患者さんに、お説教にならないように、でも強く伝える加減が難しい

 お客様から胃薬の相談を受けたのだけれど、どうやら他のお客様への説明を聞いていて相談してくれる気になった模様。
 それは嬉しくなったものの、詳しくお話を聞いてみると嫌な予感しかしない。
 かなり以前から背中が痛いらしく、背中に膨らみがあり布団が当たる感じがして下痢気味だというため、何かの腫瘍の可能性もお話しして受診勧奨した。
 腫瘍だからといって悪性(がん)とは限らないとはいえ、胃薬でどうこうできるとも思えない。
 しかし何か買いたいとお願いされ、内臓機能の低下を招かない胃薬として『セルベール整胃錠』と、痛みを緩和して下痢を改善する『桂枝加芍薬湯』を紹介したところ後者を購入された。

OTC医薬品の比較と使い分け

 やや高齢の常連のお客様から、頭皮湿疹に『ムヒHD』より『液体ムヒアルファEX』のスポンジヘッドの方が便利で使っているというお話を聞いた。
 実のところ処方内容は似たようなもんなので、直ちに問題があるという訳ではないけれど、目的外使用になるためスポンジヘッドの『メディクイックHゴールド』を紹介した。
 すると今度は、水虫薬の『ラミシール』の代わりにもしようとしてると分かり、ステロイド剤は水虫に使うと悪化することをお話しし、水虫かどうかは調べてみないと確定できないので病院を受診するよう勧めた。
 思わずお説教したくなるが、それでは常連になってもらった意味が無くなってしまう。
 こうやって気軽に話してもらえるからこそ、その都度訂正したり他の案内ができるので。
 下手にお説教のようになって、来てもらえなくなったら困る。

メディクイックHゴールド
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