腰痛の原因が内臓疾患というコトもあるので、病院の受診は選択肢に入れておきましょう

 妊婦らしきお客様が外用消炎剤の棚で成分違いの物を見較べていたため心配なので声をかけたところ、やはり貼り薬にも血液中に入る成分があることを知らないようだった。
 ただ、患者はご主人で主訴は腰痛とのこと。
 急性で痛みが強ければとジクロフェナクトリウム製剤を紹介すると、それほど痛くはないものの繰り返してもいないというため、鎮痛効果は少し落ちるけれど浸透力はあるフェルビナク製剤を案内して、テープ剤をお買い上げいただいた。
 とはいえ、腰痛が内臓疾患によるものということも考えられる。
 不用意にお客様を怖がらせる訳にもいかないから云わなかったけれど、腰痛に悩まされていた作家さんが実は肝臓がんで亡くなったケースもある。
 お客様には2週間程度を目処に、症状の改善が見られなければ一度は受診することも検討するよう伝えた。

 やや高齢のお客様が『バンテリンEX液』を購入され、痛み止めとしては強いものの、他に浸透力の優れた薬もあることを伝えた。
 特に打撲や捻挫のような急性症状の場合なら、最初に強く浸透力のある薬を使って、症状が軽減するに従って薬を弱い物に乗り換えていくステップダウン方式が良い。
 今回のお客様は両足の甲の痛みに使うそうだが、歩き方がおかしくなっているのではとお話すると腰痛があるというため、それを無意識にかばって両足の甲に負担が掛かっているのかもしれないと伝え、続くようであれば受診をするよう勧めた。
 酷くなってから病院に行こうと考えがちだけれど、先に専門家の意見を聞いて治療方針を立てるというのも早く症状を改善するための秘訣でもある。

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