医療者は患者さんの言葉の裏側を読み取らないといけないし、患者さんも伝え方に気をつけましょう

 高齢のお客様から、入院しているご主人が在宅介護になるとのことでドライシャンプーや口腔ケアについて相談を受けた。

 食事を食べず、食べさせようとしても口を開けないそうで、認知症の始まりではないかと心配されていたたため、食べなくても食事の用意はして視覚や嗅覚を刺激するのが大事なことをお話しした。

 すると、病院からは何か別の病院への紹介状が渡されているというので、紹介状は利用することと、まだ介護関係の手続きをしていないということから、早めにするよう伝えた。

 介護のケアプランを立ててもらうにも、まずは介護度を行政で認定してもらわなければならず、手続きには1ヶ月以上かかってしまうから早め早めに動かなければならないのだ。

 この辺りは、介護する側に負担が余計にかかるから、行政の側も含めて業界全体で何か手立てを考えないと。


 お客様が『ストナジェルプラス』をレジに持ってきたけれど、ヒアリングすると主訴は咳と痰で、『アネトンせき止め錠』が効かず痰が引っかかるというため、『ブロン錠エース』を案内したところ、実は『アネトンせき止め錠』を服用した直後は効くものの、飲まないとまた咳になるとのことだった。

 おっと、危ない危ない。

 患者さんの言う「効かなかった」には3種類あり、「使ったけど症状が緩和しなかった」場合と、「使ったけど“期待した”ほどには症状が緩和しなかった」場合、それから「使えば症状が治まるけど、使わないと再発する」という場合だ。

 それぞれ、検討する課題が変わってくる。

 この辺りは、私たちが留意しなければいけないし、患者さんの側でも気をつけてもらいたいところ。

 今回のケースだと、『アネトンせき止め錠』には2種類の咳止め成分が入っており、片方は覚せい剤系で喉を開いて呼吸をしやすくし、もう一方は麻薬系で咳をする中枢神経を抑えるのだが、麻薬系は身体機能を低下させるので副作用として体の保水機能が落ちる。

 つまりは、咳止め成分の副作用で体内が乾燥し咳になってしまう事があるのだ。

 その点で言えば『ストナジェルプラス』を使っても同じだし、むしろ麻薬系の咳止めを断ち切らないと治らない。

 そこで、お客様に体内が乾燥してる可能性を説明して、上半身に保水する咳止めの『麦門冬湯』を案内したところ、変更となった。

 『アネトンせき止め錠』は残ってるというため、『麦門冬湯』での効き目が穏やかすぎると感じた時には併用できることも伝えた。

 ただ、体内の乾燥の原因が胃炎を起こしてる事も考えられるため、『アネトン』を併用するよりも消化に良い食事をするよう伝えた。

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