鼻づまりで寝にくい時には首の横を押さえる

 お客様から『ビオフェルミン』を求められ詳しくお話を訊くと、高校生の息子さんが寮生活をしていてお腹を壊しやすいため、養護教諭からビオフェルミンを持たせてはどうかと勧められたと言う。
 『新ビオフェルミンS』を案内したうえで、より整腸効果の期待できる『アペテート整腸薬NA』を紹介した。
 というのも乳酸菌は胃酸に弱く、腸にたどり着く前に多くが死滅してしまい、その乳酸菌を腸で納豆菌に育て直してもらおうのが『アペテート整腸薬NA』で、『ザ・ガード整腸錠』などの類似品がある。
 また、お腹を壊しやすいのがストレス性と仮定した場合には、『桂枝加芍薬湯』も候補になることをお話して、本日は『新ビオフェルミンS』をお買い上げいただいた。

 お客様から、ご主人の花粉症の相談を受け、初めてなったとのことで主訴は鼻づまりだそうなのだが、以前に使ったことがある鼻炎薬は覚えていないというため、比較的眠くなりにくい『ロートアルガードチュアブル』を案内した。
 お客様自身は以前に私が勧めた『葛根湯加川きゅう辛夷』が効いたとのことなのだけれど、ご主人は鼻づまりが強く夜に口を開けて寝ているというお話から『荊芥連翹湯』を提案した。
 今回は、ご主人が漢方薬を好むか分からないため『ロートアルガードチュアブル』をお買い上げいただいた。
 花粉症は防衛機能を担っている腸の機能が低下して花粉を敵だと誤認することで起きるという説があるため、腸内環境を整えるのにお腹周りを温めるよう伝えた。
 しかし、お客様が帰った後で鼻づまりで寝にくい場合に鼻の通りを良くする方法をお話しするのを忘れてしまったのを思い出した。
 具体的には首の片側の頸動脈を押さえると、その反対側の鼻の通りは良くなるのである。
 だから寝る時には硬めの枕を、頭ではなく首に当たるように横になって寝ると、少なくとも片側の鼻は通って息が少しは楽になるのだ。

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