≪通巻31号≫
映画評『キル・ビル』/テレビ評?『開運! なんでも鑑定団』/神経性の食道狭窄

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  ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                 ≪通巻31号≫
  提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
  発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
  編集 : 北村俊純
  窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※10月25日(土)……映画評『キル・ビル』
※10月26日(日)……テレビ評?『開運! なんでも鑑定団』
※10月27日(月)……神経性の食道狭窄
************************* 今回の平凡な日記 ***************************
◆10月25日(土)/2003年◆
 今日は、奥さんの妹さんが上京してくるという事で部屋の片付け。
 昨日の内にしておけよという感じではあるが、私は夏休みの宿題は最後の日にやるタイプなので。(より正確には、夏休みが明けてからやっていたが)
 私の座っている周りには、本が山積みで、それこそ文献やら漫画やら書類やらが雑多に置いてあり、特にエロ本は目の届かない所に仕舞うように奥さんから念押しされる。手近な所にある方が使いやすいのに。(ナニにだ?)
 本の方はあらかた本棚に、書類は段ボール箱に、エロ本は押入れにと片付けて、じゃあコルクボードに貼ってあるヌードポスターもはずしておかなきゃならないかと思って訊いたら、「それくらいならいい」と言われた。基準が良く分からん。
 倉橋のぞみのヌードポスターなのだが、胸が無いからいいのか(笑)?
 http://www.kurahashinozomi.com/index.shtml
 倉橋のぞみといえば、Aカップのモデルとして有名(?)で、3年ほど前に久しぶりに写真集が刊行された時には、同じくファンの友人たちと、「やっぱり倉橋は胸が無いのがいいよね」とか「胸が出てたら倉橋の魅力が台無しだよ」と、大変失礼な感想を漏らしたものである。
 ……って、何故に力説している。>俺
 巨乳アイドルが跋扈(ばっこ)しているから、判官贔屓(はんがんびいき)というヤツかもしれない。(日本語誤用)
 妹さんは新宿駅に午後に到着するという事で、ひとまず迎えに出かけたが、やや早く出かけ過ぎて2時間ほどの余裕ができてしまった。
 それなら待つ間に映画を1本観ようと、映画館でちょうど時間の合うものを物色。
 そして、観たのが『KILL BILL(キル・ビル)』。
 http://www.killbill.jp/

 今年最高のバカ映画と前評判が高い(?)この映画、私はてっきり物好きしか観ないだろうと思ったら、行列ができていて驚いた。
「こんなに物好きがいるのか!?」(自分を棚に上げて)
 いつもならば、以下はネタバレなので、これから観る人は読み飛ばして下さいと言うところだが、バレて困るような深い内容もストーリーも無い(笑)
 なおかつ、今回の作品はクエンティン=タランティーノ監督の好きな映画をコラージュして創ったような作品なので、ネタを知っていた方が楽しめるかもしれない。
 それでも、なんの情報もナシに観に行こうと思っている人は読み飛ばしていただきたい。
 ただし、ネタバレ警報は発令しません(笑)
 一応ストーリーらしきものは、ヒロインのザ・ブライド(ユマ=サーマン)は、かつて史上最強と云われた暗殺者だったが、組織を抜けて普通の生活をしようと結婚することを決めた。ところが自分の結婚式当日に、元ボスだった男とその部下、つまり元の仲間たちに襲われて、夫とお腹の中の子供を殺されてしまう。自身も重傷を負い5年もの昏睡状態から目覚めたブライドは、復讐の旅に出る。
