自分が安心したいだけの検査はアブナイ!? 検査をするのも医師との相談を

 やや高齢のお客様から咳の相談を受けたのだが、寝ている時だけで自分では気づかず、家族に言われたとのことだった。
 寝付きやすいように『ブロン錠』を案内して購入されたが、お会計を済ませてから病院で何か処方された薬を飲んだ時だけ治ると言われたため、薬によっては副作用で体内が乾燥してる可能性をお話しして、乗り換え先の薬に『麦門冬湯』を紹介した。
 初めに服用している薬が無いか確認しなかった私の手落ちだが、どうしてそれを先に言ってもらえないのか……。

 常連の夫婦のお客様が来店し、ご主人が肝臓と膵臓のガン検査をすることになったそうで、「やっぱり行った方がいいのかな」と尋ねられたため、細胞採取する検査はリスクもあるものの、医師から勧められたのであれば受けた方が良いでしょうとお答えした。
 何しろ肝臓も膵臓も沈黙の臓器と言われ、悪化していても症状が出にくく、病状が分かった時には手遅れになりがちだからだ。
 ただ、自分が不安だという理由だけでは安易に検査はしない方が良い。
 検査で細胞を傷つけて、それがガンの元になるリスクがあるので。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート