「何回も説明してるんでしょう。大変っスね」イソジンうがい薬不要論

 やや高齢のお客様から体温計を求められたけれど品切れであることを伝えると、家にあったのを水没させてしまい、ご主人が電池を抜いたというため「良い判断です」とお話したうえで、お米を乾燥剤代わりにしてビニール袋に入れておく方法を教えた。
 実際に発熱した時には体温の写真を撮っておくよう勧めたところ、手書きで日時を添えて記録してるというため、「素晴らしい! ぜひ他の人にも広めてください」と伝えた( ^ω^ )

体温計

 若いお客様から『イソジンうがい薬』を求められ売り場を案内したけれど、現に喉が痛む場合には殺菌剤は刺激物でもあるので避けた方が良く、風邪などの予防目的には体を守る菌も倒してしまうから、水道水でうがいをするか、こまめに飲むのが効果的と説明したところ取りやめとなった。
 うがいが不要というのは、初めて聞いたとのことだった。
 お客様からは「何回も説明してるんでしょう。大変っスね」と言ってもらえた。
「っス」は敬語ではないとい人もあるけれど、この『新敬語「マジヤバイっす」: 社会言語学の視点から』を読むと、敬語っスよ。
 著者の研究によれば、大学生の調査を行なったところ後輩が先輩に対して使っているのに対して、その逆の事例は無かったそうで、相手を敬う意志がうかがえ、しかし畏まった言い方を避けているのだろうと推察している。
 また、敬語ではないと主張する人のネットでの書き込みは非常に丁寧な言葉遣いをしていることから、相手に対してマウントを取りたいという心理が働いているのだろうと分析している。

Screenshot of www.amazon.co.jp

 お客様から『イソジンうがい薬』を求められ、売り場を案内したうえで不要と考えられることを説明すると、職場で使うというお話だった。
 先にも書いたように、『イソジンうがい薬』はメリットよりデメリットのほうが大きい。
 もし使うとすれば、職場で風邪が流行っているとか家族が風邪をひているときに短期集中でというのが適しているだろう。
 そして綿棒を使って喉に直接塗るタイプの『のどぬ~る』を手にされたので、現在では医師が塗るのであればともかく素人がやるのは危険を伴い勧められないことをお話したけれど、購入された。
 職場というのは、介護施設などなのだろうか。

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