 中身が無いとはいえ、テーマとしては重々しい。少なくとも、このテーマに縛られて観ると、数々の残酷なシーンは、ひたすら残酷にしか見えず不快感を覚えるかもしれない。なにしろ、血飛沫(ちしぶき)に次ぐ血飛沫、腕が飛ぶ足が飛ぶ首が飛ぶ、画面めいいっぱいに死体と血の海が広がり、アメリカ上映版では血の色を黒く加工したくらいだ。
 しかし、監督自身が「ここまでやれば笑えるだろう?」と語っているように、フィクション(つくりもの)と思って観れば、腹を抱えて笑うのが精神衛生上もよろしい。
 そして、飛行機の機内の座席に刀を置いておくホルダーがあったり、何故か日本料理屋の青葉屋にはステージがあったりと、思いっきり“間違えた日本像”も、「知らない」んじゃなくて「知っててやっている」ところがニクイ。
 間違った日本が描かれた映画の代表としては、日本軍が野外で陣幕を張って軍議を開いていた『パール・ハーバー』や、自衛艦の中に畳部屋があった『コンタクト』などがあったが、あれは完全に取材不足による“いい加減”なせい。
 ところが、タンティーノ監督は自分が好きになった日本映画からのイメージを“大好きだから”やったという。
 その“大好き”として取り入れた日本映画が、『修羅雪姫』(2001年版にあらず)、『吸血鬼ゴケミドロ』、『バトル・ロワイヤル』、『攻殻機動隊』などなど、どれもこれも日本国内での評価はあまり高くない作品ばかり。






 まるで、浮世絵が海外に持ち出されて海外での評価が高まってゴッホなどの有名な画家が自分の作風に取り入れたかのようで、日本人としては喜んでいいのやら、複雑な心境ではある。
 さて、なんとか真ん中の前の方の席を確保して始まるのを待つだけという段になって、奥さんがお腹が空いたと言い出した。
 私は、映画館で観る時には物を食べるのは大嫌いである。自分がされると嫌だから。
 しかし、ちょっと考えてみると、今回の『KILL BILL』は場末の映画館でポップコーンとコーラを手にして観るのが正しいような気がしてきた。
 奥さんのためではなく、ここは“映画を観る”という行為を演出するためにと買う事にした。馬鹿だね、どうも(苦笑)
 そして始まると冒頭に、ショウ・ブラザースのタイトルが出て椅子からズリ落ちそうになってしまった。いきなりコレかい(笑)!!
 続けて深作欣二監督に捧ぐという字幕が現れ、フランク=シナトラの娘ナンシーが歌う『バン・バン』が流れてくる。
 知らない観客は、冒頭から置いてけぼりだろう。
 それにしても、「子供の頃のピストルごっこでバン・バンと撃たれたみたいにハートがブレイクしちゃった」という失恋の歌を、本当に主人公が銃で撃たれてるシーンに使うとは、どうぞ笑って下さいと言わんばかりである。
 おそらく意図が分かったのであろう、一部の観客だけが笑い声を上げていた。
 この時点では私はまだ笑っていいのか戸惑っていたので笑わなかったのだが、その後も普通の映画のように観客が皆でドッと笑うよりは、自分が分かる所でだけそれぞれが笑うという事でいいんだと理解して、遠慮無く笑うことにした。
 なにしろ、シーンが変わって、最初の復讐のシーンでは、いきなり「武士たるもの……」と服部半蔵(千葉真一)のナレーションまで入ってしまうのだからたまらない(笑)
 で、ストーリーの方を追っても先に書いたようにストーリーは無きに等しいので割愛。ただし、時系列を入れ替えたりしているので単調ではなく、充分に観客を楽しませるための工夫をしている。タランティーノ監督は趣味人だが、職人としての映画監督ではなく、サービス業の映画監督なのだろう。とにかく、自分の趣味を前面に押し出しつつ、「サービスサービス!」というサービス精神旺盛な人のようである。
 そんな訳で、以下は印象に残ったシーンの羅列となる。と言うか、私も自分の分かる所しか感想の述べようが無いσ(^◇^;)。
 復讐相手の1人である女親分のオーレン=イシイ(ルーシー=リュー)の過去は、アニメで描かれる。いきなりアニメのシーンが挿入された時には、周りの観客からは戸惑いの声も聞こえた。
 しかし、今回監督はなんとしてもアニメを入れたかった、いやアニメ作品を手がけてみたかったそうで、わざわざ自分が好きだったアニメ『マッハGoGoGo』や『攻殻機動隊』を製作した日本のアニメスタジオであるプロダクションI.G.を訪ねて依頼したそうな。
