情報の提供の仕方が難しい

 お客様から『テオドラントホワイトL』と『アセモア』の比較を尋ねられ、前者の方が痒み止めの効果は高いと考えられるものの、常備薬に考えているというので、患部の状態によって薬を乗り換える運用の方が適切なことを説明した。
 そのうえで弱い薬を長く使うより、早い段階で強めの薬で痒みを抑えた方が、痒みに対する神経の反応が過敏にならずに済むことを伝えた。
 人間の体には、痒みを感じる神経は無く、痛覚神経が弱い痛みを痒みと認識する。
 そして、痛覚神経は身体の異常を知らせる警報装置である。
 そのため痒い部分を掻いていると、体の方は警戒値を下げて、もっと弱い痒みでも脳に知らせなければならないと認識してしまい、どんどん弱い痒みに体が反応してしまうようになるのだ。
 本日は、『テオドラントホワイトL』をお買い上げいただいた。

 皮膚炎の棚を見ていたお客様に声を掛けてみたが、案内は断られた。
 そして、『ジンマート』をレジに持ってこられた際に、今までになったことがあるのか尋ねると、蕁麻疹になったのは初めてとのことだったので、食べた物や触れた物を思い出してみると何が原因か分かるかもしれないと話したところ、「食べ物でなるの!?」と 驚かれてしまった。
 あまりにも驚かれたので、ストレスなどでも起きることをお話できなかった(汗)
 余計なことを話して、そのストレスで蕁麻疹が悪化しても困るから。
 内服薬に、『十味敗毒湯』なんかも紹介したいところなんだけどね。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート