消毒液だと思ったら保湿液!? 頼りになるのは「消毒」と「殺菌」表示です

 お客様から、エタノールの消毒用ジェルを使えばその時は手を洗わなくても良いのか尋ねられたので、エンベロープウイルスの新型コロナウイルスにはそうだけれど、エタノールの効かないウイルスは付いているかもしれないため、最も有効なのはとにかく流水で手を洗うことですと説明した。
 逆に言えば、消毒用エタノールが無くても石鹸で洗えば充分だし、石鹸が無くても水道水で洗うことは有益ということ。
 あと、お客様にはパッケージに「消毒」か「殺菌」と書いてある物を選ぶように伝えた。
 ジェル状の物も液体の物も、中身が「なんだか分からない」物が店頭に並んでいて、パッケージの目立たないところにシレッと「保湿液」なんて逃げ口上が書いてある物さえある。
 重要なのは、成分表示でも製造国表示でもなくて、「消毒」や「殺菌」の表示。
 この表示は、厚生労働省の認可を受けなければ絶対に書けない。
 表示してあるということは、検査を受けているという証拠でもある。
 そもそも申請できない内容か、費用や手間を惜しんでいる物は「除菌」や「洗浄」といった言葉に逃げているから注意が必要。

 お客様が消毒用エタノール液を購入されるさいに、ジェルとの違いを質問されたので、一つの考え方としては、爪先から掌、手の甲を濡らし手首までしっかりと広げるのなら液体で良いけれど、ついつい手を抜いてしまうようなら手に纏わりつくジェルのほうが良いでしょうとお話したところ、「安心しました」と言われた。
 また、中国製かと心配されたので、大事なのは「殺菌」と「消毒」の表記であることを説明した。
 外国製だろうが、この表記が入っていれば検査を受けたという証。
 検査を受けた外国製と、検査を受けていない日本製となら、検査を受けている方が安全かつ安心というもの。

 高齢のお客様から、マスクに挟むガーゼの問い合わせを受け売り場を案内したところ、『ハッカ油』の使い方の質問を受けた。
 NHKの番組で見たとのことで、装着する前に水で薄めたハッカ油を顎に当たるあたりに吹き付けるよう教えた。
 鼻に当たる辺りに吹き付けてしまうと、目に刺激を受けるので気をつけるように付け加えた。
 他に、奥さんの目のキワの痒みの相談を受け、『キュアレア』を紹介したうえで抗炎症の成分の入った目薬を塗る方法を教えた。
 いくら『キュアレア』が目の周りにも塗れるとはいえ、目のキワとなると安全を優先してである。
 お客様は、手持ちの目薬を調べてみるとのことで『ハッカ油』とガーゼのみ購入し、お帰りになった。

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