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  • 大棗(タイソウ)

    漢方生薬煎じ薬 調剤用500gの価格参照

    (1) クロウメモドキ科のナツメ、又はその他の近縁植物の果実
    (2) 主成分:トリテルペンおよびエステル類、サポニン多糖類など
    (3) 性味:甘、微温
    (4) 薬能:補脾胃・養営安神・緩和薬性、抗アレルギー作用、抗消化性潰瘍作用、抗ストレス作用
    (5) 帰経:脾・胃・心・肝
    (6) 配合処方:胃苓湯、越婢加朮湯黄耆建中湯、黄連湯、葛根湯葛根湯加川きゅう辛夷甘麦大棗湯帰脾湯加味帰脾湯桂枝加芍薬湯桂枝加芍薬大黄湯桂枝加朮附湯桂枝加竜骨牡蛎湯桂枝湯呉茱萸湯五積散、柴陥湯、柴胡加竜骨牡蛎湯柴胡桂枝湯柴朴湯柴苓湯、四君子湯、炙甘草湯小建中湯小柴胡湯小柴胡湯加桔梗石膏参蘇飲、清肺湯、大柴胡湯大防風湯当帰建中湯当帰四逆加呉茱萸生姜湯排膿散及湯麦門冬湯半夏瀉心湯平胃散防已黄耆湯補中益気湯六君子湯



    漢方生薬煎じ薬 調剤用500gの価格参照

     

  • ≪通巻0263号≫
    健康食品の方が良いのかどうか/可哀想な世代?/薬をもらわないで/ガスター10に注意

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻0263号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※1月10日(火)……健康食品の方が良いのかどうか
        
    ※1月11日(水)……可哀想な世代?
    ※1月12日(木)……薬をもらわないで
    ※1月13日(金)……ガスター10に注意
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆1月10日(火)/2006年◆
     地面が濡れていて、周囲の家の屋根がうっすらと白くなっているところを見ると、天気予報で言っていたように雪が降ったらしい。
     風が吹いていないので、そんなに寒くは感じない。
     午前中は、連休明けのせいなのか目の回る忙しさ。
     次々と患者さんやお客さんがみえて、お母んなどは問屋さんへの薬の発注を忘れたくらい。
     幸い、すぐに必要な物は無くて良かったけれど。
     いったん家へ、昼食を食べに帰った。
     何を呼ばれたのかと思ったら、三輪車を組み立ててくれという。
     なんだよー(^_^;)
     婆ちゃんがお金を出してくれて、お母んと一緒に奥さんが買ってきたらしい。
     まだ早いんじゃないかね、次郎には。
     中途半端に組み立てようとしていたのをバラすのに手間がかかった。
     そして三輪車のデザインはアンパンマン。
     アンパンマンは嫌いなんだがなー、私は(笑)
    「愛と勇気だけが友達」の寂しいヤツだぞ。
     三輪車が組みあがると、次郎は訳も分からずに「キャー」と言って抱きつこうとする。
     三輪車に抱きついても痛いのでは(・_・)?
     部屋の中で組み立てたもんだから、狭い廊下から玄関に出すのに苦労してしまった。
     私も良く考えろよ。
     その三輪車に次郎を乗せて薬局へ。
     ハンドル固定のピンを差し込んでおき、後ろに取り付けた取っ手で押す。
     これが、なかなかコントロールが難しい。
     ハンドルを固定してあるといっても、左右には少し動くので、次郎がハンドルに触ると曲げた方に三輪車が進んでしまう。
     関節痛の相談で患者さんが来店。
     膝が痛むという話だが、歩いてる時の方が楽で、温まるとやはり楽になるという。
     となると、麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)が合いそう。
     しかし、漢方薬は嫌いらしい。
     漢方薬局に来て漢方薬が嫌いと言われてもねぇ(^_^;)
     てな訳で、健康食品のサトウグルコサミンの方を買っていかれた。
     漢方薬よりも健康食品の方が良いというのも良く分からない。
     頭痛の薬を求めて患者さんがみえた。
     どうやら風邪での頭痛らしい。
     川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)の出番である。
     始めは、咳やクシャミがあり、出なくなったので治ったと思っていたそうだ。
     それは、風邪が体の奥に入ってしまったんですねぇ。
     症状が治まったと思って油断していると、ぶりかえすので要注意。
     やはり風邪の相談が多く、そして油断している人も多し。
     今度の患者さんは、風邪をひいてから三日ぐらい経っているという。
     食欲も落ちてきているそうだから、もう少し早く手を打って欲しかったところ。
     地竜(ぢりゅう)柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)で治してもらおう。
     買い物をして次郎を迎えに来た奥さん、帰ってから支度をするのが面倒だと思ったのか、薬局で夕食を作るとか。
     まぁ、いいですけど。
     作ったのは長崎ちゃんぽん。
     野菜を切って炒めてというのは手間かもしれんが、薬局の台所じゃ調理しにくいんじゃないかね、むしろ。
     そして、お風呂を沸かしておくからと奥さんは先に帰り、私が次郎を連れて行く事に。
     しまった、狙いはソレか(笑)?
     次郎を三輪車に乗せて帰ろうとしたら、途中で降りて歩き出す。
     どうやら、もう飽きたようである。
     困ったヤツだね、どうも。
     しかも、家と反対方向に歩いていくから、どんどん家が遠くなる。
     やむなく次郎を三輪車に無理やり乗せて、後ろの取っ手を押し下げる事で三輪車の前輪を浮かせたウィリー走行に。
     こうすれば次郎は転げ落ちないようにハンドルにしがみつき、足は地面に付かないから降りる事もできない。
     これで一気にマンションまで辿り着いた。
     三輪車を怖がるようにならなければ良いが( ̄▽ ̄)
     ネットで、毎日新聞の論説を読んだ。
     ゲンジボタルの名前の由来で前フリ。
     ゲンジボタルは体長15ミリ前後で、尾が淡く黄緑色に光る様子を見て、『源氏物語』の光源氏をイメージし、ゲンジボタルと呼んだと解説し、当然続くようにヘイケボタルの名前の由来を語るのだが、そこで唐突に「もう一種類の蛍を権力闘争が好きな(例えば小泉さんのような)日本人?はヘイケボタルと命名した」とか言う。
     名前を付けた誰とも知れない人を、勝手に「権力闘争が好きな日本人」ってのは、疑問符付きでも変な推測ではないか。
     しょっぱなから、随分と無茶な論説だなオイ。
     そこからどこに話が繋がるかと思えば、耐震データ偽造事件。
     実は、ゲンジボタル北限の地である宮城県金成(かんなり)町(昨年4月の町村合併で栗原市)に、『姉歯の松』という松があるのだそうな。
    「小野小町の姉または松浦佐用姫の姉の墓の上の松」だとの事。
     ははぁ、そういうのを見つけてくるというのは面白い。
     “姉歯”があって、町の名前が“金成”という事で姉歯元建築士のイメージが重なって、迷惑な話だというお話。
     駄洒落が、いかに日本人の文化に根付いているかを如実に物語っている……という話にでも行くのか。
     そういうユーモアの話には行かず、これまた唐突に事件の元凶は、「『稼ぐが勝ち』の小泉流市場原理主義を実践するファンドが、賃貸マンションを高利回りの物件として買いあさる。少しでも早くもうけようとする業界が突貫工事でマンションを建て」云々と語りだすのだ。
     えっと……、言ってる事は間違っちゃいないかもと思うけど、“小泉流市場原理主義”とやらの解説をしてくれないと意味が分かりませんが。
     新聞のコラムや論説を書く記者の中には、なんだか造語を作るのが好きな人が多い気がする。
     英語などからのカタカナ語が分かりにくいと世間で言われるように、そういう造語も分かりにくい。
    「ああ、なんか皮肉を込めてるんだろうなぁ」とは予想がつくものの、書いてる本人の中だけで完結されてても困るんですけど。
    「民間でやれる事は民間に」、「市場の競争原理にのっとって」というのが、「稼ぐが勝ち」とイコールになる事を証明してくれなきゃ。
     例えば、株式市場も以前より様変わりしている。
     『ソフマップ』が業績の下方修正を発表した時、その株価は上昇した。
     昔ならば、下方修正の発表は株価の下落につながったはずである。
     しかし、正直に業績を発表する事で信用が高まった訳である。
    「稼ぐ会社に、より期待が高まる」のは変わらないとしても、「稼げない会社は駄目」という事でもなくなってきたのだ。
     そしてそれは、皮肉にも個人投資家が増えたからというのもあるかもしれない。
     会社の業績を睨みながら投資するのとは別な、日銭を稼ぐだけのデイトレーダー参入で、日々のニュースや噂で株価が乱高下するようになったのは、単なる投機で嘆かわしいとみる向きもあるだろうが、同時に短期の業績の悪化や、悪材料が会社にあっても、再建させるのが可能だという事である。
     企業の情報開示が進めば、“市場原理”の原理原則である、「買い手と売り手が互いに信用を基盤にして取引をする」のが当たり前になるかもしれないのだ。
     おっと、脱線。
     論説の最後の方では、『姉歯の松』の解説になっていた。
     『伊勢物語』に出てくる逸話だそうで、陸奥国を訪れた在原業平が地元の女性と親しくなったのだが、業平は彼女を都へ連れて行くつもりはなく「栗原の 姉歯の松の人ならば 都のつとに いざといはましを」(姉歯の松が人間なら、土産として都へ行こうと誘うのだが)と詠んだという。
     そして、女性の方は裏切られたと思いながらも、「美しい自然の歌」に感激したのだとか。
     なんか、女性が言いくるめられてるようにしか思えないんですが(苦笑)
     で、その話が悲しい物語としながら、筆者が導き出した結論は……。
    「権力闘争も金もうけも、自然の優しさ、厳しさの前では米粒のようなものではありませんか。僕は、バブル猛反対!」
     ズルッ(・_゜)
     自然は、人間に優しくも厳しくも無い。
     自然からすれば、人間による恩恵など無いに等しい。
     ってか、権力闘争が嫌なら出世を望まず、金儲けが嫌なら給与も貰わないように。
     Y氏からメールが入る。
     頼まれていた講演のテープ起こし原稿を、明日までにO氏にメールで送っておいて下さいと。
     ガッ!!Σ( ̄□ ̄;)
     そりゃ確かに、元々は昨年の11月末頃に仕上げて送る事になってはいましたけど、そのO氏からメールの返事が来てないんで後回しにしてたから、終わっておりませぬ。
     テープ起こしって、最終的にどんな形態で使うのかが分からないと、本当に全ての発言を起こしておいて校正までしておかなきゃならないから、手間と時間がかかるんだよね。
     だから、どの程度仕上げておけば良いのかをO氏に尋ねようとメールしてあるのだ。
     暇な訳では無いので、詳細が分かるまで放っておいた次第で。
     しょうがない。
     腹括って、全文起こしの完全な校正をしてみせましょ( ̄^ ̄)
     とはいえ、あまりに孤独な作業なので、チャットに入ったらI氏が胃の調子が悪いという話。
     本人の弁によれば、「風邪っぽい」との事。
     それでいて熱は微熱なのに寒い感じがするそうで、これはやっぱりノロウイルスによる胃腸炎ではなかろうかと予想。
     I氏はスーパーに勤務してるので、感染しやすい事を考えると、仕事を休んだ方が良いかと悩まれた。
     病気自体は、老人や幼児、もしくは極度に体力低下した人でなければ、たいした事はないのだけれど。
     I氏には、地竜柴胡桂枝湯で様子を見るように伝えた。
     それと、カイロで左脇腹を温めるようにとも。
     I氏の彼女のS子さんからうつされたか、それともうつしてしまったかという話も出たけれど、もし移されたとしたら、慣用句を忘れるとか、諺を間違えるという症状が出るのではないかと、本人がいないのをいい事にヒドイ事を(笑)
     話の中で、鉄道会社で車掌勤務のK氏も、このノロウイルスにやられて、走行中の電車で吐きまくったという事を聞かされた。
     それはご愁傷様で(^_^;)
    ≪育児日記≫
     今日は、義母とハッピーで次郎の三輪車を買った。
     アンパンマンのだった。
     最初、ハローマックに行ったけど高かったので、そちらよりハッピーの方にした。
     次郎も連れて行った。
     車に乗せると、騒がないで機嫌が良いので助かった。
     風が冷たかったけど、次郎は元気だった。
     旦那は具合がそれほどよろしくないみたいだった。
     だからホカ弁を買っていった。
     次郎は、ずっとハシャいでるようだった。

