患者さんから頼りにされるのは嬉しいけれど、それはそれで困りもの

 お客様が『新コンタックかぜ総合』をレジに持ってきたけれど、主訴は発熱と体の節々の痛みで、咳は無いというので鎮痛剤を提案したところ持っていないというため、ゆっくり休めるようカフェインが入っていない無印の『イブ』を勧めて、お買い上げいただいた。

 漢方薬であれば、『麻黄湯』が適応するところだ。

 また、お客様が体温計も購入されるので、体温計本体に一つ前の体温を記録する機能はあるものの、スマホで体温を写真に撮っておくよう勧めた。

 病院に行くことになった場合に、医師から体温の変化を尋ねられても、大抵の人が覚えていないので。

 当たり前の話だが、病院に行った時にはその時の状態しか分からないから、その前の状態の情報というのは重要なのだ。


 心臓の治療を受けたことのある常連のお客様が雑貨を購入する時にカラ咳をしていたので、胃炎を起こしてるかもしれないとお話ししたところ『太田胃散』を注文されたため、何か薬を飲んでいたはずと言うと「いや飲んでいない」というお返事。

 いやいやいやいやいや、そんなはずはありません(;^ω^)

 『太田胃散』の副作用として血圧が上がる可能性があることを説明すると、やはり飲んでいるものの、その薬を覚えていないというので、『麦門冬湯』を紹介して、お買い上げいただいた。

 上半身を潤して咳を治す『麦門冬湯』の処方内容は胃薬に近く、つまり胃を治すとカラ咳が治ると考えられるのだ。

 お客様からは「あんたのところに来ると教えてもらえるから助かるよ」と言われたけれど、せめて以前からお願いしているように、お薬手帳を持ち歩いて欲しい……。

「おくすり手帳と個人情報の使い方」

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患者さんから頼りにされるのは嬉しいけれど、それはそれで困りもの」への2件のフィードバック

  1. 心臓を患った方が薬を飲んでいないのは分します。その後管理していない方がおかしいですからね。でも、胃炎でカラ咳と言うのが分かりませんでしたが、逆流性食道炎の疑いありなんですね。あと、太田胃散で血圧が上がるというのは、炭酸水素ナトリウムが入っているからなのですね。理論的にナトリウムで血圧が上がる事は理解できたのですが、個別の薬についてはどうしてもまだ弱いです。

     

    1. 登録販売者用の教本にも、胃薬を買っていく高齢者に受診勧奨をしたら逆流性食道炎だった例が載っていました。

      太田胃散の話なんかは「個別の薬の問題」のことより、患者さんに「相談したほうが良い」というのを意識してもらうためにしています。
      「え? そうなの!?」と驚いてもらえれば、他の相談もしてもらえるかもしれないので。

       

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