以外に難しい葛根湯の適応するタイミング

 『ルルアタックFX』などを見ていたお客様に声をかけてみたけれど、案内は断られた。
 この仕事を始めた頃は、内心ムッとしてしまったけれど、今は余裕を持って待つことができるようになった……と思う。
 トイレに行きたい時とかだと、「早く決めて~! 漏れる~(>_<)」って焦っちゃうけど。
 今回は、後になって相談を受け、主訴は微熱と喉の痛みで、まだ発症は今日からだと言うので『葛根湯』を提案すると、そのままお買い上げいただいた。
 もう少し喉の痛みが顕著であれば、『桔梗湯』との併用を提案していたところ。
 もしくは、『葛根湯加桔梗』に解熱剤のアセトアミノフェンを合わせた『新エスタックゴールド錠』でも良いだろう。
 お客様には、入浴して体を温めることと、食事はもう今日から消化の良い物に切り替えるようお話しした。
 消化をするのにもエネルギーが必要で、風邪を治すエネルギーが消化に取られると、より進行してしまう可能性があるからだ。
 熱が高くなり食欲が落ちてから消化の良い食事に切り替えるというのでは、遅すぎるんである。

 やや高齢のお客様が『葛根湯』と『ヴィックスドロップ』を一緒に購入されるので、喉の痛みや咳、そして発熱してしまってからの風邪には『葛根湯』は適応しないことを説明したところ、いつも風邪の予兆がある時に使っているとのことで、「それは良いですね」と伝えた。
 そのうえで、『葛根湯』を常備しておくのであれば、家に置いておくよりも持ち歩いて、出先で薄着であったり夏に入った屋内の冷房が効きすぎていて、上半身を温めたい時に活用するようお話しした。

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