病院から処方されている薬がある場合には、担当医や調剤している薬局に相談するのを第一に

 お客様から咳と声枯れの相談を受け、夜中に激しく、痰は無いというため『ブロン錠』と『ルキノンせき止め』に、『五虎湯』を案内したところ、『ブロン錠』をお買い上げいただいた。
 咳には胃炎が関係する可能性もあるので、症状が出ている間は喉に刺激のある物や消化しにくい食事は避けるようにお話ししたところ、お客様に驚かれた。
 今回は炎症を抑えるのが目的なので、患部を潤して咳を止める『麦門冬湯』は紹介しなかったけれど、その処方内容は胃薬に近く、漢方的には胃の症状に対処すると咳も治ると考えるのだ。

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 例の『フェイタスZαジクサス』の試供品をお客様にお渡しするさいに、内服薬との併用に気をつけるようお話ししたところ、病院から複数の薬が処方されているというため、使う前に調剤している薬局の薬剤師に相談するよう勧めた。
 実際にはそこまで神経質になる必要は無いのだけれど、こうして試供品の薬を受け取る時に、こちらから伝えなければ処方されている薬のことを気に留めていないというようでは、いずれ事故を起こしかねないので。

 同じく『フェイタスZαジクサス』の試供品をお渡しするさいに、お客様に持病や他に使っている薬との併用をする場合は気をつけるよう伝えたところ、「それだけ強い薬ってこと?」と訊かれたため、薬は強い弱いだけではなく、どのように効くのかの作用機序と関係することを説明した。
 お客様は腰痛を患っているそうなので、病院から処方されている薬がある場合には、市販の薬を買う時にも担当医や調剤している薬局の薬剤師に相談をして選ぶように勧めた。

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