    ◆1月11日(水)/2006年◆
     ほぼ徹夜明けで、講演会のテープ起こし(ICレコーダー起こし?)をあげてメールで送信。
     直接に頼まれたのはY氏からなのだが、この原稿を必要としているのは面識の無いO氏で、昨年に一度メールをしているのに返事が来ない。
     一回くらいだとメールの消失などが考えられるものの、Y氏を通してもO氏からは連絡が無かった。
     なんで連絡をくれないんかな。
     仮眠を取って薬局へ。
     Y氏から、原稿の事でO氏に直接連絡を取って欲しいとメールが来たけれど、なんで私の方からしなきゃならないのか分からず放置を決め込む。
     締め切りを遅らせたのは申し訳ないとは思うものの、一度も打ち合わせに応じてもらえず、こっちはこっちでいらぬ苦労をしたのだ。
     なんで、こんなに腹が立ってるんかなと思うと、講演の内容にイライラしたから。
     それは後述。
     八味地黄丸(はちみじおうがん)を買いに、お客さんが来店。
     奥さんが夜中に何度もトイレに起きてしまのうで、ハルンケアを飲ませてみたのだが効かず、友達から勧められたのだという。
     えっと……、中身は同じです(^_^;)
     メーカーも罪作りな。
     なんにしても、八味地黄丸は男性の前立腺肥大による頻尿などには効果があるが、女性の場合には別な選択も考えられる。
     特に、寒くなってきてから症状が現れたという話からすると、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)が適応しそうだ。
     成人の息子さんが風邪をひいたようだとの事で、母親が薬を買いにいらした。
     微熱があり、頭が痛いと言っているらしい。
     うちでは定番の、麻黄湯(まおうとう)地竜(ぢりゅう)を案内した。
     すると、
    「薬を飲みたがらなくてねぇ」と言われる。
     嫌だからと我慢できる程度ならば、いちいち苦しがるなよと、患者さんに優しくない事を思ったり。
     一応は買っていかれたけれど、どんなもんか。
     で、腹の立った講演の内容。
     講師は汐見稔幸氏による子育て支援に関する講演で、そのための町作りの取り組みなどを国内外の事例から紹介していた。
     http://www.ikuji-hoiku.com/other/kyouji.html
     それはいい。
     しかし、ところどころでムカつく事このうえない。
     一番腹立たしかったのが、同一世代をひとくくりにし、そのうえ問題を本人の手の届かない所に、勝手に持っていってしまうところ。
     例えば、私のような三十代の親が子供の頃には、管理教育が徹底されていて、さらにイジメや校内暴力が問題となっていた時代で、同窓会などでも学校の楽しい思い出を語る事が少ないという。
     まぁ、それは事実の指摘と、主な事項を抽出しただけだから構わない。
     ところが、子供時代の楽しい思い出が少ないから、「自分の子供に対してもどうして良いか分からないのです」と論ずる辺りからおかしくなる。
     そして、それは彼らのせいではないと“擁護”するのだ。
     曰く、「そういう育ち方を強いられたんだから仕方が無い。彼らは悪くないんです」と。
     なんだか、「貴方が不幸なのは、先祖の因縁があるからです」と本人の預かり知らない所に原因を持っていって、口車に乗せようとするインチキ霊能者の言のようである。
     とにかく、そんなふうにやたらと若い世代を“哀れんで”くれるのだ。
     どうにも腹立たしくて仕方が無い。
     環境がどうだろうと、どう育てられようと、無意識と意識的にとに関わらず、最終的な取捨選択は自分でしてきたつもりだ。
     今の自分のアイデンティティーは、自ら獲得して構築したものである。
     人の言いなりになるのも一つの選択。
     人に逆らうのも一つの選択。
     あらゆる影響を受けつつ、まぎれもなく自分で選んで生きてきた。
     それを、勝手に哀れんで「本人のせいじゃない」とか言って否定される謂れは無い。
     で、これが70年代生まれの人に関する講師の見解。
     それがさらに、80年代生まれの人にも及ぶ。
    「17歳の凶行」が取り沙汰された事件を並べ立て、それは80年代の遊びの環境の変化が原因だという。
     1つは東京ディズニーランドの開園による遊びのテーマパーク化、もう1つはファミコンの普及による遊びの屋内化。
     自分で工夫して遊ぶ事で、考える力が身に付くのに、それができなくなったと。
     私は、事件を起こした子供達に“更生の機会が必要”だとはちっとも思ってなくて、理由の如何を問わず厳罰でという考えなのだけれど、それにしたってこの論法では可哀想に思う。
     だって、本人たちの想いや考えはまったく無視されて、本人たちにはどうしようもない所に原因がある事にされちゃって。
     私もこの講演会には誘われてたんだけど、行かなくて良かった。
     目の前で聞いてたら、机蹴り倒していたよ。
     講演者の論だと、私たちの世代は我慢が足りなくて、キレやすいそうですから。
     講演者の面子のためにも、キレてやらなければなるまいてヽ( ´ー`)ノ
     まぁ、私が個人的に短気なのは認めるけどさ(笑)
     不思議なのは、この手の子供の教育を論じる人って、自分たちが子供の頃の教育に関しては、優れた点しか語らない。
     大人はちゃんと叱ったとか、川原や原っぱなど外で遊ぶ場所がたくさんあったとか、ガキ大将的な存在がいたとか。
     いっそのこと、この手の講演会では1人の分を録音しておいて、その部分になったら同じ物を流せばいいんじゃないかね。
     そして、昔は良かったという話の後には、当然の事ながら対比として今の教育の問題点を挙げていく。
     これが以前ならば詰め込み教育批判とテレビゲーム批判がセットで、今だとその世代が大人になって子供の育て方が分からないという憐憫とテレビゲーム批判がセットだったりする。
     今回の講師の場合は後者な訳で、その話の中では子供を見る場合には“別な見方が必要”だと説く。
     例えば、何をするにも遅い子供は将来は仕事を丁寧にするようになるかもしれないとか、カンの強い子供は気持ちを外に出すのだから芸術家に向いてるかもしれないとか、そういうふうに考えましょうと。
     それは同感。
     ただし、百歩ほど譲って。
     納得いかないのは、そういう見方を、どうして昔と今の教育の対比にも持ち込まないのか。
     昔は、人権意識が低かったとか安全面への配慮が足りなかっという問題点があるはずではないか。
     今は、親が子供と一緒に育つ事による友達的な関係を持つようになったというような良い点もあるはずではないか。
     講演を聞きに来た人たちのニーズに応えているというのもあるのだろうが、そのダブルスタンダードぶりはちょっとズルイ気がする。
     その講演を聞きに来ている方も来ている方で、早期教育のくだりで講師がその滑稽さを指摘すると、ワッワッと笑っていた。
     確かに、まだ立ち上がりもしない赤ん坊に英語を教えたり、簡単な足し算引き算を教えたりという光景は、馬鹿馬鹿しく見える。
     しかし、忘れてはいけない点がある。
     それは、早期教育の有効性が立証されていないのと同じように、早期教育が無益だという事もまた立証されていない点。
     テレビのワイドショーなどで見て笑うのならともかく、アナタたちは子供の教育についての興味を持って、この講演会に出席しているはずではないのか。
     それが、自分とは違う教育手法を選んだ人たちを笑うというのは、どういうつもりか。
     ものの見事に、講師の話術にはまってしまっている。
     その講師がまた、変なことにイチャモンつけて、それでまた参加者が笑っているし。
     何かというと、『エッセ』という雑誌で、公園デビューの日のための服装特集があり、その記事に「派手からず地味からず」とか、「髪もこの程度の手入れしていきましょう」というような事が書いてあり、そんな事に気を使わなきゃ子育てできないんだったら、そんなの誰もやらないという。
     それって、パソコン専門誌を読んで、ファショッン情報が載ってない事を笑うのと同じくらい無意味だと思うんですが。
     http://www.fujisan.co.jp/Product/228
     後半では、子供には優れたオモチャが必要だという話。
     優れたオモチャとは何か。
     はい、もう分かりますね。
     聞くまでもありません( ̄▽ ̄)
     積み木です、粘土です、ブロックです、あるいは伝統工芸の玩具です。
     これらを挙げる人は、想像力が育まれるとか言うけれど、子供の想像力を侮っていないか?
     スポンサー主導のテレビ番組のオモチャを手にしたって、子供は想像力を働かせるもんだよ。
     おそらくは、設計者は想定していなかったような遊び方をする。
     合体変形する物なら、劇中に無い変な組み合わせもする。
     私が子供の時には、宇宙に関するイラストや写真入りの図鑑を広げて、そのうえにヒーロー物のオモチャを乗せ、頭の中では壮大な宇宙空間を想像して遊んでいた。
     それとも、その程度の想像力じゃ駄目なのか。
     伝統工芸品の玩具は、世代を越えて受け継がれて一緒に遊べるというのが利点の一つなら、『ウルトラマン』だって『ガンダム』だって、世代を越えて親子が一緒に楽しめるという点において、“伝統”を纏い始めてるけど、その研究評価はされないので?
     研究だけの机上の空論でしか論じられない学者ではなく、ちゃんと自分の子供も育てて、実践的に子育て支援の活動をしている人からして、他の教育関係の研究者と同じ事しか喋らない。
     これは、研究者の視点が偏っているのか、講演会を望む参加者の方が偏っているのか。
    ≪育児日記≫
     今日は、夜ピザだった。
     旦那は、体調がまだあまりいいわけでなかったせいか、お昼も食べずにピザを食べるために空けといてくれた感じだった。
     次郎は、最近また夜遅くまで起きるようになり、午前中、芝北公民館に赤ちゃん相談に行った時もそのことを指摘された。
    「夜、早めに寝かせるようにして下さい」みたいに。
     しかし、このところ咳とかしてたせいか、本人もあまり夜寝られずにいるみたいで、相談をしたりした。
     4月から保育園に内定しているので、それがとても心配とも保育士さんに話したりした。
     次郎は、また気に入ったオモチャを離さずにいて、帰りは大泣きしていた。
     保育士さんに借りたオモチャだったんだけど、まだ他人と自分のオモチャの区別はできないみたいだった。

