年齢制限や妊娠に気をつけるのは良いことなので、他の人にも広めて下さい

 お客様から『ロートこどもアルガードクリア』を尋ねられ、品切れであることを伝えたうえで年齢を確認したところ6歳だというので、抗炎症成分が濃い通常の『ロートアルガード』が使えることを説明し、マイルドタイプをお買い上げいただいた。
 薬の年齢制限の理由はそれぞれ違い、外部からの脳への異物の侵入を防ぐ脳関門が未発達だからとか、内臓の処理能力が未熟だからという場合は、同年齢の子供たちと較べて体格が大きくても安全かどうかは判断できない。
 錠剤の大きさとか使い方に気をつけなければならない場合なら、市販薬では当然駄目だが医師の監督下では使うケースもあり得る。
 そして目薬の子供用は明確に年齢の制限があるわけではなく、メントールの刺激を取り除いているだけなので、マイルドタイプを選べば子供でも使える物が多い。
 大人用の薬をなんの疑問も持たずに半分だけ与えれば良いと考えて使ってしまうのは一番やめてもらいたいが、子供用でなければならないかどうかも相談してもらったほうが良い。
 お客様には、目薬の効果的な使い方として、点した後に目を閉じて少し下を向き、1分以上はそのまま目に行き渡らせる方法を教えた。
 大人なら、1分ではなく5分は閉じておく方が良いとは、目薬の開発に携わっている研究者さんのお話。
 顔を起こしていると薬剤が目の後ろから鼻へと流れ、瞬きすると睫毛に持っていかれ、こぼれた分をティッシュで吸い取ってしまうと、目にはほとんど残らなくなってしまうから、それを防ぐ目薬の点し方は、ぜひ覚えてもらいたいところ。

 お客様から『ロートアルガードクールEX』が妊娠中にも使えるか尋ねられたので、大丈夫なことを伝えてお買い上げいただいた。
 慎重なのは良いことと褒めたうえで、湿布など貼り薬にも血液中に成分が入るものがあることをお話した。
 もし旦那さんに薬の買い物を頼むことがあったら、妊娠中であることを必ず店員に伝えるように言い聞かせて下さいとお願いした。
 なにしろ、奥さんから薬を頼まれた旦那さんが自身で薬を選ぶにしても相談して買うにしても、お会計が終わってから「妊娠中でも使えますか?」と言い出してくる男性客が多いから。
 可能であれば、お店に買いに来た人と連絡を取れる状態にしておくのが望ましい。
 先日のように、奥さんが3日前から体調が悪いという話を聞いていたのに、奥さんに電話してもらったら昨日からだとか、症状が教えてもらったのと違うということもあるので。

 お客様が漢方薬の棚で何かを比較していたので気にかけていたところ、レジに持ってきたのが『竜胆瀉肝湯』だったためヒアリングしてみると、使うのは自分ではなく家族らしいのだけれど、銘柄が指名されているわけではなく、詳しい症状は分からないという。
 『竜胆瀉肝湯』は、比較的体力があって排尿時に灼熱感がある場合に適応する。
 反対に疲労が感じられたり体力が落ちているようなら、『五淋散』のほうが向いている。
 そして、漢方薬は生薬の種類が少ないほうがシャープに効くため、ファーストチョイスとしては『猪苓湯』をという考え方がある。
 そう説明すると、『猪苓湯』に変更となった。
 もし適応するようであれば、保険の使える薬なので病院を受診してみるよう伝えた。
 保険が使えるから安く済むという理由よりも、薬の買い出しを自身の症状も使えずに頼むのが良くないので、病院に行くという選択を意識してもらいたいから。

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