たまに教育相談も受けます

 打ち身の相談をお客様から受けて状況を尋ねたら、息子さんと取っ組み合いの喧嘩をしたという。
 ありゃま(;・∀・)
 急性なので、インドメタシンの液剤を勧めたけど、価格の安い物と、パップ剤をという要望により、『サロンパス』を案内して、お買い上げ頂いた。
 そこへ、お客様と知り合いらしい別なお客様がいらして、レジの前で息子さんとの距離の取り方のお話が始まる。
 まぁ、空いてる時間帯で誰も並んでないから良いですけど。
 というか、こういう雑談をするスペースが店内にあっても良いのになとは思う。
 個人情報の取り扱いが厳しくなって、家族構成とか生活状況などに踏み込めない状況で、健康相談を受けるというのは、自ずと限界がある訳で、理想としては「自然と顔見知りになる」こと。
 「顔が見える」ようになれば、季節ごとに流行する病気などの予防について、個別に話しかけて提案したりという事もできる。
 目の前で話が続けられていたので、聞くとはなしに話を聞いていたら、息子さんとの距離の取り方を尋ねられた。
 一応は、教育関係のボランティア活動にも携わっていたし、独学だけど『アドラー心理学』も勉強していたので、あくまで「私見」と断りを入れたうえで、付箋にメモをしたり、家の中でもメールを使って、直接の接触は避けつつ、伝えることは伝える方法を提案した。
 今回の喧嘩の経緯も、息子さんが洗濯物を出さないとか、弁当箱を洗わないといった事が発端だそうで、「言ってもすぐにやらない」その態度に怒ったという。
 我が家でも、良くある光景だ。
 というか、私が奥さに言われてる事で耳が痛い(;´・ω・)
 で、問題は「すぐにリアクションが無い事に腹が立つ」訳だから、ワンクッションを入れる。
 つまり、「洗濯物を出しておいてね」とか「弁当箱を台所に置いておいて」というのを、メモやメールで伝えておく。
 それで息子さんが、それをしないのであれば、基本的に放置しても良いから、とにかく「後でやる」というのを認めて、その時間は措いておく。
 なんだか最近では、メールでもSNSでもリアルタイムな返信を求める人が増えてるそうだけど、元々は生活時間が違う者同士が、自分の時間に合わせて連絡を取り合うために開発されたツールなのだから、基本理念に返って上手く活用しないと勿体無い。
 家の中でも家族とメールのやり取りするのを揶揄する、コメンテーターや教育評論家が情報番組に出てたりするけど、道具を使えない猿だから、ああいうのは。
 ……と、話がズレた。
 とにかく、問題の解決は本質的には「本人がする事」なので、それをやらない事に腹を立てていては悪循環だから、自分の役割は「伝えるまで」に留めておくのが良いと思いますよん。
 でなければ、一から十まで全部やると割り切らないと、精神的な負担の方が大きくなるばかり。
 うちの場合は、奥さんには結婚する前に「家事は一切やらないヽ( ´ー`)ノ 」と、言っておいたはずなんだけどなぁ。

 うちのお店には、少しだけど電化製品が置いてあって、たまに私がレジに入っている時に購入される事がある。
 レジに列ができている時でなければ、天気予報を元に体調に気をつけて下さいとかお話をするんだけど、電気ケルトを購入されたお客様に話しかけたら、高齢の母親が糖尿病の治療をしていて、喉の乾燥感から、のど飴を舐めているという事を相談された。
 糖尿病の症状事態に喉の渇きがあるし、低血糖を防ぐために飴を舐めるというのは珍しい話ではないけど、『五苓散』『麦門冬湯』の適用も考えられる。
 担当医に、処方を相談してみてはどうかと提案した。

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