薬を選ぶプロセスを一緒に体験してもらいたい

 お客様が『ケラチナミン乳状液20』と『メンソレータムAD』を比較していたので声をかけ、前者は水分を皮膚に捕まえておく尿素が濃いことと、後者には局所麻酔薬が入っていて痒みが強い場合に向いていることを説明したところ、『メンソレータムAD』を購入された。

 患者は父親だというので、肌の乾燥対策として考えた場合、体の水分が不足しがちな高齢者には尿素が効果的なことを伝えた。

 青年期から中年期であれば血流を良くして皮膚を潤す『ヘパリン類似物質』を使い、幼児から中学生くらいまでは体の水分が豊富なので蒸発しにくいよう表面を『ワセリン』で覆うだけでも良い。


 夫婦のお客様が来店し、鼻炎薬の棚で系統の違う物を次々と見ていたので気にかけていたところ、『アネトンアルメディ鼻炎錠』をレジに持ってきたのでヒアリングすると、患者は14歳の子供で、奥さんが以前に自分の薬をあげて同じ物だからとのことだった。

 しかし効いたかどうかは分からず、主訴は目の痒みと鼻水というため『小青竜湯』を案内すると、鼻づまりにもなるというので鼻水と鼻づまりを行ったり来たりしてる場合に適応する『葛根湯加川きゅう辛夷』を紹介し、そちらに変更となった。

 まぁ、『アネトンアルメディ鼻炎錠』でも良かったのだけれど、自分が使っていた薬を与えて、その効果について確認していないとなると、症状から使う薬を検討するというプロセスを知ってもらいたかったという私の勝手な想い。

 説明している間、ご主人は手持ち無沙汰そうだった。

 花粉症には腸の働きが関係していることをお話しし、積極的に温かい物を飲ませたり、入浴をする時間をゆったりとって、普段からお腹周りが冷えないよう下半身に厚着をさせるよう勧めた。

 その間も、ご主人は我関せずだった。

以下の記事も読まれています。

LINEで送る
Pocket

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。