「薬を買うわけじゃないんだけど」全然OKです

 白杖のお客様から、病院で処方されている3種類の目薬を使うと、目の周りに張り付いてくるとの相談を受けた。
 どうして目薬でそうなってしまうのか、調剤薬局の薬剤師さんからは特にも何も言われていないという。
 担当医からは、目の周り用の洗浄綿を使って拭き取るように言われたそうだ。
 お薬手帳を持っておらず成分は不明だが、おそらくベンザルコニウム塩化物で良いと思われるものの、目の周りは張り付いた薬剤を剥がした時に爪で引っ掻いたのか、血が滲んで傷状になっていたため皮膚科を受診するよう勧めた。
 御本人は、鏡で見ても見えないので血が滲んでいるのには気づかなかったそう。
 こういう、登録販売者のテキストや参考書に載っていないケースは対応に困ってしまう。
 かといって習ったところで、同様のケースはこの先あるかどうか。

 高齢のお客様から風邪薬を相談されたが、主訴は鼻水で他に症状は無く、鼻水も透明だというので鼻炎薬を提案すると、使ったことが無いとのお話だった。
 入浴したり、温かい物を積極的に飲むだけで症状が治る可能性をお話したうえで、『アルガードクイックチュアブル』を勧めると、お買い上げいただいた。

 やや高齢のお客様から、「薬を買うわけじゃないんだけど」と太ももがこむら返りのように痛むという相談を受けた。
 薬は不要なら買わなくても良い物だから、相談だけでも構いませんよん(`・ω・´)シャキーン
 詳しくお話を聞くと、プールで運動をした直後に施設の風呂に入り、サウナも利用しているという。
 プールに入っていても体内は水分不足になることと、筋肉が疲労してるのが原因と考えられることを説明した。
 そしてプールで泳ぐときも、こまめな水分補給をすることと、入浴前に足をマッサージするようお話した。
 また、自宅には湿布があるそうなので、持って行って施設から帰る前に貼るよう勧めた。
 それから、たまに自転車で2時間ほど走ることもあるというため、まとめて激しい運動をするより毎日少しずつのメニューをこなした方が良いことを伝えた。
 こういう相談も、登録販売者の研修には出てこない。

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