薬は万能じゃないから最適解を求めて

 お客様から、ご主人が微熱と悪寒がするとのことで『麻黄湯』を服用しており、『ユンケル黄帝液』を一緒に飲んで良いか質問された。
 『ユンケル黄帝液』自体は栄養剤の中でも良い物だが、カフェインで眠れなくなる可能性と、やはりカフェインにより元気になったと錯覚して無理をし悪化させてしまうとも考えられるため、解熱後の回復期に使うよう勧めた。
 また、解熱後のぶり返しを防ぐために『柴胡桂枝湯』を紹介した。
 まぁ、今度は『柴胡桂枝湯』を飲んだら『ユンケル黄帝液』が不要になっちゃうんだけど(笑)

 やや高齢の夫婦のお客様が来店し、成人の娘さんから喉の薬を頼まれたそうで、咳をしていたとのことから『ベンザブロックせき止め錠』を紹介した。
 しかし詳しく訊くと、喉の痛み方は不明なものの咳き込んでいる訳ではないそうなので、『駆風解毒湯』の方も紹介したところ、そちらをお買い上げいただいた。
 私は不要だと思うものの、お客様は『ヴィックスドロップ』も一緒に購入された。
 まあ、毒にも薬にもならず消毒になる程度なので、併用しても問題は無い。

 高校生の子供が口内炎とのことで、痛みが強いというお話から『ケナログ』を勧めたところ、内服薬にもついても訊かれたので『トラフルBBチャージ』を紹介し、一緒にお買い上げいただいた。
 どうも口内炎は繰り返してるようなので神経性胃炎の可能性をお話すると、受験生だと分かったため『半夏瀉心湯』を紹介した。
 また、受験時に気持ちを落ち着かせる物として『半夏厚朴湯』も案内しておいた。

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