薬の効果は体の仕組みを知ることも大事です

 幼児を連れたお客様から『おくすり飲めたね』を求められ売場を案内したうえで、フルーツ味は漢方薬などだと苦味を増してしまい向いていない薬もあることを伝えると、まだ使う薬は決まっていないとのことだった。
 本人が使いたがるとのことでお買い上げいただき、病院で薬が処方された場合には、混ぜて良い物や悪い物があるかを薬剤師に確認するよう勧めた。
 また、これは私が子供にやった方法だが、小皿にお湯で薬を溶いて飲ませて慣れさせる方法も教えた。
 子供が小さいうちなら、薬をお湯に溶くのが遊び感覚で楽しくて、味を気にせず飲んでくれるかもしれないので。

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 子供を連れたお客様が外用消炎剤の棚を見てみて、子供が「こっちはどう?」と親に尋ね、親が「こっちは匂う」と答える声が聞こえたため、案内を申し出たが断られた。
 しかし去り際に、匂いは成分で決まることを伝えると、 ようやく応じていただけた。
 一般的に湿布の匂いと考えられているのはサリチル酸メチルのことで、サリチル酸グリコールの方は匂いが弱い。
 また、メントールの匂いを湿布の匂いと思ってる人も多いが、その場合はメントールの入っていない物を選ぶという選択もある。
 ただ、人間の神経というのは、「痛み」よりも「冷たさ」の方を先に感じるようになっている。
 これはおそらく、寒さが生命に危険を及ぼすからと考えられる。
 つまりメントールによって冷たさを先に感じることで、痛みの感覚を誤魔化すのだ。
 そして、サリチル酸メチルの匂いもメントールの匂いもリラックス効果があるから、本当はあったほうが良い。
 そうお話すると、サリチル酸メチルの『サロンパスAe』を使っていたとのことで、購入された。
 それからお客様には、貼り薬にも年齢制限や、血液中に成分が入っていき内服薬との影響が起こる可能性の高い物もあることを伝え、薬を買う時には最初に店員を捕まえてみるよう勧めた。

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