症状に合わせて選ばないと無駄になります

 トローチと薬用のど飴を求めて来店したお客様に症状を尋ねたら、成人の息子さんに頼まれたという。
 そして、ただ買ってきてと頼まれただけなため、喉の痛み方については聞いてきていない模様。
 ううん、一口に喉の痛みと言っても、扁桃周囲炎のようにズキズキして唾を飲むのも痛いのと、乾燥性のヒリヒリしたり痰が貼り付くような痛みとでは違うんだけどな。
 薬用のど飴はともかく、トローチの場合は症状に合わせて成分を選ばないと期待している効果も現れないから、症状を伝えずに人に頼むような物ではない。
 という事を、どうしたらもっと多くの人に知ってもらえるのか。
 こんな日記でも、ほそぼそと続けていれば誰かに伝わるかしらん(´・ω・`)
 とりあえず今回は、『新コルゲントローチ』と『パブロントローチAZ』を比較して案内し、適応範囲の広い『パブロントローチAZ』の方を勧めて、お買い上げ頂いた。
 薬用のど飴については、こっちのトローチを使うのであれば無駄な出費になるでしょうとお話して見送りに。

 『バンテリンコーワパップS』をレジに持ってこられたお客様に、インドメタシンは市販の外用鎮痛剤の中では強い方ですと伝えたら、病院でも腰痛に湿布が処方されていて(内容は不明)、強くなくても構わないという返事。
 選んだのは、たまたま目についたからという事らしい。
 どうして、そういう基準で薬を選ぶ勇気があるのか知りたいσ(^◇^;)。
 そして腰痛については、ヘルニアの疑いと診断されているものの、痛みは軽くなってきているという。
 それでしたら、フェルビナクの『フェイタス5.0』でいかがでしょうと案内して、変更する事になった。

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