 その上、ただ脚本を渡してお任せではなく、コマ割りごとの細かな指定をしたらしい。
 その甲斐あって、日本製のアニメとも違う、アメリカ人がモノマネしたアニメとも違う、まぎれもなくタランテイーノ監督のアニメ作品を現出する事に成功していた。
 こんなモノを見せられては、諸外国から“ジャパニメーション”と祭り上げられて喜んでいる場合ではない。もはや、危機感を抱かなくてはならないと感じた。ディズニーアニメは怖かないけど(笑)
 ブライドが飛行機で日本に来るシーン。いかにも作り物な真っ赤な夕日をバックにミニチュア然とした旅客機が飛んでいく。そのチャチさがいい(^.^)
 なんでも監督自身がスタッフに『吸血鬼ゴケミドロ』のようにしてくれと指示したそうな。この映画、超低予算で作られた脱力B級恐怖映画で、だからこそそんなシーンしか作りようが無かったんだけど、わざわざ何十億円もの予算をもらっておいて、そんなシーンを再現するかね普通(笑)。
 そして沖縄で服部半蔵に刀を譲ってくれと頼み込むのだが、なんとこの服部半蔵に千葉真一という配役、単にテレビシリーズ『影の軍団』へのオマージュかと思ったら、ホントに『影の軍団』の頭領、服部半蔵その人という設定らしい(^_^;
 しかも念の入った事に、部下のがま八を演じた大葉健二を今回の服部半蔵の部下に配していた。同じくスキンヘッドにさせて(笑)
 今回の劇中で半蔵が「このハゲ!」と部下を怒鳴り、部下の方がブライドに「ハゲではない! 剃ってるだけだ!」と言うシーンがあるのだが、公式サイトのBBS(掲示板)には「笑えなかった」という書き込みがあった。ううむ、やはり知ってる人しか笑えないか。
 大葉健二は『コータローまかりとおる!』という映画に天光寺輝彦という、これまたスキンヘッドで出演したことがあり、その時に同じ「ハゲではない! 剃ってるだけだ!」というセリフを言っているのだ。一部の人だけ笑っていたが、知ってて笑ったのか純粋にセリフに受けたのかは謎。
 劇中ではブライドを始め、女親分のオーレンやその部下のソフィ=ファタール(ジュリー=ドレフェス)などが珍妙なアクセントの日本語を操り、公式サイトのBBSで批判の対象にされていたが、これもまた監督は意図的にOKを出したようである。
 その、たどたどしい日本語に頭がクラクラきてしまい、しまいにはカッコイイとまで思ってしまった。完全に監督の罠にはまってるよ(苦笑)
 その辺りのシーン、DVD化の時に日本語吹き替えなどはどうなるのか今から楽しみである。半蔵が英語を喋るシーンでは千葉真一が声をあてるのだろうかとか(笑)
 また、オーレンが「ココカラハ英語デオ話シイタシマス」と言って、その後の英語を部下が同時通訳するシーンなど、“言葉の壁”そのものをギャグにしていて、これを観てわざわざ下手なままの日本語を喋らせた事に納得いった。
 ところで、この同時通訳のシーン、映画の翻訳業界の女王である(本人はさすがに自称はしていないが)戸田奈津子氏に喧嘩を売ってるとしか思えないんですけど(苦笑)
 洋画の日本語字幕では見かけないことの方が少ない戸田氏は、近年ではあの『ロード・オブ・ザ・リング』で日本語字幕を製作するにあたって監修者を付けることを拒否し、誤訳しまくったまま上映という暴挙に出て、原作ファンの批判を受けたためDVD版では一部の字幕を修正したというエピソードがある。
 http://www.interq.or.jp/blue/zhenyizi/lor/trans.htm
 戸田氏は同じく映画の日本語字幕を製作している清水俊二氏から「映画字幕は翻訳にあらず。日頃から、全ての物事に興味を持ち、雑学博士となれ」と言われた事を今でも忘れられないと語っていながら、やっていない訳である。
 それを踏まえて、先の同時通訳のシーンを観ると、監督が「ここは、こう訳してくれ!」とイヤミを言ってるように見えるワケだ。
 今回の映画で、なんと言っても記憶に残ったのはオーレンのボディーガードである女子高生の制服を着たGOGO夕張(栗山千明)である。
