病気や怪我などは、経過観察が大切! スマホでメモを取り写真を撮り、記録しておきましょう

 お客様から赤ちゃん用の『冷えピタ』を求められ売り場を案内したところ、子供用のを買い物カゴに入れた。
 念のため、実際に発熱して38度以上になったら氷枕にするよう勧めた。
 理由を尋ねられたので、『冷えピタ』は冷たく感じるだけであり、肌が濡れているところに風が当たると涼しく感じるのと同じと説明した。
 風を当て続けていれば熱を奪うことは出来るけれど、氷水よりは弱いし、こういう冷却シートは、その「熱を奪い続ける」ということはできないことを伝えたところ、途端に残念そうな顔になった。
 スマソ(´・ω・)
 でも、相談にはつながらなかった。
 うーむ。

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 夫婦のお客様が電子体温計を購入されるさいに、予測値は参考程度で実測値とは一度くらい違ってしまうことを伝えたところ、驚かれた。
 予測値というのは、体表部の温度から体深部を計算しているのだが、当然のことながら体表部は周囲の気温の影響を受けており、平熱時には低めに測定される。
 自分は平熱が低いという人が病院に行ったときに検温すると、いつもより高めに表示されて「やっぱり微熱があるんだ」と勘違いしてしまうこともあるだろう。
 一方で、発熱時には高めに測定されるので、「なかなか熱が下がらない」と気持ちが焦ってしまうこともあるから、発熱した時には実測値で記録をメモしておくようお話した。
 1日に1回しか測らない人もいるけれど、病気というのは経過観察が大切。
 ちなみに、解熱鎮痛剤を服用しても0.5~1度くらいしか下がらないという研究データもあるので、容易に下がらないからといって薬を過剰に摂取したり、みだりに他の薬に乗り換えるようなことはせず、専門家に相談するようにしてもらいたい。
 調剤薬局などは、病院に行って処方箋をもらっていないような場合にも、相談に応じてもらえる。

 やや高齢のお客様から靴擦れのパッドを求められ、「何とかパッドっていう名前」というため『キズパワーパッド』を紹介すると探してる物のようだったのだが、患部は小指の先くらいでサイズが大きすぎるとのことから、『ソルボバン』を案内し、お買い上げいただいた。
 お客様が、その場で靴を脱いで患部を見せようとされたので、写真に撮っておくよう勧めた。
 たまに、店頭で服を脱ごうとされるお客様もいるから困る。
 患部の写真を撮っておけば、薬を使った場合にも経過観察になって、病院に行ったさいにも役立つ。

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