お客様が『ポピショットのどスプレー』をレジに持ってきたが、喉の痛みが一週間ほど続いてると言うので、抗炎症のアズレン製剤の方を勧めた。
また、喉の奥の方が痛く、風邪で発熱したというお話があったため、胃炎起こして体内が乾燥してる可能性を伝えた。
そして、内服薬も検討してはと提案し、『ペラックT』と『駆風解毒湯』を紹介したところ、病院で抗生剤を処方されたというので、薬の名前を尋ねると、最初は思い出せなかったようだが、後から『クラリスロマイシン』だと分かった。
『クラリスロマイシン』は胃に負担がかかるので、体内の乾燥を取り除くために胃薬も兼ねる『麦門冬湯』を紹介したうえで、今回はアズレン製剤の『のどスプレー』をお買い上げいただいた。
お客様には言わなかったけれど、『クラリスロマイシン』は副作用が少ない代わりに効果対象の菌種は少ないから、患者さんを安心させるために処方したということなのだろうか。
この辺は、医師や薬剤師さんに訊かないと分からないな。
幼児連れの夫婦のお客様が来店し、『ムヒこどもかぜシロップ』を子供に持たせてレジにいらしたが、子供が透明な鼻水を垂らしていたので病状を確認したところ、一度風邪をひいて、既に熱は下がったという。
声嗄れ程度の喉の痛みがあるというお話から、甘草も入っている『ムヒこども鼻炎シロップ』の方を勧め、変更してお買い上げいただいた。
鼻水は内臓の冷えと考えられることを話ししたところ、ご主人が暑がりで冷房を強くしているそうなので、子供には厚着をさせるように勧めた。
特に、下半身の厚着が大事である。
お客様からモノモライの相談を受け、抗菌目薬として『ロート抗菌目薬 i 』と『抗菌アイリス』を案内し、目の修復成分は無くても良いとのことから、後者をお買い上げいただいた。
そして、一度帰られてから高校生の娘さんを連れて再訪し、ニキビの相談を受けた。
成長期における赤ニキビのようだったので『ビフナイト』と『クレアラシル』を案内し、後者の肌色タイプを使っていただくことになった。
また、内服薬として『清上防風湯』と、患部の熱感が強い場合に使う『黄連解毒湯』も紹介した。
本人には、顔を洗いすぎないよう、泡を顔に付けたら、そのまま伸ばさず流すだけの洗い方をお勧めした。
それと、患部を気にして手で触るのも良くないため、肩から上に手を上げそうになったら、下げることを意識するようにお話した。
入浴は長いほうだそうなので、それは皮膚のターンオーバーのためにも続けるよう伝えた。
何より大事なことだが、ニキビは成長の一環で体の仕組みなどが変わっていく過程において、設計図に対して材料が過剰だったり不足だったり、あるいは作り方を体が試行錯誤していることでもあるので、焦らずに着実に治していくことの大切さを付け足した。
例えるなら、蝶になる前の蛹のようなもの。
異性にしろ同性にしろ周囲の視線を意識する思春期だからこそ、今ニキビを何とかしたいという気持ちも分かるけれど、大人になってから輝くために、安易なニキビの除去法には飛びつかないことだ。