ニキビの薬を求めるお客様に、病院を受診しているか必ず確認する理由とは?

 夫婦のお客様が来店し、奥さんから中学生のの相談を受け、病院で処方される医療用の塗り薬には市販薬で認可されていない薬もあることを説明し、受診を勧めたうえで、成長期になりやすい炎症の強いに適した『クレアラシル』を案内した。
 病院で処方された薬を使い切ったからと市販薬を買いに来る患者さんも少なくないため、受診の有無の確認が必要で、酷くなってから受診するよりも市販薬を使う前に専門家の意見を聞くというのも情報を得るために選択肢に入れておいてもらいたい。
 特に成長期のは長期戦となるから、中高生の頃には悪化させないことに努めるようお話して、内服薬の『清上防風湯』を紹介した。
 この『』は市販されているものの、保険の適用薬でもあるから費用のことを考えれば受診したほうが良いだろうし、そもそも存在を知らない人も多いだろう。
 そういう情報を知るためにも、お客様自身で適当に選ぶより、こうして相談してもらえるのが望ましい。
 ただ、他のお客様がレジに並んでしまい、対応を中断してる間に『クレアラシル』をご主人に預けて、奥さんはどこかへ行ってしまった。
 購入されるご主人に、患部が少し良くなってきても薬を継続することと、患部を洗いすぎないこと、そして新陳代謝を促すために入浴が大事とお話したけれど、興味無さげの生返事で本人に伝わるかどうか……。

【第2類医薬品】クレアラシル治療クリーム 28G 肌色タイプ

 お客様から、『アセムヒEXクリーム』と『ケアセモクリーム』の比較を尋ねられ、前者には炎症を抑える効果の高いステロイド剤と、出た汗の皮膚への再侵入を防ぐタンニン酸が入ってることを説明した。
 お客様は『ユースキンあせもクリーム』が効かなかったというため、『ケアセモクリーム』にメントールが加わっている程度で、ほとんど同じとお話した。
 一方、『アセムヒEXクリーム』は価格が高めで、タンニン酸の効果が費用に見合うか分からないから、ステロイド剤の入ったの薬でも代用できることをお話しすると、家に『ムヒアルファEX』があると分かった。
 他に鎮痛剤のことも 尋ねられ、患部である末梢神経に作用するアスピリン製剤の『バファリンA』と、痛みの信号を発信する末梢神経と信号を受け取る中枢神経の双方に効果があるイブプロフェン製剤の『イブ』の説明をすると、前者を購入された。
 汗疹(あせも)の対策は、お風呂の湯船に入って汗を出す汗腺を開き目詰まりを解消するとともに、血流を良くして老廃物の回収と皮膚の材料を運ぶのが良いとお話したところシャワーで過ごしてるというため、浴び方を教えた。
 太い血管の通っている背中側に集中的にシャワーを浴びるのが肝要なので、髪や体を洗っている間は背中をシャワーに向けて少しでも長く浴びる。
 まぁ、そのうえで湯船に入れば、もっと効果的な訳ですが。

 やや高齢のお客様が何かメモを見ながら店内をウロウロしていたので気にかけていたところ、『アットノンEXクリーム』と『サトウ口内軟膏』を手に他の売り場へ行ってしまったので戻ってくるのを待った。
 しばらくして戻ってきたので、『サトウ口内軟膏』はの薬としては弱めであることを伝えると驚かれたため、大きく分けると強めのステロイド剤と患部の修復を目的にした薬とがあることを説明したところ、病院で処方されるのと同じ『オルテクサー軟膏』に変更となった。
 患部の修復に優れたヘパリン類似物質をメインに据えた『アットノンEXクリーム』は、そのままお買い上げいただいた。
 お客様には、の患部にしみない程度には温かい物を飲食するように伝えた。
 炎症しているのだから冷たい物を飲むと気持ち良いのだけれど、身体の方は炎症させることによって免疫機能を正常に働かせ、血流を良くすることにより修復する材料を運びやすくしたいので、冷やしてしまうと「もっと強く炎症しなきゃ!」と変に頑張ってしまうのだ。
 だから、お風呂に入って身体を温めるのもの養生となる。
 環境的に湯船に入れないようであれば、背中側にシャワーを浴びる。

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