やや高齢のお客様が『ウナクール』をレジに持ってきて、「頭にも使えるわよね」と訊かれ、使えないことはないものの専用の『ムヒHD』と『ワルツHD』を案内して、後者をお買い上げいただいた。 ただ、詳しくお話を訊くと、1日おきによく洗っているのに頭皮が痒いというお話で、 2回洗いをしているということから、それは洗いすぎの可能性もあるとお話すると、トリートメントも頭皮につけて洗い流してるというため、トリー…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
お客様の勘違いを訂正するべきか迷うとき
『バファリンプレミアム』をレジに持ってきたお客様に、以前から使っている物かを確認すると、使うのは初めてで、『バファリンA』との違いは知らないようだった。 同じブランド名でも、中身は縁もゆかりもない成分であることを説明したところ、肋間神経痛に使いたいとのこと。 それはもちろん構わないのだけれど、以前に不整脈と診断されたことがあり、肋間神経痛についてはそう思うだけで、病院には行っておらず、根拠は無い…
食後の入浴と早く寝るのが良くない理由
お客様から、中学生の男の子の貧血について、サプリメントの『マルチビタミン』と『マルチミネラル』のどちらが良いかと質問されたので、まずは食生活に合わせて不足していると考えられるほうに重点を置くようにと説明した。 本人は肉中心で、根菜は煮物なども食べないということだから、だいぶ偏っていると思われる。 でも肉は豚肉の方を好むというお話から、それは悪くないことを伝えた。 できるだけ、良いと思われることは…
風邪薬を飲んでも早くは治らない
お客様が病院で処方されているステロイド剤と似たものをと現物を持参して来店されたが、調べてみると ストロンゲストに区分されるステロイド剤だった。 ステロイド剤は強さによって五段階に区分されていて、ストロンゲストは一番強力である。 市販では真ん中であるストロングの『フルコートf』までしかないことを説明したところ、湿疹に使っていて痒みが治ると、すぐ塗るのを止めていて何度も繰り返しているという。 ステロ…
ゴホンときたら胃をいたわって
『新ルルA錠s』をレジに持ってきたお客様に症状を訊くと、一週間前にひいた風邪がぶり返したらしく、使い切ったため買い足しにいらしたという。 主訴は、喉の痛みと咳に悪寒というから、ぶり返したというより継続中といったところだろう。 薬で症状を抑えたのを治ったと思い無理をしてしまったか、薬が合っていない可能性もある。 喉の痛みなんかは、アセトアミノフェンしか入っていないから、抗炎症の効果はあまり期待でき…
可愛い子には病院に行かせよ薬を買わせよ
お客様から『メディクイッククリーム』について質問され、詳しく訊くと中学生の子供が部活でグローブをはめており、指先や掌にプツプツと水泡のようなものができているとのこと。 しかも、足にも同じようにできているらしい。 掌蹠膿疱症なら、手湿疹に使う『メディクイッククリーム』は適応する。 だから、そのままお買い上げ頂いたが、掌蹠膿疱症は原因不明で進行すると関節炎にまでなってしまうことがある。 また、一般的…
お話を聞くのも仕事のうち
お客様から、初めは「妊娠中に飲める胃薬を」と相談されたのだが、悪阻(つわり)だと分かったため、『半夏厚朴湯』を紹介したうえで、病院でも処方してもらえることをお知らせした。 また、病院では『半夏厚朴湯』より『茯苓飲合半夏厚朴湯』が処方してもらえるかもしれませんととも付け加えた。 悪阻自体は精神面によることが多いのだけれど、『茯苓飲合半夏厚朴湯』は水分代謝などの面倒も見てくれるので。 お客様が、「漢…
家にある薬を使って良いかの問い合わせもどうぞ
幼児連れで外用消炎剤の棚を見ているお客様がいたため気にしていたところ、『バンテリン』を手に、ご主人の筋肉痛に適応をするか尋ねられた。 そして、足をひねった未就学の子供にも使いたいと言うので、インドメタシン製剤には年齢制限があることを説明し、子供にはサリチル酸製剤の『アンメルツヨコヨコ』を勧めた。 そして、ご主人には患部の奥まで届くようにフェルビナク製剤を提案し、内服薬に『疎経活血湯』を紹介した。…
使った薬は自己管理をお願いします
やや高齢のお客様が来店し、以前に私から腰痛に短期決戦でと言われたとのことで、インドメタシン製剤の『バンテリン』以外を買ったらしいのだが、パッケージは捨ててしまい、何を買ったか覚えていないという(^_^;) ジクロフェナクナトリウム製剤かとも思ったけれど、容器の首が曲がっていたというので『アンメルツNEO』を案内してみたところ、それも違うというものの試してみるとのことで購入された。 中学生の子供…
親の言葉はドコまで信用できるのか
お客様から、鼻づまりの相談を受け、数日前に頭痛と熱感があり、漢方薬を服用したというのだが、その内容は分からなかった。 使った漢方薬は現代薬っぽい名前だったと言うから、もしかすると『葛根湯』に喉を冷やす石膏を加えた『新エスタックゴールド』なのかもしれない。 鼻水は透明だったり色がついたりを繰り返しているようなので、『葛根湯加川きゅう辛夷』を考えたが、すでに数日が経っているというお話から、鼻汁が喉…