薬の添付文書は、場所を決めて保管しましょう

 高齢のお客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』を購入し、その場で外箱と説明書を捨てられたので、せめて説明書だけでも万一のためにお持ち帰り下さいとお願いして渡した。
 レシートを受け取らないお客様は珍しくないけれど、薬をその場で開封して中身だけを持ち帰ろうとする患者さんは、さすがに滅多にいない。
 とはいえ外箱の注意書きや添付文書を読んでいないという人ならば、たくさんいるだろう。
 政府はセルフメディケーションを推し進めているが、まずは利用者の意識の向上をしていかないことには危険だと思う。

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 お客様が『OS-1』を2本購入されるので飲み過ぎに注意するよう伝えたところ、以前に子供が部活動で熱中症みたいになったため持たせようと思ったとのこと。
 熱中症の予防にはポカリスエットなどのスポーツドリンクを使い、『OS-1』は現に症状が起きてる時に用いるようお話しした。

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 お客様が店内で缶詰を手に取ろうとして誤って頭に当たったとのことで、店長が薬を買いにレジにいらした。
 お客様には従業員室で休んでもらい、患部を氷水で冷やしていて外傷は無いというため、基本的に、外用消炎剤は頭部に使う物ではないし、薬は不要と店長にお話ししたけれど、従業員用の救急箱に備えるとのことで、フェルビナク製剤のゲルタイプを販売した。
 店内で転んだお客様や、お店の前の道路で転んだというお客様の介抱もしたことはあるけど、販売した物を使って患者さんの体に触れると対価を得た医療行為になってしまう可能性があるので、手当は無資格者に薬などを渡してやってもらった。

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