お客様が『柴胡桂枝湯』をレジに持っていらして、嘔吐と下痢をしている高校生に適用するか訊かれたので、最適ですとお答えした。 ただ、現に吐いているとなると、一包を普通に水で飲んでも吐いてしまうと考えられるため、小皿にお湯で溶いてスプーンで少しずつ舐めるように服用する方法を教えた。 口内炎の棚を見ていたお客様から、口唇ヘルペスの薬を探してると言われたので、置いていないことを伝えた。 二日ほど前から痛…
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「胆嚢が痛い」に困惑
外国人のお客様が来店し『硫酸マグネシウム』を求められたが置いていないため、 『酸化マグネシウム』を案内した。 どちらも排便を目的としていて、働きは似ているから代用は可能。 ただ、厳密には『硫酸マグネシウム』の方が速効性があり、『酸化マグネシウム』は胃酸を中和する働きもあるため、用途が少し違うけれど。 すると、ロシア人なのかスマホの翻訳機能で「胆嚢が痛い」と言われ、痛覚神経の無い胆嚢が痛むことはな…
併用が大丈夫な薬でも無駄にならないかにも注意を
お客様から喉の痛みに『エスタックイブ』を飲んでいて、『パブロンのどスプレー365』を使って良いか尋ねられた。 その組み合わせに問題は無いものの、同時に使ってもあまり意味は無いかもしれないとお話しした。 というのも、お客様は喉の痛み以外の症状は無く、『パブロンのどスプレー365』は消毒薬であって炎症を抑える物ではないから。 お客様には、咳止めや鼻炎の成分も入った『エスタックイブ』を中止して、喉の痛…
病気の流行で季節の移り変わりを感じる
お客様から抗菌目薬を求められて売り場を案内し、お会計時に症状を尋ねるとご主人がモノモライなのと、子供の風邪が移ったかもしれないとのこと。 微熱だそうだが、仕事で疲れている様子だそうだから体力が無くて熱が出せない可能性もあるので、体の外からサポートするためにお風呂に入らせるよう勧めたのだけれど、困った顔をされたのは入りたがらないのかもしれない。 モノモライと風邪が関係あるか訊かれ、モノモライは菌で…
葛根湯の温める力は侮れない
やや高齢のお客様が『葛根湯』を購入されるさいに、上半身を温めて風邪を治すので、喉の痛みや咳、発熱の風邪には適用しないことを伝え、早さが勝負の漢方薬でもあるため、家に置いておくより持ち歩いて出先で使うよう勧めた。 すると、上顎の奥の方がイガイガしている時に風邪のひき始めだと思って使っているそうなので、そういう時には体内の乾燥が考えられるため上半身を潤す『麦門冬湯』を紹介した。 ただ、売りつけられる…
栄養ドリンクにも性格があります
『新ヒストミンゴールド液』と『ゼナジンジャー』を比較してるお客様がいて後者の購入を決められたので、お会計のさいに風邪の初期なら『ゼナジンジャー』が適していて、風邪の後期での疲労感や胃腸炎を起こしている場合には『新ヒストミンゴールド液』が向いてることを伝えた。 栄養ドリンクにもそれぞれ性格があるので、買う前に尋ねてもらえれば、もう少し詳しく案内することもできるのだけれど。 『ベンザブロックSプラ…
風邪薬と栄養ドリンクはカフェインの重複に注意
お客様から頭痛と鼻炎の相談を受け、発症したのは今日からで、まだ症状は軽そうだったため『葛根湯』を提案してみた。 しかし現代薬を望まれているようだったため、一番苦しい症状に合わせるのが効果的なことをお話しして『ルルアタックNX』をお買い上げいただいた。 やや高齢のお客様が『ルルアタックEX』と『ユンケル黄帝液』を一緒に購入されるので、一緒に服用しないようお話したら、怪訝そうにされた。 『ユンケル…
喉が痛む時に共通する手立ては一つ
『葛根湯』を手にしたお客様から、高校生の娘さんの喉の痛みに漢方薬をとの要望を受けたので、上半身を温める『葛根湯』は適さないことを説明したうえで痛み方について尋ねると、詳しくは聞いていないとのことだった。 喉が痛いという場合、喉の手前側が痛いとか奥の方が痛いといったような患部の場所と、ズキズキするヒリヒリするといったような炎症しているのか腫れているのか乾燥しているのかなど症状の違いがあるので、そこ…
海外旅行に『爽和』はいかが?
やや高齢のお客様が『葛根湯』を求めて来店したが、咳のある風邪には使えないことを説明すると、主訴は微熱と喉の痛みに、咳と頭痛とのことだった。 熱が出始めているのであればもう『麻黄湯』に乗り換えた方がいいし、頭痛もあることを考えると『柴胡桂枝湯』でも良いように思える。 ただ、お客様は『葛根湯』を望んでいるので、喉の痛みと咳は軽いことを確認したうえで、咳が強くなってきた場合には『麦門冬湯』に乗り換える…
薬を買いに行く前に家にある薬をスマホで写真に撮っておこう
『ルルメディカルドロップ』を購入されるお客様に、他の咳止めや一部の風邪薬と併用しないようお伝えたところ、病院で抗生剤などを処方されていると分かった。 薬の現物を持っていたので確認すると、L-カルボシステインとデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物。 前者は大丈夫だげと、後者は咳中枢に直接働きかける薬だから、それとの併用は念のため避けるようにお話しして『麦門冬湯』を紹介してみたら、家にあるとのこ…