交通ルールは知っているつもりで知らないことも多いもの

 お客様が『スットノーズα』と『コンタクトせき止めW』を購入するさいに併用するのか尋ねたところ、しないとのことだったが、この組み合わせならば鼻炎と咳の症状が一緒に出た場合には併用できることを伝えた。
 大丈夫なら声をかけなくても良いのだけれど、注意喚起の一環。
 点鼻薬と飲み薬の組み合わせを端から安全と決めて掛かっている人もいて、一声かけると、そう考えてる人を見つけることもあるので。
 例えば、交通ルールを守ってれば安全とは限らず、意図的に無視してる人もいれば、知らずに違反しているという人もいる。
 でも、交通ルールを守っていても事故に遭うのだからルールを守るのは無駄とまで考える人は、滅多にいないだろう。
 となければ、交通ルールを知っているか、知っていて守っているかというチェックは、事故を防ぐためには必要なこと。
 ちゃんと知っていて守っている人にとってはウザいかもしれないが、事故が起きてから対処するよりも事故を未然に防ぐためには必要なので、声をかけたさいには、あまり邪険にしないで下さいませm(_ _)m
 それはともかく、お客様は湿った咳をしていたので内臓が冷えている可能性をお話しし、気温が高くてもお腹周りは冷やさないように厚着することを勧めた。

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 お客様が『パブロンAゴールド』をレジに持ってきたけど、患者はご主人で咳は無いというため詳しくヒアリングすると、主訴は鼻炎と喉の痛みだった。
 鼻炎薬にも効能に喉の痛みがあることを説明し、鼻水ならば体を温めるだけで改善する可能性があるため、喉の薬に『ペラック T』も案内してみた。
 しかし今回は頼まれ物でもあるため、そのまま購入となった。
 鼻や喉の症状というのは胃とも関係し、風邪で体を休めるのは内臓も含めてなので、食欲があっても温かく消化の良い食事にして量を控えさせるように伝えた。

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 お客様が『アセムヒEX』を購入されるさいに念のため、汗疹(あせも)とは別な汗かぶれに適応することを確認したところ、大丈夫なようなのでそのままお買い上げいただいた。
 汗疹は汗腺が目詰まりして炎症を起こしてしまう症状であるのに対し、汗かぶれは自身の汗の刺激で炎症してしまう症状であり、『アセムヒEX』は汗が再び皮膚に浸透しないように防ぐので、汗疹の薬とは処方内容が少し異なるのだ。
 今回のお客様は、以前に私が咳の相談を受け温かい物を積極的に飲むようお勧めていたのだが、「いつもより早く回復できました」と言っていただけた。

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