子供がよく熱を出すと心配?

 お客様が、子供用の『せきどめシロップ』をレジに持ってきたけれど、症状を確認すると2歳児で微熱があり、鼻水が黄色いというので『ムヒこどもかぜシロップSa』の方を勧めた。
 すると、喉も痛いのか食が進まないというお話があったため、咳止めシロップにも喉の薬が入っている物と入っていない物があることを説明したうえで、『ムヒこどもかぜシロップSa』には 喉の面倒をみる南天が入っていることをお伝えして、お買い上げいただいた。
 子供がよく熱を出すことを心配されていたが、それはちゃんと風邪と戦える証拠であるから、熱があってもだるそうにしていなければ大丈夫ですとお話した。
 また、内臓に負担をかけさせる方が良くないため、無理に食事をさせないようお伝えした。

 お客様が『ムヒこどもかぜシロップSa』をレジに持ってきたが、患者は3歳児で透明な鼻水をしており熱も無いと言うので、風邪とは限らないことをお話して『ムヒせきどめシロップS』の方を勧めた。
 すると、咳止め薬の身体への負担を心配されたため、気管支を開く『五虎湯』を案内した。
 他に、うがい薬と『クレベリン』も必要か質問されたが、現に咳が出ている時にはうがい薬も刺激物になるため好ましくないことと、咳の原因がウイルスなどでなければ無意味なことを説明した。
 確かに風邪には手洗いなどの汚染対策は必要だが、幼い子供で忘れられがちなのは内臓が未発達な点。
 胃炎を起こしやすく、その炎症で小さい体内が乾燥して咳になったり、ビックリしたことや楽しいことなど興奮することで気道が狭くなり咳になることがあるからだ。
 そしてそれらが原因の場合も風邪の時にも共通する対処法は、「咳が出たら消化の良い食事をさせる」ということである。
 鼻水なんかは透明でサラサラならば体を、特に下半身を温めてあげるだけで治ると考えられることをお話しすると、いったんは何も買わずに帰られようとしたが、戻ってきて『五虎湯』を購入された。
 体内の乾燥には『麦門冬湯』が適応するが、子供の場合は『五虎湯』で気道を開いてしまった方が咳が早く治まったりする。

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