 なんちゅうネーミングやねんと思う名前だが、なんでも『マッハGoGoGo』と、北海道で行われた『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』に参加した時に夕張を大層気に入った事に由来するそうな。理由が分かっても良く分からん(笑)
 栗山千明を起用した理由は、『バトル・ロワイヤル』での彼女の演技に惚れ込んだからだそうで、「彼女がいなければ完成しない」とまで熱を入れあげて今回の出演となったというだけあって、その使い方も揮(ふる)っている。
 鋭い刃が複数付いた鉄球(ゴーゴーボール)を鎖でブン回すのだ。最初、この武器は大した事ないと思っていた。鎖で振り回しても回転が遅く、攻撃を見切るのは簡単に思えたから。しかし、これもまた嬉しい裏切り方をしてくれた。
 どうするのかと思っていたら、足で蹴ったりしてタイミングを狂わせ、相手の意表を突いて攻撃するのだ。
 そして、なんとブライドを追い詰めてしまう。ハリウッド初進出の女優としては、あんまりといえばあんまりな役どころだが、同時に美味しすぎる役である。
 それでいて、観ているコッチが「え?」となるほどあっけない殺され方をしてしまう。やはり、タランティーノ監督あなどりがたし。
 そして山場のオーレンとの決闘。青葉屋の障子を開けると雪が降り積もっていて(いつのまに)、流れてきた曲が『修羅の花』!!
 そこまでやりますか、旦那(タランィーノ)!!Σ( ̄□ ̄;)
 この時にオーレンが、高草履を片方ずつ脱ぐシーンがあり、この演出に痺れてしまった。ここまでやられたら、もうただただ呆れて感動するばかり。
 今回の映画ではやはり役者陣の殺陣の甘さが観た人たちから指摘されているが、CGを最低限度に抑えてあくまで役者本人によるアクションを見せる事に拘(こだわ)った事に拍手を送りたい。
 『マトリックス』以来の、肉体を感じられないアクションなどクソくらえである。
 でもって、オーレンの殺され方が絵的に美しくない最後にした事で、キッチリとこの決闘が復讐であった事を表現していたのに脱帽。
 その後はパート2に繋ぐシーンとなり、エンディングタイトルが流れた。
 この時、エンディングタイトルで席を立ってはいけない。あえて言おう、立つな!!
 いや、ホントに。エンディングタイトルで席を立つようなヤツは、家でビデオで観賞していれば良い。好きな所で切れるんだから。
 なにしろエンディングでは、梶芽衣子の『怨み節』がフルコーラスで流れるのだ。外国映画なのに!!!
 映画館で、客席から拍手が湧き上るのを体験したのは久しぶりである。映画なのだから、演劇とは違い関係者がそこにいる訳ではない。
 それでもやはり、拍手を送られずにはいられなくなった気持ちは良く分かる。
 そんなこんなで興奮して劇場から出た時には、もう妹さんが到着している時刻だったのだが、どこだかの映画雑誌のアンケート調査に声をかけられ、奥さんが急ごうと言っているのにもかかわらず、つい応じてしまった。
 アンケートには、「満足度サイコー、脚本サイテー」と回答。
 妹さん、お待たせしてゴメンなさいm(_ _)m
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◆10月26日(日)/2003年◆
 午前中は、奥さんが妹さんを連れてお買い物。
 女性の買い物に付き合うのは、いかにも大変なので私はお店に。
 旦那さんがダニに喰われたというお客さんが来店。
 腹部だけが痒くて、塗り薬のムヒが効かなかったとの事。
 ダニなのに腹部だけが喰われるというのも不思議。患部を実際に見てみたか尋ねたところ、奥さんは見ていないという。
 旦那さんは、とにかく痒みが治まる強い薬をとの事らしいのだが、ううむ、どうしたものか。
 とりあえず、頼まれて買いにきているのでは、旦那さんの言うとおりに効き目の強い薬を出すしかない。あまり長くは使わないようにと、一度患部を見てから、また相談に来て下さいと伝えた。
 私が売る時に一番緊張するのは皮膚の痒みの塗り薬だ。合わない物だと、余計に悪化してしまう事がある。
 ところが、患者さんが気軽に指名して買っていってしまうのも塗り薬。湿疹なのか、虫刺されなのか、あるいは水虫のような菌による疾患なのか、良く確かめてもらいたいと思うのだけれど、痒みでイライラしていると冷静な判断よりも、とにかく痒みさえ治まればと考えてしまうのも仕方の無いことなのかもしれないが………。 
