奥様の代理で、お客様から巻き爪の炎症と、喉の痛みと口内炎の相談を受けた。 一見、つながりがあるのは喉の痛みと口内炎だけのように思えるかもしれないけど、巻き爪で炎症が起きたのは体力の低下でつながつている可能性がある。 また、高温多湿によるストレスによる免疫力の低下という事も。 ひとまず巻き爪の炎症には『クロマイP軟膏』を勧め、口内炎については、自宅に皮膚の再生を促すビタミンB剤はあるようなので、内…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
パッケージにある表記は自分で調べないと情報不足
お客様が、『パブロン学童用』『マイフレンS』『こどもかぜ薬』を両手に抱えてレジに相談にみえたので、選ばれた物は細かな差異はあるものの、ほとんど同じことを説明した。 患者さんは7歳の子供で、熱は38度には届かない微熱であるものの、食欲が無く疲れ気味だということから、『柴胡桂枝湯』を案内した。 ただ、パッケージに「胃腸炎」とあるため、下痢とかはしていないと言われた。 書いてある効能が全部当てはまらな…
機会があれば誰か教えてください
お客様から「のど飴を」と求められて『ヴイックスドロップ』のある棚を案内したものの、症状を尋ねたら患者さんは10歳の娘さんで、喉が赤く腫れているのを視認しているという。 ありゃん(^_^;) それなら消毒薬もどきじゃなくて、炎症を抑えるアズレン系の『パブロントローチAZ』の方が良いかと。 そうお話をしたら、薬を使うのを躊躇された。 他に服用している薬があるのか尋ねるも、それは無いというお返事。 そ…
あまり高齢者に便秘薬は使ってもらいたくない
やや高齢のお客様から、自身が『コーラック』と『コーラック2』のどちらを使っていたか分からなくなったとのことで、違いを質問された。 せめて、外箱は取っておきましょうよ(^_^;) 理想としては、添付書の成分表示の部分を切り取って、お薬手帳なんかに貼っておく事だけど。 とりあえず、共通する主成分のビサコジルは直腸粘膜を直接刺激する作用があって、2の方には界面活性作用で便の表面張力を低下させて腸内での…
モッタイナイ気持ちは分かるけど
小学校低学年の子供を連れたお客様が来店し、子供の目の下の腫れに効く薬をと要望された。 虫刺されのように見えるものの、赤味は無く、痒みは本人に訊くと弱いみたい。 塗り薬を目元には使えないため、痒み止め成分の入っている目薬『ロートアルガードこどもクリア』を塗る方法を提案すると、分包の物を希望された。 継続して使う訳じゃない時には、確かに一瓶はモッタイナイと思う気持ちは分かる。 でも、生憎とそういう物…
気をつけたいのは「素人に毛が生えた」というヤツ
『新コンタックかぜ総合』と『マードレトローチ』をお客様が購入されるので、症状を確認したところ、発熱はあるというお話だったため、そのまま販売。 別に、いつもいつもお客様の購入の邪魔をしている訳ではありません(笑) ただ、喉の痛みだけの場合は、風邪ではなく胃炎などの可能性があるので、発熱や鼻炎といった余計な症状に対する成分が入っている総合かぜ薬よりも、主訴にターゲットを絞った方が早く回復することを伝…
効能書きにあるのは「症状」であって「病気」そのものではない
出勤したら、お客様から「ありがとうございました」と言われてキョトン(・_・;) 昨日、疲労による不眠にと『加味帰脾湯』を購入されたお客様だった。 昨日の力の無い雰囲気と全然違うから、昨日の今日なのに別人みたいで声を掛けられた瞬間、分からなかった。「おかげさまで、良く眠れました」とお礼を言われるものの、「そ、それはなによりでした」と返すのがやっと。 だって、『加味帰脾湯』を選ばれたのはお客様自身だ…
ダメダメな薬剤師さんとダメダメな私
首の周りの湿疹について相談を受けたのだけれど、以前に病院で汗疹と診断されステロイド剤を処方されたものの、あまり効かなかったそう。 ありゃん、対応できるかしらん(^_^;) さらにお話を聞くと、その後に別な薬剤師さんに相談して他の塗り薬を使ったら患部が悪化したという。 ただし、最初のステロイド剤も後から勧められた薬も内容が不明。 ウゲッ、それでは何を案内して良いか手掛かりが無い……。 そして、悪化…
惜しい、実に惜しい
成人の娘さんの生理痛のためにと『イブ』を求めてお客様がいらしたんだけど、無印と『イブA』のどちらを使っていたのかを尋ねると、知らないご様子。 娘さんから頼まれた訳ではないそうなんだけど、『バファリン』を以前に使って駄目だったというので、その『バファリン』も『バファリンA』なのか『バファリンルナi』などなのか確認してみると、やっぱり分からないという。 同じブランド名でも、成分が違っていたり、主成分…
各分野に専門家がいる必要性を考えて下さいな
常連のお客様から、以前に胃腸が弱くて不眠の場合に対応した物として紹介し使って頂いている『桂枝加竜骨牡蛎湯』について、最近になって病院で心房細動と診断され、服用を継続して大丈夫か尋ねられた。 生薬構成からして直接的には問題は無いと考えられるし、むしろ治療の補助となりえるはず。 とはいえ、むしろ問題なのは担当医に服用していることを伝えていないというお話なので、必ず報告するようにと言い含めた。 病院を…