プライベートブランドは入れ替えが激しい

 同僚も『第15回JAPANドラッグストアーショー』に参加したはずなので話を聞いてみたら、あまり収穫は無かったそうな。
 私の方は、収穫多かったんだけどなぁと思って詳しく訊いてみると、あまりメーカーの人に声を掛けなかったらしい。
 一般の参加者は試供品を貰うためにメーカーのブースに群がってるんだけど、その中に混じってしまったようだ。
 その一般の参加者の列を避けて、メーカーの営業さんや学術関係の人に話を聞けば、色々と教えてもらえたと思うんだけどσ(^◇^;)

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 花粉症の成人の娘さんに頼まれたとかで、うちのお店のプライベートブランドのマスクの旧版を要望された。
 娘さんが旧版を気に入られてるそうで、ただでさえ評判悪いのに気に入った人がいることに驚いた(笑)
 いや、本当に。
 私は念の為に、プライベートブランドで新商品が出ると自腹で幾つか試しているので。
 焼酎なんて「水を入れたアルコールの味」がして、入浴剤は駄菓子屋の飴の匂いがしたから、そのレベルの低さが分かろうというもの。
「タダなら貰う」じゃなくて、「お金をくれるなら使ってあげる」と言いたくなる代物。
 しかも、他のメーカーではありえないような理由で、本部から回収指示が来るし。
 ウェットティッシュが濡れていなかったとか、綿棒が表示本数の数より少ないのが判明したとか。
 いずれにしても、この手のプライベートブランドの商品というのは、一括製造・一括入荷を条件に低価格に抑えているため、旧版を売り切ったら、たとえ内容が同じでもパッケージを新装してしまうケースがある。
 一応、そう説明して新版を購入して頂いた。
 そして、娘さんの症状を尋ねてみたら、主訴は鼻水とクシャミで、お風呂は短めというお話があったため、養生として半身浴などで体内を積極的に温めることと、夏野菜を避けるようにお話した。
 また、花粉症というのは外敵を倒そうとする免疫反応の異常なので、元気な人のほうが症状が激しく出ることを説明した。
 娘さんは他は健康なのにと、おっしゃっていたので。

 花粉症で目が痒いというお客様が、目薬を求めて来店。
 価格と効きめは必ずしも関係しないので、安い物は処方が古いものの安全性が高いと考えられ、高い物は新しい処方で有効性が高いと考えられることを説明した。
 そして今回は、『ロートアルガード』を購入された。
 しまった、このままじゃ今シーズン『マリンアイALG』と『マイティアアルピタット』が売れ残ってしまう……(^_^;)
 もう少し、商売上手にいかないと。

 いつも微熱と鼻水で『ストナデイタイム』を購入されるお客様が、目の乾燥で相談にみえた。
 あまり多くの成分が入っていないシンプルな処方を希望されたため、『ソフトサンティア』を案内してお買い上げ頂いた。
 『牛車腎気丸』も継続するために、一緒に購入された。
 他に、小指の腱を傷めたそうで、プラスチック製の添え木を固定するのに通常のメディカルテープでは通気性が悪く、代わりの物をと相談された。
 『FC指キャップ』を案内してお買い上げ頂いたけど、固定するのには弱かったかなぁ。 

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