 午後から出てくるように奥さんに言われていたので、渋々出かけた。
 行き先は、川口駅前の川口総合文化会館リリア。
 今日は、ここでテレビ東京の『開運! なんでも鑑定団』の出張鑑定のテレビ収録があるのだ。
 それに奥さんが観覧の応募をしていて、チケットを入手していたのである。
 http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
 行ってみると、まだ開場1時間前だというのに長蛇の列になっていた。私は早くも疲れてしまった。いや、まぁ興味が無い訳でもないんだけどね。
 奥さんと合流して会場に入ると、満席も満席。約2千席がめいいっぱい埋まっていた。
 会場に到着したのが遅かった事もあり、3階席まである会場の2階席になんとか滑り込んだ。 
 まずは市長の挨拶。今回の出張鑑定は、川口市の市制70周年記念事業の一環なのだ。安易な企画ではあるが、経費削減の観点から言えば良い事だろう。
 現在の川口市の市長である岡本幸四郎氏は、地元民だから言う訳ではないが、凡百の首長連中の中では、なかなかに有能な人だと思う。前の市長だった永瀬洋治氏が悪すぎたというのもあるが(苦笑)。
 なにしろ当選してまず手をつけたのが公共事業の見直し。新規の建設をほとんど白紙に戻してしまい、あり物の施設をフルに活用するように指示したのだ。
 そして、なんと言ってもノリが良い。
 以前に、市の事業で子供たちに忍者の格好をさせて市内をウォークラリーするというという企画に私が携わった時に、私は蛍光グリーン(!)の忍者装束を着て子供たちの誘導をしたのだが、その実行委員の提案で市長に総大将をお願いしたところ、「やっぱり自分も忍者の格好をした方がいいかね」という事で、当日本当に忍者の格好をしてくれたのだ。やるとは思わなかった(笑)。
 で、大抵は退屈な市長挨拶も今回は番組にからめて市が取り組んでいるゴミの分別とリサイクルに触れて、「今年は皆さんが分別したゴミを売って○千万円の売り上げがありました」とか「ゴミも宝になるんです。もっとゴミを出して儲けましょう」と語った。
 番組収録前のツカミとしても上手いと感じた。
 奥さんも、「なんかハキハキとして元気な人ねぇ」と言っていた。と言うか、その口ぶりだと市長を知らなかったな、お前(笑)
 そして本番が始まる前には、ADさんが出てきて拍手の練習。やはり、こういう事をやるのね、と付き合う。
 そして、拍手の練習が終わったら、続いて「オオォォ!」というドヨメキの練習をしますと言われた(笑)。
 いやぁ、拍手まではいいけど、なんにも無いのに驚きの声を上げるというのは難しいな。ナニゴトも経験である。
 その練習も終わって、いよいよ収録開始。
 ……かと思ったら、その前に司会者である松尾伴内氏の挨拶があった。収録前に観客のテンションを上げようとするのだが、いかんせん2千席は1人では(プラス、アシスタント1名)会場として大きすぎる。ちょっと気の毒である。
 今回のアシスタントの名前は失念。鑑定士は中島誠之助氏と安河内眞美氏の2人だった。という事は、今日のメインのお宝は焼き物などの陶芸と、書画などの掛け軸だろう。
 詳しくは本放送までは公表する訳にはいかないので、大まかな感想のみ。
 放送は関東圏で12月2日(火)だそうである。
 まず驚いたのが、依頼人1人にかける時間の長さ。15分~30分はかけていた。それも、鑑定している間の時間稼ぎではなく、お宝の由来についてなどの云わば前フリだけで10分以上を費やしている。
 本放送では、カットしているのだろうとは当然考えていたが、ものの1~2分だから実際も5分程度だろうと思っていたので、こんなに長いとは思わなかった。
 依頼人の方はテレビ出演に関しては素人だから、少しでも多く喋らせて面白そうな場面を拾っておこうという事なのだろう。
 そして私が一番興味深かったのは、そうやって依頼人がトークをしている間、鑑定士が何をしているのか。
 中島氏は、もうニッコニッコして依頼人のトークに頷(うなづ)き、実際はどうだか知らないが話を聞いているふうに見える。
