お客様が“重大なコト”を教えてくれる? 薬の使用感は助かります

 高齢の常連のお客様から挨拶をされたのだけれど、顔を見るのが久しぶりなうえ、マスクをしていたため誰だか分からなかった。
 朝が起きられないとのことでドリンク剤をいくつか見ていたけれど、以前から使っている『ヒストミンゴールド液プラス』を勧めてお買い上げいただいた。
 変にドリンク剤を変えるより、寝つきを妨げないノンカフェインの物が良いし、胃腸の働きを整えるのは睡眠の質を下げないためにも大事。

 以前に、後頭部の痛みに現代薬と釣藤散を合わせた『奥田脳神経薬』を試していただいたお客様から、飲んで15分ほどで効いてきたと教えられた。
 『釣藤散』は血圧の変化による頭痛に適応するので、気圧の変化によるストレスかもしれない。
 ただ、現代薬の成分が鎮静剤なので常用はできない。
 使う回数が増えるようであれば、『釣藤散』だけにするようお話した。

 お客様から成人の娘さんの頭痛の相談を受け、夕方に発言するそうで現在のテレワークによるストレスが思い当たるというため、『奥田脳神経薬』を案内した。
 妹は『バファリンルナi』を使っていて、本人は『ロキソニン』を使っており減らしたいと思っているというので、『バファリンA』を提案すると薬が強いかどうか気にされたので効く仕組みが違うことを説明した。
 『バファリンルナi』はイブプロフェンとアセトアミノフェンを重ねた鎮痛剤で、『ロキソニン』のロキソプロフェンはイブプロフェンと似た化学構造式を持っており、どちらも痛みの伝達物質の信号を阻害し、その信号を受信する側の中枢神経に働きかけて痛みを感じなくさせるのに対して、『バファリンA』のアスピリンは末梢神経の痛みに効果的なのだが、神経の先っちょの炎症を抑えるにあたって血管を広げる作用もあるとされていることからデスクワークによる肩こりや目の奥の痛みに向いている。
 また、『バファリンルナi』に鎮静成分を加えた処方なので使いすぎると良くないが、『バファリンプレミアム』を案内したところそちらをお買い上げとなった。
 ご本人であれば、鎮痛剤を使う機会を減らすためにもう少し漢方薬を案内もできたのだけれど。

 やや高齢のお客様から、「僕は重大なことを知ったんだ。だから教えに来た」と言われて困惑。
「トランプが消毒液を注射しろと言ったのは冗談じゃないんだ」
「二酸化塩素を吸えばコロナが治るんだ。それどころかガンも治せるんだよ」と、LINEでの誰かとのやり取りを見せられた。
「アンタ専門家だろう。どう思う?」と訊かれたので、つい「相手が、何一つ正しいことを言っていなくて驚いています」と答えた。
 そして、「この中(売り場)で、一番コロナに効くのは何だ?」と尋ねられたので「手洗いです」と答えた。
「また来るよ」と満面の笑みで立ち去っていき、なんだか楽しみになった(⌒▽⌒)

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