します。
4.香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)…平胃散のタイプより脾気の衰退が著しく、食欲不振・倦怠感・疲れやすいなどの症状が顕著に現れている人に使用します。そのほか、五苓散(ごれいさん)・理中丸(りちゅうがん)・二陳湯(にちんとう)なども使用することができます。熱くて辛いもの(辛辣)の偏食によっておこる病気
辛辣の偏食は、水分を乾燥させて熱状態を起こします
キムチやカレーのような熱くて辛いものを「辛辣(しんらつ)」といい、身体を温める作用がありますが、反対に食べすぎると水分を乾燥させて熱状態をおこします。
したがって、これらばかりを偏食していると、胃や腸に熱がこもり乾燥して潤いがなくなるために、口渇(のどが渇き、水分を欲する)・胸やけ・口臭・歯痛・歯ぐきの出血・胃痛・便秘・痔出血・舌は赤く黄色い苔がつくなどの症状が起きます。
胃腸の熱や乾燥を治す漢方薬
胃腸の熱や乾燥には「清胃熱剤」や「潤燥剤」を使用します
胃腸の熱(「胃熱」という)や乾燥を取り除くには、胃腸を冷やしたり乾燥を潤したりさせる「清胃潟火」や「滋陰潤燥」という方法で治療します。
使用される漢方薬は「清胃熱剤」や「潤燥剤」に分類されるもので、代表的な処方には次のものがあります。
1.清胃散(せいいさん)…胃の熱が顔や頭に上昇して、前頭部の頭痛・口渇・胃痛・胸やけ・歯痛・歯ぐきの出血・口臭・舌は赤く黄色い苔がつくなどの症状に使用します。
2.玉女煎(ぎょくじょせん)…清胃散を使う症状より潤いが少なく乾燥が著しい人に使用します。そのほか糖尿病で喉が渇きお腹がすいてしようがない人は、胃熱が強いタイプの糖尿病であり、この処方の適応範囲になります。またこのタイプの糖尿病で比較的初期の人には、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)がよく用いられます。
3.増液承気湯(ぞうえきじょうきとう)…熱によって胃腸の潤いが失われ、便が乾燥してでなくなった便秘に使用します。4.槐角丸(かいかくがん)…胃腸の熱が下がり、肛門が腫れて持出血をおこしている人に使用します。
肥甘厚味(油もの・甘いもの・味の濃いもの)のものの偏食によっておこる病気
肥甘厚味のものは、お腹に「湿熱」をためます
油もの・甘いもの・味の濃いものを「肥甘厚味(ひかんこうみ)」といいます。
日頃、肥甘厚味のものやお酒を好んで多量に飲食していると、しだいに胃腸に湿気と熱が結合した「湿熱」という不要物が停滞してしまいます。
湿熱が胃腸に停滞すると、胃部のつかえ・お腹の脹りや痛み・むかつき・顔や肌が黄色くなる・大便がねばつく・小便が黄色い・身体が重くだるい・分泌物の多い湿疹ができやすい・口がねばる・舌に黄色くねっとりした苔(黄朕苔)がつくなどの症状が現れます。胃腸の湿熱を取り除く漢方薬
胃腸の湿熱には「清熱社湿剤」を使用します
胃腸に停滞した湿熱を取り除くには、胃腸を冷やしながら湿を除去する「清熱去湿・和胃」という方法で治療します。
使用される漢方薬は「清熱去湿剤」に分類されるもので、代表的な処方には次のものがあります。
1.連朴飲(れんぼくいん)…湿熱が胃腸に潜伏して、吐いたり下痢したりする・胃や胸がつかえてむかつく・舌に黄膩苔がつく・小便が黄色くなるなどの症状に使用します。
2.黄連五苓散(おうれんごれいさん)…これはよく二日酔に使われる処方で、水湿を除去する五苓散と清熱解毒の作用がある黄連解毒湯を合わせたものです。半夏潟心湯(はんげしゃしんとう)も代用されます。
3.棋実導滞丸(きじつどうたいがん)…湿熱を発生する飲食物がお腹に停滞して、胃やお腹が賑って痛む・下痢または便秘をする・舌に黄膩苔がつくなどの症状に使用します。
4.茵陳蒿湯(いんちんこうとう)…黄疸・お腹が少し脹る・口渇・小便の出が悪い・皮層のかゆみ・舌に黄膩苔がつくなどの症状に使用します。
5.健脾丸(けんぴがん)…棋実導滞丸を使用するタイプが慢性化したことによって脾胃の機能が減退し、食欲不振・胃やお腹のつかえ・下痢などの症状を起こしている場合に使用します。不潔なものを飲食した場合
不潔なものを飲食すると、食あたりや食中毒を起こします
不潔なものの飲食とは、食当たりや食中毒などにあたるものです。
漢方でも芍薬湯(しゃくやくとう)や白頭翁湯(はくとうおうとう)などの処方がありますが、これについては伝染病などの問題もあり、現代医学の処置を必要とすることが多いので、ここでは割愛することにします。
ただし、これによって体力が著しく消耗し回復が思わしくないような人の場合は、漢方の出番となりますのでご相談下さい。