 対して安河内氏の方はというと、あからさまに退屈そうで「早く終わらないかしら」と言っているかどうかは分からないけれど、全身から退屈オーラを放っていた。依頼人が喋っている間、ずっと下を向いているか、ときおり自分の服を整えていたりする。
 その2人の違いは、鑑定の仕方にも現れていて、中島氏はいずれも興味深そうに観察するので、鑑定額が上がるのか下がるのか予想がつかない。
 しかし、安河内の方は明らかに素っ気無く観て席に戻る時と、じっくり観察する時とで、鑑定額がどうなるのか予測できてしまう。
 そして鑑定後のコメントも、中島氏が金額が上がった時にも下がった時にも、依頼人が喜ぶであろう言葉を添えたり慰めの言葉をかけたりするのに対して、安河内氏は容赦が無い(笑)。
 番組サイドの方で、そういう演出を依頼しているのかどうか。依頼しているのであれば、中島氏も安河内氏も大した役者である。
 ただ、個人的には私は“客商売”の観点で捕らえてしまうので、やはり中島氏の方が好感が持てる。
 もし本当に自分は鑑定だけでタレントじゃないと思っているのであれば、安河内氏は番組の出演依頼を断ればいいんじゃないのと思ってしまう。鑑定がシビアなのはいいとしても、依頼者の話を聞かないという態度は演出というよりは、素の様な気がするのだけれど、ホントのところどうなのだろう。
 愛想が良ければいいというものではないが、普通に客商売で考えたら失礼としか思えない。
 そんなこんなで、予想していたよりは休憩ナシで2時間というのは長く感じて少し疲れた。
 ただし、この疲れはどうやら風邪の前兆だったようである。
 終わってから、奥さんの妹さんを新宿まで送って帰宅。
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◆10月27日(月)/2003年◆
 夕べ、夜中に寒気がして目が覚めた。
 気温が下がったからかなとも思ったが、布団を被っても寒いので、悪寒に間違いないだろう。
 無汗で悪寒がするような風邪のひき初めには、やはり葛根湯(かっこんとう)である。
 ところが、家の常備薬のケースを探しても、葛根湯が見つからない。おかしいなと思い、他の漢方薬を仕舞ってある袋なども漁ってみたが、見当たらない。
 見当たらないはずである。虚弱な私は、普段は葛根湯など使わないのだ。だから、家には置いていない。
 グハァッ! と血を吐いてる場合ではない。(血など吐いてないだろう。>俺)
 さりとて、まだ汗の出ていない時の風邪に何を使ったもんかと、夜中に目覚めた朦朧とした頭で考えても思い浮かばない。
「そうだ、自分の所のホームページを見れば載ってるじゃん」とパソコンを立ち上げた。すぐ近くの本棚にある、漢方薬の処方一覧を見る手間が面倒臭かったらしい(苦笑)。
 そして、見つけたのが香蘇散(こうそさん)。香蘇散ならば、たくさん置いてある。
 そう言えば、香蘇散の効能は「胃腸虚弱で神経質な人の風邪の初期」。私はいつもは、アレルギー性のクシャミや湿疹という、適応外の目的で使っていたので、すっかり忘れていた。
 普通は、香蘇散なんて効き目が弱くて、お店で売る機会などもほとんどない。
 その香蘇散を飲んで寝なおすと、明け方近くになって今度は寝汗をかいて目が覚めた。どうやら、効いたようである。
 一度着替えてから、さらに香蘇散を飲んで、合わせて地竜(ぢりゅう)も飲んだ。
 目覚めは快適とはいえないが、とりあえず動けない事もない。汗を流すためと体温を上げるためにお風呂に入った。
 風邪をひいた時には体力を消耗したり湯冷めすると良くないので、お風呂に入るのはあまり人には勧められないが、私のように虚弱体質で自分で熱を出せない場合には、入ってしまうという手もある。
 お風呂から上がって、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を飲んだ。
 お年寄りの場合は、体力が低下していて自分で熱を出す力も不足している。そういう時に使う風邪薬である。うう、年寄りなみの体力(^_^;)
 上手くいけば、このまま症状が先に進まずに治るだろう。
 肩こりがするという患者さんが来店。