    ◆1月12日(木)/2006年◆
     朝、咳き込んで眼が覚めた。
     風邪の症状が治まった後に、咳だけが残る基本中の基本。
     鼻が詰まる事からしても、体内に熱がこもってしまったようだ。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を飲んでおく。
     電話で、痛風の相談を受けた。
     これまでに何度か他の患者さんからも問い合わせがあったので、調べてあったところでは越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)が選択の一つ。
     腎臓の機能を安定させて、痛み止めの効果もあるというのが、その根拠である。
     ただし、冷え症の人には向かないので注意。
     実のところ、本当に痛風という事だと病院での治療を受ける人が多いから、店頭での治療実績は心もとない限り。
     誰か試してレポートしてくれないかしらん。
     とか思っていたら、電話で痛風の相談をされたお客さんが来店した。
     患者は、お兄さんだそう。
     以前に病院の診察で、痛風と診断された事があるのだが、その後病院には行っていないとの事。
     ところが、お兄さんの友達にも痛風の人がいて、その人の飲んでいる薬を分けてもらって服用したら効いたから、それを買ってきて欲しいとか頼まれたという。
     なんで、そんな怖いことをしますか(^_^;)
     でもって、肝心のその薬がなんだったのかが分からないというので、今日のところは何も買わずに帰られた。
     無事に男児が戻ってきた、光ケ丘スペルマン病院からの新生児連れ去り事件の続報をテレビのニュースで観てコケる。
     男児とは直接関係無い病院に身代金を要求するという手口から、もう少し計画的なのかと思ったら、各病院を下見してみて「侵入しやすそうだった」という理由で選んだのだとか。
     馬鹿だ(^_^;)
     あそこはキリスト教系の病院だぞ。
     宗派にもよるけれど、キリスト教系は貧乏が多い。
     病院のサイトに書いてある解説によれば、米軍とその家族から寄附を集め、さらに来日中のスペルマン枢機卿の援助を受けて開設されたそうだ。
     http://www.spellman.or.jp/
     そのうえ、スペルマン病院は「奉仕の精神」で“経営”してたらしいから、貧乏このうえない。
    ≪育児日記≫
     今日は、次郎の1歳6ヶ月過ぎてから行なう歯科検診にB歯科に行ってきた。
     夕方から行ったのだけど、すぐにやってもらった。
     そしたら虫歯も何も無いようなんでよかった。
     フッ素を頼んだけれど、もう少ししたら来てとのことだった。
     通常、2歳ぐらいになってからでいいそうだった。
     だけど、やっぱり心配なので訊くと、そんなに特別何も手入れしてないとか、ずっと哺乳瓶を舐めさせてるとかしなければ大丈夫なんだってさ。
     まぁ、そんな訳で少し安心した私は、今まで通りの手入れでいいんだと実感した。

