薬を子供に選ばせるのは気をつけて! 子供ともお話をさせて下さい

 子供を二人連れたお客様が酔い止め薬を子供に選ばせていたので声をかけて、比較的眠くなりやすい物となりにくい物があることを説明し、必ず酔ってしまうのならば眠くなる物を、観光などで寝てしまったらモッタイナイというような時には眠くなりにくい物をと勧めたところ、眠くなりにくい『センパアQTキッズ』をお買い上げいただいた。
 お会計後に、連続で飲む場合には最短でも4時間は飲むのを空けるように伝えたところ、子供が親に「4時間しか効かないの?」て訊いていたので、安全のためであることを子供に説明した。
 それから、乗り物酔い対策として、乗る前には温かい物を飲食し、乗ってからは冷たい物を少しずつ飲むという方法を教えた。
 胃に負担のかからない軽食にしようとしてサンドイッチや果物など冷たい物を選ぶと、腸が体温より低い物を受け付けないため、温まるまで胃に長く取っておくことになる。
 そして胃は、上部に食べ物を溜める構造となっているため、これが吐きやすい原因。
 だから、温かいスープなどにして早く腸へと送り出すほうが胃が軽くなって吐き気がしにくくなる。
 一方、乗ってからは冷たい物を飲むのが良い理由は、冷たい物を飲めば胃の働きが悪くなり、悪くなれば吐こうとする力も弱くなる。
 そのため理想としては、氷を入れてキンキンに冷やした水筒を用意できるのが望ましい。
 もしくは、『コカ・コーラ』を飲むという方法もある。
 人工甘味料の糖分ゼロでは駄目で、本物の砂糖や果糖によって脳を愉しい気分にさせ、炭酸の刺激により吐き気を誤魔化すんである。

 子供を連れたお客様から口内炎の薬を求められ、唇の裏側を噛んだというのでステロイドが入っていて炎症を抑える力の強い『オルテクサー』を勧めて、お買い上げいただいた。
 そして、口の中を噛んだのはストレスで電気信号が乱れた可能性を伝えた。
 人間の体は電気信号で動いており、ときたま異常な信号が流れると思いがけないところがビクッと動く。
 また、炎症を弱めるためには冷たい物を飲んだり夏野菜を避けるようにお話したのだけれど、子供がいたものだからつい力が入ってしまった。
 こういう話は、子供にも知っておいてもらいたいので。
 人間の体は、怪我をしたりウイルスなどの外敵に侵入されると、血流を良くし壊れた細胞の回収や修復する材料を運んだり、外敵を倒すために患部を炎症させて温める。
 だから、気持ちが良いからと冷たい物を飲んだり体を冷やす食べ物を摂ったりすると、「もっと頑張って炎症しなきゃ」と対抗してしまうのだ。
 それを防ぐには、今回は口内炎だから患部の刺激にならない程度には温かい物を飲食し、入浴をして外部からも温めたり、体温のセンサーになっているのが腸なので下半身に厚着をしてお腹周りを保温する。
 そうやって体に、「無理に頑張って熱を出す必要は無い」ことを教えてあげるんである。

 子供を2人連れたお客様が酔い止め薬の棚を見ていて、やはり子供に選ばせていたので声をかけ、成分によって使い分けがあることを説明した。
 風邪薬や虫刺されの薬なども、子供に選ばせるというのを良く見かけるけれど、パッケージに描かれている絵で選ぶと症状に合っていない物を手にする事もあるから、気をつけてもらいたいところ。
 あと本当に眠くなる成分が入っていない酔い止めとしては、漢方薬に『苓桂朮甘湯』があるので、必要な人は店頭にてご相談下さい。
 今回は、眠くなりにくい『トラベロップQQ』を購入された。
 乗り物酔い対策のお話をしたけれど、子供たち遊び回っていてお客様にも上手く伝えられなかった。
 ううむ、もっと面白そうな話し方をするべきだったかと反省。

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