 初めは塗り薬だけを頼まれたが、詳しく話を訊いてみると一年中肩こりがするとの事。しかも、職業的なもので、塗り薬を使っても楽になる訳ではないらしい。
 それならば、何か別なアプローチもした方が良いと思い、五積散(ごしゃくさん)を勧めてみた。
 薬を飲むと胃がムカムカするとの事で、あまり気乗りしないようであったが、肩こりも胃腸の働きが弱い事に起因する可能性がある事もお話ししたところ、一週間分づつの顆粒ではなく、260錠入りの瓶で買っていかれた。
 子供が風邪だというお客さんが来店。
 子供と言っても、中学生との事。
 そして症状を詳しく尋ねると、エヘンエヘンと咽喉が痞(つか)えているようで、鼻水がやや出るものの、熱などはないという。
 この時期ならばもしかして……と思い当たる事がある。中間試験である。
 テストが近いのではないかと尋ねたら、その通りだとか。
 風邪に似てはいるけれど症状が激しくなくて、咽喉が痞えた感じがするという事は、神経性の食道狭窄かもしれない。
「梅の種が咽喉に引っかかったような状態」に例えられる、『梅核気(ばいかくき)』だ。
 だとしたら、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)が効くはずである。
 この漢方薬は、神経を鎮め緊張を解くので、受験シーズンに良く売れる。
 もし、エヘンエヘンと咽喉が痞えている感じがするのに強い咳にならず長く続くようであったら、一度この神経性の食道狭窄を疑ってみた方が良い。間違えて咳止めや咽喉の痛み止めの薬などを服用したりすると、かえって痰がからんだりして悪くなってしまう。
 それと、今回の場合は数日前に風邪をひいていたのも確かだそうなので、胃と肝を養うために、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を合わせることにした。
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☆締切:2003年10月31日から4日間
~~~~~~~~~~~~~~ ≪読者より一言≫ ~~~~~~~~~~~~
通巻30号より

☆面白かった
 ちなみに私もキリスト教徒です (^_^#)ゞ
 でも、セフレもいるし、酒もガンガン飲むし、不真面目そのものです。(真面目に不真面目をする、というのか??)
 わはは・・・・。敬虔なクリスチャンのイメージが・・・・。
(MIKA)
★不真面目な方が他の宗派や無宗教の人たちとの軋轢も少なくていいです。と、言い訳してみるテスト(笑)
 余談ですが、よく宗教家や信者で「信教の自由を侵害するのか」とか「私たちには信教の自由があるんです」と声高に言う人がいますが、そういう時には、こう諭してあげて下さい。
「信教の自由は認められているが、宗教の自由までは認められていない」
 どういう事かというと、“思想の自由”に置き換えて考えてみると分かります。
 例えば「セクハラオヤジは殺してしまえ」と考えたとしても、そう考える事自体はなんら罪には問われません。考えるのは自由です。よしんば、人に語るのも自由でしょう。
 しかし、本当に自分の手で殺したら罪に問われます。また、人に勧めたり命令したりしても罪になります。
 つまり、“信教の自由”としてどんな宗教を、それこそ悪魔を崇拝する宗教を信仰する事も確かに憲法で保障されています。
 しかし、信仰に基づいて行う行為、すなわち“宗教の自由”までは憲法でも法律でも保障していません。
 その区別をつけられない人には、一言云ってやりましょう。
「バ~カ(⌒▽⌒)」
 ……争いを誘発してドースル。>自分
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 記載内容を利用して生じた結果について、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
 また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
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