流行ったモノは名前を変えて何度でも蘇る

 やや高齢のお客様から『ドクターズチョコレート』を求められたけれど、置いていないことを伝え、昔の高カカオ商品と同じような物ですと説明した。
 低血糖の奥さんに頼まれたとのことなので飴でも良いのではないかと提案したうえで、医師の指導で対策を講じた方が良いとお話したところ、お帰りになった。

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 お客様から『桂枝茯苓丸加よく苡仁』の質問を受けたので シミの相談かと思ったら、何もしていなくても汗が出てドキドキするとのことで、更年期障害に使いたいというお話だった。
 もちろん更年期障害にも使えるのだが、お客様は痩せ型で声も弱々しい感じがして適応しないと思われるため、比較として『当帰芍薬散』も紹介した。
 また、『命の母』にも興味を示されたので、『命の母A』が精神不安やイライラ感などに適応するに対して、『命の母ホワイト』の方は座ると立つのが億劫になるような疲労感に用いることを説明し、うちの店には置いていないのだが『桂枝茯苓丸』『当帰芍薬散』を合わせた『婦人華』という漢方薬もあることを伝えた。
 しかしいずれにしても、何もしていないときに汗が出たり動悸がするというのは、体の機能が低下していてそれを無理矢理動かそうと循環器系が頑張ってしまっていることも考えられるので、店頭で薬を選ぶよりまず病院を受診してからの方が良いだろうと思い、漢方薬に詳しい近くの病院を紹介した。

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