    ◆1月13日(金)/2006年◆
     明け方近くに、次郎の夜泣きが始まり、これがなかなか納まらない。
     ちょっと静かになったと思っても、また「ギャーン!」と泣き出す。
     何がそんなに怖いのか、寂しいのか。
     奥さんの方が先にグロッキーになり、やむなく私が次郎と一緒に起きてリビングに連れ出した。
     バナナを差し出すと、バクバクとスゴイ勢いで食べていく。
     お腹が空いてたのか?
     オッパイは飲まなかったようだけど。
     私も朝食をと思ったが、なんにも無いのでカップ麺を食べた。
     イタリアンだそうな。
     トマト風味は、みんなイタリアンなのね。
     分かりやすくていいけど。 
     奥さんが起きてきて交代。
     出勤時間まで寝る事にした。
     咳止めを買いに患者さんが来店。
     痰が絡むという事で、前に買ったのが効いたから同じ物をと頼まれた。
     おそらく麦門冬湯(ばくもんどうとう)のはずと思って顆粒を出したら違うとの事。
     あっ、液剤でしたか。
     液剤は割高だから、あんまり売った記憶が無いんだよね(苦笑)
     でも、液剤を買ってもらえると助かる。
     倉庫の場所食いなので。
     午後から頭痛がしてきたので、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)を飲んでおく事にした。
     年末の風邪をまだ引きずってるのか、それとも次から次へと感染しているのか。
     寒気がする、咽喉が痛い、手足が冷たいと患者さんから相談される。
     地竜(ぢりゅう)が家にあるので、それを飲んでいたという。
     それは良いですね(^-^)d
     やや高齢の患者さんでもあるため、一緒に飲む物として麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を案内した。
     地竜排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに、お客さんが来店。
     今すぐに使うわけではないが、備えとしてだそうである。
     私も家に備えておこう(・_・)
     関節痛の相談で患者さんがいらした。
     痛いのは膝で、風呂に入ると楽になるようなので、温めるために麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)を勧める。
     ガスター10を買いに患者さんがみえたのだが、念のために症状を尋ねると、胃が痛い訳でもなければ、病院で胃酸過多と診察された事も無いという。
     そして、使うのは初めてだとの事。
     さらに詳しく話を聞くと、胃が弱いという自覚はあるらしく、今回は胃が痞えた感じがするというのが主訴。
     それですと、がスター10は向かないかもしれません。
     あれは胃の働きを抑える薬なので、胃の弱い人が飲むと、胃が正常に働かなくなってしまう可能性が。
     そこで、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を勧めた。
     それから、お酒の飲み方も注意するようにお話した。
     宴会なんかだと、どうしてもビールで乾杯してから始まるから仕方ないっちゃ仕方ないのだけれど、食べる前に冷たい物を飲むと、胃の周りの血管が収縮して働きが悪くなる。
     働きを悪くしてから味の濃い物を食べ過ぎたりするから、ますます胃は悪くなる。
     できれば、食べたり飲み進む前に、早めに日本酒の熱燗や蒸留酒のお湯割りに切り替えて、胃が充分に温まってからビールなどを楽しみましょう。
     さて、今日は店を閉めてから運営会議。
     この間の、腹を立てた講演会の主催でもある(笑)
     本当はすでに始まっているのだけれど、どうしても間に合わないのは伝えてある。
     しかし、駆けつけてみると、あまり話が進んでいない様子。
     困ったねどうも。
     運営する側に理念や理想が無きゃ人を動かせないのは確かだけれど、もう少し情報の整理や取り組みの具体化などの実務的な話も積み重ねていかないと駄目なのでは。
     遅く帰って遅い夕食。
     奥さんは、次郎を寝かしつけるのに成功した模様。
     ネットニュースを眺めていたら、大相撲初場所で「化粧廻しに“物言い”がついた」という話題があった。
     新十両の猛虎浪の化粧廻しが、プロ野球の阪神が商標登録する虎のロゴマークとデザインが似ているとかなんとか。
     昨年の九州場所後の昇進を機に3本の化粧まわしが後援者から贈られて、そのうちの1本が四股名にちなんだトラの絵柄だったそうだ。
     で、阪神の球団営業部が「個人的に使うのと客商売では違う。電鉄が認めたと世間に誤認を与えかねない」として抗議したらしい。
     ん~、阪神が、くだらないイチャモンをつけてると世間は誤解するんじゃないかね(笑)
     よっぽどデフォルメするんじゃなければ、そりゃ似るわな。
     トラなんて、犬や猫なんかと違って、パッと見の個体差が少ないんだから。
     他方、大分県杵築市八坂の大分空港道路では不思議な現象が起きているという記事。
     ほぼ同じ場所で、スリップが原因と見られる車の事故が近い日に計6件あったとか。
     不思議なのは、現場は昨年12月に水はけの良くなる舗装をしたばかりで、にもかかわらず雨でもないのに路面が無色無臭の液体で濡れているとの事。
     ははぁ、不思議な事もあるもんで。
     昨年話題になったガードレールに金属片が挟まっていたのが、擦った車体から剥がれた物と特定されたように、分かれば単純な事なのかもしれないけれど。
    ≪育児日記≫
     今日は、少し風が強かった。
     次郎を連れて蕨まで行って100円均一で水道の蛇口用のと濾過キャップとウェッティと飴3本を買った。
     次郎が店員の人に自分の欲しいものをレジのとこまで運ぶようになってビックリした。
     とりあえず、雨も降りだしそうな感じだったけど、ちょっとパラパラしただけで、本当は傘を買おうとしたんだけど、必要も無くて良かった。
     次郎の成長には、たまにはビックリするけれど、いつも突然なんで驚くことばかりだった。

