患者さんや家族は原因を言いたがらない罠

 お客様から、ご主人の打ち身に『トクホンチールOX』が効かなかったという相談を受けインドメタシン製剤を案内すると、『バンテリンゲル』も効いたた気がしないと本人が言うっているとのこと。
 鎮痛効果の弱いサリチル酸製剤の『トクホンチールOX』と、鎮痛効果が高くても浸透力の弱いインドメタシン製剤も効かなかったのならば、浸透力のあるフェルビナク製剤か、鎮痛効果も浸透力も高いジクロフェナクトリウム製剤を提案し『フェイタスZα』をお買い上げいただいた。
 しかし、すでに3日ほど経過しているそうなので、ヒビや剥離骨折などの可能性をお話して、受診勧奨もした。
 なにしろその打ち身は、一回転するくらいの勢いで転んだというので(;´Д`)
 それを先に言って………。

 先日の、何かお話をしては必ず茶化して答えてくるお客様が日用品を買いにいらしたので、声を掛けてみたところ、喉の痛みは治ったものの、鼻水はまだ出ているとのこと。
 やはり内臓が冷えていると思われるため温かい物を飲むようお話ししたところ、お風呂は長く入る方で本を読むくらいだと言うので、それはぜひ続けて下さいと伝えた。
 しかし、下半身も厚着するように伝えると、ペラペラの薄いのを着ているそう。
 今日は、あまり茶化したりしないなと思ったけれど、お風呂で本を読むというのは、もしかするとそのつもりだったのかもしれない。

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