お客様から15歳の子供の風邪の相談を受け、喉の痛みと咳と37.5度の発熱があり、昨日からで食欲については不明とのこと。 これぞ、私が考える「風邪薬を使うとき」の症状が揃っているので、『ルルアタックEX』を案内してお買い上げいただいた。 咳が無ければ、喉の痛みと発熱には鎮痛剤で充分。 お客様には、もし食欲があるとしても、消化をするのにもエネルギーを必要とするため、食事を抜いても良いくらいとお…
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「病院で処方された薬がある」「処方された薬を覚えてない」「自己判断で薬を買う」の三点セットに気をつけて
お客様が、目の周りが乾くとのことで『ワセリン』を購入された。 眼科医に勧められたそうで、エピナスチン製剤の点眼薬が処方されており、目の周りは痒みもあるというため改めて医師に相談してみるようお話した。 アレルギーの症状は体の中が冷えていると強く出がちであるため、温めるのに入浴を勧めるとシャワー肌ということから、首回りなど皮膚が薄くて太い血管が通っている場所を重点的に浴びるよう勧めた。 少しで…
喉の痛みには鎮痛剤が使えるので、いきなり風邪薬に飛びつかないようご注意下さい
お客様から風邪薬を求められ、「コンタックが効いた」とのことだったけど、どの『コンタック』かは覚えてなかった。 ブランド名の後に数字や記号などが付くと、処方内容が縁もゆかりも無いということもあるので、外箱や添付文書を取っておくか、写真とかで録しておいて下さいませ。 お客様の主訴は、喉の痛みだけというため『ペラックT』を提案すると効かなかったというが、まだ一回分は残っているということから、成分違…
親から相談された症状を患者である子供本人に尋ねると、全く違うということも
やや高齢のお客様から『スキュータムID』のホットとクールの使い分けの質問を受けたが、使うのは11歳の孫だというので、そもそもインドメタシン製剤は年齢制限で使えない事をお話した。 それに湿布やパップ剤での冷感とか温感というのは、あくまで感じるだけで効果は主成分によって決まる。 急性症状で冷やすのであれば氷水を使うべきだし、温めて気持ちが良くなるのなら携帯カイロを使った方が良い。 お客様自身は…
便通は週に2回あれば便秘じゃない? 様式トイレでの姿勢は前かがみで
お客様が『コルゲンコーワトローチ』をレジに持ってきたけれど、消毒系なので抗炎症には別な物があるとお話して『パブロントローチAZ』を案内したところ変更になった。 実は、上記のお客様の前に『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたお客様に、喉を潤す成分が入っているけれど痛みには弱いことをお話したところ、主訴は喉の痛みだけということだったが、「いつも効いているから」と、そのまま購入されていた。 し…
普通の絆創膏にも薬が塗ってある?
お客様が『エスタックイブ』を購入されたけれど、ヒアリングしてみると患者はご主人で、喉の痛み以外には咳も鼻炎もないと言うので、『ペラックT』と『龍角散ダイレクト』を提案した。 また、ご主人は花粉症があるそうなので、スギに比べてヒノキは喉に症状が出やすいことを伝えた。 喉の痛みだけでは風邪とは決めつけられず、咳止めの成分は云ってしまえば麻薬や覚醒剤だから、咳の無いときに使うと、かえって体に掛かっ…
患者さんの体験談は医療者に有意義なので、お話してもらえると嬉しいです
夫婦のお客様が来店し『アネトンアルメディ鼻炎錠』を購入されるさいにヒアリングしてみたところ、ご主人の主訴が鼻づまりだというので他の鼻炎薬より適応すると考えられることを伝えた。 鼻づまりと鼻水とでは体の中で起きていることが違い、鼻の奥の血管が炎症して腫れると鼻づまりとなって、内臓が冷えて胃の機能が低下すると鼻水になる。 そして現代薬は鼻水を止めるのは得意でも炎症を抑えるのは苦手なので、同じ鼻炎…
ネット上の健康情報とのモグラたたきが日常だけど、この記事もウッカリ拡散してしまうとモグラになるかも?
乳幼児を連れたお客様が風邪薬の棚の前で長考していて『ルルアタックNX』を選ばれたのでヒアリングしてみたところ、主訴は鼻水と喉のイガイガというお話だった。 花粉症は無いとのことだったが、スギからヒノキに変わってから反応する人もいることを伝え、『パブロン鼻炎カプセルSα』も喉の面倒を見てくれることを説明し変更となった。 多くの鼻炎薬の効能書きに「のどの痛み」と書いてあるのを知らない人は、案外と多…
「風邪には葛根湯」は限らない!? 温めると具合が悪くなる症状に使うのは避けましょう
お客様から『アンメルツヨコヨコ』を求められ売り場を案内すると、ロングタイプのジクロフェナクトリウム製剤である『アンメルツヨコヨコNEO』を選ばれた。 同じアンメルツのブランドでもロングタイプの方は成分が異なり、15歳以上でなければ使用できない年齢制限があることを伝えると驚かれ、使うのは12歳の子供だと分かった。 塗り薬にも年齢制限があることを知らない人は多いので、気をつけてもらいたいところ。…
薬の案内を申し出ても説明を断られ、会計の段になって症状を確認するとお客様が選んだ薬が合わないということも
お客様から『イブ』を求められ売り場を案内すると、種類の多さに驚かれ迷った様子だった。 そういう時には売り場を案内してもらうだけではなく、ぜひ相談してもらいたいところなんだけど、何故か尋ねてもらえない。 こちらから案内を申し出ても説明を断られ、いざお会計の段になって症状を確認するとお客様が選んだ薬が合わないということも、これまた多いんである。 今回は、お客様が以前に使った物を尋ねると『イブA…