薬を嫌がる子供に飲ませるのには、自分で用意をさせるのもテクニックの一つ

若い夫婦のお客様が『アレグラ FX』と『ロートアルガードクリアブロックEXα』を購入されるさいに、目薬は後者のような価格の高い物が良いのか質問をされたので、アレルギーの抑制と痒み止めと抗炎症剤が入ってれば必ずしも角膜修復成分などが入っていない安い物でも構わないと考えられることを説明した。

それに、主成分のクロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー薬として優れているが、同時に充血を招く副作用もある。

非ステロイド性抗炎症薬として働くプラノプロフェンも、同様に副作用として充血が現れることがある。

そして目薬は、非常にデリケートな部位に用いる薬なので、使って良い成分と濃度がガチガチに規定されている。

そんな驚くような新開発の製品が投入されるようなジャンルではないため、既存の成分の組み合わせや濃度を変えたものが多く、価格の殆どは開発費だとも云える。

ただ、人間の精神力というのも案外と強力で「効くと思って使った薬は効く」から、高い目薬のほうが効果を実感できる可能性は決して低くない。

そういう意味では、私の話が余計なんだけど(苦笑)

花粉症の患者はご主人で、『』は毎日欠かさずに連用したほうが効果的ということは知っていたため、腸の働きを整えるのも役に立つことをお話した。

アレルギー反応というのは、本来は敵対する必要の無い物質に対して過剰な攻撃を加え、自身の体にも被害を及ぼす症状。

その敵味方の識別をしているのは、脳細胞と同じ組織で構成され「第2の脳」とも呼ばれる腸なので、ヨーグルトを食べたり入浴などでお腹周りを温めて腸内環境を整えると、識別が正確になり敵ではない物への攻撃をしなくなり症状が和らぐ。

なので、食べ過ぎは良くないとお話するとウケた。

腸が消化に忙しくなれば、外部からの訪問者である花粉への対応がいい加減になって、とりあえず攻撃という単純な反応によって花粉症を発症させてしまう。

お客様から『浅田飴AZのどスプレー』を求められ、それは取り扱っていないことと、アズレン製剤であれば同じことを説明して他の物を勧めたのだけれど、頼まれ物とのこと。

また、他に探してる喉のスプレーもあるというので調べたところ、それもアズレン製剤だった。

そんな、アズレン製剤ばかりを集めてどうしたいのか(^_^;)

おそらく頼んだ人は、その2種目類の喉スプレーが同じ抗炎症の成分であることを知らないのだろう。

いずれにせよ、売り場面積は限られているから同じ処方の薬をメーカー違いで2種類以上置くというのは、よほどの大型店でもなければ考えられないため、足で探すのは難しいと伝えた。

頼んだ人も罪なことをするとは思うものの、頼まれる方も、きょうびはスマホで検索できるのだから内容を調べてから応じれば良いのにとは思わなくもない、

子供2人を連れたお客様が、『おくすり飲めたね』を探しにいらっしゃったけれど、処方された薬を尋ねたら甘い味の付いたドライシロップだった。

抗生剤や一部の漢方薬だと、果物系のゼリーは苦味を強くしてしまうためチョコレート味の方が良いから、こうして確認が必要。

お客様には、お湯に溶いて飲ませてみてはと提案したところ、やってみて駄目だったという。

確かに甘いとはいえ、なんというか人工的でヒネた甘さなのは確か。

大人になってからは「懐かしい味」に思えるが、子供が嫌がる気持ちも分かる。

ただ、そこは子供のこと。

本人にやらせれば、愉しくて飲むかもしれませんとお話したら、「いいこと聞いた」とお帰りになった。

親がやってあげたほうが自分を大切にされてると感じて喜ぶ子もいるかもしれないけれど、子供の頃には自分のやることが愉しいと感じて、自分の作った物は大切にしたり自分で使ったりしたくもなるから、薬の用意を自分でさせるというのも子供に薬を飲ませるテクニックの一つである。

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