病院での治療を途中で辞めると怖い病気もありますよ

 やや高齢の外国人のお客様が来店し目薬を求められたのだけれど、詳しく症状を尋ねてみると黄斑変性症と診断されているというので、市販薬では対応できないことを説明した。
 すると、病院で注射して治療を受けてたものの治らなかったという。
 その注射の内容は分からないが、担当医にちゃんと相談するか、病院を変えてみてはと提案した。
 医師との相性もあるし治療との相性もあるから、一軒で諦めてしまうと治るものも治らないのである。
 まぁ、黄斑変性症が必ず治るのかというと、決め手となる治療法が確立されておらず、進行を止めるのが精一杯という県会もある。
 だからといって、黄斑変性症は放置しておくと失明する可能性もあるから、ただちに完治しないからといって放置しておいて良いものでもないので、病院には行ってもらいたいところ。

 やや高齢のお客様から、ご主人の寒冷湿疹と思われる症状について相談を受け、毎年手先がなるそうで今回は掻きむしってしまったという。
 いつもは『メンソレータム』を使っているらしく、今回は効かなかったとのこと。
 皮膚の症状は強い薬から使って症状に合わせて弱い物に乗り換えていくよう説明したうえで、ステロイド剤を先行し、炎症が弱まったら痒み止めの入っている虫刺されなどの入った薬にして、最後に『メンソレータム』か『ユースキンA』という順番を案内して、『フルコートf』を、お買い上げいただいた。
 また、そもそも『メンソレータム』は感覚を鈍らせることで症状を緩和する処方内容なので、治療とは違い患部の保護がメインであることを説明した。
 そして皮膚の再生を補助するために、入浴や半身を厚着して血流の改善に努めるよう勧めた。

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