「薬剤師ですか」と尋ねられ「登録販売者です」と答えると帰られてしまうのが日常

 やや高齢のお客様から「薬剤師ですか」と尋ねられ「登録販売者です」と答えると帰ろうとされたけれど、どのような要件なのか訊いてみたところ、寝ても2時間ほどで起きてしまい朝には頭がボーッとするとのことだった。

 中途覚醒は腎が弱っている可能性をお話すると、骨折の治療中というのでお薬手帳を見せてもらうと、他の症状でも別な病院に通っているようだった。

 となると薬の影響も考えられるため、科目が違っても医師に相談してみるよう勧めた。

 また、人間は本来はまとめて睡眠を取るのではなく、生物的には分散をして眠るという説があり、仕事などの事情が無ければ睡眠は分けても良い事をお話すると、食事もあまりいっぺんに食べられないというため、同じく分けてみるよう勧めた。

 食事を分けた場合の虫歯の心配をされたが、食べる前の歯磨きをすれば防げることを説明した。

 虫歯の原因菌はそれだけで歯を蝕むわけではなく、食べカスを餌にしているので、食事をする前に原因菌を排除してしまえば良いのだ。

 この、食事の前の歯磨きという方法は、子供には習慣づけると虫歯予防に有効な方法である。

 ただ今回のお客様は、どうも心配性なだけな気もする。

 となると腎ではなく、脾胃が弱っているのかもしれない。


 お客様が『クレアラシル』と『ペアアクネクリームW』を比較していたので気にかけていたところ、一旦売り場を離れたのが戻ってきて『クレアラシル』を選ばれたのでヒアリングしてみた。

 ニキビができたのは思春期からで、一度も受診したことがないというため受診勧奨し、今回は取りやめとなった。

 病院に行ってもすぐに良くにはならないと考えて一度も行かなかったり、行ったとしてもそれっきりという人は多いと思うが、専門家の意見を聞きに行くというのは重要なこと。

 それからお客様には、患部を洗いすぎないようにというお話をした。

 石鹸や洗顔フォームを泡立てて肌に乗せ、こすってしまったらもうそれは洗い過ぎである。

 普通のホコリや汚れは泡に吸い付けられるので、泡を乗せたらそのまま洗い流すだけで充分。

 皮膚を守る常在菌もいるから、洗いすぎてはいけないのだ。


 『クレアラシル』をレジに持ってきたお客様にヒアリングしたところ、これまでに病院を受診したことは無いというため受診勧奨したが、とりあえず使ってみるとの事で購入された。

 ニキビが赤ニキビだから、炎症を抑える成分の入った『クレアラシル』は適応することを伝えた。

 また、先ほどのお客様と同じように洗いすぎに注意するようお話をした。

 それから患部が気になって触ってしまうのも良くないので、手が肩より上に上がったら意識して下げるようにと付け加えた。


 

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