出来ることと出来ないことの線引き

 常連のお客様からギックリ腰の相談を受け、なったのは今日とのことなので鎮痛効果が高く浸透力のあるジクロフェナクトリウム製剤を勧め、『ボルタレンゲルEX』をお買い上げいただいた。
 以前に湿布タイプでかぶれたとのことだったけれど、患部の清浄が影響することを伝えた。
 たとえお風呂上がりでも、タオルの生地や汗に空気中のホコリなどを巻き込んで貼ると、それがかぶれの原因となるのだ。
「めんどくさいわね」言われてしまったけれど(^_^;)

 夫婦のお客様が来店し、『ベンザブロックSプラス』を奥さんが購入されるさいに患者と症状について尋ねると、ご主人が鼻づまりとのことだった。
 他に咳などの症状は無いと言うから鼻炎薬で充分なように思うのだが、患者であるはずのご主人の方があまり話に興味無さそうだった。
 養生として、入浴することと温かい物を積極的に飲むようお話したさいも、ご主人の方は聞いていなかった。

 常連の夫婦のお客様から『ユリナール』(清心蓮子飲)について尋ねられ、疲労性の膀胱炎に適応することを説明したところ、病院で間質性膀胱炎と診断され口渇が起きるため『牛車腎気丸』が処方されたものの、やはり口渇があるという。
 一応、担当医から別な漢方に詳しい医師を紹介されていて、それまでのつなぎに『ユリナール』を使うか考えたようだ。
 なにしろまだその漢方に詳しい医師には会っていないのだから、まずはその医師の方に相談してみるよう勧め、本日はお帰りになった。

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