風邪薬は「風邪でも絶対に休めない」ときに使うのではなく、使うのなら休むべきときです

 お客様が『パブロンSゴールドW』を購入されたんだけれど、患者であるご主人の主訴は鼻水と少し咳があるだけとのことだった。
 総合風邪薬に入っている解熱鎮痛剤や鼻炎薬、咳を鎮める成分は、いわば体の機能を落とすことで症状を緩和したように見せかけるだけ。
 いわば、風邪と喧嘩しているのを「まぁまぁ、喧嘩しないで」と体の側を止めているだけで、原因となるウイルス側は暴れたままとなるため、余計に長引かせてしまう可能性がある。
 明後日から出張というから、咳が少しならば使うにはまだ早いことを伝えると今日明日は休めるというので、服用して体をゆっくり休めるようお話しした。
 この、「体を休める」というのは「内臓も含めて」であることを説明し、食事も消化に良い物にして量を控えさせるよう勧めたところ、今夜は鍋物だそうだから、それは良いことですねと伝えた。
 ただし鍋物は食べ過ぎがちだから、その点を注意するように付け加えた。

 常連のお客様から喉の痛みの相談を受け、咳は無く、すでに『ペラックT』を服用したというので継続するよう勧め、家に鎮痛剤があれば併用しても良いことを伝えると無いとのことで、『バファリンA』は値段が高いと言われたため、同じ成分の『バリファックス』を案内してお買い上げいただいた。
 喉を刺激しないために、食事は噛まないで済む消化に良い物に変更するよう伝えた。

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