やや高齢のお客様から片足のむくみの相談を受けたけれど、患部が赤くなったとのことで詳しく訊いたところ、10年以上前に婦人科で甲状腺異常の治療を受けていたという。 そして今回は皮膚科で塗り薬だけもらったというものの、薬を覚えておらずお薬手帳も無いうえ、皮膚科の医師からは婦人科の受診を勧められたという。 症状だけで考えれば『防已黄耆湯』や『当帰芍薬散』が候補になることをお話し、これらが保険の適用薬…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
使った薬の名前を覚えていない&記録していない患者さんは損するかもしれません
幼児を連れたお客様が『ポケムヒ』をレジに持ってきたけれど、痒みが強いようなので弱い麻酔薬の入っている『プチウナ』を勧めて変更となった。 虫刺されは虫によっては大きく腫れてしまうことがあるし、痒みよりも感染症が心配でもあるので虫除けが重要なことをお話しすると、天然タイプを希望されたのでユーカリ油製品を案内して一緒にお買い上げいただいた。 ただ、ディード製剤も特別怖い成分ではないことを伝えた。…
お客様に薬を症状に合わせて選んでもらえると安心してしまう
やや高齢のお客様から足が攣る原因の質問を受け、水分の不足や筋肉の疲労に加え、心臓の機能低下の可能性もあることを説明した。 ことさら心配させたい訳ではないのだが、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれていて下半身に降りた血液を心臓へと戻すポンプの役割をしており、そこが疲労するということは心臓が疲れている可能性も考えられ、実際にこむら返りを繰り返す人が受診したら心臓疾患を発見したという事例があるので。…
市販薬を選ぶときに「起きてない症状の成分も入ってて、お得♪」と思う人は手を挙げて
お客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』と『ルルアタックNX』をレジに持ってきたのでヒアリングしたところ、現在の主訴が鼻水なのに対して、前者を置き薬に、後者を飲もうと思っているとのことだった。 しかし鼻水だけならば、解熱鎮痛剤と咳止めが入っている風邪薬より鼻炎薬だけの方が体への負担が少ないことを説明し、『パブロン鼻炎カプセルSα』のみをお買い上げいただいた。 お客様は花粉症があるというので、背が…
花粉症の流行る季節でなくても、低木や草花での花粉症は個人単位で起こります
やや高齢のお客様から『メディックイック』をと求められ、手荒れに使う『メディクイックR軟膏』かなと思って案内しところ、液剤だと言われ、頭皮湿疹に使う『メディクイックHゴールド』だと分かった。 市販薬は同じブランド名でも数字やアルファベットが付くと内容が異なるから、ややこしい。 同じ用途の薬でも、剤形が違うと成分も違うなんてことさえある。 お客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』を購入されるさいに…
『ワセリン』をベタつくから嫌いという人は、塗りすぎかもしれません
やや高齢のお客様から、鼻づまりに自動鼻吸い器の問い合わせを受けて調べてみたが、市販されているのは赤ん坊向けばかりのようだった。 お客様は内科と皮膚科に通院しているそうなので、『荊芥連翹湯』を紹介し、保険の適用薬でもあるため処方してもらえないか医師に相談してみるよう勧めた。 お客様からは、「顔見知りのような気がして相談した」と言われ恐縮。 やや高齢のお客様が『葛根湯』を購入されるので、喉の痛…
問題は無くても問題を起こしそうなことは問題です
お客様から、夜中に咳き込んで眠れず、『新ブロン液エース』が効かなかったと相談された。 『五虎湯』を使うことを考えたが、話をしようと息をすると咳が出るというので上半身を潤す『麦門冬湯』と、気管支を拡張する成分が入った『新ブロン錠エース』を案内したところ、前者をお買い上げいただいた。 胃炎を起こして体内が乾燥してる可能性を伝え、食事は消化の良い物を勧めた。 また、入浴せずにシャワーで済ませてい…
残薬があるのであれば、調剤してもらった薬局の薬剤師に相談を
常連のお客様が緑内障の疑いと診断され、友人は手術に10万円近くかかったと聞いて手術代が心配だというお話。 お金のことは医師も分からないだろうから、まずは病院の事務に問い合わせてみるよう勧めた。 また、本当に緑内障ということになると、市販薬を買うさいには気をつけなければならない薬があることを伝えた。 子供を連れた夫婦のお客様が来店し、ご主人が『パブロンメディカルT』をレジに持ってきたけれど、…
疲れているときは内臓を休ませる工夫が大事、栄養を行き渡らせる血流も大事
夫婦のお客様が来店し、カリウムのサプリメントについて質問を受けたが単独の製品は、おそらく無いことと、普通は積極的に取らなくても大丈夫なことをお話しした。 そもそもカリウムは多くの食品に含まれているため「この食品を食べなければならない」という指標が無く、また耐容上限量、すなわち過剰摂取になる量が厚生労働省の「食事摂取基準」でも定められていない。 にもかかわらず、もし体内のカリウムが極端に少ない…
手荒れ対策には石鹸やハンドソープを使わずにキッチンペーパーでこすり洗いを
やや高齢のお客様から酔い止め薬を求められたので売り場を案内し、商品ごとに成分が異なることを説明したら、いつも『アネロンニスキャップ』を使っていて「アネロンニスキャップしか効かない」とのことで、そのまま購入された。 ただ、「家族も同じ」と言っていたため、同じ家族でも性別や年齢が異なるように薬は相性も関係するため、その点は気をつけるようにと伝えた。 お客様から風邪薬を求められたが、主訴は鼻水と喉…
