咳止め薬が咳の原因になる? 胃炎や逆流性食道炎で咳になることも

お客様から、『ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブル』を購入されるさいに、喘息のステロイド剤との併用について質問され「大丈夫です」と答えた。

また、ガスが気になっているということだったので、『ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブル』には消泡剤が入っていることを伝えた。

どうやら以前に他の相談をしていただいた患者さんのようなのだけれど、残念ながら人の顔を覚えるのが苦手で(^_^;)

でもお客様には、「こうして確認して頂けると助かります」と伝えた。

ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブル

お客様が『パブロンSせき止め』を購入されるさいに、比較的強めの薬で良いのか尋ねると、咳が2週間以上続いているというため、体内が乾燥している可能性をお話をして『麦門冬湯』を紹介した。

咳止め薬の成分の副作用で体内が乾燥し、それが咳の原因となって、咳止め薬を飲むのをやめたら咳が止まったなんていう事例もあるから、一旦中止してもらいたいところなのだけれど。

また咳の原因が逆流性食道炎というケースもあることをお話すると、以前に診断されたことがあるとのことだった。

『麦門冬湯』は胃薬となる生薬で構成されているから、合いそうなんだけどな。

乾燥性の咳は、胃の働きを整えて上半身を潤せば治るというのが漢方の考え方。

まぁ、選ぶのは患者さん自身だから仕方がない。

お客様には、咳が出ている間は消化しやすい食事を意識するよう伝えた。

ちなみに、痰の絡んだ湿った音のする咳の場合は胃が弱っていたり内臓が冷えていたりするので別な対応となるし、発熱時の熱性の咳もまた違う薬での検討が必要だから、咳止め薬を選ぶのは容易ではないんである。

パブロンSせき止め

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