家にある薬の情報も知らせてもらえると提案の幅が広がります

 やや高齢のお客様から、家族の目の周りの痒みに『イハダプリスクリードi』と『キュアレア』を案内したが、しく訊くと患部はジュクジュクしているというため、目薬を塗る方法を提案したところすでに『ロート抗菌目薬EX』を持っていると分かった。
 抗菌目薬を目にさした後に、手で周りに塗り広げて使っていたそうだ。
 『ロート抗菌目薬EX』には炎症を抑える成分が入っているから、良い方法である。
 とはいえ患者本人の状況が分からないので、受診勧奨したうえで追加をお買い上げいただいた。

 お客様から『パブロンSゴールドW』について、「総合風邪薬?」と訊かれたので、メインは咳止めで去痰剤が入っており喉の痛みや発熱には弱いことと、総合風邪薬でも処方内容によって得意な症状が異なることを説明した。
 高校生の息子さんが鼻水が出ているとのことであったが、鼻水の色はもちろん、その他の症状も詳しいことは不明で、本人が風邪と言ってるから風邪薬を買いに来たとのこと。
 本人に連絡が取れるというので電話してもらったところ、喉の痛みと咳もあるというため『パブロンメディカルC』を案内して、お買い上げいただいた。
 お客様ご自身は『葛根湯』を購入されたから、鼻水だけか喉の痛みの初期には使えることを伝えた。
 鼻水が透明であれば体を温めるだけで治ることと、食欲があっても消化にエネルギーを取られないようにするために、消化に良い物を量を控えて食べさせるよう勧めた。

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