鼻炎と風邪は区別がつきにくい

 お客様から、やや高齢の母親が使うとのことで、低刺激を謳う『サロンパス』を注文されたが、あいにくと品切れで、もともとは『ロイヒつぼ膏』でかぶれたから銘柄を指定しているという。
 しかし、主成分で云うのなら『ロイヒつぼ膏』と『サロンパス』は同じである。
 違うのは補助剤と添加物で、成分表示は取っておくよう説明して『サロンパス・ハイ』をお買い上げいただいた。

 奥さんから、鼻水に『コンタック600』を頼まれたとのことで、ほとんど成分の変わらない『コンタック600プラス』を案内してお買い上げいただいた。
 ただ、喉の痛みもあるということをお会計時に話されたので、鼻水の色を確認して、透明ではなく白く濁っていたり色がついていたら、鼻風邪の『ルルアタックNX』などに乗り換えるよう伝えた。

 お客様からドライアイに、『ロートドライアイコンタクト』と『ロートドライエイドコンタクト』の違いを質問された。
 こりゃまた、微妙な違いの製品で(苦笑)
 基本的な処方は同じだけど、後者にはゴマ油が添加されていて、目の表面を長時間カバーする。
 使ったことがある目薬について尋ねると、幾つかあるらしいのだけれど、銘柄は覚えていなかった。
 成分表示を取っておくことが重要な事をお話し、目の疲労回復や修復には、血流改善と入浴などで体温を高めに保つことが有効なことを伝えた。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート