経口補水液は常温の物をゆっくり摂りましょう

 男女同伴のお客様が来店し、女性から『ロキソニン』を求められ、置いていないことを説明した。
 すると、男性が『セイロガン糖衣A』を持ってきたため、普通の『正露丸』とは処方内容が異なり、患部の炎症を抑える甘草と陳皮が入っていないことを伝えた。
 『正露丸』の主成分が木クレオソートで「飲む消毒薬」なことを考えると、食中りの時の腹痛には、やはり甘草と陳皮が入っている方が良いのではとお話したら、普通の『正露丸』の方を購入された。
 女性には、『ロキソニン』でなければならない理由が無ければ、他鎮痛薬への乗り換えも検討するよう勧めたけど、他で探してみるとのことで帰られた。

 痒み止めを求めて来店したお客様に症状を尋ねると、高齢の母親が痒がっているというのだけれど、患部が赤いということだけで、場所を教えてもらえなかった。
 そして自身で『フルコートf』を手にされたものの、母親は皮膚が弱いから強くない物をと要望され、患部の状態を詳しく知るために、いつからなのか経過を尋ねたら、プイッと帰られてしまった。
 もしかして、陰部とかだったんだろうか。
 それなら、『デリケア』や『フェミニーナ』の系統を案内したんだけどな。
 ヒアリングの失敗は、地味に堪える………orz

 やや高齢のお客様から経口補水液の『OS―1』の冷えていない物をと要望を受け、「やはり常温で飲むのが良いですからね」とお話したら、それは持ち帰りの関係のためで、常温のほうが熱中症対策に適していることは知らなかった。
 ありゃん(^_^;)
 腸は、体温より冷たいと吸収できないため、気分が悪くなってから慌てて冷えた状態の物を飲んでも、体温近くに温まるまで胃に留まってしまい、すぐには腸に運ばれないから吸収されて体を巡るまでにタイムラグが生じてしまう。
 また、一時にまとめて補給しても、体の処理が追いつかないため、熱中症対策のためには常温の物をこま目に分けて補給するのが望ましい。
 だから、喉の渇きを癒やすための、冷たい飲み物は別に用意しておく。
 大抵の経口補水液の商品では、ペットボトルに目盛りが付いているので、一回の分量の参考にすると良いだろう。
 暑さで具合の悪くなった人を介助する時には、体の外側(特に太い血管の通っている箇所)を冷やしながら、補給する水分は常温の物を与えて、脱水症状を防いでくださいな(・o・)
 実のところ、ゆっくり飲んだ方が体に行き渡りやすいから、ドリンクタイプよりゼリータイプのほうが良いんだよねぇ。

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