患部の写真をスマホで撮っておこう

 数日前にいらした喉の痛みと鼻水のお客様が今度は咳と声嗄れになり、これから仕事で声を使うというので『麦門冬湯』『響声破笛丸』を紹介すると両方を購入された。
 胃炎を起こしていると考えられるため食事を消化に良いうどんにするようを勧めると「あっ、蕎麦食べたわ」と答え、胃に優しい食事をとお話しすると、「しゃぶしゃぶに一味をたっぷりかけた」と答える軽口は健在だった(^_^;)

 やや高齢のお客様から、虫刺されのパッチを希望され、誰が使うのかを確認したところ、お孫さんとのことだった。
 患部の写真をスマホで撮ってきていたため見せていただいたところ、蚊ではないようにも思える腫れ方だった。
 そのことを説明したうえで『ムヒパッチA』を案内して、お買い上げいただいた。
 ただ、パッチを希望されたのは、患部を虫から守るためというお話だったが、そういう用途でパッチになっている訳ではないので、天然ハーブの虫よけスプレーも案内した。
 そして、今回のように患部の写真を撮ってきているというのは良い方法ですと伝えておいた。
 今後も、文明の利器は活用してもらいたいので。
 写真だけではなく症状のメモなどもしておくと、なお良いかと。

 やや高齢のお客様から、赤ん坊のおむつかぶれにテレビに見た薬をと相談され、『フルコート fMD』だと思い案内したうえで、ステロイド剤であることを説明すると不安がられたため、ステロイド剤の一覧表で一番弱いウィークであることを説明した。
 そして、『ポリベビー』を紹介すると自身が馴染みがあるらしい『オイラックス』はどうかと尋ねられたので、非ステロイドであるものの、そもそも皮膚薬は患部の状態で使い分ける、あるいは最初に強い薬を使い、段階的に弱い薬に乗り換えていくのが良い事をお話しした。
 本日は、『ポリベビー』をお買い上げ。
 それにつけても、テレビで見た薬を欲しがり、それがステロイド剤であることを知らずステロイド剤と知ると怖がるというのは、なんとも私には分かりにくい感覚で戸惑う。

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