各種の『のどスプレー』を次々と手にしているお客様がいたので声を掛けてみると、ヨード系を避けたいというお話。 詳しく訊いてみたら、高校生の子供が『橋本病』だそう。 となると、アズレン製剤以外はポピドンヨード製剤だから、どれを選んでも同じこと。 そう説明したうえで症状について確認したところ、喉の痛みではなく咳払いが多いという。 橋本病自体は「慢性甲状腺炎」だから、抗炎症のアズレン製剤が無駄に…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
失敗に関する名言集を読みたくなる今日このごろ
お客様から目の充血の相談を受け、コンタクを外した翌朝によく起きるという。 以前は『バイシン』を使っていたというのだけれど、うちにあるのは『バイシンUV』のみ。 まぁ、成分としては大して変わらないから、それで構わないのかもしれないけど、『バイシン』でやってるのは血管を収縮させることなんだよね。 つまり、血流をわざと悪くすることで、充血しないようにしているだけ。 充血するのは、体としては血流を多く送…
料理のレシピを確認するように薬の成分も確認を
『ルキノンエース』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねると、現在の主訴は喉の痛みと鼻水で、すでに発症して3日ほど経過しており、初期に鼻水だったのが喉に降りてきた感じがするという。 その間に発熱は無く、鼻水については解消されつつあるらしい。 当初は鼻水に色が付いていたそうだから、その時点では体が外敵と戦っていたのは間違いないだろう。 しかし、その際の炎症で体内が乾燥してしまい、喉が痛くなったのだと…
風邪で重要なのは体力の温存
お客様が『新コンタックかぜEX』の空箱を持ってきて、中学生の息子さんに3日ほど飲ませて効いたから、「あとどれくらい飲ませ続ければ良いか」と質問された。 しかも、また同じ物を買おうと思っている模様。 詳しくお話を訊くと、一時期は38.5度まで発熱して今は下がったものの、咳と頭痛が残っているという。 そして試験期間中で、まだ2日ほど続くから早く治してあげたいとのこと。 ええ、親心は大変分かりますが、…
薬を特定の銘柄で探すというのは難しい
やや高齢のお客様が、『プレバリンα軟膏』を頼まれたとのことで来店。 しかし同じ物は置いていないため、成分の近い『エンクロン軟膏EX』を案内した。 今日のところは、頼んだ本人に確認してみるとのことで帰られた。 ただ、薬を特定の銘柄で探すというのは難しいので、成分で探すよう本人に伝えてくださいともお話しておいた。 若いお客様が、『ロキソニン』を頼まれたとのことで来店し、置いていないことを説明したう…
旦那さんが「はじめてのおつかい」なのかも?
『イソジンうがい薬』と『浅田飴』と『熱さまシート』をレジに持ってきたお客様に状況を尋ねると、授乳中の奥さんが今朝から発熱し39度ほどになっているとのこと。 なんで、その選択(^_^;)? と、つい思ってしまったけど、お客様としては、授乳中だから影響の少ない物をと考えた結果らしい。 あうっ、そのための私たちですよぅ。 ひと声掛けてくださいな(`・ω・´)ノ 症状からすると、どれ一つとして用を成さな…
ストレス社会での喉の痛みは胃が原因かも
『新ビオフェルミンS』が便秘に効かなかったという相談を受け、まずは同系統で『ザ・ガード』を案内した。 乳酸菌は腸に届くまでに多くが死滅すると云われ、それを納豆菌で繁殖させようというのが『ザ・ガード』というのは、説明としては端折り過ぎだけど、まぁ分かりやすいだろう。 ただ、今回のお客様は声がか細く弱々しかったのが気になり、便の状態を尋ねるとコロコロ便であるらしい。 コロコロ便は腸がストレスにより弛…
「痛み」というのは表面に現れた症状の一つです
お客様から、『リングルアイビー』と『ドキシン錠』の比較について質問され、逆に用途を尋ねると椎間板ヘルニアと診断されていて、でも鎮痛剤が処方されていないため市販薬を探しにきしたそう。 そして、以前に『リングルアイビー』を使ったことがあり、少しは効いたとのこと。 となると『ドキシン錠』は、鎮痛剤というよりは筋弛緩剤で、筋肉をほぐして血流を促すための物なので、椎間板ヘルニアに有効であるものの鎮痛剤…
人に喜ばれるというのは麻薬の魅力
『バファリンプレミアム』と『パブロンSα』を購入されるお客様に、念のため同時に服用しないように伝えた。 まぁ、風邪薬と鎮痛剤を併用しようとする人は少ないんだけどね。 腹痛に鎮痛剤を使おうとする人とか、思わぬ使い方をする人もいるので。 今回はその心配は要らず、『バファリンプレミアム』はご主人の偏頭痛に、『パブロンSα』は常備薬にとの事だった。 ただ、『バファリンプレミアム』は『バファリンA』とは縁…
うがい薬の使いどころは?
お客様から、『メンソレータムAD』と『ムヒソフトGX』の比較を質問され、基本処方は同じものの、前者には局所麻酔が入っていることを説明した。 お客様の用途は脹脛(すね)の痒みだというので、皮膚の痒みへの対処は強めの薬でまず抑えて、症状に合わせ段階的に弱い薬に乗り換えていくのが適していますとお話し、『メンソレータムAD』を使って頂くことになった。 ただ、詳しくお話を訊くと、寝る時に足の冷えのために靴…