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  • ≪通巻241号≫
    嘘つくのって楽しい/効能以外の使い方(痛風)/元カノからの呼び出し/観るのも苦しい

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                     ≪通巻241号≫
        提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
        発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
        編集 : 北村俊純
        窓口 : info@kitazono.jp
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※10月25日(火)……嘘つくのって楽しい
        
    ※10月26日(水)……効能以外の使い方(痛風)
    ※10月27日(木)……元カノからの呼び出し
    ※10月28日(金)……観るのも苦しい
    ************************* 今号の平凡な日記 ***************************
    ◆10月25日(火)/2005年◆
     処方箋を持った患者さんが来店。
     薬を減らしてくれと言われて困る。
     そういうのは、担当の医師に話してもらわないと(^_^;)
     今日は午後から、大宮の某所で某製薬メーカーの販売セミナー。
     某々とするのは残念だけれど、この方が面白い事を書けそうなので。
     昨夜のうちに用意した、セミナーで喋る原稿を読み込んで頭に入れておく。
     たぶん演台に原稿は置いておけるけど、うっかり上がってしまったりすると見る余裕が無くなるだろうから。
     昼食を出先で摂る事にして、珍しくバスで出かけた。
     そしたら、乗り込んだ次のバス停で奥さんが次郎を連れて乗ってきた。
     これから友達と会うらしい。
     でも、なんで家から遠いバス停から乗ってるんだ?
     昼食はマクドナルド。
     JR大宮駅のモノレール側の店舗で、外から鳩が入ってきて、床を歩き回っている。
     柱には、「鳩に餌をあげないで下さい」の張り紙が。
     さて、そろそろ会場に向かうかと思ったら目的地は反対口だった。
     危ねぇ、危ねぇ(^_^;)
     会場に到着して、司会の営業マンに挨拶。
     演台の近くという事で、一番前の席に案内された。
     一番前は苦手です。
     その後、技術部門の責任者と打ち合わせ。
     私の出番は、第2部の頭だと聞いている。
     スライドのパソコンの操作だけ確認。
     なにしろ、基本的な原稿はすでにあてがわれてるので。
     でも、その原稿を使う気は毛頭ない。
     基にして自分で原稿は作ってきた。
     セミナーのオープニングは、サバンナを四輪駆動車が疾走していくという内容のCGがスライドスクリーンに映し出された。
     販売店対象のセミナーに、無駄に金をかけてるなぁ(笑)
     そして、健康食品市場の話など。
     所長さんは若手で司会の営業マンは、やや不慣れな印象。
     人事が大幅に刷新されたのか。
     所長さんの話はソツが無いが、無さ過ぎて眠気を誘う。
     スクリーン映写のための薄暗い場内を見回したら、社員も寝てるぞ(^_^;)
     やがて第1部が終了し、休憩に入った。
     会場が乾燥していて咽喉が渇く。
     緊張しているというのもあるかもしれない。
     うーむ、緊張緩和に半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)か、咽喉の乾燥防止に麦門冬湯(ばくもんどうとう)でも持ってくるべきだったか。
     休憩時間にチーズケーキが出され、飲み物も出るかと思ったらコーヒーだった。
     コーヒーで咽喉の渇きは潤せない。
     これは困った。
     急いでロビーに行って自動販売機を探したが無い。
     むー、高級感のある喫茶店が入ってるのは良いけど、自販機が無いのは困ったの二乗。
     慌てて外へ飛び出し、自販機を探すも見当たらず。
     うちの近くなら、呆れるほどあるんだがなぁ。
     やっと1台を見つけると、工事人のような2人がまとめ買いをしていた。
     あうっ、時間が。
     と思ったら、あちらから譲ってもらえた。
     感謝。
     冷たいお茶を買って会場に戻ると、冷たい水がテーブルに置かれていた。
     なんだよ(笑)
     誰かが、やっぱり咽喉が渇いたと言ったのかな。
     第2部が始まるまで、あと1分。
     喋り出せばなんとかなるぞな。
     とテキトーな事を考えて緊張を緩和。
     落ち着くと、アイデアが出たりするもので、会場の後ろに設けられていた製品と解説書のスペースに行って小冊子を拝借。
     これを、“演台に持っていかない”のがポイント。
     自分の席のテーブルの上に置いておく。
     そして時間。
     所長さんに紹介されて演台に向かう。
     念のために用意したストップウォッチを傍らに置いて、原稿を左手側に。
     スライドにお店の写真が映ってトーク開始。
     普段、このメルマガでさんざん酷評しているような、“講演のノウハウ”をふんだんに織り込む(笑)
     ほぼ捏造の“販売成功実例”を、頼まれるままに喋るなんてのは実に楽しくない。
     自分が楽しむためのトークにするのだ。
    「お店の写真が映ってますが、これ別に人通りが途切れたところを狙った訳ではなくて、いつもこんな感じです。近くのスーパーが閉店してしまいまして、ほとんど誰も通らなくなってしまったんです」
     ちょっとした笑いを入れつつ、共感を得るように誘い、真実を織り交ぜる。
     セミナー系の健康食品などの販売で良く使う手である。
     スクリーンには、具体的な販売個数まで表示されていたが、これには触れずにおく。
     引き受けておいてなんだけど、さすがにこれは抵抗があるので。
     続いて、商品を扱うようになったキッカケについての話だが、これもすでに項目を依頼されている。
     これをそのまま言っても説得力が無いので、予め調べておいたデータを提示して信頼性を高める。
     ついでに、ここでは自分の主張も織り込んでおいた。
     僅かながらに良心が(苦笑)
     メルマガでは何度か書いているように、健康食品信仰に歯止めをかける役割も、私たち販売店にはあるんですよと。
     おそらく、メーカーとしては最も言われたくない余計な事だろう。
     これを後半に持ってくると、メーカーの人の心証が悪くなるという計算もあって前半にしておいた。
     後半には、また喜ばせることを言って帳消しにしてもらう予定。
     その後半というのは、心理学的なテクニックを応用して販売に活かすというもの。
     一応は、理論は本当なのだけれど、私自身は実践していない。
     だって、「言うは易し行なうは難し」なんだもの(苦笑)
     ちょっと自分の声が上ずってきているのを抑えるために、わざとスクリーンの前に出てきて身振り手振りを加えた。
     こうすると自分は落ち着くし、聞いている側も飽きが来ない。
     さらに、さっき仕込んでおいたテーブルに置いた小冊子を、思い出したかのように近づいて手に取って紹介したり。
     やはり聞いてる人が飽きるのを防ぐためと、メーカーを喜ばせておくため。
     そして、消費者の声を紹介していくという事で、スクリーンには消費者Aさんの声が書いてあったり。
     膝が痛くて歩けなかったのが、コレを飲んで歩けるようになりましたと。
     知らないよ、こんな患者さん(笑)
     でもまぁ、これはさすがに販売個数と違って無視できないため、話を膨らませて、「最近では夫婦でウォーキングされてます」とか言っておく。
     持ち時間の10分を2分過ぎたのは、自分としては失敗。
     感覚が鈍ってますな。
     しかし、やってみて分かったけれど、嘘つくのって楽しいねぇ。
     オウム真理教の麻原とか、法の華三法行の福永とか、幸福の科学の大川とか、マスコミなんかにふてぶてしい態度で現れたりするけれど、確かにコリャ病みつきになるわ。
     健康食品の違法販売で検挙された連中も、同じなんだろうなぁ。
     この道を究めれば、数億円の稼ぎも夢ではないかもしれん。
     こうして書いておく事で、戒めておこう。
     良い勉強になりました。
     席に戻って、後半の説明を聞いてる間にチーズケーキを食して、冷めたコーヒーを飲んだ。
     どちらも不味くて不幸せ。
     でも、後でもらった謝礼で幸せ(⌒▽⌒)
     帰りにビッグカメラに立ち寄り。
     もう10年近く、バッグを買った事が無く、貰ったばかりの謝礼でノートPC用の物を買おうかと物色。
     どのバッグにもサンプルがあって、中の構造も確認できるのに、一種類だけサンプルが出ていない。
     もしかして、サンプルを買っていった人がいるのか。
     ちょうどデザインが気に入ったので、店員にサンプルが無いか尋ねてみた。
     すると店員は、何も言わずにスッと私の横を通って、どこかに行ってしまった。
     えーと、私はいったいどうすれば(^_^;)?
     付いて行けばいいのか、待ってた方がいいのか教えてくれんと。
     しばらく待っても、戻ってこないようだから帰ろうかな。
     目の前、エスカレーターだし、奥さんから帰る途中だから落ち合おうというメールも来たし。
     歩き出したら、さっきの店員が別な店員を連れて戻ってきた。
     その別な店員さんは、サンプルが見当たらないという事で売り場のバッグを開いて中を見せてくれた。
     ううん、中身は好みじゃないかー。
     連れてこられた店員さんには悪いけど、次点で気に入った方にしておきます。
     蕨で奥さんと合流。
     でも、お腹はまだ空かないので、そのままバスで帰る事に。
     だったら、先に帰りゃあいいのに(笑)
     さすがに帰宅時間で、バスの車内は満員。
     次郎は寝ていて、奥さんが席を譲ってもらった。
     ありがとうございます。
     店に戻ったが、給料日前のせいか今日は日中も空いており、夜なんか誰も来ない。
     今日のセミナーでもらった試供品や資料の整理。
     開かずの踏切での事故の続発を受けて、鉄道会社などで懇談会がおこなわれたそうだ。
     全国25箇所で、踏み切りでの列車の接近距離を短くする実験を行なうらしい。
     んー、列車の方を止めちゃダメなのかね。
     予めダイヤに組み込んでおいて。
     バスや路面電車は、信号で止まるぞ。
     日本統治時代に、韓国と台湾のハンセン病療養所に強制収容された入所者計142人が、ハンセン病補償法に基づく補償を求めた二つの訴訟の判決が東京地裁で出たというニュース。
     その結果は、台湾と韓国とで別れたそうだ。
     台湾訴訟の方は原告勝訴となり、韓国訴訟は原告側の請求を棄却したという。
     むっ、なんでだ?
     そもそもの問題を調べてみると、国内において施行されたハンセン病補償法の解釈。
     その内容は、国籍や居住地を問わず補償対象者を「国立ハンセン病療養所等に入所していた者」と定義し、施設は厚生労働相による厚労省告示に列挙したものとされた。
     しかし、そのさいに韓国と台湾の今回の原告が入所させられていた施設が明記されていなかったため、補償対象とならなかった。
     それに対して今回の裁判では、台湾については「補償法は広く網羅的にハンセン病の救護・療養施設に入所していた者を救済しようとする特別な立法で、台湾に所在していた施設というだけの理由で補償対象から除外するのは合理的でない」と判断。
     反対に、韓国については「法の審議過程で、予算を国内施設入所者に限定して約700億円と見込むなど、国外施設が対象になることが認識されていなかった」ことと「同法は53年制定の『らい予防法』に基づく隔離政策で苦痛を受けた人が対象」だからとの判断に基づく。
     法律は人のためにとなれば台湾判決、法律は人のためではなく独立したものとなれば韓国判決となるといったところか。
     より細かいところでは、台湾の施設は、31年施行の旧らい予防法が34年に台湾でも適用され、韓国では旧法が施行されていなかったという理由もあるようだ。
     そういう意味では、台湾判決は助ける根拠を探したら見つかったけれど、韓国判決は見つけられなかったから棄却せざるをえなかったとも考えられる。
     判決が割れたというのは、ある意味、日本の司法が健全である事を示した。
     政治的には、上手く利用するために控訴せずに台湾患者を補償し、そのついでとしてでも韓国患者も補償すべきだと思う。
     ただ、韓国原告が怒りのあまり、記者会見で裁判官をなじる発言をしたのはマイナスだった。
     ここで政治的な批判に及べば、無用な嫌韓意識まで呼び起こし、日本の世論が味方につけなくなってしまう可能性もある。
     日本の支援者は、その辺りも考慮して記者会見のアドバイスをするべきだろう。
     一緒になって怒っていては、それは支援にならない。
     チャットでは、野球の話題が。
     なんでも兵庫県が、阪神タイガースの祝賀パレードをやめたそうで。
     いや、連敗しているからではなく財政的な事情で。
     それと、勝つとは思ってなかったのか、パレードが可能な施設が予約で埋まっていて手配できないというのも理由らしい。
     K氏は、「このまま、4連敗でもしたら、大阪は暴動で火の海になるな」と言っていた。
    「阪神に何があったのか? まさか、村上ファンドの影響!!」とI氏が言い、ちょっと株の話にも。
     私が買ってる株が急騰してるんでどうしたのかと思ったら、村上ファンドが買ってたんだよ(笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、北本市に住む友達と次郎を連れて浦和駅で待ち合わせをして会った。
     一緒にカラオケをした。
     やはり歌を歌っていると、次郎がグズりだして大変だった。
     さすがの私も友達も困り果てていた。
     次郎をベビーカーから降ろして、いろいろ歩かせたりしたのだけど、いっこうに寝なかった。
     ご飯も一緒に食べたりしたけれど、やはり代わりばんこに次郎を見ながら食べたりした。
     なんか疲れた。
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    ◆10月26日(水)/2005年◆
     今日は、どんより曇り空。
     こういう日は、膝の痛みなどで訪れる患者さんが多い。
     このまま天気が下り坂なら、麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)の仕入れを多くしておいた方が良いかな。
     午前中は、今にも雨が降りそうなのを警戒してなのか、あまり来店者は無かった。
     そして、午後から雨。
     痛風の相談で電話があった。
     以前に痛風になった事があり、最近は大丈夫だったのが、また急に痛み始めたという。
     まずは、越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)が思い浮かぶ。
     この漢方薬は麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の変方で、腎臓の働きを良くし、能書には痛風については書かれていないものの、冷え症でなければこれが使える。
     しかし、お酒を多く飲まれてるらしい。
     そういうタイプの患者さんには、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)の組み合わせが良い。
     漢方薬に限らないけれど、薬にはこうやって、効能以外の使い方をする事もある。
     書き残すことで、検索などで見つけてもらい、参考になれば嬉しい。 
    「マオウちゃん、ちょうだい」とお客さん。
     なんじゃらホイ(・_・)
    「うちの旦那がマオウちゃんのファンなのよ」
     麻黄湯(まおうとう)の事であった。
     ちゃん付けは初めて。
     一方、娘さんには、地竜(ぢりゅう)がミミズだとバレて、飲まなくなってしまったとか。
     そりゃ残念。
     ネットの検索で調べたらしい(苦笑)
     『トリビアの泉』を観ていたら、オノ・ヨーコの変な声のCDのところで、次郎がキャッキャッと笑っていた。
     子供は、ああいうのが好きなのね。
     個人的に、「うわぁお!」と思ったのは、今日の『トリビアの種』のコーナー。
    「女性が男性に、自分以外に好きな人がいるかを知るための心理テストの問題は?」というのに、心理学者が取り組む内容だった。
     そして、作られた問題がコレ。
    「自分が楽園にいると思って下さい。アナタは乗り慣れた車で家に帰ってきてガレージに入れました。家に入ろうとして車の中に忘れ物をしたのに気づき、ガレージを振り返りました。そのガレージには、車は何台置いてありますか?」
     この時の車の台数が気になっている女性の人数で、外観や性能などが、その女性に対して抱いてるイメージなんだそうな。
     で、私はというと、問題の途中の「振り返りました」のくだりで「車が消えていた」って思ってしまい、答えは0台。
     どう解釈すればいいんだ(笑)
     ネットで見つけたニュース記事では、清涼飲料水の『ペプシツイスト』などのオマケに付く『機動戦士ガンダム』の模型が、“景品”ではなく“懸賞品”に該当するとして、公正取引委員会から注意を受けたなんてのがあった。
     通常は、全商品に付く形態のオマケは“景品”とされるが、今回は、いくら商品を買っても全種類を集め切れるかどうかが運に左右されるため、“懸賞品”と認定されたらしい。
     そしてその場合、懸賞品の価格は商品価格の2%以下でなければならない。
     しかし、全種類揃えばン万円の値段がマニアの間で付くそうだから、そのため今回の注意勧告となった模様。
     まぁ、確かにガンダムなんかの人気作品だと、飲料や菓子なんかの方がオマケだわなぁ(笑)
     楽天とTBSの統合問題は、長期化の様相。
     TBSは提案の検討は続ける姿勢だが、株の買い増し中止要請を無視された事に反発を強めているそうだ。
     後出しジャンケンばかりという印象の三木谷氏は嫌いだけど、売ってる物を買っちゃいけないってのも変な話だ。
     しかも、報道機関を持っていながら、今回の件に関する審議会の記者会見にはビデオカメラは入れさせないという後ろ向きぶり。
    「札束を出して、お嬢さんを下さいと言ってるようなもの」と言ってる人もいるようだけれど、お嬢さんが市場に並べて売られてるかよ(笑)
    ≪育児日記≫
     今日は、少しゆっくりとした。
     普通だと、次郎を公園に連れてったりするのだけど、午前中ボーッとしていた。
     次郎は、何か退屈そうにしていた。
     家にあるオモチャなんかをワザとバラバラに投げたり、気にしてもらおうと、ありとあらゆるイタズラをする。
     リビングにあるタンスの取っ手をついに持って引っ張って開けるようになり、服を放り投げだした。
     また、その取っ手をグルグルと回して外そうとするにもなり、本当に大変になった。
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    ◆10月27日(木)/2005年◆
     次郎にバンバンと叩かれて目が覚める。
     オモチャのトラックを持ってきていて、それで遊んでくれと言ってるようだ。
     勘弁してくれよ~(^_^;)
     外は霧雨模様。
     こういう雨を眺めながら紅茶など飲むと優雅で宜しい。
     でも、そんな余裕は無い。
     奥さんが起きてこないので、次郎にバナナの皮を途中まで剥いて渡した。
     いつもは奥さんがバナナを千切って渡してるから、丸ごと持つのは初めてのはずである。
     順調に先っちょから食べていたが、手元の皮がめくれたところまできたら、皮を食べはじめてしまった。
     皮は美味しくないだろう。
     午後になって晴れ間が出てきた。
     気持ちの良い風も吹いてきた。
     午前中は、来店者が少なかったけれど、この分なら人が外に出てくるかな。
     自分が外に出て、UFJ銀行の無人ATMに行き、この間ちょっとだけ儲かった株の利益を引き出す。
     村上ファンド様々(笑)
     今までは本当に無人だったATMには、警備員が張り付いて、わざとなのか出たり入ったりを繰り返していた。
     例の隠しカメラ事件の影響だろう。
     大幅にコストがかかってるばすである。
     しかし、あの事件も謎だな。
     クレジットカードなら、カード表面の名前と番号と有効期限、そして暗証番号が分かればネット決済で使えるかもしれないけれど、銀行のキャッシュカードでは銀行のサイトにログインするのに別なパスワードが必要だったりする訳で、カード本体に一度は接触してスキミングするか盗まないと使えない。
     何をしたかったんだろう(・_・?
     咽喉の痛みの相談で患者さんが来店。
     鼻水や咳などは無い。
     頭痛や寒気といった症状も無い。
     そこで、駆風解毒湯(くふうげどくとう)を勧めた。
     すると、風邪の時に飲む栄養剤をと求められる。
     しかし、本当に風邪の時には体に余計な負担を強いるのは好ましくない。
     栄養剤で摂り混んだ物を分解するのにだって、相当のエネルギーが必要なのだ。
     一応、地竜(ぢりゅう)を紹介して、中身はミミズだと教えると一瞬顔がこわばった。
     良く分からないんだけど、ミミズってそんなに嫌われる理由ってあったっけ?
     男なら、ミミズにオシッコをかけるとチンチンが腫れるなんて迷信があったけど(笑)
     でも、今回の患者さんは買っていただけた。
     躊躇した後、女性の患者さんは買ってくれる事が多く、男性の患者さんは「今度」とか言って買わないもんですが。
     マンションの自宅に帰ると、Iちゃんから携帯に電話。
     これから一緒に夕飯を食べないかと。
     なんですとー!!Σ( ̄□ ̄;)
     うーんうーん、これからかぁ。
     夕飯はまだだから良いんだけど、休みたいところでもあるんだよなぁ。
     そういや、なんかあって彼氏に合鍵を返したとか言ってたな。
     詳細話も聞きたいし、こうして強引に呼ばれるのも珍しいし、行きますか。
     急いで着替えて出かけると、京浜東北線が信号機故障で遅れているらしかった。
     困ったねどうも。
     路線を変更して、埼京線でJR赤羽駅に向かった。
     夕食は、赤羽駅近くの『リトルスプーン』のカレー。
     http://www.little-spoon.com/
     スタンダードを注文したら、辛い~(>_<)
     ペペロンチーノで唐辛子を丸ごと食べる私が、チャイを注文。
     でもって、詳しい話を聞く。
     そもそもは今カレのK氏の部屋に、Mちゃん(自称オカマ)が転がり込んだ事。
     仕事がリストラに遭い、社宅を今月末までに出なければならなくなったらしい。
     で、それはそれで可哀想だし、彼氏と同居するのは良いとして(彼氏の貞操の危機はあるにせよ)、直接のキッカケはMちゃんの作った料理との事。
     シチューで黒胡椒を煮込むんだそうな。
     それだけでも、ギョッとするが、Iちゃんはアレルギー持ち。
     そして、家主のK氏は心臓に持病がある。
     自分は食べられないし、彼氏にはあまり刺激物を食べさせたくない。
     料理を作る前に好みとかを尋ねない上に、説明してなお気にも留めてもらえなかったそうな。
     逆に、「せっかく作ってあげたのに」とMちゃんが怒ってしまう始末。
     で、そんなこんなで、Mちゃんと彼氏との共同生活の場に自分はいられないと、鍵を返すというドラマのような展開になったと。
     むー、私も刺激物は大好きだけれど、常食にはしないし、人にも勧めたりはしないなぁ。
     Iちゃんの話が止まらない状態というのも珍しく、こりゃ心理的にも結構まいっているなという感じ。
     相手の事ばかり考えて、誰かを強引に呼び出すなんて真似をしなかったのを今日はしたという事からも、それが伺える。
     帰るタイミングを完全に逸して、ホテルに泊まる事になった。
    ≪育児日記≫
     今日は、明日の風疹の注射の準備をしていた。
     本当は当日に書くのだけど、気が向いたので問診表に記入していた。
     また、これといって病気もしてなかったのだけど、少し鼻水を垂らしてるのは気になったけど。
     でも、受けちゃおう~と思っていた。
     だから、薬局以外は、ほとんど出かけず、静かにすごした。次郎は。
     でも私は、次郎が薬局で寝てた時に自転車でイイダに自転車で行って、安いウレタン製の数字の刻んである床マットを買ってきた。
     夕方、帰ってからそれを開けると、なんかチョー強烈なシンナーのような臭いがして、とても気持ち悪くなった。
     いけない。明日は、次郎の注射なのにと思って、ちょっと心配になった。
     しかし、次郎は平気のようで安心した。
     ………その床マットを俺の部屋に置くなよ。
     俺は、喘息は持病があるんだぞ(^_^;
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    ◆10月28日(金)/2005年◆
     ホテルで目覚めると、テレビが点いていた。
     Iちゃんが点けたようだ。
     テレビのニュースでは、BSE問題をやっていた。
     アメリカが全頭検査は必要ないとして、生後20ヶ月以上の牛の輸入を日本に迫っており、どうやら押し切られそう。
     牛丼チェーンの吉野家なんかは、さっそく輸入再開に期待を寄せるコメントを出していた。
     まぁ、いいんじゃないの。
     輸入再開したって、嫌な人は食べなきゃいいんだし。
     アメリカとは他にも協議しないとならない案件があるから、それらの取り引きも念頭に置いて判断するのは、政治家の仕事として間違ってはいないだろう。
     ただ、このまますんなりと輸入を認めるのも、ちと癪に障る。
     アメリカの思惑通りに事が運んでるみたいで。
     BSEの人間の潜伏期間は20~30年だそうだから、40歳以下の人が食べるのを禁止してはどうか。
     生後20ヶ月以下の米国産牛肉を輸入解禁する条件として。
     Iちゃんと2人で、朝食にロッテリア。
     ロッテの日本一が決まり、エビカツバーガーが半額。
     でも、セットは割引になってないのね。
     昨晩とは代わって、村上ファンドによる阪神タイガースの株式上場の話なんかをした。
     野球ファン以外が金を出して投資するするのが嫌だというのなら、球団とファンだけで小ぢんまりとやれば良い。
     野球好きでない私からすれば、“公共財”なんて言うのがおこがましい。
     というような、前に日記に書いた事を言うと、
    「試合後に選手がグランドに並んで、オヒネリもらえばいいんじゃない?」とIちゃん。
     ああ、そうだよ。
     それでいいよ(笑)
     私は今日も普通に仕事。
     別れる前に、池袋の西武デパート地下に立ち寄った。
     Iちゃんが気に入った味噌専門店があるというので。
     そのお店の名前は『美噌元』。
     スペースが小さくて、行った事のあるIちゃんも場所に迷った(苦笑)
     http://www.misogen.com/
     焼きくるみ味噌や柚子味噌など興味深い商品が並んでおり、一部は味見も可能。
     実際に少し舐めさせてもらったが、確かにコレは美味しい。
     残念ながら、今日はゆっくりと選べない。 
     私は、パンフレットだけ貰っておいた。
     美味しい事は確認したから、後でオンラインショップで購入しよう。
     遅れて、お店に出勤。
     注文処理から手をつけていく。
     相変わらず、商品の合計金額が条件を満たしていないのに期日指定が数件。
     日数を逆算して、配送する事にする。
     上手く着くかしらん。
     風邪の相談で患者さんが来店。
     鼻水が出て、咽喉が痛むという症状が3日ほど前から。
     しかし、寒気は無く、頭が痛かったりという事も無いという。
     うーん、アレルギーのような感じもする。
     麦門冬湯(ばくもんどうとう)で肺の乾燥を防ぎつつ、アレルギーに対抗するために小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を合わせて飲むように勧めた。
     というのは、小青龍湯は体内を温める力が強いため、肺を乾燥しやすい。
     問屋さんがいらしたので、とある薬を返品手続き。
     近くのK病院から、取り扱いを始めたという通知があり仕入れた後発品なのだが、どういう訳かその後も先発品ばかりを処方箋で出してきて、後発品の消費期限が迫ってきてしまったのだ。
     せっかく仕入れておいたのにー。
     咽喉飴を買いにいらした患者さんが咽喉が痛いというので、駆風解毒湯(くふうげどくとう)を案内した。
     しかし、咳を少ししていて、その感じが乾燥しているようだったため、麦門冬湯も合わせて飲むように勧めた。
    「高いわねぇ」と言われたけれど、治療にならない喉飴を買うのにお金を使うくらいだったら、ちゃんと薬を買った方が良いです。
     咽喉飴をやめて、先の漢方薬を2つとも買っていただけた。
     レンタルで借りてきたDVDの『RED SHADOW 赤影』を観た。


     劇場公開前には話題になっていたのに、公開が始まったらパッタリと噂を聞かなくなった作品。
     始まって5分で呆れ、10分で飽きてしまった。
     30分を過ぎたところで、
    「やめていい?」と奥さん。
     奥さんが途中で飽きるというのも珍しい。
     私も苦痛なので停止した。
     『デビルマン』は腹を抱えて笑えたけれど、コレは本当に楽しくない。
     http://homepage3.nifty.com/hirorin/devilmaneiga.htm

     『月曜ドラマランド』で、高田純次が青影をやってた時の方が、よほどマシだった。
    「赤影参上!」
    「桃影参上!」
    「(青影)以下同文」(敵も味方も膝を折ってズッコケる)
     さて、困った。
     ラストまで観ないで寸評を書くのはズルイ気がするし、さりとてお金を貰える訳でもないのに、苦痛にのた打ち回りながら観るのもツライ。
     映画館でなら、嫌でも勝手にラストまで流してくれるけど、DVDだとコントローラーの停止ボタンに手が動いてしまう。
     どうするかな。
    ≪育児日記≫
     今日は、医療センターで次郎の風疹の予防接種を受けてきた。
     次郎は、注射のとき泣くんじゃないかと思ったけど、全然泣かなかった。
     医者に、強い子だねーと言われたけど、実は痛みに鈍感なんじゃないかと思った。
     次郎って、本当ーにおもしろいの。
     こういう時は泣かないのに、私がいなくなったり見えなかったりする時は、ものすごく泣くんだよね。
     まぁー普通か。
     でも、もうちょっと他の子供たちといる時は、オモチャを取り合うだけの強さも持ってほしいのになー。
     いつも、オモチャを取られたりするだけで、泣いてしまうだけの次郎が、何か頭の中をよぎったりした。
     ………そうねー、転んだりして泣くことは無いよね。
     頭をテーブルにぶつけたりしても、わりと平気だし。
     それでいて、1人になったり、持ってる物を取り上げられると泣く。
     どうなるんかなー。
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